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パーティに入れたいポケモンを考える
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なんかコンセプトが欲しいなぁ
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アイドルとか可愛くていいんじゃね?
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色々設定考えてたら、キャラメイク5時間してた
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ストーリーにしちゃえば面白いんじゃね?
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投稿しちゃったね。もう逃げられないな(イマココ
……あれ? 私、いつからこんなことになっちゃったんだっけ。
ミアレシティの交差点で自撮りしてた頃は、ただのアイドルの卵だったはずなのに……。
キラキラと輝くミアレタワーのふもと。
スピーカーから流れる軽快なビート。
ファンの応援ボードには「先輩二人の名前」ばかり。
「ピッシェちゃ〜んもがんばって〜!」
……って声も、時々はある。うん、時々。
でもまだ私は“後輩ちゃん”で、“補欠センター”で、“歌割り少なめ担当”だった。
そんな私の毎日は、優しくてちょっと怖い先輩アイドルたちと一緒に過ごす日々だった。
一人はクールで完璧なセレーネ先輩、もう一人は天真爛漫で破天荒なリュミエール先輩。
二人のステージを見てると、「いつかあんな風に輝きたいなぁ……」って、つい思っちゃう。
でも⸻
「正義の味方!ロトロトぴんく、参上!!」
(全身ピンクタイツとピンクのベネチアンマスクで決めポーズ)
客A「うおぉぉぉぉぉ!ぴっs…じゃなくてロトロトぴんくぅぅぅぅ!!」
客B「う~ん、無意識の恥じらいポーズが艶めかしくて、一周回ってあざとくて草」
客C「いや~!あの正義のヒーローの正体は一体だれなんだ~?(棒読み)」
決めポーズをやけくそ半分恥ずかしさ半分に決めると呼応するように歓声と拍手が起きる。
私はこの瞬間が一刻も早く終わってほしいと内心泣きながら、笑顔でその声に応える。
「ピッシェ、恥ずかしがらずにもっと大胆に胸を張って!今日も配信3万人見てるロト!」
なんだか少しローアングル気味に動画撮影しているような私のスマホロトムから、恐ろしい事実を聞かされた。
「いやぁぁぁぁ!?3万人て!?なんで5日で2倍に増えてるの!?(小声)」
(違うの!確かに有名になって輝きたかったけど、これは違うのー!)
神様仏様アルセウス様、私が望んでいた輝き方はこれじゃないです!!!!(泣き
ポケットモンスターLegends ZA
ポケモンあZAとい伝説
その「いつか」は突然、空から落ちてきた。
のちに伝説となる少女ピッシェは、今日は先輩たちだけのステージのため、出番がなくて落ち込んでいた。
そんな気持ちを持ちなおしたくて、ちょっと内緒で先輩たちの衣装ブースで衣装を着まわして先輩の真似をしていた。
「ばれたらセレーネ先輩に怒られちゃうかも…いやでもばれなきゃセーフ!そうこれはリスペクト!」
誰もいない部屋で、どこの誰にしているのかわからないしよくわからない言い訳をつぶやきながら、ピッシェは様々なアイドル衣装を試着して楽しんでいた。
ピ「わぁ、セレーネ先輩の衣装はやっぱスタイリッシュだなぁ。クール&ビューティーな感じ!」
ピ「リュミエール先輩のは…む、胸がすごい余る…ウェストは余らないのに…」
ピ「これは…この全身タイツの上にさらに向こうのフリルドレスを合わせるのね。斬新だけどアイドル感ある!」
そんなこんなでへこみやすくも立ち直りやすい彼女は気分上々でフリルドレスに手をかけようとした。
外から歓声が聞こえ、ふと外が気になり、フリルドレスを着る前に顔だけ外に出して先輩たちの様子を見た。
先輩たちの最後のアンコール曲が終盤に差し掛かっており、会場の熱気と歓声は今日一番ぐらいである。
みんながステージに、踊りに、歌に熱中している。
だからこそ、外からふと見たピッシェだけがいち早く気づいた。
突然、ステージの真上からギィィ……ンという嫌な音。
誰も気づかない。照明が眩しい。歓声が響く。
ステージ上につるされていた照明のさらに上、ビルの屋上につるされた鉄骨が高層ビルの風にあおられ、バランスを崩してぎちぎちと動き始めていた。
ピ「えっ!? ちょ、あれヤバくない!?!?」
気づいたピッシェが、自分の恰好も忘れて、反射的に飛び出した。
自分の持つモンスターボール2個を即座に手に取る。
ピ「ハっちゃん、バレットパンチで私とらぁちゃんを打ち出して!」
ハ「ハァッ!!」
ピッシェが指示する否や、ラルトスを腕に抱えてジャンプしてハッサムの腕に乗る。
次の瞬間、彼女はステージ天井近くまでで飛び跳ねた。
ピ「らぁちゃん!ねんりきで鉄骨を止めて――ステージ外に向かったハっちゃんのほうに落として!」
ラ「らぁる!」
ラルトスの念力が落ちる鉄骨の動きを止め、移動したハッサムのほうへと進路を変えた。
落ちてくる鉄材を、自慢の堅い身体で受け止める。金属の火花が散り、土埃が舞う。
ハッサムは受け止め切った鉄材を、一息したのちに床に置いた。
ピッシェがラルトスのねんりきでふわりと着地し、安堵のため息を一息ついた。
••••そしてステージの正面を向いた時に観客が息を呑む姿が目に入って固まった。
ステージ中央に着地してしまい、しかもなぜかライトがピッシェを照らしている。
(……まずい。めっちゃ目立ってる。しかも、着替え途中のこの姿でステージのラストをぶち壊しちゃった)
変な汗がダラダラと流れる。
ピ「えっ!? あ、あの……えっと……!」
リ「ぴ、ピッシェちゃ――」
ピ「ちがうんです!ピッシェじゃなくてぇ!!」
長い沈黙を破り、我に帰ったリュミエールからの声を反射で遮る。
脳内フル回転。この場を乗り切るためにどうすればいいのか。
うずしおの如くぐるぐると回る意識のピッシェに、相棒のスマホロトムが、ベネチアンマスクと、一枚のカンペを取り出した。
そして、焦りのあまり、藁にもすがる思いで、彼女はそれを身につけカンペを読み上げた。
ピ「わ、わたしは……! 正義の味方ロトロトぴんく!!」
沈黙。
次の瞬間、ロトムがノリノリでステージにホログラム演出を投影。
ピンクの光、ハートのエフェクト、BGMまで流れ始める。
観客「ロトロトぴんくぅぅぅ!!!」
リ「ちょ、ちょっと!? あれピッシェじゃない!?(小声)」
セ「……ふぅん、あの衣装、私達の衣裳部屋にあったやつよね。面白いじゃない。後で話、聞かせてもらわないとね?」
──その瞬間、ミアレシティの夜空に新たな伝説が生まれた。
⸻本人の望む方向からはかなり脱線した形で。