「まずは体術メインで様子見しながら戦う。魔力回復薬にも限度があるんでな」
「おう」
「ではワシもそこへ対抗させてもらおうか」
「魔獣の主が雑魚じゃ楽しめねえで。ま、そのつもりもねえがよ。でりゃあ」
「ふんぬ」
「いきなり拳同士の衝突?」
「結構な風圧だな」
最終決戦の始まりはフィリーとワルツの拳の衝突で幕開けした。互いに魔力の無駄な消費を抑える為、拳や掌、足先に集中させて当てた瞬間に放つ様に心がける。互いにここからが連戦の始まりとなるから、出来る限り温存しておきたいのだ。
「ふっ、ほっ、おらあ」
「(ほう、鍛えている様だな。拳が当たると結構痛むぞ)」
「どうした、お前の拳はそんなもんか?まるで響かんなあ!」
「ふん、まさか」
「お前だけカッコつけて戦ってんじゃねえぜ、フィリー」
「ヘンリー」
「ここは三傑の出番だい」
「ジョージまで」
「力を合わせて行こうぜ、大将の場所まで」
「そうだな」
ここからは三傑の共闘で以って機械魔獣の研究家に挑んでいく。研究者とはいえ、どうも武道にも精通しているらしい。戦うのに慣れてない、不向きという訳ではなさそうだ。恐らく研究成果の魔獣にその経験を何かしら埋め込む為だろう。どちらにせよ、戦うには申し分ない相手だ。
「炎舞八卦掌!」
「ふむ」
「風拳四連闘!」
「ほれ」
「隙だらけだぜ、おらよ!」
「ぐっ……」
「お前ら、先に行け!」
「で、でもよ!」
「良いからユフィを倒してくるんだ。これはお前らだから頼むんだ」
「お兄ちゃん……」
「しゃあ!行くぞ!」
「ええ」
この先には魔王の娘たるユフィ・ハルトラーが待ち構えているだろう。ここで全員で戦って全滅なんて事は避けたいし、時間が許してくれないだろう。魔力の消費をこの先に取っておきたい。だから敢えて戦力を分散させて、少しでも勝率を上げたいのだ。
「敢えて戦力を分散させるとはね」
「あいつらなら勝てる。だから行かせたんだ」
「馬鹿げているな。複数ある選択肢の中で最も間違った選択だ」
「テメェにゃ無いだろうぜ、信頼ってのは。掛け値なしに信頼するって馬鹿にされる事もあるがな」
「そういう愚論は得てしてそういうものだ。貴様の様な馬鹿は真っ先に死ぬ」
「俺は、友の為に命を張れるなら不器用な馬鹿のまま死んでも構わねえ。器用な賢さなんて要らねえよ」
「来い、愚者達よ。貴様らをここで消し去ってみせる。跡形も無くな」
「天才研究者よ、消えるのはテメェの方だぜ。はああ……せい!」
「ぶっ!」
「ほう、吹っ飛ばしたな」
ここで奥義の一つを発動する。3人の中に住まう魔獣達のお陰で授かった魔法の鎧だ。これで拳に更に強い力を付与する事が出来るのだ。3人同時に放つ事で一気に勝利を手繰り寄せたいという算段だ。
「解、緋炎の鎧!」
「出でよ、翠風の鎧!」
「現れよ、蒼水の鎧!」
「貴様らはそうか、七英傑の末裔だったな。ならば、ワシも己の絡繰を総動員するかね」
「さあて、始めようか。俺から行くぜ」
「頼むぜヘンリー」
「フィリーが八卦掌なら、俺は八極拳だぜ」
「(むっ、超接近型拳法か。全身是一拳だったな)」
「はっはあ!」
「(横から腕か?)」
「引っかかったな。震脚からの、氷厳頂肘!」
「がっ!」
「なるほど、そっちを当てる為のフラグかい」
横から仕掛けると見せかけて、下から潜り込んで撃ち込む。これによってクリーン・ヒットさせるのだ。肘にのみ魔力を流し込んで当てる事で余分な魔力を消費せずに済むのだ。これこそ三傑と呼ばれるまで登り詰めた男の戦い方で、戦術を良く知っている。
「ほほう、面白い。魔法を肘に一点集中させて無駄を省きながら打ち込むか」
「今度は俺も行くか。お前の戦い方に刺激を受けたぜ」
「へっ」
「来い、魔導拳法を操る者達よ」
「真空喧嘩拳術、見せたるぜ」
「俺が先に行くよジョージ」
「おうさ」
解放者2人で魔力を温存しながら攻めかかる。まずヘンリーの水を纏った拳法で仕掛けていく。後ろからやってくるジョージに繋げる算段だ。
「水砲掌底!」
「おっと。ほれ」
「ぐあっ!」
「風天撃!」
「先程の様には行かんぞ」
「うぐっ……」
「円撃烈破・積!」
「しまった、死角に!ぐおっ!」
ヘンリーとジョージが仕掛けると言ったが、フィリーが何もしないとは言っていない。2人の陰から爆破魔法を無駄なく複数発を放っていく。これにより吹っ飛んでいくワルツだが、すぐに体勢を立て直して正面を向く。
