A.T使ってガチバトル   作:ken4005

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短いです。

キャラたちの感想会って面白いですよね。


第24話 ガチバトルトーナメント観戦中の人々

 

スタッフA「おい、縛り上げたな。」

 

スタッフB「はい、大丈夫です。あんだけキツく締め上げたんで逃亡は不可能でしょう。」

 

スタッフA「ふー。あの人、麗日さんが試合に負けた瞬間、『よし!これで危ないヒーロー業界に嫌気が刺したはず!勧誘の電話をかけなければ!』とか言い始めてたからな。」

 

スタッフB「そんなことしたら、寧ろ嫌われちゃいますもんね。」

 

スタッフA「鳥久さん、良い人なんだけど、A.T業界のことになると、ただのヤバい人になるからな。」

 

鳥久「くそー!解放しろー!A.T業界の未来がかかってるんだー!」

 

久々登場、オリキャラ鳥久拡女さんと苦労人の皆さんです。

 

ーーーーー

 

爆豪光己「いやー、出久くん凄かったですね。あんな強そうな子に完勝ですよ。」

 

麗日ママ「ほんまに。それに、試合後に対戦相手の子に肩を貸して、相手の子もそれを受け入れて退場する所なんかも、流石は出久くん、って感じやわ。」

 

緑谷引子「優しい子に育ってくれたのは嬉しいんです。ただ、できればこのまま、怪我のないまま大会が終わってほしいんですけど。」

 

爆豪光己「あー、勝己の準決勝がどうなるかは分からないけど、あの子もそうそう負けたりしないから。決勝のカードがあの二人になるなら。」

 

緑谷引子・爆豪光己「「・・・病院行く準備、しておいた方が良いかしら?」」

 

麗日ママ「あら~~。」

 

母親たちは知っている、あの二人が激突した場合、ただでは済まないと。

 

ーーーーー

 

麗日パパ「よし!流石は我が義息子!よくぞ我が娘の無念を晴らした!」

 

A.Tが使える社員A「社長、社長。あんまそういう事ばっか言ってると、また奥さんと娘さんたちに怒られるか、嫌われますよ。」

 

麗日パパ「ぐっ。怒られるのは分かるが、嫌われるのか?」

 

A.Tが使える社員B「そりゃ、好きな男の子の目の前で父親が、その子のことを義息子呼ばわりばっかしてたら、娘としては、やめてくれないかな、ウザいな、臭いな、近寄らないでほしいな、ってなりますよ。」

 

麗日パパ「オイ!後半二つは関係なくないか!?」

 

普通の社員A「いやいや社長。年頃の娘さんは急に冷たくなりますよ。気を付けておいた方が良いですよ。」

 

麗日パパ「そ、そうかー。」

 

麗日建設一同、会社のテレビで皆で仲良く観戦中。

 

ーーーーー

 

デステゴロ「なあ岳山、あの緑谷と爆豪って、地元で有名なA.Tライダーコンビだったよな?」

 

マウントレディ「先輩、仕事中に本名で呼ぶの止めてもらって良いですか?そうですね、ほら、私がデビューした日にあったっていうヘドロヴィランの事件、その時に活躍したのもあの二人じゃないですか?その時、私は現場にいませんでしたけど。」

 

シンリンカムイ「それは貴様が道路に穴をあけて、逃亡したからだろう。それを俺が追いかけるハメになったせいでヘドロヴィランへの対応が遅れたのだ!」

 

マウントレディ「ヘドロヴィランが乗っ取ってたの、火の個性を持った一般人だったから、樹木マンのカムイ先輩じゃ役に立たなかったんじゃないですか?」

 

シンリンカムイ「そこをなんとかするのが、ヒーローだろうが!」

 

デステゴロ「お前ら、落ち着け。というより、もう少し大人になってくれ。」

 

後輩たちの口喧嘩を見ながら、ハァー、とため息をつくデステゴロであった。

 

ーーーーー

 

ヴィラン連合のアジトの一つであるとあるバー。そこでは死柄木、黒霧、そして荼毘の3人が、テレビに映る雄英高校体育祭を観戦していた。

 

なお、スピナーはジャンケンで負け、買い出し。その道中で戦闘をする羽目になったようである。

 

「いやぁ、盛り上がってんな、雄英体育祭。たまにしか見てねぇけど、今年の1年生はかなり熱いわ。」

 

「そうですね、死柄木弔。私個人としては、第1種目の障害物競走が特に見応えがありました。最後のトーナメントも盛り上がることは盛り上がりますが、やはり面白さも欲しいところです。」

 

「・・・お前ら、めっちゃ普通に観戦してんのな。」

 

荼毘が思わず、という風に死柄木、黒霧にツッコミを入れるが、

 

「そっちこそ、さっきの二回戦や準決勝じゃ、一人で盛り上がって、齧り付くように見てたじゃねぇか。確かに、エンデヴァーの息子と同類たちの試合は特に盛り上がってたから、気持ちは分かるけどよ。」

