とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

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まだまだ続くよコラボっちゃいます。

お芋侍さん、edf作戦本部さん、ラグナロクさん、そして今更ですが、友夏さん、斬刃さん、イカの目さん、ストライクフリーダムさん、輪廻炎天さんもありがとうございます!

なんやかんや言ってノエルと雷斗が絡みます(笑)


第六十一話 コラボっちゃいますその四(byあれ? こんなヤツいたっけ?)

 

 茶髪で目はウルトラマリンで、服装はジーンズにライダーズジャケット少年――――彼。

 不知火匠(しらぬい たくみ)は理解できなかった。ここはどこで、なぜ自分はいるのか。

 彼は、こことは違う女神のうっかりで電車にひかれそうになった子供を助け、代わりに少年が死んでしまった為、女神が贖罪の為にその少年の希望を聞き、『ペルソナ4』の世界に転生し、育ったのが不知火らしい。

 『ペルソナ4』の主人公と供にあらゆる難関に立ち向かったが、足立の銃弾に倒れ、死んでしまうが太っ腹な女神に助けられ、ソラ達のいる世界に転生された。

 

 『抑止さん』的言えば、にはイレギュラーである。本来、あり得ないことだ。

 『抑止の存在』がなぜ彼を消そうとしなかったのかは謎なのだが、今はどうでもいいことだ。

 

 とにかく、彼はここに召喚された。理由は『戦え』。それしかないのだが、彼はソラとの接点などない町から訪れた異邦人である。

 

 よって、最初は不測の事態にやや混乱していたが自分と共にいた明智巴(あけちともえ)という少女とはぐれてしまい、おまけに周りは傀儡兵とゾンビの集団。彼女の身も心配のため、匠は足を動かせていた。

 

(というか、私の『ペルソナ全書』の力の一部が封じられている……)

 

 使えるのはペルソナの精霊魔法、『真実の目』、『全ての悪意』のみ。『抑止の存在』は『全てのスタンド』やら『全てのペルソナ』、または『全てのライダーに変身』というチートは許さない。

 ……ぶっちゃければ、途方もないからだったりするわけだが。

 

「ミツケタァ!!」

 

 ドォォンと目の前に何かが落下する。砂煙が舞い、匠の前にいたのは草太の使い魔。

 その使い魔もまた草太の形をしており、しかも筋骨隆々という明らかな肉体派のようだ。

 

「……変態?」

「ヘンタイではナイ! コノスバラシキきんにくガワカラヌカぁ!!」

「私から見れば、君の姿格好は世間一般で言う変態なのだが……」

 

 使い魔の服装はブーメラン型の海パンのみ。どこの海パンデカだと彼は内心思う。

 

「クソウ、アノともえというオンナみたいナことヲイイヤガッテ」

「巴に会ったのか?」

「ワガにくたいでコロソウとおもったガにげられ――――がはっ!」

 

 匠は使い魔の言葉を最後まで聞かずに、『ザンダイン』という衝撃魔法をぶつける。草太(使い魔)は地面と平行に飛び、地面とぶつかると身体を滑走させる。

 

「とりあえず、わかったことがある――――お前は『俺』の敵だ糞が」

 

 好きな女を殺そうとするこの最低なヤツを許せない。普段の性格は優しいが、キレると口調も変わり荒っぽくなる――――それが不知火匠という少年である。

 

 彼は地を蹴り、次に与えるのは至近距離からの雷系魔法だ。しかし、この草太(使い魔)は俊敏に動き始めた。

 

「グハハハハ! ワレハは『強化』のトクセイをモツつかいま! ニクダンセンでワレにはカテヌ!」

「なら、動けなくすればいいだろが」

 

 『タルンダ(攻撃力低下)』、『ラクンダ(防御力低下)』、『スクンダ(命中率低下)』を相手の動きに合わせて発動する。それにより、草太(使い魔)の動きは目で終えるくらいになり、力もそれなりにしかなくなった。

 

 『タルカジャ(攻撃力上昇)』、『ラクカジャ(防御力上昇)』、『スクカジャ(命中率上昇)』を自身にかけ、彼は草太(使い魔)の懐に改心の一撃を与えた。

 

 吹き飛んでいく草太(使い魔)は激昂しながら、拳を振り上げる。

 

「クソがァァァァァ!!」

 

 迫る草太(使い魔)。そんな状況の中で、彼は使える『ペルソナ』を召喚し、『ミックスレイド』を発動する。

 

「『ハルマゲドン』」

 

 その一言で、草太(使い魔)の体力ゲージーはマイナスカンストしたと思われる。一撃で、身体は消滅し、黒い塵となる現象を起こさせることなく、草太(使い魔)は滅んだ。

 

「アンタが正しいか正しくないか知ったことじゃない。アンタが邪魔だ。だから潰す」

 

