ロボット中毒者、神ゲーに挑む。   作:インビジブルです男

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お久しぶりです。
マンネリ化の急速な進行と文化祭などの行事により、あらゆる小説に手をつけられず、身内と遊びに行ってたインビジブルラミィです。

マンネリ化が治らないので亀並みの投稿速度になりますが、何卒よろしくお願いします。(早く最強と最速書けや)


アセンブル‪✕‬ キャラメイク〇

「よっしゃぁ!ランキングトップ10!やりぃっ!」

 

VR機器を外し、ベッドの上でガッツポーズを決める少年がいた。

スペインカールセンターパートの髪をアッシュグレーに染め、黒いTシャツに白いワイドパンツを身につけ、ベッドのすぐ横に置いてあったエナドリを口に運ぶ。

 

彼の名前は博多 丈(はかたじょう)、東京のとある高校に通う高校2年生であり、熱狂的なロボット好きだ。

 

「このゲームを始めて半年...!ようやくランキングトップ10に辿り着くことが出来た!」

 

彼が先程までプレイしていたゲームは『ネフィリム・ホロウ』...通称『ネフホロ』である。

突如空から降ってきた機械の巨人と、その巨人と融合を果たした人間、『機衣人(ネフィリム)』が戦うロボゲーである。

だが、操作難易度は高く、「リアルでロボットの操縦に適性が無いと操れない」と評されるゲームだ。

 

「今の俺が上のランキングに行くのはキツイだろうなぁ...」

 

「他になんか良さそうなゲーム無いもんかね。」

 

そう言って、彼は部屋のテーブルに置いてあるスマホを手に取り、しばらく見ていなかったネットニュースを見る。

 

画面に映ったのは、プレイヤー3000万人を超えるフルダイブMMORPG...『シャングリラ・フロンティア』、通称『シャンフロ』の広告だった。

 

「結構高ぇなぁ...足りるには足りるけど、遊びに行けなくなっちまう。」

 

「...まあいいか。夏休みだし、バイトのシフトをもっと入れりゃなんとかなる。」

 

「よし!買いに行くか!」

 

彼は重い腰を上げて近くのゲームショップへ向かった。

 


 

数十分後。

 

「すげぇ行列だったなぁ。」

 

「相当人気なんだろうな。」

 

長い行列の末にシャンフロを勝ち取った丈は、期待しながら帰路に着いていた。

 

「アセン...じゃなかった。キャラクリが楽しみだぜ。」

 

「ロボットとか作れるのかな?」

 

「でかいヤツとは行かなくても、パワードスーツ的なのは作れてほしいな。」

 

 

ここで、シャンフロについて解説しておこう。

シャングリラ・フロンティア、通称はシャンフロ。

 

1年前に発売されたフルダイブ型VRMMORPGであり、登録者は3000万人以上の怪物。

同時接続人数で世界記録を持ち、紙のようなアンチがガトリング砲のような高評価で消し飛ばされるという、どこからどう見ても『神ゲー』として認知されている。

 

中世程の文明世界でありながら、SF要素を落とし込んでおり、プレイヤーはその世界で『開拓者』となり広大な世界を自由に探索していく、というのがシャンフロの持ち味だそうだ。

 

 

「ただいまー!...みんな仕事か。」

 

広めの自宅に無事帰還した丈は、靴を脱ぎ、玄関の鍵を閉め、シャンフロをプレイするべく走りだす。

階段をのぼり、自室に入ると数々のロボットのプラモがお出迎えし、VRをするための機器も目に入る。

 

フルダイブ型VRゲームは余っ程ガチでやらない限り、基本はベッド等に寝てプレイする。

 

勿論、その間は体は無防備。

誰かが部屋に入ってきて己のGolden ballを蹴り上げられても抵抗はできない。

飯も食えないし、飲み物も飲めない。

気付いたらぽっくり逝ってるなんてこともあるそうだ。

 

軽くシャンフロの説明書を読んだ後、丈はシャンフロのソフトをVR機材にぶち込む。

 

「よし...こいこいこいこいこい...」

 

頭にVR機材を装着し、電源を着ける。

さあ、いざシャンフロの世界へ。

 

「いよいよだ...!ロボット、絶対に見つける...いや、無くとも作ってみせる!」

 

期待と興奮が入り交じり、丈のシャングリラ・フロンティア人生が始まった。

 


 

まっさらな空間に、タイトル画面が表示される。

出てきたパスワード項目に、『Salt_morishio1122』と入力し、確認ボタンを押すと、新規キャラクターの作成ボタンがでてきた。

 

「キャラメイク...アセンと同じだな。」

 

「性別は男...ビジュは俺に寄せればいいか...パーツの種類も豊富だし、作りがいがありそうだ!」

 

丈はロボット中毒者であると同時に、大のカスタマイズ好きだ。

アセンに1時間は余裕でかけるし、シャンフロのカスタマイズの広さなら1日中でも考えていられる。

髪色、目の色を始め、アクセサリー類に肌色、体格、さらには人種も選び、自由度がかなり高いキャラクリ。

 

だが、彼はキャラクリがあるゲームでは自分の見た目に寄せると決めている。

 

「髪色は勿論アッシュグレー、髪型もスペインカールセンターパートのツーブロックだろ...?目はどうしようか...無難に赤にしておくか。性別は男、人種は人間に...身長はまあ...179くらいでいいか。おっと、ピアスを忘れてたぜ。」

 

そうして完成したシャンフロの中の自分を見つめ、丈はニヤついた。

 

「へっ!我ながら超イケてるぜ!」

 

「次は...職業だな。」

 

「メカアーマー作りてえし、鍛冶師があるなら鍛冶師でいいか。」

 

丈は数多くの職業を無視し、鍛冶師を選択。

本来なら後衛、支援職だが、彼は全ての職業を戦闘に使えるか、ロボット制作に使えるかくらいにしか見てない。

故に、彼の前ではどんな職業も全て等しく戦闘職である。

シャンフロにおける職業には武器と魔法に対する適性が、出身には上昇補正と下方補正が組み込まれているが、鍛冶師は魔力、MP、物理適性ともにバランスがいい。

 

「出身は何にしようか...おっ、剣客とかいいな!」

 

「ネフホロでブレードを使う俺にピッタリだぜ!」

 

剣客...刀などの武器を装備しているとNPCからの好感度に補正がかかり、クエスト受注に特殊裁定がかかるという代物だ。

 

出身を決定し、最後はプレイヤーネーム。

 

「名前はソルトだな。」

 

「俺の苗字博多だし。」

 

「は か た の し お」

 

最終確認ボタンを押し、いよいよゲームが始まる...前にプロローグが流れ始める。

 

「はーいプロローグはスキップスキップっと。」

 

丈はゲームの世界観はあとから把握すればいいというマインドのため、大体のゲームのプロローグはスキップする。

 

 

博多 丈もとい、ソルトのシャングリラ・フロンティア人生が、今始まる。




いざ、シャンフロへ。

※博多 丈がシャンフロを始めた時期は7月なので陽務 楽郎くんとはいずれ遭遇します。高校も同じなんでね。

今後、エインがぶっ壊れて完全に新しいアーマーを作る的な展開をするか

  • おけまる
  • ダメです
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