A.T使ってガチバトル   作:ken4005

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騎馬戦導入までです。

出久が主人公の作品なんですが、勝己がメイン飾るシーンが多くなってしまう。流石は人気ランキング1位。炎の英雄のタイトル、変更した方が良いのでしょうか?


第16話 障害物競走→騎馬戦準備

 

ロボインフェルノ改を抜けていく生徒たち。

 

第2の関門はザ・フォール。

 

谷と島型の足場、それを繋げるのはロープのみ。原作(メタ)では飛べる個性持ちは完全スルーだったが、こちらでは、

 

「さあ!第2の関門であるザ・フォール!下は奈落(本当はクッション)、上には暴風が吹き荒れてるぜ!移動手段はロープのみ。下手に飛び上がると風に吹っ飛ばされて奈落行き!当初の企画よりエグくなってる・・・はずだったんだが、」

 

「まあ、ある意味アイツら好みのステージだわな。」

 

ーーーーー

 

「不謹慎だけど、このエリア楽しい!」

 

ターボソールを会得し、クラスターターボに追い付けるようになった出久は、第2関門ザ・フォールにて、A.Tライダーとしてのテンションを爆上させていた。

 

エリアが見えた瞬間に更に加速。エリア上部には暴風が吹いている事は見るまでもなく気付き、超低空ジャンプを敢行。一度のジャンプで届くギリギリの島まで飛ぶ。

 

「この島じゃ加速しきれない、なら!」

 

次の着地先はロープ。

 

「おっーと。緑谷出久、ジャンプの目測を誤ったかー!」

 

「いや。むしろ正確すぎてキモいな。」

 

数センチの太さしかないロープにA.Tのウィールをピンポイントで乗せ、一瞬のスライド、からの再度超低空ジャンプ。

 

それを繰り返し、出久は第2関門を2位で通過した。

 

1位は当然、

 

「爆速ターボ、ブラスター!」

 

一瞬の加速に適したクラスター・ターボではなく、両手からブラスターを発動し、推進力にすることで上部の暴風も奈落やロープもガン無視で突き進んだ勝己である。

 

更に続くお茶子に至っては、

 

「わぁ〜、良い風や〜。」

 

暴風の域の更に上まで飛び上がり、風の面を滑るように進んでいく。

 

「今年度ヒーロ科入試実技試験トップ3が爆走!さらに他のヒーロー科生徒たちも各々の進み方で第2関門を突破していくー!」

 

「他の科の生徒たちも、今年はかなり奮闘している。特に普通科C組には活きが良いのが二人いる。その二人と委員長がクラスを良い感じに引っ張ってるな。」

 

「ああ。いろんなヒーローに自主的にアドバイスもらいに行ってるあの二人だな。俺んとこにも心操が来たよ、っと。さあ!先頭が最後の関門に突入だ!」

 

ーーーーー

 

「聞いたか心操、今の。」

 

「ああ。先頭はもう最終関門に突入してるみたいだ。」

 

ロボインフェルノ改では見事に0ポイントヴィランを撃退したC組だったが、その後に襲いかかってきた強化された小型仮想ヴィランロボたちの足止めに合い、ヒーロー科と比べて遅れてしまっていた。

 

漸く、ザ・フォールに着きはしたが、先行したヒーロー科が中心のロープを使っており、そのまま追いかけた場合、ロープ上で戦闘になってしまう恐れもあった。

 

C組は当初の予定通り、瓦斯島と心操を2回戦に進めるために行動していく。多少遠回りしつつも、連携し、時には誰かを踏み台にする事で前に進む。

 

そしてザ・フォールのラストで、

 

「それじゃあ二人とも、後は任せた。行って、こーーい!」

 

C組委員長は心操の個性によるブーストを受けた状態で、暴風域に行かないよう注意しつつ、全力で心操と瓦斯島を対岸までぶん投げた。

 

「ありがとう委員長ー!」

 

「行くぞ瓦斯島!」

 

「オウ!」

 

この行動でかなりのヒーロー科を出し抜いた二人は最終関門に突入する。

 

最終関門はバトルフィールド。

 

「「バトルフィールド!?」」

 

地雷原に加え、ロボが模擬弾を乱射。ミサイル(衝撃波と音、発光を出す)まで飛んできている。そんなステージをよく見ると地面やバリケードが、抉られた箇所や、溶け切っていない氷などが見えた。

 

