クウガの世界にやってきた光一と葵。
「何で分かるの?」
「さあな」
歩き出す光一。
「どこ行くの?」
「クウガを捜す。葵は宿でも取って待ってろ」
光一はそう言って葵と別れ、クウガの捜索を始めた。
だが、どこを捜してもクウガは見付からない。
「クウガの野郎……どこにいやがる?」
その時、光一の前にグロンギが現れた。
「何だお前?」
「
「あ? 何言ってんだ?」
「ゴラゲロクウガゾガガギゼギスボバ?」
「何言ってるか分からないっつーの!」
光一がそう言ってバックルを取り出そうとすると、一台のバイクが近付いてきた。
バイクには赤い色のクウガが乗っていた。
「クウガバ?」
クウガがバイクでグロンギに突進する。
グロンギはバイクをかわした。
「あんた、ここから速く逃げろ」
「お前がクウガなのか?」
クウガは振り返る。
「何で名を?」
そこへグロンギの攻撃が入った。
「うわ!」
吹っ飛ばされるクウガ。
光一はバックルを装着してカードを挿入した。
「変身!」
{KAMEN RIDE──DECADE}
九つのクレストが浮かび上がり、ディケイドに変身する光一。
「はっ!」
ディケイドはライドブッカー・ソードモードでグロンギを斬り付けた。
蹌踉めくグロンギ。
「一瞬で終わらせてやる」
ディケイドはカードをバックルに挿入してサイドハンドルを閉じた。
{FINAL ATTACK RIDE──D D D DECADE}
ディケイドは出現した十枚のカード状のホログラムを二枚おきに潜り抜け、最後の一枚を突き抜けた所で、クロンギを必殺技のディメンションスラッシュで斬り裂いた。
グロンギは大爆発を起こして跡形もなく消え去った。
ディケイドはサイドハンドルを展開し、変身を解いて光一の姿に戻った。
と、そこへクウガが戻ってくる。
「あんた何者?」
「怪物はいない。変身を解いたらどうだ?」
「ああ、そうだな」
クウガは光に包まれ、一人の男に姿を変えた。
「俺は
「秋山 光一だ。訳あって世界を旅してる」
「その姿からすると、あんた警察官なのか?」
「どうやらそうらしい」
「はあ?」
「俺は異世界から来たんだ。この世界では警察官ってことになってるらしい」
「異世界?」
光一はユウスケに自分の世界のことを簡単に説明した。
「──と、言う訳だ」
「そうか」
そこへ駆け付けてくる一人の女性刑事。
「ユウスケ、グロンギは?」
「この秋山って言うやつが倒したよ」
「貴方、警察官?」
「ああ。あんたは?」
「
「秋山 光一、仮面ライダーだ」
「仮面ライダー? クウガみたいなやつのことか?」
「たぶんな」
「仮面ライダー……何か格好いいな。よし、俺も今日から仮面ライダークウガにしよう」
「それより、この世界のことを教えてくれ」
その時、光一の無線が声を放った。それによると、女性警官が一人グロンギに襲われ死亡したという。
「恵さん」
「貴方も行くわよ!」
石原と石堂はパトカーに乗り込む。
光一はマシンディケイダーに跨がってパトカーを追う。
現場に到着し、女性警官の遺体を見詰める三人。
「また女性警官か。これで何人目なんだ?」
「女性警官ばかりが襲われてるのか?」
「ああ。しかも遺体には外傷がないんだ。丸で病死のような……」
「そうか……」
光一はその場を離れる。
「どこ行くんだ?」
「グロンギを捜す。まだそう遠くへは行ってない
光一はグロンギを捜しに向かった。
その様子を離れた所から監視している謎の男、池上は呟いた。
「ディケイド……」