 彼はそう言って大切な少女の元へはしる。途中、変態淑女たるノエルと遭遇したが同じようにブッパして撃退した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中性的だがしっかり男よりの青年――――空崎無翔が霧の潜水艦イ-401に重巡タカオ、大戦艦ハルナ、キリシマにヒュウガ(変態)を連れ、砲撃で蹂躙していた。

 その中にこの世界ではないさやかやほむらがいるが、彼女達もまた戦士である。

 

 そんか砲撃の中に、草太(使い魔)がいた。この使い魔こそ『増殖』の特性を持つ使い魔だ。

 いち早く見つけた無翔はそいつに向けてミサイル無双で圧倒的火力で滅ぼしにかかっていた。

 

「こ、こんなことって……――――」

「静かに……眠れ」

 

 『増殖』できないまでに、無翔は撃ち続ける。彼は元軍人。かつて自身が死ぬそのときまで戦い続けた戦士。そして、遂に草太(使い魔)はデリートされた。

 敵が滅ぶまで彼は戦い続ける――――

 

 

 

 

 

「っていい感じにかっこいいこと言ってるけど、俺が巻き込まれてますよぉ!?」

 

 砲撃の嵐の中で、雷斗は叫ぶ。彼もまた『増殖』の使い魔を見つけて殺ろうとした矢先に無翔達の攻撃に巻き込まれた。

 そんな彼がいることもつゆ知らず、無翔はやめない。止まらない。

 

 彼が涙を流しながら、その砲撃が終わるまで逃げ続けるのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒髪で目は蒼少しイケメン――――如月紅夜は少し前、変態に遭遇した。

 ゾンビと傀儡兵を殲滅していると、なぜか、飛んできた彼女とぶつかり尻を触られたりしてセクハラしてきたので、彼は蹴り飛ばして撃退した。

 

「なんなんだあいつは……? なんか、関わってはいけない何かにあった気分だ」

 

 それがノエルである。そんなときだ、彼の目の前に草太(使い魔)が現れる。

 姿形は今までと変わらない。しかし、どうも肉体派に不向きな身体つきをしていた。

 

「……貴様をここで排除する」

「上等だ。やってみろよ」

 

 彼は魔法のことを忘れていた身だったが、この世界に来たとき全てを思い出した。

 

 かつて破壊神であり、創造神であったこと。

 かつて管理局と敵対していたこと。

 

 とは言え、もし彼が元の世界に戻るときまた忘れるようになっている。

 彼には帰るべき居場所があるからこその『抑止の存在』の計らいである。

 

 草太(使い魔)が手に魔力をためる。氷が徐々に起き始め、そこから針が生えるように地面から現れる。

 

「『マヒャド』!!」

 

 氷系の呪文。ドラクエという作品より使われる『まほう』だ。

 

 紅夜はデバイスを起動させ、刀を握る。白い剣道着のような格好だ。

 『マヒャド』を回避した紅夜は手より、高ランクの魔力を込めて、呪文を口に紡ぐ。

 

「『メガライア!!』」

 

 ドラクエ9以降の最強の炎魔法だ。超巨大な球体――――いや、もはや隕石落下とも言えるその炎の『まほう』で、草太(使い魔)は燃やし尽くされるはずだった。

 

「……無傷か」

「俺は『拒絶』の特性を備えた使い魔。『まほう』であっても俺は殺せない。『ギガデイン』!!」

 

 雷系の最強の呪文が紅夜に襲いかかる。天から降り注ぐその雷を回避しながら、紅夜はやむ得ないと考えた。

 

 周りに被害がかかると思い、あまり使う気にはなれないが今はそうも言ってられない。

 

「『ファイナライズ』!!」

 

 創造と破壊の力の発動キーが口に出されたとき、『ギガデイン』が紅夜に直撃する。

 草太(使い魔)は「とった」と笑みを浮かべるが、空へ手を向けて無傷な紅夜を見て目を丸くする。

 

 髪が金色に変化しており、赤いアーマーで覆われ、目の部分は青いバイザーで覆われていた。

 

「覚悟はいいか、答えは聞かないけど」

「ッ!」

 

 草太(使い魔)は問答無用に次なる『まほう』を放つ。雷系の呪文はおそらく効かないと判断したからだ。

 それは正しい。しかし、半分間違いであることに気づいたのは、『バギクロス』が紅夜の手によって凪ぎ払われたときだ。

 

「ば、馬鹿な……!? 生身で『まほう』を打ち消した!?」

「正しくは『破壊』した、だけだけど」

 

 紅夜は地を蹴り、草太(使い魔)は近づけさせまいと『拒絶の結界』を三重に張る。

 しかし、彼の力の前では無意味であり無駄。全て『破壊』され、ガラスのように割れて消滅する。

 

「く、くるなァァァァァ!!」

 