「トップ集団は既にこのバトルフィールドを攻略した後のようだな。」

 

「よし。じゃあ、おぶされ心操!もう一回ブースト行くぞ。」

 

「いいのか?慣れてるお前でも2回目はキツいだろ。二人で連携すればこの位置なら42位以内には入れるだろ。」

 

「何言ってんだ。委員長たちにここまで援護されてんだ。上位突破目指さんでどうすんだよ。」

 

「・・・分かった。おぶされって事はターボだな。」

 

「ああ、指示頼む!」

 

「よし。全力でゴールまで突き進め!!」

 

「了解!スモッグ・ターボ!!」

 

両手から勢いよくガスを噴射し、推進力にするこの技はまだ未完成であり、本来走るよりマシ程度である。そこに心操のブーストを加えることで人一人を背負った状態での空中移動を可能にした。更に、

 

「範囲スモッグも追加!」

 

自分たちの周りにもガスを撒き散らすことで姿を隠し、狙い撃ちされないようにした。

 

「先頭集団に続いて最終関門を突破したのは、普通科の星!心操人使と瓦斯島マキだー!」

 

「C組全体の成果とも言えるな。良いクラスだ。」

 

実況と解説が二人を褒め称えているが、まだ障害物競走は終わっていない。

 

「ラストは恨みっこ無しのダッシュだ心操!」

 

「ここまで背負われてた俺に言うか、それ?」

 

話しながらもスタジアムに向かって走っていく二人がゴールラインを越えようとした時、

 

「ごめんよ。僕も目立てるなら目立ちたいんだ。」

 

「「な!?」」

 

「最後の最後で、普通科の二人を抜き去ったのは、B組物間寧斗だー!」

 

「入試実技試験4位は伊達じゃなかったか。」

 

息を整えながら、心操と瓦斯島は物間を睨みつける。

 

「ナイスランだったよ、二人とも。ただランには僕も自信があってね。」

 

そう言って誇る物間の足にはA.Tが履かれていた。

 

ーーーーー

 

「クッソー!やっぱりスピード勝負だと、まだカッちゃんに勝てない!」

 

「はっ!スピード以外なら勝てるみてぇな言い方だなぁ。どんな競技でも俺が勝ちきったらぁ!」

 

「くーーーっ。実はこっそり二人を追い抜けへんかなー、って思っとったけど、届かへんかった。」

 

「ハァハァッ(麗日にも負けた。)クソ、次は、」

 

轟が出久たちに声をかけようとした瞬間、3人が同時に轟の方、正確には自分たちが先ほど通過したゴールの方向に視線を向けた。

 

「あっれー。皆さん僕なんかを注目してどうしたんだい?」

 

そう言いながら出久たちに近づいてきたのは、見事5位でゴールした物間であり、その後ろから6位同着の心操と瓦斯島が入ってきた。

 

3人が注目したのはA.Tを履いた物間である。

 

「あー、さて。改めまして、みど、」

 

「お久しぶりです、爆豪さん!1位なんですか!?おめでとうございます!」

 

「ウルセェぞ瓦斯島。テメェもよくヒーロー科だし抜いて順位一桁とったじゃねーか。」

 

「爆豪くんが名前覚えとるよ。」

 

「ほら、例の実技試験の時に協力したっていう。」

 

「あぁ。舎弟希望やったあの。」

 

セリフの出鼻を挫かれてしまった物間。喋るタイミングを瓦斯島に取られ、出久たちも勝己と瓦斯島に意識を向けてしまった。もともと無口な方である心操に、ポンッと肩を叩かれ、

 

「ドンマイ。」

 

と慰められていた。

 

ーーーーー

 

「さあ、続々と生徒たちがスタジアムに戻ってきてるぜ!」

 

「次のステージに進むことができる42人は出揃ってるな。」

 

「ヒーロー科生徒40人はなんと全員第2種目に進出!例年何人か個性の相性とかで落ちるもんなんだがな。」

 

「ヴィラン襲撃を乗り切ったA組と、そんなA組に負けじと存在感を示したB組だな。だが、ほとんどの奴らは心中穏やかじゃないだろう。」

 

「その通り!多くのヒーロー科生徒たちを抑え、普通科C組の心操と瓦斯島の両名がなんと6位同着でゴールしたぜ!これ何気に初じゃね?」

 

「第1種目とはいえ、普段訓練しているヒーロー科相手に普通科生徒が二人も一桁順位を取ったのは、記憶に無いな。」

 

