アインハルトもマジ最高!!
……次回予告のときの、そんな裏話があるとはつゆとも知らなかったけど。というか、大人になったときの黒歴史ならなければいいよねー(遠い目)
ではどうぞ!!
ヴィヴィオの中の人。実は頭丸かじりされたキャラの人らしい。……パロディでそんなネタがなければいいけど
天宮草太という存在が完全に消えると、ゾンビと傀儡兵が全滅し、消滅した。
召喚された者達はあるものは
後者は果たして誰のことだろうかー(棒読み)
それはさておき、無事全員が生還したことに少年少女達は安堵の息を吐いていた。
「まさかアタシ達がアイツあんなことを言っていた……」
「お姉ちゃん失格だわ……」
「だ、大丈夫ですよ! ほら、ソラくんって知り合いじゃない人には冷たいけど、そうである人には優しいから!」
「……でも怨んでいるわよきっと」
「……否定できないや」
まどかは気まずそうに目を逸らすと、同調して四人は嘆息を吐いた。
「まー、まー。あいつはそんな心狭い男じゃないって」
「呑気だな、さやかは。つーか、なんでお前だけ覚えていたんだ?」
「ふっ、あたしの想いの前では屑宮の力など無駄無駄なのだー!!」
「単に頭が空っぽだったから助かったのじゃないのかしら?」
「その喧嘩に買ったよほむら。かかってこいや」
「上等。私達がいない間、イチャついていたあなたに真のヒロインが誰か教えてあげる」
ここに第三次ほむさや大戦が開幕。魔法は使わない戦いが始まると、互いの顔を引っ張り合う。……子どもの喧嘩である。
「いつも通りだね~」
「これがかい、千香」
「うん。ほむらとさやかはなんかこんな感じで喧嘩したりするんだよ。たまにさやかと杏子がうまい棒争奪戦をしているけど」
「わたしが思うに友江さやかだけが喧嘩に参加しているようだが?」
「考えてみて。マミやまどかは大人しい系。杏子は姉御肌だからあんまり喧嘩を売らない。ほむらは頭が空っぽなさやかと違って、よく考える」
「……あぁ、なるほど。必然的にさやかだけが対戦相手になるな」
「
頬を引っ張られているさやかが反論する。なんとも説得力が皆無な姿である。
「そんなことより、雷斗を捜さないと。彼って一人でラスボス挑んじゃうソロファイターだからね」
「師匠の友人ですしね」
「否定はしない。まあ、彼なら倒してくれそうな気がしないもないけど」
ケラケラと笑うと裏腹に、ノエルは思考を止めていなかった。
(……それにしても悪魔はなんで逃げなかったのだろ。目的のものが手に入ったのなら、さっさと退散すればいいのに)
考えてみればおかしいことだらけだ。目的の『ソラの魂』が手に入ったのなら、さっさとこの世界から逃げ出せばいい。後は天宮草太に自分達を始末させればよかった。
しかし悪魔は最後まで居残っていた。
戦況が悪くなっても。
不利になっても。
追い詰められていても。
彼女は逃げず残った。
(将としての心がけ? いや、あんな小娘みたいな子がそんな立派なものを持っていそうもないし……)
しばらく思考の渦に呑み込まれたが、ノエルはその考えを一時中断する。
彼女はまどか達に向かって聞く。
「キミ達はこれからどうするつもり?」
「もちろん」
「お礼参りに決まってるだろ!」
マスケットを構えて微笑むマミに、手を鳴らす杏子。
充分やる気満々と見た。
「それじゃあ行きましょうか。最終決戦ってヤツを観戦しに、ね♪」
ウインクしたノエルは、指を鳴らすと彼女達は消えた。
『転移』の魔法の法則を『ねじ曲げて』、瞬間移動に発展させた魔法である。
転移中に、まどかは思う。
(胸騒ぎが……する)
今から起きることにまどかは気が気でいられなかった。
それはかつてさやかが魔女化した――――そんな嫌な予感が……。
雷斗は悪魔と相対していた。彼女はクスクスと微笑しながら雷斗に言う。
『あら、勝ったのね。まあ、でも期待してなかったなりにがんばっていたようだし、褒めてあげましょう』
「褒めてもヤツは天国にも地獄にもいねーよ。俺が魂ごとぶち殺したから」
悪魔は雷斗の腕に視線を向ける。雷斗の腕は黒く炭化しており、ピクリとも動きそうもない。
『その腕。もう動けないんじゃないかしら?』
「普通はな。でもコイツをなんとかしちゃう女がいるんだよなーこれが」
雷斗がそう言うと指をパチンと鳴らす音がした。炭化した腕が徐々に肌色を取り戻し、動かなかった腕が今では元気に振り回せるようになっていた。
ノエルはそんな雷斗の腕に豊かな双丘を当ててきた。
