ポケモンあZAとい伝説   作:ただのひとです

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ちなみに、予約はポケモンセンターでしました。ミアレシティや物語の背景や設定を知れる資料とか見逃せないよね。
ゲーム内でのパーティも
御三家(まだ決め切れていない)
ラルトス(購入特典メガストーン)
ハッサム(内定はしてるけど進化はどうやってやろうか…)
の3匹はレギュラーにしたいなと考えています。
…最初にやるべきプレイは、ピッシェの外見キャラメイクのための金策になりそうだなぁ。


誕生

――ミアレシティ某スタジオ。

後の伝説の誕生に遭遇していた一同は、一つのテーブルを囲んでいた。

深い藍色の髪が深海のよう、夜空のようと形用される神秘的な雰囲気を持つセレーネ。

明るいエメラルドグリーンの髪が草原のよう、妖精のようと形用される幻想的な雰囲気を持つリュミエール。

黒髪黒メガネ黒のスーツと社会人の模範のような恰好をして、今もパソコンをカタカタと動かし仕事をしているプロデューサー。

 

そして、「いかく」をされたように、「ひるみ」状態のように、普段の軽快かつ朗らかな表情が微塵にも見えず、真っ青な顔でガクガクと震えているピッシェ。

 

リ「さて、それじゃあピッシェちゃん?よぅくお話、聞かせてね?☆」

こうして、ピッシェ一世一代の大勝負が始まろうとしていた。

セ「私達を出し抜いてくれたかわいい後輩の言葉、しっかり聞いてあげるわ?」

・・・訂正、終わりを迎えようとしているかもしれない。

 

 

 

ポケットモンスターLegends ZA 

 

ポケモンあZAとい伝説 

 

 

 

 

 

 

セ「で、ピッシェ。今日のライブの事について、何か私達に言うことはなくて?」

セレーネの声は低く、静かで、凍えるほどに優しい。

そう、優しいがゆえに怖いタイプのやつだ。

ピ「ラ、ライブの事ですかぁ?(汗 い、いやー今回も先輩方はとても輝いていたなぁ~!」

目をそらし冷や汗をかきながらもみ手をするという器用な真似をしてセレーネの言葉に応える。

とぼけたお世辞(ピッシェ的には本心だが)を聞いたセレーネの額には青筋がピキリと浮かんだ。

『セレーネの攻撃がぐぐーんと上がった!』

『ピッシェはひるんでいる!』

 

リ「あはは、ありがとうねピッシェちゃん☆今日の大きなハコのために、ここ数か月頑張ってきたからね!外からそう見えていたなら嬉しいよ☆」

リュミエールはどんな時でも花のように明るい笑顔を絶やさない人だ。

そう、どんな時も。今のように黒いオーラを背負っている時でもだ。

ピ「そ、そうですよね!会場の空気が一体になって、まさにみんなが注目するトップアイドルでしたよ!」

リ「うふふ、そこまで言ってくれてありがとう!私たちも皆が見てくれて盛り上がっちゃった☆」

リ「・・・でね?その会場の空気と注目を、最後の最後に一瞬で持ってった人がいたんだよ?」

笑顔のままワントーン落ちた声を聴き、明るい話でごまかせたと思っていたピッシェはヒュッと息を飲んだ。

『リュミエールの特攻がぐぐーんと上がった!』

『ピッシェはめっちゃひるんでいる!』

 

