それは統合して『三界計画』と名付けられた。
『三界』とはすなわち、永生炉、新
永生炉にて偽りの楽園に沈むか、変異体となって新
太陽人にそれらの選択肢を与える。
正真正銘、天道議会の持つ技術の集大成であり、最後の太陽人生存計画だった。
解決すべき技術的課題はいくつかあった。
永生炉のバージョンアップ。
そして、変異体の知性を保つ研究。
しかもそれらは天禍相手のように先の見えない闇ではなく、解決への道筋が確かに見えている希望の光だった。
……とはいえ、空想に沈むかバケモノになるか今までの生活を捨てるか。与えられる選択肢はあまり上等な物では無かった訳だが。
本計画は三界それぞれの整備が必須である事から、必然いくつか計画に細分化された。
『
そもそも永生炉は時間稼ぎとしての側面が強く、コールドスリープさせたまま生涯を終えるような運用は想定されていない。
さらにいかなコールドスリープと言えど、夢を見る程度の代謝は働いている以上、さすがに限界はやって来る。
永生炉計画発足当初、
つまりそれが永生炉の限界点になる。
もうちょっと述べると、永生炉は猿人依存度が強すぎて数百年ほどしか持たないのだ。
いかに完璧に調整され自動化された
脳が大きく感情豊かで社会性に優れた生き物たちを、限定エリアに押し込めたまま生贄を要求し続けるようなマネをどれだけ続けられるだろうか。
人の古代史を顧みれば、想像もつきそうなものである。
数百年か、あるいは千年か。
―― そう、千年持つなら上等の部類だ。
それ以上は
むしろ
そして、そうなるほどに時間が経ってしまえばもはや、そこまでシステムが続いていてもコールドスリープしたまま朽ちるのは避けられない。
つまり
―― さて、何故敢えて三界計画から
結論を述べると、この計画においては
主に太陽・
@ @ @
一口に言えば『調和』である。
自然の理と、宇宙の理と合一し、『調和』の道を目指す。
……かなり乱暴な丸め方だが、道教を一口に説明するならこう言った物となるだろう。
究極の理想として『神仙』と言う道がある。
完璧に『調和』のとれた体となれば、それは自然や宇宙と融合する事と同義であり、それはつまり有るがままに於いて有り、不老にして不死の存在になる事と一致すると言う。
この究極を求めて道教では、精神修行の他にも錬丹や気功と言った術も学ぶ。
こう言った修行を行う者たちの事を『道士』と呼ぶ。
もちろん、神仙になる事だけが道ではない。
人間社会の『調和』を目指し、過度な執着から離れ無為自然のままに生きる。一種の悟りとも呼べるだろう。
おもしろいのがこの道教、突き詰めて考えてみると、科学を目指し宗教から背を向ける事を旨とする天道議会の
宗教から背を向けるにも関わらず、
しかし天道議会。その科学の力を以て宇宙の理を読み解き、結果として不老にして不死の存在になる事へ近づこうとしているその姿は、そのまま道教における『神仙』を目指す事と同義と言える。
―― 科学を以て調和を目指す事も
あるがまま、無為自然に生きる事もまた、
大切なのは手段ではない。
『調和』する事こそが真理なのである。
……長い間、人はその事を忘れてしまっていた。
思えば
そして
彼らだけではない。天道議会も含め、多くの人がそれを忘れてしまっていた。
科学の道を歩み、宇宙の理を解きほぐす兄を誉れにしながら、自身はまた無為自然も忘れずに生きる。
―― そんな
……
座禅を組みながら
竹の皮から竹簡よりも取り回しの良い『竹皮紙』を見出し、
『七想起』をはじめとしたさまざまな著書を広げ、
しかし自分の死期が確定してもこれに抵抗せず、真実の吹聴もせず、
ただあるがままに生き、納得のままに死を受け入れた。
そこに悲壮は無く、それ故に彼らは幸福だ。
ある意味でこれは、真実を開示しなかった
……これはまさに『調和』なのではないだろうか。
彼女もまた、
(……『調和』は……認める事から始まる……か?)