「ふふふ、強者はこれでなければ。研究の為に超えていく壁が高くなくては面白くない」
「こちとら付き合ってやる義理はねえんだよ」
「そうかそうか。だったら我が研究の礎となるがいい!」
「やるしかねえな。爆炎双掌……」
「おい、フィリーに繋げるぜ」
「それが正解だな」
「まずは第一動力源から開放するか」
フィリー達とワルツの戦闘は次のフェーズへと進んでいく。ワルツは体内にある動力をまずは一つ開放していく。一方のカトレア達はまっすぐ進んでユフィ・ハルトラーの居るであろう方角を目指していた。少しばかり時間がかかっている為か、果たして本当にこちらで合っているのか不安になってきていた。
「こっちに行けば会えるんか?」
「恐らくそうでしょう」
「彼らは勝って来るだろうから、魔王への道は開くわよ」
「おや、ワルツめ。ネズミ4匹を逃すとは」
「出たな、あたしらの目的の人物だ」
「これが、魔王の娘の放つ圧力……」
「行きましょうか。全ては我らの国を護る為」
「3人とも、いつでも行けるよ」
アニーの
「せいやっ、はいはいはい!」
「素早い掌打と蹴りか」
「ふふ、足元失礼」
「おっと、絡め手で来るとは」
「カトレア、伏せな」
「はい」
「体制を崩した状態ならいける。鋼腕ラリアットぉ!」
「ぶっ!」
「頸部にクリーン・ヒットね」
「ぐぐ……ふう、なるほど。これくらいの硬さか」
「この硬度では効かねえか」
少しばかりは首を挫傷してくれていると思っていたが、まるで効いてない様子だ。恐らく急所を硬化魔法か何かで強化してカバーしているのだろうし、そこを狙ってくるのは分かっていたのだろう。だから立ち直りも早かったのだ。彼女は曲がりなりにも魔王の娘、この程度の拳なら倒れはしないと自負しているつもりだ。
「はっ、一発で対処できるってか?」
「魔法の質が違う故な。はあっ!」
「雲?」
「この冷気、氷の
「いえ、恐らく槍か何かに変化しますよ」
「その通り。これは経験済みかの?」
「ならばあたしが壁を張るからその隙に」
「土属性は私も扱える。そこに沿わせる様にこの魔法が使えようぞ。大宝樹根!」
「融合魔法を1人で?」
「こりゃ厄介だぞ」
「一旦距離を取りましょう」
こちらの放つ魔法に上書きする様に相手は複数属性の合体した融合魔法を弾いてくるだろう。相手が省エネでこちらが一方的に魔力を使いかねないし、それ故に魔法があまり使えないとなると厄介極まりないのだ。
「どうすっぺ?」
「あらゆる属性を扱えそうですね、あの感じ」
「魔力も潤沢にありそうだし」
「私の弱化魔法も効くか怪しいよ?解呪の要領で解除されそうだし」
「どうしたんじゃ?来ないのかの?」
「あの挑発からして、余裕綽々ってか?」
「可能性大ね」
「はあ……やれやれですね」
突っ込んでありったけの魔力をぶつける事の可否を問うと、無しと出た。だが接近戦に関しては是と出た。ならばどう攻めるかだ。ここは極力無駄を減らせるなら近接魔法を積極的に使うかとなる。だがどう使うかだ。そこで一つの提案がなされる。
「例えばですが、掌に集中させましょうか?」
「それだ。よし、あたしから仕掛ける。皆も続け」
「決断が早いわね」
「来るか。まずは1人目じゃな」
「金剛拳!」
「土属性の中でもかなりの硬度を誇る金剛石か」
「はいやっと」
「ええい、近づくでないわ」
「危ない!」
「ほれ」
「避けた?」
ユフィ・ハルトラーの魔力を纏った手刀を屈んで避けてみせた。しかもただ屈んでいる訳ではなく、そこから距離を取ったり縮めたりしていく。足捌きが拳法のそれであり、下半身がかなり安定して動けている。そのお陰か、若干無理な姿勢でも崩される事なく体を動かせている。
「何あの構え」
「低く構えているんですね?あそこから上半身を屈めて、避けた」
「魔導体育の授業で習った通りなら、あれは馬歩。拳法の低い姿勢の典型例だよ」
「拳法を教えるなんてどんな授業よ、それ」
「さあ?」
「授業通りなら、動くよ」
「何故当たらぬ?」
「来たな、はあっ!」
「がっ!」
「吹っ飛んだ!」
「あれは馬歩靠だって」
足を肩幅程度に開き、腰を落として安定した姿勢を作る拳法の基礎、馬歩。そこから更に進む歩法でパワーを遺憾無く発揮して背中からぶつかっていく。それが馬歩靠だ。この力の連動の取れた一連の流れは相手を大きく吹き飛ばす程の威力を生み出していく。ユフィですら冷や汗が出る程の威圧感と威力が出ている。