プレゼントマイクと相澤がそんな話をしている間に、リタイアしていなかった生徒たちが全員ゴールし、障害物競走が終了した。

 

上位42人に入れなかった生徒たちは悔しそうな顔をしながらも、

 

「くっそー。悔しいぜ。後は頑張れよヒーロー科!」

 

「伝説の世代になるんだろ?期待してるぞ。」

 

「心操、瓦斯島。応援してるぞ、ヒーロー科なんてぶっ倒せ。」

 

「みんなファイトー!」

 

とエールを送りながら競技エリアから観客席に戻って行った。

 

ーーーーー

 

「それじゃあ次の競技の発表と行くわね!」

 

ミッドナイトが再度スクリーンの前に立つ。

 

「第2種目からが実質の本戦。競技はこれよ!」

 

『騎馬戦』の三文字が映し出され、会場が騒めく。

 

「第2種目はチーム戦!チームは2人から4人まで。メンバーは自由に決めて良いわ。即席チームでも、結果を出さなければいけないのがヒーローよ。」

 

ミッドナイトがルールの詳細を説明していく。

 

「さらにさらに、今回の騎馬戦はポイント争奪戦。障害物競走での順位ごとにポイントが割り振られるわ。一つの騎馬を作る全員分のポイントのハチマキを騎手が持つことになるわ。42位が5ポイント。そこから順位が上がるごとに5点ずつ加算されていくシステム。そして一位には、1000000ポイント!」

 

「俺にピッタシだな。」

 

ドヤ顔している勝己に、出久は、

 

「カッちゃん、どうする?一時休戦にして僕らで組む?」

 

「あー、確実に上に行くためならそれも悪くねーか。」

 

「3人で組んだら楽しそうやね。」

 

ギョッと全員の視線が3人組に向けられるが、

 

「まあ、今回はやめとくわ。最後まで競い合おうぜ、出久、麗日。」

 

そう言いながら、勝己は他の生徒たちに近づいていった。

 

「その他のルールとして、悪質な騎馬崩しは反則。ポイントを失ったり、騎馬が崩れても失格にはならないし、競技に参加し続けられる、などがあるわ。今から15分、各自チームを作りなさい!」

 

ーーーーー

 

「お茶子さん、組んでくれたりする?」

 

出久がお茶子に声をかけると、

 

「もちろん!よろしくデクくん。二人でもええって言っとったけどどうする?」

 

「僕とお茶子さんの二人だけの騎馬となると、僕がお茶子さんを肩車する形だよ。流石にそれは・・・、イヤいけるか?」

 

出久が機動力と戦力を確保。お茶子はバランスをとりながら風で防御を担当。必要に応じて、ゼログラビティで戦力強化。

 

「あれ?めっちゃ強い?」

 

「む?緑谷たちは二人で組むのか?」

 

「あ、常闇くん。」

 

「オレラモナカマ二イレロー。」

 

「もし邪魔だったなら退散するが。」

 

「じゃ、邪魔だなんて、そんなこと思わへんて、ねぇデクくん。」

 

「うん!常闇くんとダークシャドウならむしろ大歓迎だよ!」

 

「(チェッ、ちょっと残念。)」

 

「そうか、よろしく頼む。」

 

「ガンバルゼ。」

 

「す、すみません。俺とも組んでもらって良いですか?」

 

「君は、えっと、瓦斯島くん?」

 

「はい、C組の瓦斯島マキです。心操の奴がB組の物間って人に連れてかれしまって。爆豪さん大人気だし。お願いできませんか?」

 

「瓦斯島くんは確か、ガスを噴射できる個性なんだよね?」

 

「はい、そうです。どうですか?」

 

「うん、大丈夫。一緒に組もう。」

 

緑谷チーム結成!

