ロボット中毒者、神ゲーに挑む。   作:インビジブルです男

7 / 12
やだァァァァァ月曜日来んなぁぁぁぁ(憤慨)


Are you serious?

「さーて...サンラクはどんなアバターなのかな...?」

「楽しみだなぁ...」

 

ソルトは期待に心躍らせ、部屋のドアを開けると、そこに立っていたのは半裸の鳥頭のプレイヤー、サンラク

ソルトのリア友である陽務 楽郎その人だ。

 

「お前正気か?」

 

「よう!昨日ぶりだな、ソルト!」

 

「いやいやいや、よう!じゃないのよ。」

「何?その装備の少なさ。」

 

「いやー、やっぱりいい武器が欲しいからさ、キャラクリの時にいらない装備を売っておいたのよ。」

 

「あー...なるほどね?」

 

「そういうお前はなんだその装備?」

 

そう言うサンラクの目線の先にいるのは、全身をメカメカしいアーマーで包み込んだ男。

 

「始めた時にユニークシナリオ?ってやつのお陰でゲットした装備だ。」

「さっき性能を確認したんだが、めっちゃ強えのよ!」

 

「運がいいな、お前。」

 

「だろ?」

 

ソルトはヘルメットの下で笑い、そう返答する。

 

「んで、どうする?防具屋にでも行くか?」

 

「そうするわ。流石に半裸は目立つからな。」

 

「了解、落ちるまで付き合うぜ!」

 

2人は防具屋に向かった。

 


 

「お買い上げ、ありがとうございます。」

 

防具屋でサンラクは《隔て刃の皮服》という装備一式を書い、着用する。

鳥頭というインパクトは残っているものの、半裸の変態というイメージは払拭できた...と思われる。

 

「なんかシュールだな。」

 

「うるせぇ!」

 

「頭はどうする?」

 

「あー...」

 

サンラクは《隔て刃の皮服》の頭部装備を見つめると、2人は目を合わせる。

 

「...やめておくか。」

 

「そうだな。」

 

彼らは防具屋を後にし、武器屋へ向かう。

サンラクの鳥頭もそうだが、ソルトの《エイン》のインパクトは凄まじく、道中も注目を集めるが、武器屋に無事に到着。

 

「邪魔するぜー。」

 

「いらっしゃ...!!?」

 

「?」

 

ソルトが挨拶をしながら武器屋に入ると、店主はものすごく驚いた様子を見せる。

 

「どうかしたか?」

 

ソルトが首を傾げると、店主はしばらく声を詰まらせた後、小さく息を吐いた。

 

「その装備...あんた、機戦者(メカニスト)の後継者か!?」

 

「まあそうだな。」

 

「なんだそれ?」

 

「ユニークシナリオで転職した俺の今のジョブだ。」

「多分俺しかいない!」

 

「すげぇ...」

 

店主は深呼吸をすると、声を潜めて言った。

 

「昔な...《四駆八駆の沼荒地》の近くに、『長い年月を経て尚、心臓のように脈動する鉄の遺跡』があるって噂があったんだ。」

「その遺跡に行った奴らは皆、二度と帰ってこなかった。」

 

「おう。」

 

「こっわぁ...」

 

ソルトが頷き、サンラクが身震いをすると、《エイン》のコアが胸の奥で反応するように脈動した。

 

「俺の友人が探索しに行って、調べようとしたらな。戻ってきた時には...『あれは...生きていた』って言って逝っちまった。」

 

「生きていた...?」

 

「そう、《ゲート=ノード》って呼ばれてる。」

「遥か昔に古代文明が遺した、自立稼動型の移動要塞らしい。」

 

「移動要塞...!」

 

ソルトは期待を一気に膨らませる。

ロボット好きとして、その母艦、拠点となり得る移動要塞なる存在は不可欠なのである。

 

「場所は!?」

 

「おい、お前本当に行くのか!?」

 

「ぜってぇー行く。気になる。確実に行く。放っておけねぇだろ...こんなの!!」

 

「ここから南西の所にあるらしい。詳しい座標は知らねえが、あんたのその装備なら座標を知らせてくれるはずだ。」

 

「...《エイン》が反応してるな。こいつのシナリオと関係があるなぁ?」

 

店主の顔が険しくなり、ソルトを見る。

 

「やめておけ。行けば最期、アンタが止める側になる。」

 

「そんなの知らんよ。」

「立ちはだかる壁は打ち壊してこそだろ!」

 

「ソルト、お前はその調査?に行ったらどうだ?」

「俺はお前に追いつきてえし、色々やってからまた合流しようぜ!」

 

「まじで!?いいの!?」

 

「ああ!」

 

「サンキュー!」

「じゃあ、フレンド繋いで何時でも合流できるようにしとこうぜ!」

 

「おう!」

 

2人はフレンドを繋ぎ、その後すぐにUIが現れる。

 

【『ユニークシナリオ:鋼の脈動』が発生しました。】

【目標:四駆八駆の沼荒地に眠る《ゲート=ノード》を起動せよ】

 

「サンラク、また今度な!」

 

「おう!」

「シナリオ、頑張って来いよ!」

 

「ああ!」

 

ソルトが武器屋を出ると、勢いよく南西に向けて空を飛び始めた。




短めになって死ぬ

今後、エインがぶっ壊れて完全に新しいアーマーを作る的な展開をするか

  • おけまる
  • ダメです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。