天道議会とて、なにも最初からこれに背を向けていた訳ではなかった。
伝承、平等、公正、忠誠、規律、革新、無私、博愛、知識、洞察。
十王の掲げる10の精神。
これはまさに『調和』を目指す指針であると言える。
道教に背を向けながらしかし、その精神には道教の影響が強く見られた。
知らなかった訳ではない。
だがしかし、『理解』していなかったのだ。
掲げていながら、それらが目指していた物を『理解』していなかった。
―― 月を指差すことと同じようなものだ。指に集中するな、その先に意識を向けろ。
もし
ちなみにブルース・リーは、その場の感性で月に喩えたのではないと言われている。
禅宗の教えに『指月の喩え』と言う物があり、同じ事を説いていた。これを引用したのだろうと。
ふと見上げた空には星がまばらに瞬いていた。
プロジェクターに写されている疑似的な空。
ふと求めた月もまた、人工の夜空に欺瞞の光を発していた。
―― だがしかし、その光を指して偽物だと憤る者はどこにも居ない。
此れもまた、『調和』のひとつと言えるのかもしれない。
新
やりたい事は、ちゃんと見えた。
だからそこに至るまでの『調和』を考えるのだ。
@ @ @
太陽各々が精力的に動き、定期的な十王会議にて何名かが忙殺によるホログラム参加するようになると、だんだんと会議場に集まるよりも通信で簡易会議に済ませる場面が多くなった。
さらに
エネルギーの消費量も上昇し、もはやデジタル的な隠蔽が随分おざなりな状況が続く事になると、当然
―― するとついに、
薬酒の源泉たる
……
あの『和』を成功させた十王会議からこっち、今ならきっと
果たしてその予見は半分正解していたが、半分は別の方向へすっ飛んだ。
「ほう、貴様があの薬酒の源泉、
……かような猿人があのような神秘を造り出してみせるとは……」
「フン、またナントカ人とやらが増えたのか。どいつもこいつも統一性のない出で立ちだな。まったく
……しかしお前、なんで下履いてないんだ? 女なのは解るが、痴女なのか?」
「あ? キサマ、ハダカに葉っぱな分際で今わらわにケンカ売ったのか、あ゛あ゛??」
考えてみれば、唯我独尊と疑心暗鬼が衝突したらジョートーのキメ合いに発展するのはコーラを飲んだらゲップが出るのと同じくらい当たり前な事だった。
同時に
下が無いのと上が無いのを比べる行為は、誰がどう見たってどんぐりの背比べどころの話では無いと思う。両方アウトだ。口にはしないけど。いや、下の方がヤバさは上か?
