ロボット中毒者、神ゲーに挑む。   作:インビジブルです男

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制限時間あってめっちゃ強い装備(?)とか僕大好き


機神

空高くに浮いた巨艦から、機神が射出される。

 

「操作方法は...まあ感覚でできるかな。」

 

ソルトはコックピット左右に取り付けられたレバーを握ってそう言う。

《SOMA》の操作方法は至ってシンプル。

神経接続による身体の操作、そしてそれ以外の武装はレバーでの操作だ。

『ネフホロ』と比べて比較的簡単なのである。

 

「さあさあ、暴れに行こうじゃねえか!」

 

ソルトのその声と同時に、《SOMA》は沼地に着地する。

青と白銀の大剣と盾が光を放ち、その機神は人間のように疾走した。

 

『ソルトくん、北北西の方向に【泥掘り(マッドディグ)】と呼ばれる大型の生物がいるみたいだぜ!』

『火力試験の良い機会だよ!』

 

「了解、ぶっ飛ばしてやるわ!」

 

《SOMA》は速度を上げ、雑魚モンスターを蹴散らしてそこにむかう。

《BM-ゲージ》がMAXの状態だと、《SOMA》は最大5分間動き回ることができる。

《ゲート=ノード》の射出時間も加算すれば、残り時間は4分30秒程。

あの時の圧倒的火力がそのまま出せるのであれば、【泥掘り(マッドディグ)】も制限時間に余裕を持って狩れるだろう。

 

そうして、ソルトが《SOMA》を使って走り回っていると、崖に囲われた沼地にたどり着く。

 

『そろそろ、さっき言ったアイツが見えてくるよ〜...ソルトくん?』

 

「了解、って...うげぇ...かっちょいいロボットが泥だらけじゃねえの...」

 

『あっ、そうそう。そのモンスター、地面から突撃してくるからよろしくー。』

 

「おっけー...」

 

そうしてソルトが盾と大剣を構えて待機していると、地面から鮫の頭に鯰の髭を生やし、四肢の発達した土竜のようなモンスターが飛び出てくる。

これが目標である、【泥掘り(マッドディグ)】だ。

本来このモンスターは沼地での戦闘のため、速度に制限がかかった状態で戦闘することになるが、《SOMA》に乗っており、それが解除されても、空を飛べるソルトからしたらただ飛びまわるだけの的。

 

『出来るだけ、俺もサポートさせてもらうよ!』

 

「頼むぜ、エイオーン!」

 

【SOMA:対象をロックオン】

 

ソルトが《SOMA》のレバーを操作し、マッドディグをロックオンすると、盾を前に構え、大剣を振りかぶる。

 

「喰らえっ!!」

 

《SOMA》が踏み込みをすると、大剣を思い切り振るった。

 

『グオオオオオオ!!』

 

大剣はモンスターにクリーンヒットし、マッドディグは壁に打ち付けられる。

 

「WOW!素晴らしい性能だ!!」

 

『だろ?これが3000年前の俺達の最終兵器、Sovereign Of Mechanized Adventurers(機械化された冒険者達の支配者)、《M-02 SOMA》の性能だ!』

『さっ、まだ対象は生きてるよ!』

 

「OK!!」

 

ソルトが《SOMA》の盾を前に構え、防御体勢に。

マッドディグも立て直したのか、沼に潜ると、姿を晦ましてしまった。

 

「どこ行きやがったあの魚!!」

「かかってこいやテメェ!!」

 

ソルトが興奮気味に叫びながら待機する。

 

『来るよ!!』

 

エイオーンがそう言うと、地面が振動し、背鰭が迫る。

 

『ガァッ!!』

 

「来たな!!」

 

マッドディグは沼から飛び出すと、《SOMA》に向かって飛びつく。

ソルトは《SOMA》の盾でそれを受け流し、大剣を使ってカウンター。

 

「やりぃっ!!」

 

マッドディグの尻尾が切断され、ソルトは《SOMA》の右腕の大剣を地面に刺すと、モンスターの右前脚を掴む。

 

「もう潜らせねぇよ...!」

 

『グォォッ!?』

 

そのままソルトはマッドディグをそのまま振り回し、地面に叩きつけまくる。

制限時間は残り2分程。

ソルトはマッドディグの脚から手を離し、地面に落とす。

 

「さっ、性能確認もほぼ終わりだ。」

「仕上げと行こうか!」

 

ソルトのその言葉と同時、《SOMA》の胸部装甲が4つに開き、コアが脈動する。

ソルトが《SOMA》と対峙した時に撃たれたあの技だ。

 

「【星砕砲(ベテルギウス)】!!」

 

次の瞬間。

胸のコアから橙の極太ビームが放たれる。

泥が吹き飛び、マッドディグは跡形もなく消滅。

灰になる暇も与えず、焼き尽くした。

 

しかし、BM-ゲージを全て消費して放ったために、《SOMA》は青い粒子と共に空に消えた。

 

『...ちょーっとやりすぎかなぁ...』

 

「いやいや、お前もこういうのやってただろ?」

「偶然とか言ってたけど、あれが故意にやったってのはもうとっくに気付いてるぜ。」

「これでトントンだ!」

 

『バレちゃったか...まあ、そういうことにして置くよ。』

『報酬については帰還してから説明するよ。』

『量子テレポートも機能復活したし、艦内の移動やファストトラベルもできるんじゃないかな?』

 

【チュートリアル:【ユニークシナリオ:鋼の脈動】クリア下で【泥掘り(マッドディグ)】を討伐した為、《ゲート=ノード》及び艦内のファストトラベルが解放されました。UIのマップから早速飛んでみましょう!】

 

「おお!何気に困ってたのが解消されたー!」

「じゃ、早速飛びますか!」

 

ソルトがマップのUIを開き《ゲート=ノード》のブリッジを選択すると、ソルトは《エイン》と共に粒子となって空に消えた。

 


 

一方その頃、サンラクは。

サードレマへ向かっており、ソルトと同じく《四駆八駆の沼荒地』》にいた。

が、その隣には喋る兎...エムルがおり、行動を共にしていた。

 

彼は《夜襲のリュカオーン》に襲われた後、兎御殿という場所に到着し、ヴァイスアッシュというクソデカウサギ(?????)に認められ、エムルを引連れて《サードレマ》に向かっているという訳だ。

 

サンラクもソルトと同じく、ユニークにぶつかったということ。

 

彼らが再び合流する日も近いのかもしれない。




今回で結構進められた気がする。
次回はアニメ6話くらいかな

今後、エインがぶっ壊れて完全に新しいアーマーを作る的な展開をするか

  • おけまる
  • ダメです
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