とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

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問 ○○に入る言葉は?

1:魔法
2:鬼畜
3:変態

さあ、どれだ!!

そんなテンションで更新してます(笑)


第九十三話 奥様は○○少女

 

 

 

(??side)

 

 

 ソラが進撃の母上の被害に遭ってる頃。

 キリトとアオはお城に侵入していた。潜入調査で、どこにアスナがいるのか確認するためだ。

 

「……ねぇ。なんでこの格好なの?」

 

 アオは不服と言った感じでキリトを責め立てる。無理もないなんせ、彼ら二人の格好は男性がするものではない――――

 

 

 

 

「なんでメイド服なの!?」

 

 

 真っ白なフリルと黒の服をマッチングさせたミニスカメイド服、そしてロングヘアーにまとめあげたサラサラヘアーのカツラである。

 二人は女顔に近い中性的な姿なので、確認しない限りはどこからどう見てもスレンダーな女子にしか見えなかった。

 

「仕方ないだろ。リッカさんのマスターさんのご厚意だぞ」

「ご厚意だからってなんでメイド服なの!? 普通は執事でしょ!?」

「オベイロンは騎士団以外に男性はいないらしい。まあ、真性の女たらしだから当然だし」

「だからって着て潜入するの!? 僕の何かが失った気がしてならないんだけど!!」

「大丈夫。俺なんか幼い頃に、アスナとリーファによって女装させられて慣れて、失ってるから。慣れてしまえば大丈夫」

「慣れちゃ駄目だろ!! というか、その二人。なんてことしちゃってるの!?」

 

 幼い頃、キリトは二人の少女によって着せ替え人形にさせられていた。おまけに彼の義母も参戦して、過激にセクシーなものも着せられたこともある。

 なので、この程度のもので彼は動揺しないのだ。なお、義父ことデウスは義母に着せられた衣装のキリトを見て、苦笑を止めらなかったそうな。

 

「そんなことよりも、さっさとアスナを捜すぞ。突っ立てると、怪しまれるからな」

「ぐっ……一番おかしいのに言ってることが正しい」

 

 ガックリ項垂れながら、アオはキリトの後をついていく。とにかくアスナの居場所と、脱出経路を考案する。

 それが二人の目的だ。

 

 「目星はついてるのか?」とキリトに聞くと、「まあな」と短く答え、口を閉ざすように指示をした。

 何か聞こえるらしい。

 

 キリトとアオが立っている目の前の扉。ここに何やら声やら布が擦りきれる音がする。

 

『ん、ぁ……もっと』

 

「(き、キリト! これって!)」

「(落ち着け。これはあれだ。トマトを料理にしている違いない)」

「(なんで料理しているのに、艶やかな声を出してるの!?)」

 

 そんなエロい女料理人がいるだろうか。アオ個人的にはいてほしいと思うのは、男の性である。対してキリトはなぜか死んだ目をしていた。

 彼には心当たりがある声と音を聞いたからだ。というか、あの人しかいないと彼は確信している。

 

「(とにかく突入しよう! こんなところで、えっと、その……)」

「はいはい。お邪魔しまーす」

「ナチュラルに入っちゃうの!?」

 

 堂々と扉を開けて部屋に入るキリト。そんなキリトの背後からアオはドキドキと胸を高らせていた。いったい中で何が起きているのだろうか。

 まあ、男の子だから当然の反応である。

 

 そんな二人の前に現れたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あん、やっぱり自分で縛るの……いいかも」

 

 …………亀甲縛りで興奮する漢女がいた。アオは愕然となり四つん這いになる。

 

「わかっていた……! 現実は残酷だと!!」

 

 相手が男だとわかれば、彼の絶望は半端ない。しかし唯一キリトだけが、彼女(?)に近づいて思いきり、スリッパでひっぱたく。

 「きゃん!」とかわいらしい――――いや、女性の声で悲鳴をあげきた。

 「ん?」とここでアオも違和感を感じた。なぜ女性の声なんだ?と疑問に思ってるとキリトがこめかみを押さえて言い出す。

 

「……アスナ。その姿で緊縛プレイはやめろ。やる気なくすから」

「いいじゃない。別にー。面白いし、気持ちいいんだもん♪」

 

 今度こそ確信した。この漢女は変身魔法がかかっている。

 彼女は光始め、漢女の姿から茶髪の美少女へと変貌する。スレンダーなスタイルだが、童顔で凛とした雰囲気がある。

 絹のように流れるロングヘアで華奢な身体だが、見た感じでも女の子としての柔らかさがしっかりとわかる。

 

 そんな少女が緊縛プレイされた状態で現れた。

 アオが目を丸くして驚愕している中で、キリトは嘆息を吐いた。

 

「アスナ……なんでお前がここにいるんだ。もっと、こうラスボス的な部屋で囚われの姫なところに閉じ込められてるはずだろ」

「それは平行世界の私の役目だよ。この世界の私の役目は、変態属性だから!!」

「どんな属性だよ! つーか、メタ発言やめろ!」

 

 キリトの胃が痛み始める。なんでいつもいつもこの幼馴染みは緊縛プレイで登場するのだろうか。

 ……昔は普通にかわいい女の子だったのに。

 

「えっと、この人が?」

「はじめまして、キリトくんの妻のアスナ=ユウキです。趣味は緊縛プレイです。縛るのも縛られるのも好きです!」

「そんなの聞いてなーい……です」

 

 アオも頭を抱え始める。なんで自分はおかしい人とエンカウントしてしまうのだろうか……と現実にやや絶望気味である。

 すると、やっと暗い心から復活したキリトがアスナに質問する。

 