 草太(使い魔)の最後の悪足掻きは、空へ逃げることだった。しかし、紅夜は金色の翼を生やし、それを使って同じように飛んだ。

 浮遊する草太(使い魔)に、飛行する紅夜。勝負はもう着いた。

 

「全力で叩きのめす!」

 

 『破壊』で『拒絶』の特性を消滅させ、身体を一部ずつ破壊する。悲鳴と断末魔をあげながら、落下する草太(使い魔)に今度は、黒いアーマーに目の部分が赤いバイザーで覆われる『創造』モードに移行。

 彼の身体を復活させる。

 

 理由は――――言うまでもない。徹底的に心をへし折るため。

 それを二、三回やったところで草太(使い魔)の心は折れる。

 

 ズタボロになりながらも紅夜から逃げようとする草太(使い魔)に、彼は黒い球体を『創造』し、閉じ込める。

 

「塵も残さず消え失せろ!!」

「ま、待て! 取り引きしないか? 俺の仲間になれば管理局だって……」

「お前と組むほど、俺は弱くない!!」

「ヒィ……!」

 

 ギロリとバイザー越しから睨まれた草太(使い魔)が見たのは、刀のデバイスを納めて、武器を『創造』する紅夜だった。

 彼が『創造』するのは、この世界ではほぼ不可能。ましてや、やってはならない禁則行為――――『神器』の創造だ。

 

 それは神には与えられた特典であっても、禁止されている。理由は『抑止の存在』がそうしないようにしているためだ。当然の話だ。

 『神器』はその人物個人の『命を使った武器』であり、『魂の一部』なのだ。『創造』する即ち、それは『魂』を生み出す行為に等しい。

 

 しかし、今回は可能だった。紅夜の行いを許したからなのか、はたまた大量に召喚して弱っていたからなのかは定かではないが『抑止の存在』は彼の『創造』に関与することはなかった。

 

 そして『創造』したのは――――

 

 

「す、『全てを開く者』!? なぜ貴様がヤツの『神器』を!」

 

 答えるまでもないと紅夜は内心思う。なぜなら、草太(使い魔)を殺すつもりだからだ。

 彼のその『神器(全てを開く者)』に、雷が避雷針に直撃するように落雷する。

 

 草太(使い魔)の攻撃ではなく、自らの攻撃の前段階。

 ドラクエの『とくぎ』と呼ばれる雷系の超強力な攻撃奥義。

 

「『ギガ、スラッシュ』!!」

 

 球体に閉じ込められた草太(使い魔)は、それごと切り裂かれる。

 

 『神器』によって『封印』により全ての存在は活動停止に追い込まれる。その上、『ギガスラッシュ』は全体攻撃のため周りにいたゾンビや傀儡兵を巻き込み、彼の周りにほぼ敵がいなくなった。

 

 草太(使い魔)断末魔をあげてその中で黒い塵となって消滅した。

 

「ぐっ」

 

 用済みとばかりに『神器』は砕け散った。それに伴い、『神器』があった腕が血を噴き出す。

 ルールを破ったものに対しての『抑止の存在』の細やかな罰だろう。

 

「全てを壊し、創り変える。それが俺だ」

 

 紅夜は次なる獲物を求めて、足を進める。今の彼は、かつて管理局と敵対した最強の戦士の一人だ。

 

「かっこよく終わると思った? 残念。ノエルちゃんですよ!」

「…………」

 

 お尻をまた撫でられ、紅夜はプルプル身体を震わせる。そして、爆発した。

 

「台無しじゃねぇかァァァァァ!!」

「キタコレェェェェェ!!」

 

 ノエルを空まで蹴飛ばしてシャウトした。……いい忘れていたが、彼は『ツッコミ属性』である。

 

 ……つまるところ、ソラと雷斗と同じ『苦労人』になれる素質もあるということだ。




不知火匠: お芋侍さんのオリキャラ。びっくりなことに彼の作品はない。なので、どこからやってきたのか不明。ペルソナが制限されており、今回は魔法ぶっぱしちゃうな件

強化: あらゆる力を強化する能力。これを極めれば無敵じゃね?

空崎無翔: 軍人さんらしいedf作戦本部のオリキャラ。増殖の使い魔を見つけ、ミサイルで一掃した。ちなみにもっともゾンビと傀儡兵を破壊していたのではなかろうか?と思えるくらい殺ってます(笑)

増殖: ナルトの影分身が実体化したもの。永遠に増え続ける前に雷斗が殺ろうとしたら、ミサイルに巻き込まれる(笑)

如月紅夜: ラグナロクさんのオリキャラ。今回彼が創造したのはソラの神器――――に近いモノ。実際に創造されたら抑止さんが吐血するらしい。そしてノエルにセクハラされたが撃退している

拒絶: 近づけないという能力。無敵なのだが、幻想殺しさんと戦えば真っ先にやられる能力
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