恥知らずと忘却の彼方   作:マネモ・ブランドー

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どんどん物書きとして成長していきたいです 


「ウォーキング・デッド」その②─ボーダーオブライフ

 

 こう何人も屍生人(ゾンビ)を狩っていると自分の人間性を疑いたくなる。

 

 ぼくは簡単に少し前まで普通に暮らしてた人を殺せるけど、ブチャラティやジョルノはどうだったろうか。

 ジョルノなら殺れるだろう、案外一番戸惑うのはナランチャかもしれない。

 そう信じたい自分がいるのだろうか。

 

「んだぁ? このクソガキ、ってパンナコッタ・フーゴじゃねぇか。有名人だ」 いきなり話しかけてきやがったッ! 作業員…でいいんだよな? 明らかにさっきまでのヤツらと様子が違う、生きてるのかのように人語を解している。

 

「アンタ…『人間』か? 敵に雇われた『スタンド使い』か?」

 

「半分正解半分不正解 オレは『屍生人(ゾンビ)』の『スタンド使い』さ」

 

「『屍生人(ゾンビ)』にスタンドなんかあるのか? 空っぽの魂と腐った脳ミソしかないと思ってたよ」

 

 屍生人(ゾンビ)を作り出すスタンドはともかく、『スタンドに操られた死体』にスタンドが出来るのか? 

 生前に発現した能力を利用されているのか。

 

「能力を言ってくれるヨイ子ちゃんじゃないんだ、スタンドを出される前にブッ壊してやるぜ」 スタンドを出したその時ッ! 

 

「『ボーダーオブライフ』生きながら朽ち果てな」

 

「ッ!? なんだ…コレ」

 

 ヤツの体からゴミ袋みてーな人型が出てきた瞬間、ぼくの体から何か…『生気』みたいな物が抜けていく感覚がある。今にも倒れそうだ。

 

「すっかりオレの能力に掛かってるな、『ボーダーオブライフ』その能力はいわば『腐乱』だ。 想像してみろ…生きながら朽ち果て、グチャグチャの腐乱死体になっていくところを…エグいなんてもんじゃない」

 

 口の中が乾いて何も言えない、だがぼくのスタンド『パープル・ヘイズ』にも似ている能力だ。

 勝てる可能性は0じゃあない、少しづつ相手を分析し、必ず殺る 逃さないッ! 

 

「アンタの能力『パープル・ヘイズ』強い能力なんだってな、なんでも生き物ならなんでもグチャグチャにできるとか。だがオレには効かないぜ 何ってたって『死んでるん』だからなッ! そのまま朽ち果てろォーッ! ハナタレのチンカス野郎ォーッ!」

 

 すごく辛い、なんか体が緑色になってきたし、視界や色んな感覚が鈍っている。

 ぼくは死ぬのか…ナランチャやアバッキオ、それにブチャラティに所に行けると信じたいな。

 

「フーゴッ! パンナコッタ・フーゴッ! ドコにいやがるッ!」

 

 サーレー…すまない、ぼくは先に逝くぜ。

 ズッケェロと再会できることを…願っ…てるぜ

 

 ✳

 

「オイオイオイ…フーゴ… しっかりしろよフーゴッ!」 

 

 オイオイ…マジで死んじまったのか? さっきから襲いかかってくる職員もそうだが、ここに来てからマズイことばかり起きる。

 

「アンタ…サーレーだっけ? 思い出したぜ、確かカプリ島でフーゴの元上司にボロクソにやられたとか…フッ すまない、少し無様すぎてね…今殺してやるよッ!」

 

「『クラフト・ワーク』防御しろッ そして敵のラッシュを『固定』しろッ!」

 

 オレのスタンド『クラフト・ワーク』はモノやエネルギーを『固定』できる。 

 弱いスタンドと思うかもだがしょせん()()()()()()()()()()()()使()()()って誰か言ってたしな。敵のスタンドを観察すると、ゴミ袋どドブが融合して人型になったモンスターみたいな『近距離パワー型』つまり射程距離からさえ離れればフーゴも助かるな

 

「『ブッ殺す』? その言葉を使うのは今じゃあない、()()()()()()()さ。その点カタギの弱虫だな」

 

 弱虫野郎の血管が浮き出てやがる、そんなんだから弱虫扱いされるんだぞマヌケ。

 

 

「コケにしやがって…ッ『ボーダーオブライフ』ッ! そのクソをギッタンギッタンにしてッ! ゴミ集積所にぶち込んでやれェ──ッ! 

 

「そういうとこが弱虫だって言ってんだよゴミカス。既にテメーのスタンドの腕が『固定』されてることに気づかねーのか? トドメだ『クラフト・ワーク』ッ! コイツに極上のヤクザのラッシュをぶち込んでやれェーッ!」

 

 

マン・マシーン・マン・マシーン・マン・マシーン・マン・マシーンーッ! 

 

 

「ぶげェェェァァァァッ!」 全部弱虫の脳ミソにダイレクト・アタックッ! またあの世に行ってろダボが




スタンド名 『ボーダーオブライフ』
本体名 弱虫野郎(本名不明)
スタンドパラメータ 破壊力-B スピード-B 持続力-B 精密動作性-C 射程距離-D 成長性-なし(死体のため成長はしない)
 

人を生きたまま朽ち果てさせ、腐乱死体にするスタンド、緑色のゴミ袋のような頭とドブで構成された肉体の(ヴィジョン)を持つ、生前に『矢』で刺されて死亡するも、『ウォーキング・デッド』で蘇った
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