ロボット中毒者、神ゲーに挑む。   作:インビジブルです男

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塩、2つ目の街に到着する。


性能チェック

ソルトが街に到着すると、そこは開拓者(プレイヤー)で溢れていた。

やはりソルトは目立ち、「なんだあれ?」「上級者か?」と注目を浴びていた。

 

「うーん、注目ってのは心地良いものだなぁ!」

 

ソルトは真っ直ぐ行ったところに見える白い建物を目指して歩きながらそういう。

白い建物は宿屋であり、部屋を借りてベッドで寝ればリスポーン地点を更新することができるのだ。

 

ソルトが宿屋を借りたい理由はリスポーン地点の更新、そしてゆっくりと装備性能の確認を行いたいからだ。

 

「装備の確認が終わったら、1回ゲームを中断して、改めてこのゲームの詳細を知ろうかね。」

 

ソルトは宿屋の扉を開け、受付に向かう。

 

「部屋をひとつ借りられるか?」

 

ソルトが受付にいるNPCにそう聞く。

 

「はい。」

「この宿屋は開拓者の皆様が安心してご利用できる、憩いの場を提供しており...」

 

NPCの長い話の末、ソルトは空き部屋の103号室に入室する。

 

「ふう...NPCが普通に会話に会話できるとか、このゲーム作り込みがすげえな。」

「データ量相当多いんだろうなぁ。」

 

ソルトは《エイン》を脱ごうとすると、その他武装も赤い光と共にソルトの心臓の位置に吸収される。

それを見たソルトがベッドに寝転ぶと、リスポーン地点の更新という音声が流れた。

 

「さてと...ゆっくり装備の性能確認とステータスの割り振りでもしようかね。」

 

彼はぎこちない動きで装備品のUIを選択し、装備品の性能を確認する。

 

「おっと...?思った以上にえげつない性能してやがるな...」

 

前提として、彼の《エイン》やその他武装は使用者のレベルと共に強化される為、強化値の概念が存在しない。

まず《エイン》。

毒、麻痺、火傷の状態異常の無効化、パージという特殊機能で耐久性を犠牲にし、機動性、格闘、射撃威力の上昇が効果だ。

シンプルながらもとても強い武装と言えるだろう。

次に《ムラマサ》。

分類は刀、効果はヒット毎に15%の確率で敵の防御力を下げ、ブースト出力に同調し、クリティカルダメージ及び判定に補正がかかるいうもの。

そして《エウドロス》。

分類はアサルトライフルで、効果はシンプルな自動照準補正で、制度の上昇というものと、当たる度に速射速度が上昇するというもの。

更に《ヘルメス》。

分類はミサイルで、効果は最大3体の敵をロックオン可能というものであり、敵の数に応じてダメージが上昇するというもの。

 

どれも非常に強力で、伸び代もある。

 

「複数の敵と戦ったことが無かったが、ミサイルらしくロックオンは複数体にできるのか...いいね。」

「次はステータスの割り振りか。」

 

ソルトはニヤけながらステータスの割り振りに移る。

 

「さーて、どんな感じにしようか。」

 

数分の考え込みの後、ソルトは手を動かし、ステータスは以下の通りになった。

 


 

PN:ソルト

LV.15

JOB:機戦者

3000マーニ

体力:45

魔力:5

スタミナ:35

筋力:38

器用:40

敏捷:36

技量:30

耐久:22

幸運:14

 スキル

全弾射撃(フルバースト)

・リミッター解除

 

装備アセンブリ

フレーム:RA-01 Ain

主武装1:GB-01 Muramasa

主武装2:LR-01 Eudorus

肩部武装:LM-01 Hermes

拡張:AB-01 Idaten

 


 

「よし、割り振り完了!」

「器用と技量を結構上げたし、制御しやすくなるんじゃねえか!?」

 

ソルトのステータスの割り振りが終わり、彼は1度中断しようとするが、受付の方で誰かが慌てている声が聞こえる。

それも、聞きなれた声の。

 

「サンラク...か?」

「いやいや、それはねえだろ...アイツはクソゲーをこよなく愛する男だぞ?」

「こんな神ゲーに手をつけるはずが...」

 

ソルトがドアに耳を当て、NPCとそのプレイヤーの話を聞く。

『サンラク』とはソルトの友人の陽務 楽郎のプレイヤーネームだ。

そのプレイヤーは102号室を使用可能になったという文言を聞くと、ダッシュで部屋に駆け込む。

 

『ッシャオラァア!』

 

扉をこじ開け、ベッドにダイブする音が聞こえる。

 

『よっしゃー!間に合っ...』

 

声が聞こえなくなった。

恐らく、毒等によるダメージでリスポーン地点更新と同時にデスしたのだろう。

 

「...一旦中断するか。」

 

ソルトはその状況に一旦冷静になろうとVR機器を頭から外し、ベッドに座る。

 

丈はスマホを取り出しすと、そのプレイヤーと思わしき人物にメッセージを送るべく指を動かし始める。

 

『シャンフロ買った?』

 

『うん』

 

『マジか 今セカンディル?』

 

ソルトは早速そう聞く。

 

『そう』

『お前思考盗聴してる?』

 

『なわけw』

『部屋隣だからねしかたないね』

 

『マジか』

『一緒にやる?』

 

『やるやる』

 

丈は口角を上げ、VR機器を再び装着すると、ベッドに体を預ける。

休憩する予定だったが、友人とゲームするのであればそんなものいらない。

アドレナリンドバドバの状態で、ゲームを再開する。

 

「アイツも遂に神ゲーに手を出すか...!」

「お互いソロプレイとはおさらばだな...!」

 

ソルトがゲームを再開し、《エイン》を装備しようと装着しようとすると、心臓の部分から赤い光が広がり、軈て《エイン》やその他武装が装着される。

 

「さーて...サンラクはどんなアバターなのかな...?」

「楽しみだなぁ...」

 

ソルトは期待に心躍らせ、部屋のドアを開けた。




塩と半裸の鳥頭、遭遇。

今後、エインがぶっ壊れて完全に新しいアーマーを作る的な展開をするか

  • おけまる
  • ダメです
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