 

ーーーーー

 

「切島、飯田、瀬呂、組むぞ!」

 

「お、爆豪。緑谷たちと組まなくて良いのか?」

 

「確実に勝ちにいくだけならそうするが、あいつらとはなるべく競い合いてぇ。切島、テメェなら俺が上でどんだけ暴れ回っても崩れねぇ騎馬やれっだろ。瀬呂の個性はサポートに最適だ。飯田は当然機動力だ。」

 

「分かった!俺を使え爆豪!」

 

「俺もその提案受けるぜ。補助役は任せろよ。」

 

切島と瀬呂は爆豪からの呼びかけに即了承したが、

 

「すまない、爆豪くん。僕は断らせてくれ。」

 

「・・・理由を聞かせろ。」

 

「君が緑谷くんたちと組まない理由と同じさ。僕は入試では緑谷くんや麗日くんに遅れをとり、屋内演習やUSJでは君の指示に従っただけ。」

 

これまでの自分を振り返る飯田は自分の選択を信じる。

 

「切島くんや瀬呂くんの様に協力し合うのもきっと正しい選択さ。だが、今回は君たちのライバルでいるためにあえて挑戦させてくれ。」

 

「誰と組む?」

 

「爆豪くんが来る前に、轟くんに声をかけられたんだ。」

 

「・・・好きにしろ。」

 

「ああ、すまない。」

 

「謝んなよ。良い根性じゃねぇか。」

 

飯田が轟の所に向かうが、爆豪はニヤッと笑う。

 

「俺からすれば、潰しがいがある奴が増える分には問題ねぇ。」

 

「でもどうするよ、爆豪。俺と切島だけだとお前の大暴れ支え切れる保証ねぇぞ。」

 

「あ、それなら。ミッドナイト先生!騎馬離れて空中戦かまして、騎馬に戻ってくるってのはアリっすか?」

 

「面白そうだからアリ!」

 

「なら爆豪、俺らはあんま機動力考えなくても良いんじゃねーか?」

 

「そうか。最高の囮がいるんだから向こうから勝手に攻めてくるか。」

 

「はいはーい!機動力考えなくても良いなら私のトリッキーさを入れるとかどうよ?」

 

芦戸が爆豪たちに自分を売り込み、爆豪チーム結成!

 

ーーーーー

 

山田「15分まで後少し!各チーム出揃い始めたかー!?」

 

相澤「ああ。なかなか面白いチームが出来上がってるな。」

 

山田「俺の独断と偏見で、注目チームを紹介していくぜ!」

 

爆豪チーム

勝己、切島、瀬呂、芦戸

 

緑谷チーム

出久、お茶子、常闇、瓦斯島

 

轟チーム

轟、飯田、八百万、上鳴

 

物間チーム

物間、心操、鉄哲、塩崎

 

相澤「発目が競技に参加してない穴埋めを瓦斯島が、正面から競い合っている物間が鉄哲と塩崎、それに心操を自陣に引き込ん出るところが原作との違いか。」

 

山田「あれ?ここ狭間時空なのか?」

 

相澤「本編と狭間の狭間みたいな所だよ。ところでパワーローダー、なぜ発目は競技に出ていない?」

 

パワーローダー「コース制作にガッツリ関わらせたんでな。コース内容知ってる奴が競技に出ちゃいかんだろ。」

 

明「私的には原作と違い、出久さんたちの救けになれば、としか考えてないので企業へのアピールは気にしてません。発明は大好きなのでA.Tイジリつつも、バンバン作ってます!A.Tの技術のお陰で、エネルギー効率的な所はむしろ上がってます!」

 

相澤「ああ。だからあんなビックリメカが登場したのか。」

 

明「はい。造好式バトルロボは本来3分も動きませんでした。」

 

山田「そういえば精密動作とパワー以外触れてなかったな。」

 

明「そこにエネルギー効率マックスなA.T技術のバッテリーを導入して、全力で出久さんたちを妨害しました。まあ、瞬殺されましたが!」

 

パワーローダー「他にも第二関門の突風装置にも協力してもらった。」

 

山田「おかげで盛り上がったぜ!それじぁあ、本編に戻るぜ。」

 

相澤「まあ、第16話はもう直ぐ終わるがな。」

 

ーーーーー

 

「それじゃあ15分たったわ。全員準備して。」

 

各チームが騎馬を準備していく。

 

「デクくん、作戦は?」

 

「当然、カッちゃんの1000000ポイントを取りに行こう。瓦斯島くん、騎手は任せたよ。」

 

「いや、本当に俺でいいんですか!?」

 

「大丈夫!フォローはしっかりするから。常闇くん、ダークシャドウ、防御よろしく!」

 

「任せろ。」

 

「マカセロ。」

 

「お茶子さんは僕と一緒に機動力の確保。必要に応じて攻撃と防御を。」

 

「了解や!」

 

「それじゃあ皆んな、しまっていこう!」

 

ーーーー





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頑張って書いていきます。
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