プ「Poketterでも、今日のライブの出来事について多数の投稿が見られますが、そのおよそ8割が最後に現れた謎のヒーロー『ロトロトぴんく』についてですね」

プ「もちろん二人の活躍を純粋に称賛するものもありますが、話題性でいうと明らかにかき消されているレベルの差です」

パソコンをカタカタと動かしたまま、できるだけ輪には入らず遠巻きから述べるこのアイドル達の所属する社長兼プロデューサー。

彼の表情は眼鏡で見えずらいのもあるが、普段の無表情に近い。

その冷静な姿をみて、セレーネがふうと一息入れて心を落ち着けて言う。

セ「私達も大事故になるところを救ってもらったわけだし、その行為に怒りを抱いているわけじゃないのよ」

ピ「え、それじゃあ・・・」

セ「ただ、私達の衣装で、私達のステージで、私達の数か月の努力の結晶の成果を奪っていったあの鮮やかな手口に物申したいだけよ」

ピ「で、ですよね~」

リ「正義の味方、ロトロトぴんく。事故を防いだヒーローに、ぜひいろいろと『おれい』をしたいなぁ?☆」

セ「そうね、どっかのだれかさんが、この数か月の集大成のこのライブの締めをぶんどっていってくれた『おれい』もしなくちゃだし…ね?」

『ピッシェは逃げようとした!』

『しかしまわりこまれた!』

 

リ「それで、ピッシェちゃん?☆今話題のあの正義のヒーロー、ロトロトぴんくは一体なんなのかな?」

ピ「え、え~~っとぉ~~……あれはぁ……そのぉ~~」

 

 

 

ピ「完全に他人ですっ!!いやーー!一体どこのだれなんでしょうね!?」

『ピッシェのちからずく(でとぼける)!』

『セレーネの攻撃が最大まであがった!』

『リュミエールの特攻が最大まであがった!』

『プロデューサーはお茶を噴きだした!』

 

セレーネは青筋を増やし、眉をぴくぴくさせながら、冷静さを保とうと…したが怒りがにじみ出ている声で言う。

セ「へぇ、他人? ピッシェ、あなたに、そっくりの、声だったけど?」

ピ「そっくりさんです! 最近AIとかあるし!たぶんボイスAIです!」

プ「・・・彼女の衣装、あの日は君たち三人とすでに舞台脇にいた衣装係しか入れない衣装部屋に置いてあった新作デザインと同じのもの、でしたが?」

ピ「えぇ〜!?まったく同じ服だったんですか~!?そんな偶然あるんですね〜!? 奇跡ってこわ〜い☆」

 

完璧に誤魔化したつもりの“下手くそとぼけムーブ”である。目が泳ぎすぎている。

しかも語尾に☆をつけることで誤魔化そうとしているが、逆に挙動不審が増している。

この空気の中、この芸当ができる彼女の特性は「てんねん」なのだろうか?

 

 

セ「・・・・・・!!あなリ「へぇ~~~!ピッシェちゃんも誰だか知らないんだね!☆」

セレーネの流れるような長髪が、わなわなと震えて「だいばくはつ」が起こる寸前、リュミエールが笑顔でバトンタッチした。

ピ「は、はい!いやーー!先輩たちの活躍をかっさらうなんて、ふてぇやろうですねぇ!あは、あはははは!」

突然のてだすけに、乗っかるピッシェ。キャッキャウフフと一緒ににこにこしているリュミエール。

 

押しのけられたセレーネはその茶番にもはや怒りを忘れてプロデューサーにひそひそと声をかける。

セ「……あれ、本人バレてないと思ってるわね?」

プ「ええ、完璧に。あんな堂々と嘘つける人初めて見ました。というか、あれで嘘つけてると思えてる人を初めて見ました」

セ「…これ、どうするつもりなのかしら?」

プ「さぁ…。あ、リュミエールさんが腹黒系笑顔になってる。何か企んでますよこれ」

「じゃあちょっと待っててね」と安心しきたピッシェに一声かけ、リュミエールはセレーネとプロデューサーを部屋から連れ出し廊下に呼んだ。

 

 

リ「もうピッシェちゃんってばかわいい~!このまま信じてる風にしよ!その方が絶対おもしろい!」

開幕この一言に、セレーネとプロデューサーは「えぇ・・・」とドン引きした。

セ「まさか、今回の一件を流してずっととぼけさせる気?そんなこと…いや、ピッシェならやり続けかねないわね」

あんなドへたくそな嘘でうまくいっていると思っているあたり、言われなきゃずっとばれないと思っている姿はセレーネにも容易に想像できた。

プ「ドッキリ企画にするわけですね。しかし、仕事中はともかく、それ以外で気づいてしまう場面があるのでは?本人のSNSなどで」

 