「ノエル=アーデルハルトは理をねじ曲げるほどの『神器』の持ち主だ。死者蘇生はもちろん、無から有や『不可能』を『可能』にねじ曲げてしまう。まあ、要するにこの女に『不可能』はないってことさ」
『まるで神様ね』
「そうでもない。どちらかと言えば邪神だろ。変態的な意味で」
「いやー、それほどでもぉ~♪」
「褒めてねーよ」
もっとも雷斗の『概念殺し』の前では意味はない。彼女は死なないが『雷斗の知る人格』が死ぬ――――つまり、ノエル=アーデルハルトを殺せることでもある。
最終的、彼女が周りを苦しめ、絶望だらけの世界にしようとするならば彼は心を殺してでも実行する。
悲劇だけの世界など、胸くそ悪いだけである。
『……なるほど。でも概念殺しとやらあなたしか使えないってことかしら?』
「まさか。ぶっちゃけ、召喚されたヤツらも『概念』を視認し、理解していたら容易く使えるはずだぞ。まあ
そんなチートがバンバン使えるなど、あってたまるか。
雷斗はそう思いながらナイフを悪魔に向ける。
『あら、今度は私かしら』
「当然だろーが。テメェのせいでヒデー目にあったんだ。慰謝料としてテメェの命を寄越せ」
地を蹴り、バチチチチチチチと紫電を鳴らしたナイフを構えた雷斗は悪魔の心臓へ神速の速さで突く。
しかし、それは届かず雷斗は悪魔の背後にいた。彼女の身体がすり抜けたからだ。
幽霊のようにすり抜けたことに雷斗は忌々しそうに悪魔を見る。
『残念。私は概念みたいな存在だから、物理攻撃は効かないわよ』
「なら『概念殺し』で」
『できるの? 大人モードだけでなく「神器」の連続使用、加えて概念殺しという技法――――その概念殺しというモノはかなりのエネルギーを消費するじゃないかしら?』
雷斗は舌打ちする。悪魔の言っていることは正しかった。
この『概念殺し』のもう一つのデメリットは燃費がかなり悪いのだ。
一つを使うことで七割の魔力を消費する言わば、一撃必殺の秘技。『絶対』に殺せる代わりに、何度も使えないのだ。
『それにもうあなた達と戦う理由はないわ』
「魂は俺の手の中だぞ」
『クスクス……。そうね。でも私の目的は達成した――――それで、もういいのよ』
なんだ。何を手にいれた?
雷斗は訝しげな表情で悪魔から目を離さなかった。悪魔は満足したのか、空中に空いた黒い穴の中へ後ろから沈み込んだ。
『それじゃあ、また会いましょう。彼の魂と肉体はいつかもらい受けるつもりだから』
悪魔の静かで妖しい笑いが空気に溶け込みながら、その姿と共に消えていった。
全てが終わり、治療が必要な者達を優先的に入院させられた。
クロノの計らいで、管理局の所縁のある病院だが、雷斗達にとってはありがたい申し出だ。重体であるソラの治療が早く済みそうだからである。
「ソラ……」
軽傷で済んだ面々は手術室と書かれた部屋の前で彼の心配をしていた。
「湿気た面するな朱美。テメェの行い全てをあの馬鹿は責めるつもりないはずだ」
「でも……」
「責めたら俺が拳でなんとかするから安心しろ」
「何そのバイオレンスな説得」
「O☆HA☆NA☆SHIすればなんとかなる。これは高宮の世界では常識」
「そんな常識ないよ!? それと私の名前は高町なの!」
なのはは思わず声に出すと手術中と書かれた照明が消えた。出てきた担当医は峠は越えたと伝えると全員がホッと息を吐いた。
「これで、やっと……」
「終わったのよ……全て」
杏子とマミの言葉の通りほぼ全員がそう考えていた。しかし、その中でまどかとほむらは、
(これで終わり……なの?)
(まだ、終わってない……そんな気が)
その考えが現実化したのは翌日、ソラの見舞いにきたときとは誰も気づいていなかった。
召喚されたもの達: 名前も知らない男が消えたことにより帰還された。なお、まどほむがァァァァァと嘆いていた少女など、遊び足りないいくつかの輩がいて、再び次元の壁を越えようとするも抑止さんがけっこうがんばったため阻止された。……抑止さんがお腹を抑えて目から涙を流していたのは言うまでもない
ノエルの懸念、雷斗の疑問:
地 雷 ♪ 言うまでもなくフラグ
ノエルの神器: 全てのルールをねじ曲げてしまうというある意味神様染みた神器。彼女に概念殺しは効くが、それはノエル=アーデルハルトという人格を殺せるのであって、その存在を殺すことはできない。彼女を確実に殺す場合、全ての人の感情をなくさなければ死なない
まどかの胸騒ぎ: 彼女の嫌な予感。これはなかなか外れないのさ~。