とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

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(変更点)

・生田ミカは犠牲になったのだ……
・だけど高町とオリ主は縛られる
・踏み台は衛じゃないのでニュー踏み台



第八話 はっきり言おう。やりたい放題だなオイ

 

 

 真っ黒な夜空に浮かぶキラキラした星空。

 そんな静かで幻想的な世界とは無縁に、桜色と金色の魔力がぶつかり合う。

 お互い真剣に戦っている二人の少女は数回魔力弾を撃ち合って、杖を構え、戦う相手を見据える。

 

「どうしてジュエルシードを集めるの!?」

 

 

 

 チョポポポポポ。

 

 

 

「話しても…………わからない」

 

 

 

 ズズズズズ、フゥ…………。

 

 

 

「話し合わないと何もわからないよ!」

 

 

 

 あ。マミさん、そこのせんべえとって。ありがと。

 

 

 

「話したところで何もわかってくれない!! だから…………!」

 

 

 

 バリバリ、ポリポリ、ムシャムシャ。ゴックン。バリバリ、ムシャムシャ、モグモグ。

 

 

 

「だからってこんな――――――――ってうるさァァァァァい!!」

 

 うなーと手を振り上げ、怒る高餅(※高町です)。

 おや、ついに高道さん(※いやだから高町ですって)の娘がぶちキレちゃったよ。やだやだ、最近の若い子ったら。

 

「そりゃ怒るよ! 人が真剣に戦っているのになにお茶しているの!? 何しに来たの!?」

 

 何しに来たか、か…………。それぞれの目的を話すと以下の通りである。

 

 「暇潰しにきた」と答える杏子。彼女は今まさにうまい棒を食べていた。

 「面白そうだから見にきた」と答えるさやか。彼女は今携帯ゲーム機で一狩りしている。

 「お姉ちゃん、ちょっと心配になって来ちゃった」と答えたのはマミさん。彼女はリボンで作り出した机と椅子に緑茶を入れたコップをオレに渡していた。美味である。

 ちなみにオレはお茶を飲んで観戦していた。それなりに楽しめてるから続けろと思ってる。

 

 フリーダムなオレ達に対して、まどかとほむらだけは真剣になっていた。

 

「気にせず戦いなさい。今、まどかとジュースを賭けてるのよ」

「必ず勝ってね金髪ちゃん!」

 

 栗町(※高町)に味方はいないや。ちなみにオレはお前に賭けてるから絶対勝てよコラ。

 

「金髪のお姉さん以外まともなヤツがいない! あとほむらちゃんなに勝手に賭け事してるの!?」

「気安く名前を呼ばないで。あなたごときのミジンコが名前を呼ぶなんて頭が高いは」

「何様!? 何様なのあなた!?」

 

 それが今世のほむらである。ほむらはとんでものないもの覚えてしまったようだねこれは。今宵もツンドラ通常運行である。

 

 あとそこの高松(※高町)と金髪。千香がお前らのスカートの中を狙っている。そう言うと今さらながらバッとスカートを抑えた。

 

「ッ!?」

「高町だよ! というか天ヶ瀬さんなにしてるの!?」

「美少女のパンチラは金になる。コレクションになる。なお、五月六日に聖佯ムッツリ商会で売買予定。カミングスーンだぜガール!」

「やめて! ホントにやめて!」

 

 スタンダードな千香はやはり変態である。聖佯ってそんな団体あったかなぁ。

 ……でもあの千香だし、ないなら作るな絶対。彼女はホントに混沌をもたらす継承だわ。

 

「あ。ちなみにここにくる途中、小動物と犬が戦っていたけどマミさんが拘束した。…………亀甲縛りで」

「ユーノ君が!?」

「アルフが!?」

「何かが目覚めそうとか言ってたけど…………マミさんなんてことしちゃったんだ」

「ごめんなさいソラくん。ひどいことしたからせめて気持ちよくと考えて……」

 

 何を思って気持ちよくさせようと思ったのだろうか。彼女の思考回路がたまにわからない……。

 

「余計な気づかいだよ! とんでもないことしてくれたよホントっ!」

「とにかくアルフを早く解放…………え? 別にいいって? なんで? えっと、気持ちよくなってきたからもういいって? わかったアルフがそう言うなら私は…………」

「フェイトちゃァァァァァん気づいて! アルフさんが手遅れになる前にィィィィィ!!」

 

 高道がオーマイゴットと叫ぶ。それにオロオロするフェイトという痴女。

 カオスだ。そして変態が増えるという結末がユーノとアルフに訪れた。

 たまに思うのだが、変態ってバイオハザードするのかな。

 

 今度研究してみよう。

 

「そこまでだ!」

 

 と言って現れたのはオリ主くん。なんか服がボロボロなんだけど、どうしたのだろうか。

 

「草太くん!」

「草太!」

「待たせたね。知らないヤツが邪魔――――ぐぼおォォォォォ!?」

「「草太ァァァァァ(くゥゥゥゥゥん)!?」」

 

 登場早々マミさんのマスケットが火がついた!