ピッシェのスマホロトム「ピッピッ、まかせてロト!今後ネットで検索しても”ロトロトぴんく=ピッシェ”は”ぴんく饅頭”のレビューにリダイレクトしていく仕様にしたロト!」

まさかの機械の反逆である。ちなみにこのスマホロトム、ピッシェが極貧時代に怪しい売店で買った、特殊性癖の訳あり品である。

ロ「それ以外でも、スタッフとワレワレで“本人にバレてない設定”のまま番組に仕立てるロト!題して……」

 

こうして、その場で即座に立ち上がったのが――『ロトロトぴんくプロジェクト』。

伝説のヒーローは誕生を祝福され、さらなるステージへと進んでいくのであった!

…逃げ切れたと思ったら、さらなる無理難題なごまかしを重ねることなるピッシェの明日はどっちだ!

 

 

 

 

 

 

社内チャット

 

リュミエール:企画名は『正義のヒーロー☆ロトロトぴんく』ね!

セレーネ:サブタイトルは「誰かに似てるけど別人です」ってどう?

プロデューサー:本人には匿名で今回着用していたピンクタイツをいい感じにアレンジしたものを郵送しておきます。

ロトム:ピッシェのスマホに「専用マネジメントアプリ」って偽装して投稿用SNSなどの管理するロト。

リュミエール:えげつない☆好き☆

セレーネ:…さすがにコンテンツ規制には気を使ってあげてね。あの子、隙が多くて無意識に艶めかしいポーズや言動とることあるし。

リュミエール:ピッシェちゃんの身も心も嘘も、大事に守ってあげよーね☆

 

 

 

 

 

 

 

 

そして――翌日の夕方。

 

自宅。

ピッシェは新しい衣装を手にして震えていた。

ピ「こ、これが……あの“ロトロトぴんく”の……う、うわぁ……ピッチピチ!?」

ロ「ピッシェ、きっと似合うロト。アイドル衣装にも負けないくらいカワイイロト!」

ピ「いやでも、露出はないけど、改めて見るとこれは乙女的にアウトじゃない!?!?!?」

ロ「それじゃあ、見なかったことにして廃棄しちゃうロト?」

ピ「うう~。でも、リュミエール先輩に『きっとロトロトぴんくは今後もミアレシティの平和を守るために活躍するはずだよね!じゃないと、まるで私達のライブ泥棒するためだけに登場したみたいだもの☆』なんて言われたら、ほかにも活躍しないといけないじゃない!」

ロ「ファンの安全と夢のためにも必要ロト!みんながピッシェの…いや、ロトロトぴんくの活躍を待っているロト!」

ピ「だ、だってぇ……! これ、バレたらアイドル人生終わりだよぉぉぉ〜!!」

ロ「(そんなことは今更)大丈夫だロト!(ピッシェに)ばれないように、僕も全力を尽くすロト!」

違法すれすれ外道スマホロトムの説得の様子をみて、ラルトスは「ごしゅじんはいつもげんきでたのしそうだなぁ」とほんわかしており、ハッサムは「…身から出た錆だし、お嬢の身に危険がないうちは見守るか」と静観していた。

 

 

 

 

 

数日後、街で発生した交通トラブル。

ピッシェは渋々――いや、涙目で――“ロトロトぴんく”として出動することになる。

 

カメラが回り、観客がスマホを構える。マントがひらり。風が吹く。BGMは謎にキラキラしている。

 

ロ「ピッ…じゃなくてロトロトぴんく!検索したとおり、街の皆が困る事件が発生したロト!」

ピ「ま、まかせて! 正義の味方! ロトロトぴんく、参上っ!!(涙目)」

 

 

 

ミアレシティを超え、カロス地方全域で、ロトロトぴんくの名が響き渡るその日は、すぐそこまで来ていた。




次あたりで、掲示板形式に挑戦してみたいな。
発売までに間に合うかな・・・。
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