事態はすわ殴り合い勃発かと言う所まで行った。
武器や手勢を使おうとしていなかったのは『野良ザル相手に表道具は用いぬ』的なアトモスフィアだったのか。
対して
頭頂部が寂しいどころか枯れ果てたカッパなお年ごろであったとしても、その腕っぷしは健在であった。
汚い乳首と脂肪の下にはちゃんと筋肉が宿っている。
アレはしつけがなってる方なのだろうか。それともなっていない方なのだろうか。
なお、そんな事態は
もうあいつ一人で良いんじゃないかな。
……で、どんな紆余曲折を経たのか。
それを怪訝な顔をしながらそれでも口に入れつつ、動揺を隠せずに
「目玉を生で食うとかさすがバケモノ、と思ったが……本当になんなんだコレは。
しゃくしゃくと瑞々しく、さわやかでかつ濃厚な味わい……くやしいが、非常にうまい。
しかし見た目と全然違うから脳が認識を拒む。本当に何かの目玉じゃないのか?」
「フン。わらわの手掛けた最高傑作の一つじゃ。
このグレードともなると本来は口に出来る者が限られる。心して食すが良いぞ」
「お前ら太陽人と言うヤツが、こう言った作物を自在に作り出すほどの技術を持っている事は良くわかった。……しかし、なんで見た目が目玉なんだ」
「気にせず素直に受け入れよ。説明しても、どうせお主の頭と知識では理解できん」
「……フン」
おもしろくなさそうにブスくれながら、
「まあ、そうだな。認めよう。
それが悍ましいもので出来ている、と言うのは流石に理解できたがな。その理由も、そもそも何をするものなのかと言うのも、何度聞いても良くわからなかった」
「……そちらの方が普通であろう。前知識も何もなく、元能エネルギーなんてものも知らず、原始的な生活を続けて来た者に対してコールドスリープやメタワールドを理解しろなどと。
わらわは厳しい方だと言われてはおるが、さすがにそんな無茶を要求したりはせぬ。
……アレは、理解できた
「いいや。
だが……あの好奇心と聡明さは、あいつの立派な才覚だよ」
きっと、
暇を見つけてマユツバな思いで
なるほど、普通に面白い物も書くのだなと妙な納得をしたのも覚えている。
本当に、これであの
軽く首を振って視線を落とす。
「俺としては……それでも悍ましい物であると理解出来てなお、俺に対しての態度が変わっていないのが不思議だ。
永生炉は理解できなくとも、
……お前は俺に、恨み言があるんじゃないのか」
覇気のない
「何度も言ってるぞ。俺は、自分の目で見たモノしか信じちゃいない。
―― それはつまり、自分で理解した物しか評価しないという事だ。
お前の所業は解ったが、その内容を理解できないのに何か評するほど俺の頭はマヌケじゃあない。
……まあ、こうやってここで過ごす前だったら反発していたかもしれないが。
今ここに至れば、少なくともお前が悪趣味や狂想、我欲からこの蛮行を続けてるとは思わん。お前らにとっては絶滅から逃れるために縋った、不本意でもか細い希望の糸だったという事ぐらいは理解してるつもりだ」
「……」
「だから、俺が気になるのはその先だな。……つまるところ、俺たちはこの後どうなるんだ?
何か変わるのか? それともこのままなのか?」
「蓬莱晩年の愚民どもに聞かせてやりたいセリフだな。ただただ自分だけは助かりたいとギャーギャー反射的に騒いでいたあ奴らよりもよほど冷静で弁えておる。
わらわの関わった猿人共も、素直でどこか冷静なものばかりであった。
この点に於いて、おぬしらは明確にわらわ達より優れておると言える」
盃の中身に視線を落とし、その水面に映った自分の顔を眺めながら答える。
「……俺としては、永生炉からの解放を進めたい。お前たち猿人を
その様子を見定めるように、煽るようにして
「ほう……ならば
「いや……永生炉には手を入れられる余地がまだ結構残っている筈だと思っている。
同時に、ソフトウェアの面から並列処理の拡張性を補強する。その上で新しくCPUを増設し
、猿人への依存度を緩やかに下げていく。
……俺の作ったシステムは、元々そう言った事が出来るように拡張性を持たせて設計している」
「ふむ、準備の良い事じゃな。しかしその為の資材はどうする?