 登場早々退場させるなんて、マミさんさすがにひどくね? 今の。

 

「だってなんかムカついたもん♪」

「かわいらしく満面笑顔で答えるものじゃないから。普通に殺人だから今の」

「魔力の弾だから大丈夫!」グッ

「サムアップしてもらっても……」

 

 ほら見ろ。親の仇を見るようにオレを……………………オレっすか?

 

「なんでオレ? いやマミさんだから。犯人はこの人だから。実行したの見たでしょ」

「クスンッ……実はソラくんにそうしないとおっぱい揉むぞとマミさんは脅されて……………………ニヤリッ」

「誤解を招くこと言うなまどか! つーかお前笑ったとこ見たぞ今。黒い方の!」

「あら、揉みたいの? ごめんなさい後六年待ってて。そしたら揉ませてあげる」

「マミさんなに言ってるの!?」

 

 顔を紅くされても困るんだけど!

 

 というか、まどかよ。どうしてオレを窮地に追いやる? そしてマミさんその発言いろんな意味でアウトだから!

 

「でも揉んでみたいでしょ?」

「イエス。だって男だもん。女性のお乳に興味があるのは仕方ないもん」

「サイテー……」

「女の敵だね……」

「あれ、余計に誤解されちゃった? てか、お前ら会話聞いてただろ!?」

「計画通り」ニヤリッ

 

 これもまどかの罠か! しまった。正直に答えるべきではなかった!

 

 というか節穴じゃないのこいつらの耳は!

 つーか聞く持たずにいきなり攻撃して来やがった!!

 

「あぶねっ!」

 

 空中に跳んで魔力弾の攻撃を避けることができたが、今度は金髪少女が大鎌の魔力刃でオレを地面へ叩き落とした。

 さらに極太の砲撃魔法がオレのもとに追い打ちしてきた。

 

 やむ得ず、神器で砲撃魔法を解錠でキャンセルし、金髪少女が放ってきた三日月の斬撃が迫ってきたが回避。なんとか避けれたけど一杯一杯だった。

 

 オリ主くんでどんだけパワーアップして、コンビネーション発揮すんだよコイツら。敵同士なのかホント。

 

「お姉ちゃんとして見過ごせないわね、それは……」

 

 そう言ったマミさんの顔からニコニコ笑うお姉さんから戦う少女へとシフトした。

 

 マミさんはマスケット銃で高町達を牽制し、誘導させた。

 誘導したふたりを待っていたかのように、蜘蛛の網のように展開されたリボンで二人を縛り上げることに成功した。

 やはり、ベテランの魔法少女だっただけである。

 

 さらにリボンで無数のマスケットを創造し――――って!

 

「ちょっ、やりすぎじゃないかそれ!?」

「甘いわソラくん。女は甘やかしたら最後付け上がる生き物よ。殺るなら徹底的によ」

「字が物騒だし、改めて思った。女ってマジで怖い!!」

 

 まどかとほむらというドS姉妹をつい思い浮かべてしまった。

 あいつらマジでオレをイジルことに対しては全力だからな……。

 

 すると、マミさんは金髪少女のもつジュエルシードを奪う。何するつもりだ?