 

と死柄木に返されたものだから、

 

「チッ。」

 

舌打ちをして、ソッポを向いてしまうのであった。

 

「怒ってしまいましたよ、死柄木弔。」

 

「大丈夫、大丈夫。決勝戦には緑谷出久が出るんだ。その頃には機嫌も直して、一緒に観戦してるよ、多分。」

 

そんな会話をしていると、

 

「ふむ、弔、いずれ君の障壁になる可能性があるかと思ったナンバーツーヒーローの倅、無個性のゴミに負けてしまっているようでは、そんな心配は不要だったようだね。」

 

部屋にあるテレビとは別のモニターから声が流れる。予想を外してしまった自身への反省と出久に対する侮蔑が込めたられた言葉だった。

 

「・・・いや、先生、さっきの試合見てなかったのか、って実際には見えねぇか。オイ、ドクター。先生に勝敗だけ伝えて試合内容伝えてねぇのか?」

 

決して侮るべきではないと感じている相手に対して、まるで歯牙にもかけていないような態度を取る、自身が先生と呼ぶ存在に、死柄木は怪訝さを覚え、ドクターと名乗る相手に言葉を投げかけた。しかし、

 

「いや、弔、モノクロになってしまってはいるが、一応テレビなんかの映像は、電波を感じる個性のコンボを使って見えているよ。実際に見た上で、彼、緑谷出久は取るに足らない石ころだと判断したまでだよ。」

 

「理由を聞いても?」

 

「彼が使っている、エア・トレック。あんなものは所詮サポートアイテムの延長でしかない。限界を超えることがない機械ごとき、個性に勝るはずもないよ。そして、それは君にも言えることだよ弔。いい加減、そんなオモチャを使うのはやめたまえ。時が来たら、移動に適した個性も、風をコントロールする個性も、全て僕が与えよう。」

 

不遜としか言いようがない態度。自ら魔王を自称する男は、この世界でもっとも個性を支配する術を知っている。彼に奪えない、コントロールすることができない個性は存在しないのである。たった一つを除いて。そして事実として、機械は限界を超えることができず、機械だけでは個性に抗えないのが現状である。

 

機械だけでは。

 

「いつも言ってんだろ先生。先生や脳無みたいに複数の個性持ちとか、オールマイトみたいなチートキャラ以外で俺よりも強い奴を連れてきてくれたら、考える、ってよ。」

 

死柄木がA.Tを使い始めてもう2年近くになる。USJで見せた実力通り、まだ単体でオールマイトに勝てる実力は身につけられてはいない。しかし、オールマイトの速さに対応し、カウンターを入れ、強烈な一撃を叩き込めたのは、死柄木自身の才覚に加え、キーによる戦闘技術の継承とA.Tのおかげである。あれほどの力を、捨てることなど死柄木自身考えていなかった。

 

「ふむ。ああ、そういえば今、巷ではステインというヒーロー殺しが世を騒がせているらしいね。彼のような存在を仲間にすることも、君が僕の後を継ぐのに必要なステップだ。彼ならば、あるいは君に敗北を与えられるやもしれないね。」

 

死柄木の発言への返答として、課題と、挑発のようなことをしてくる先生であったが、

 

「さっき連絡があってな。そのヒーロー殺しとスピナーが遭遇して、やり合ったらしい。結果はスピナーの無傷の勝利、そいつを連れてアジトに戻ってくるってよ。」

 

「・・・そうかい。」

 

ブツッ、とモニターからの音が切れる。会話には入っていかなかった黒霧が心配している様子で死柄木に話しかける。

 

「良かったのですか、死柄木弔。あの方にあのような態度をとって。」

 

「先生は少し、個性以外の力を見くびり過ぎる傾向がある。そんなんじゃ、いつか足元を掬われる可能性だってあるんだ。ここらで釘を刺せて、むしろ良いタイミングだったよ。あと、俺はA.Tを捨てるつもりは今のところ無いからな。黒霧、先生に言われて勝手に俺のA.T関連のもの捨てたり、どっかやったりすんじゃねーぞ。」

 

「私はゲームを隠す母親ですか。しませんよ、そんなこと。私はあなた、死柄木弔を守るものです。それに、A.Tを履いている時のあなたは、王の風格がある。隠したり、捨てたりなど、勿体無くてできませんよ。」

 

「・・・だったら、俺が嫌いな野菜、メシに入れるなよ。」

 

「それは出来ません。健康管理も私があなたを守る手段の一つなのです。」

 

「チッ!」

 

「完全にやってること母親じゃねぇか。」

 

死柄木たちの会話に聞き耳を立てていた荼毘はそんなことを言い、

 

「・・・お母さんも、俺のこと、心配してくれてたんだよな。」

 

ボソッと呟くのであった。

 

ーーーーー

 





繋ぎ回です。

でも書いてて面白かったです。
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