「いや、その方向はなるべく取りたくない。
この星系、恒星の周りをいくつかの惑星が回ってるのだが、その恒星から
雑にスキャンをかけてみたが、金やプラチナ、鉄なんかが豊富に見つかった。それなりに大変だが、あそこを採掘すれば、必要な資材は多分集まる」
「……貴様、そう言うのを見つけるの本当に得意じゃな。
となると資材状況によっては不可能とされていた元能波のマスキングさえ……いや、さすがに人手が足りんか」
「衛兵のいくつかを改造すれば、作業マシンとして人手に加える事も十分可能だろう。
新
「なんじゃお主、自覚しておったのか」
「……お前ら、頼むからわかる言葉で話してくれ」
質問した筈の
天道議会十王は、例外はあるが基本的に技術屋集団だ。
その面子と酒を飲むともなれば、こうなるのも無理は無かったのかもしれない。
@ @ @
この件を境に、
あの十王会議からこっち、隠蔽する意味は薄くなっていたから、いつかはこうなっていただろうなと思ってはいた。
だがいざ解放してみると、そもそも『
……蓋を開けてみれば、ただ自分が臆病なだけだったという事なのだろうか。
太陽を信じられずに余計な警戒をしていた。それだけだったと言う事なのだろうか。
それが取り払われたのなら、これもまた一つ『調和』に近づいたという事なのだろうか。
色々解析を諦めきれていない
戦神計画の事を聞きに、
混元紀当時の時を僅かながらも過ごしていた
時折、
目当ては山海9000で、どういう心境の変化があったのか新
誰しもが、少しずつ変わっていっているのかもしれない。
あるいは、十王に名を連ねたばかりのかつての頃に、心境が戻ってきているのかもしれない。
―― その上で驚いたのは、纏足ゆえにそうそう出歩かない
「……ねえ
通信でやり取りするのはマズい話題だと思ったのだろう。
他にも
主語が無かったが、何の事を言ってるのかはすぐに察する。
九日百科の事だろう。
十王会議の時に配ったタブレットはそのまま皆に贈呈した。
以降の会議でも普通に手にしていた辺り、アレの利便性については十分浸透したという事なのだろう。もちろん
世が世なら、太陽人一人につき一つ持ちたがるデバイスになった事だろう。
平たく言えば、責任感がありハルシネーションが皆無で回答が正確なChatGPTである。誰だって飛びつく。
さて、そのタブレットでアクセスできる情報だが、
誰でも深掘りしようと思えば、容易に九日百科に辿りつく事が出来る状態になっているのだ。
そしてChatGPTのように、
自分で深掘りしようとしなければその劇物に目を通すようなことは無かったのである。
……さてはて、現時点で九日百科に目を通した太陽はどれだけいるのか。
今のところ、
ただ一人、目の前の
「……読んだのか」
「とんでもない猿人もいたものだわ。わたくしは、どうしてこの事について今まで議題が立ち上がらなかったのか不思議で仕方ないの。
もしかして、みんな忙しくて全く見ていなかったのかしら」
「……」
どうなのだろうか。
やはり今まで話題に出していなかったが、
「……どう扱えば良いのか決めかねているか、あるいは気にしてもしようが無いと割り切っているのかもな」
「あなたは?」
「俺か。俺は……どうだろうな。最初は随分と振り回されたが。
結局、気にしない方が精神衛生的にも良いと言う知見は得た」
「だからって他のメンツにもそれを要求して放りっぱなしにするの良くないと思うわ」
「いやそんなつもりは無くて……見たら見たで、各々で考えて折り合えつけて貰えばなと」
「各々で折り合い!?皆が見る事になるって言うのよ!?
あんな……あんな、艶めかしく乱れながらお兄様と同衾するなんて!!」
「まって真剣に何の話???」
当然
「あんなの……あんなの、困るのよ!!あなたの赤裸々な所を垂れ流すのはもう勝手にすれば良いけれど、それにお兄様を巻き込まないでちょうだい!?