 

「これね。二人が争う理由は」

「それは危険なものです! 渡してください!」

 

 高松…………あ。間違えた。高町ね。うん、高町。もう覚えたから。

 

 高町はそう言うがマミさんは真剣な表情のままだ。

 マミさんは正義感の強い女性だ。少女同士の争いの種となるものを見過ごせないのだろうか、彼女は表情を崩さずジュエルシードを見つめていた。

 

「争う原因があるなら…………」

 

 そう言って空へ放り投げる。そしてリボンから巨大な大砲を造りだし…………ってあれは。

 

「消えなさい♪」

 

 『ティロ・フィナーレ』。マミさんの十八番(おはこ)で最高の砲撃魔法。薔薇の魔女を消滅させるほどの威力がジュエルシードに向かった。

 

 ちなみにマミさんは笑顔でティロった。笑顔のままで、だ。

 

 ジュッッッドォォォォォンと遥か上空で爆発したジェルシードはたぶんその理不尽さ泣いていると思う。

 

 おそらく火力において神器使いの中でマミさんは随一だ。それを今証明してくれた。

 

 ……さて、どうしようか。どんな恐怖の魔王も真っ青になるぞ今の。

 現に高町なんかジェルシードと同じ末路を思い浮かべたのか、めちゃくちゃ震えているし、金髪少女なんか呆けているし。

 

「さてと……もう喧嘩しない?」

「「はい……」」

「ソラくんにひどいことしない?」

「「ち、誓って」」

「誓いなさい。今すぐ」

「「誓いますから銃をこちらに向けないで!」」

 

 魔王だ。魔王がいる。マミさんマジ魔王。

 

 あれ? そういえばこの世界って高町が魔王になる物語じゃなかったっけ。

 

 んじゃ、今日から魔王少女友江マミがはじ――――

 

「何か考えた?」ニコッ

「イイエナニモ」

 

 マジで顔のすぐ横で撃たれるとは思いませんでした。

 

「いやー、マミさんってマジパネェです。そのうち魔王少女って…………いだぁっ!!」

 

 あ、眉間撃たれた。さすが敢えて地雷に踏みに行くさやかちゃんクオリティ。

 死んでないけどめちゃくちゃ痛そうに悶絶している。同情はしない。自業自得だもん。

 

「そういえば千香は?」

「千香ちゃんならそこにのびてるオリ主くんの恥ずかしい写真撮ってるよ」

「誰か止めろよ!」

 

 ホント誰か止めて! 女性の下着を被せ始めたあの変態を止めて!

 オリ主くんが社会的に殺される!

 

「ふふ、いつも通りねみんな――――あらっ? 何してるのかしらあなた?」

 

カチッ、ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッッッ!!

 

「ぶばばばばばばばばばばばば!?」

「きゃあァァァァァァァァァァ!!」

「にゃァァァァ! ミカちゃァァァァァんッッ!?」

 

 どこからか現れた生田がオレに向かって杖を向けていたが、リボンで拘束された後に、一斉放射された。

 

 そう一斉放射である。全ての魔力弾がスコールのように大量に、しかも全身くまなく直撃してる!

 つーか、マミさんやり過ぎじゃね!?

 

「ごめんなさい。いつのまにかソラくんに向けて魔法を撃つ準備してたから、ついやっちゃった♪」

「いやかわいらしく言っても怖いよこれ。つーかこいつ生きてるよね!? さっきから動かないんだけど!」

「せっかく準備していたマスケットを無駄ならなくてよかったわぁ…………」

「恍惚とした顔しないでください!」

 

 マミさんの中にナニカが目覚めた。ヤベー、ドSが三人になった。

 ドS三姉妹にならないだろうか。

 

 オレは将来を不安をいだきながら、頭を抱えた。

 もうやだ。心労が増えてばかりだよ……。

 

 ちなみにボロボロになった高町達は夜明けまでリボンに縛られていた。オリ主くんは吊らされていたし。

 

 え、助けないのかって?

 

 だってオリ主くんの味方だろ? なら、助けるメリットないじゃん。

 

「本音は?」

「過去の復讐」

「そういえばソラって昔、彼女のせいでボコボコにされたのだよなぁ」

 

 千香の言う通り、高町への些細な復讐である。詳しくは第一話で。

 

 

 

 

 

(??サイド)

 

 

 

 

 

 ちくしょー、この正統派オリ主である俺様がモブごときにやられるとは……。

 

 ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッッッ!!

 

 

「え?」

 

 

 ちょっ、一斉にこちらに魔力弾が迫って――――――――ぎゃァァァァァァァァァァァァァァァ!?

 

 もう一人踏み台役の転生者、神条シンヤ。全身打撲および骨折により全治一ヶ月。

 哀れ、彼の登場はまだまだ先である。

 




ユーノとアルフ: この日を境に何かに目覚めた。

『ティロ・フィナーレ』: マミさんの必殺技。質の悪い話、前より強力になってる

神条シンヤ: 踏み台確定キャラ。彼の活躍もとい悪行はAS編で。
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