「アスナってオベイロンに拐われたよな……。なんでこんな普通に暮らしてるんだよ」

「え、これが普通なの?」

「だいたいこの子。こんなふうなんだよ」

「ホントなの!?」

 

 「やだ。照れちゃう」と呟くアスナにキリトは、「褒めてないって」と呆れて呟く。

 

「まあ、キリトくんの答えを端的に言うと、私って王族じゃない。それを理由に連れて来られたんだけど、オベイロンが私の性癖知って、絶望して軟禁したわけなのよ」

「気の毒に……」

 

 そりゃ、とびっきりの美少女の性癖がこんな緊縛プレイ大好きっ娘と知れば絶望せずにはいられない。

 キリトはアスナの縄を切って、彼女の手を引っ張って部屋から出る。

 

「もう出るぞ。こんなところにいたら健康に悪いし」

「そうね。私もちょうどキリトくんが恋しくて…………ジュルリ」

「アオ、俺な……この戦いが終わったらアスナに襲われるんだぜ……?」

(不憫途しか言いようがない……!)

 

 アオもまた何度もなのはに絡まれる哀れな少年である。本来セクハラは男性がするものなのに、女性が実行してるのはこれ如何に。

 それはさておき、アスナが部屋から出ていくと、サイレンが鳴り響く。

 

 どうやら警備システムが反応したようだ。

 

「セコ○か? セコ○なのか?」

「いや、それよりも早く逃げないと……って! もう来てますよ!?」

 

 キリトとアオは囲まれ、槍を向けられていた。このままでは確実に捕縛される。

 キリトとアオは『神器』を召喚すると、彼らはアスナを見るや否やそれを躊躇し出した。

 

「? どうしたんだコイツら」

「なんか顔が真っ青だし、震えてる……?」

 

 兵士達がジリジリと後退していき、アスナはニッコリと微笑みながら、一歩一歩踏みしめる。小動物に迫る野獣のごとく、静かに一歩ずつと。

 アスナがガバッと両手をあげると、兵士達が逃げ出した!

 

「きゃあァァァァァ!」

「逃げろォォォォォ! アスナが解放されたぞォォォォォ!」

「変な性癖に目覚めるぞォォォォォ!」

 

 どこぞの妖怪に逃げ惑う人々のように、兵士(女性)達は逃げ出した。キリトはジトリとアスナを見て、

 

「……何したの?」

「ちょっと趣味で兵士達を襲っちゃったら、目覚めた娘がいて…………テヘ☆」

「テヘ☆じゃねーよ!! 何しちゃってるのお前は!」

 

 なぜか恐怖の魔王的な立場になっていたアスナに、キリトは叱りつける。彼女には反省の色も後悔もないので、意味がないが。

 

「キリトさん! なんか来てますよ!」

「あ。あれは対アスナちゃん対策の機械兵だ。キリトくん、頼める?」

「わかってる……わかってますよコンチクショー!!」

 

 キリトは八つ当たり気味に、人の形をした機械兵の群れへ突撃していった。

 

 

 

 

 一方、黒幕ことオベイロンは。

 

「何があった!」

「はい。アスナ姫が逃走しました!」

「また!? またか! 機械兵で押さえつけろ!」

「それがとびっきりの美少女二人が機械兵をスパッスパッ斬って蹴散らしています! おそらく手引きした者かと」

「くっ、こうなったら! こうなったら………………。もういいかな?」

「諦めるのですか!?」

「うん。何か利用価値と美貌に惹かれてたけど、彼女の性癖のせいでもう引いてきた。逃がしていいんじゃねって思えてきた」

「そうですか……。ならば陛下! 一つお願いがあります!」

「なんだ?」

「機械兵を蹴散らしている美少女達の写真を撮ってきていいですか!! ポロリのモノがほしいので!」

「どうでもいいわ!!」

 

 というやり取りがあったとかなかったとか……。

 

 

(ソラside)

 

 

 ……いきなり結論から言わせてもらおう。

 

 

 

「はぐれた……」

 

 

 

 なんか二人の女性が裏通りから表のストリートへ出ていき、それについていったがいつの間にかはぐれてしまった。というか情報収集はどうしたんだよ……。

 

「おまけに人の気配がないところだし。さて……どうしたものか……。

 

 

――――そう思わないだろ? え、ストーカーさんよ」

 

 背後から姿を現したのは一人の女性だ。金の髪を結っており、鎧は胸当てと籠手やらで軽装だが、腰に帯刀している剣に威圧感を感じる。

 ……ずっと着けてきたのがこいつか。

 

「……あなたが神威ソラですね」

「だとしたらどうする?」

 

 女性が鞘から剣を引き抜く。その剣は透明で姿形を現さない特殊な剣だ。

 

「手合わせを願いたい……命がけの」

「勘弁しろ」

 

 正直戦いたくない。今のオレが勝てるかどうか……。

 まあ逃げられないみたいだし、時間稼ぎのつもりで。

 

「やるしかない!!」

 

 『神器』を召喚して、金髪の女性の剣とオレの剣がぶつかりあった。

 

 




アスナ=ユウキ: キリトの嫁。変態なのは謎のお姉さまが原因(……またヤツの仕業か)。過去にリーファと共にキリトを女装させて着せ替え人形にしていた

アスナ災害: オベイロンの城で起きた一種の災害。変態ハザードである。彼女のおかげで変な性癖に目覚めて強制退職させられた騎士や侍女は数えきれない(笑)

ソラVS謎の女: 問題。ソラは勝てるのか? ○か×か。

前書き; 答えは2。当然の答えだよねー……(-_-;)
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