良いじゃない、
多かったわ!!」
「カップリング比率が分かるほどに読み込んじゃったの???」
そして
そんな情報、一生知りたくなかった。
「それに……それに、わたくしとお兄様がイチャイチャするのもいくつかあったけど……は、恥ずかしいわ。さすがに、他の人には見られたくないの」
「!?!?」
「おい、そのお兄様がおまえを二度見してるんだが???」
お兄様も寝耳に水の情報だったらしい。
リアクションを見るに、変異体の知能低下デバフを貫通している気がする。
そして
日記を見るに途中までは太陽をネタにするのを我慢していたように見受けたのだが、ライン越えたらどういう勢いで書いていたと言うのか。
「ま、まあ、そう言うのを置いておいたとしてもよ……?いえ、置いておきたくはないのだけど、話が進まないから置いておいたとして。
「言い方」
「視座が特殊なのよ。わたくしだって書は嗜むし執筆もするからわかるわ。
アレはわたくしたちとは全く違う視座を持って書かれてる。だから、わたくしたちには思いもつかない発想がポンポン出てくるの。
そういうものに、大抵人は惹かれたり影響されたりするわ」
「……特殊なのは視座ではなく
ジト目で睨む
それでも
「いいえ、視座よ。
「つまりはそれが全てだ」
「……ならねえ、
でも九日百科や日記を紐解いても、何処にも私たちを軽視するような視点や上から見るような書き方が無かった。
事象への考察、
血の通った敬意が先に来てるのよ。
―― ねえ、
「……」
真剣な
脳裏をよぎるのは九日百科の前書きに記された、
『
それは物語の中の人物ではなく、血の通った人間への『敬意』だった。
「だからあなたも影響されたのよ。……いいえ、あなたが一番影響されたんだわ。
あの十王会議は、
―― 『敬意を払え』
その考え方は、
その所は
……この流れでそれを認める事ほど癪な事は無かったが、しかし的を射ていたが為に
「ねえ、
「…………。
……『太陽』、か?」
「そうよ。
太陽を照らす太陽……だから危険なのよ。新たな発想程度ならまだ良いけれど、体制や考え方に強烈な変化を及ぼすような影響を太陽にもたらしたら。
……三界計画が成った後なら良いわ。でも、今のタイミングで太陽が変節したら新
変化とは常に、良い方向に倒れるとは限らないわよ?」
それは、技術集団である天道議会から一歩引いた貴族の視点を持つ
そして実感の籠った警告でもあった。
天道議会の変節は、十王こそが何よりも実感していたのだから。
「……
つまりは、そう言う事か?」
結論に入った
「……わからないわ。無責任だと思うけど……どうすれば良いのかなんて、ずっとわからないの。
その『変化』が無ければ希望は見えなかった。今は無かった。わたくしは貴方の手によって、黙したお兄様の棘に貫かれ、お兄様と共に双子の道果になっていた。
……そして今になってなお、わたくしはその未来でも悪くないと思ってしまうの」
「
フフフ……その神話の中で、わたくしとお兄様は夫婦なんだっていうの。しかも『三皇』と呼ばれる帝王がわたくしとお兄様よ。
わたくしは人を作り、お兄様が文化を作った……猿人の神話はなかなかセンスがあるわね」
……それ確か、『三皇』最後の一人は
ちなみにその神話において、
なお、
「私はお兄様と居れればそれで良いの。三界計画が成った後は、この新
……フフフ、これだけはお兄様がなんと言おうとも曲げてあげないんだから。諦めて頂戴ね?」
「……」
だが、どこか葛藤しているようにも見える。
「でもだからこそ、この件についての選択は私以外の人がするべきだと思ったわ。
この先の新
……私はただ、警告しに来ただけ。選択を委ねに来ただけ……
ただね、
どんな形であってもこの書は、確かに光になり得てしまってるのだから」
そう警告した
@ @ @
―― すべては玉石混合……いや、これはもはや玉『糞』混合か。それをし続けた
『何もしないことを選択した』とかそう言う類の話はもはやどうでも良い。
とにかく玉糞混合で
それさえなければ真剣に、書に対する議題を挙げる気にだってなれてたのである。絶対。
どうすれば良かったのかは未だに解らない。
書に対する扱いを何か考えていれば良かったのか?
ともすれば、果たして
ただ気付けば、もう取り返しのつかないところまで終わってしまっていた。
誰もが
そう言えば、
こんな事、全然望んでいなかったのに。
そこに待っていたのはもはや完全に変異してしまった師の姿と、そして ――
スランプ続きでしたが、そろそろ最終回です。
たぶん次回か、そうでなかったらその次くらいに。