「何じゃ、人間のパワーとは思えんぞ」
「修行の成果なのか?それとも……フォクセーヌのお陰か?」
「分からないわ。でも、貴女なら行けそうね」
「それ、そんなに力が出るんですか?」
「そうみたいだぜ。連撃で追い込む、協力してくれるよな?」
「当たり前じゃない。アニー、強化をお願い」
「任せて」
アニーの居る方向に弾や魔法が逸れていかない様に細心の注意を払いながら前進していき、左右から距離を詰めていく。まず数の少ない左からやって来るカトレアから攻めていくのが定石と見て、そちらへ炎の魔法を放っていく。
「獄炎球!」
「うわあっ!」
「今度はこっちじゃ。水虎!」
「はっ」
「壁を作って水を弾くか。む?1人居ない?」
「闇の舞踏会と洒落込みましょ。せいやっ!」
「ぐっ!空間に溶け込んでおったか……」
「震脚と馬歩から連続で行く。せい、はっ、とう!」
「うおぅっ!」
「どんどん行くぞ」
次から次へと拳や脚、背中や肘で攻撃を仕掛けてダメージを稼いでいく。しかし、流石魔王の娘だ。何発か当たっているものの大ダメージとまではいかない。怒涛の連続攻撃の威力には彼女も感心しきりだが。
「ほうほう、これは配下たる星々がやられる訳じゃ。一発あたりが重たいのう」
「まるで応えてなさそうですね」
「いやいや、これでも響いておるぞ?人間離れした強力な力じゃ」
「ふん、よく言うわ」
「ここからは私も本気じゃ。はあっ!」
「あれ、私達と同じ鎧なのかな?」
「多分ね」
「父上のカリア・ハルトラーを殺すならまずは私からじゃな」
彼女も違う原理とはいえ、力の解放をする事が出来る。虹色に輝くその姿を見た者で生き残ったのはこの二百数十年で僅か数名だ。それほどまでに強力な魔道を発する事が出来るのだ。
「かあっ!」
「ぐっ!」
「ほう、馬歩で安定していて思ったより吹き飛ばんのう。ならば、重複属性の息吹じゃ」
「くそ、錬成壁!」
「暗重壁!」
「無駄じゃと言うのに」
「立て直せりゃ充分だ」
「横から掌底か?ならば」
「「はあっ!」」
「突風?」
「魔力の衝突ですね」
「凄いね」
掌底がぶつかるだけで突風が吹き荒ぶ程の威力が出ている。魔王の娘と七英傑の末裔達の正面衝突はまだまだ続く。その頃フィリー達はワルツの魔力開放した姿とギリギリの攻防を続けていた。3つ目の魔力の源を開かせているが、決着は付いていない。
「でりゃあ」
「よっ、せいせいせい!」
「やるではないか、ここまでワシに対抗できる存在が居るとはね。第三動力源まで開放させてしまったか」
「けっ。厄介だな」
「あっちが心配だな」
「大丈夫だ、あいつらなら問題ない」
「第四動力源、開放」
「ヘンリー、ジョージ、立てるか?」
「まだ行ける」
「ああ」
確実に仕留めるには局地的に魔法を活用して攻撃する事だ。連戦になる事が分かっているからこそ無駄な魔力の消費を抑える必要があるのだ。その相手は切り札を発動しているからか、精神が不安定になっている?
「せい、とう!」
「ばはは、楽しもうぞ!」
「やべえぞ。性格が変貌してるし、魔力が溢れ出してる」
「仕方ねえ、魔法の積極使用を解禁するぞ」
「こればかりはやむを得ないな」
「いや、待て。あれは何だ?」
「どうしたヘンリー?」
「何の亀裂だ?」
ワルツの背後には見え辛いが何か空間に亀裂が入っているのが見受けられる。ヘンリーが異変に気付いて訝しんでいると、そこから魔導の刃が現れてワルツを無慈悲にも貫いていった。これには皆驚きを隠せないし、特にワルツは何故自分が狙われるのか分からないといった感じだ。そのまま少しずつ引き摺り込もうとしている。
「な、何故だ!何故ワシを!」
「剣が、奴を貫いた?」
「さっきの亀裂に引き込まれてる……」
『我は数百年ぶりに復活して些か腹が空いた。我の贄となれ』
「ワシはこの国を、世界を、手中に治められる筈なのに!ぎゃあぁぁ……」
『貴様は我の養分となるのだ。返してもらおうぞ、その常闇の因子』
「な、何だこの声は」
『我の事を知りたいか?ならばこの闇の最奥まで来るが良い』
「……」
「行こうぜ。どの道それしか選択肢はねえぞ」
「だな」
あちらではどうなっているか分かったものじゃない。敵が居なくなった今、様子見をしにいくのに好都合だ。魔力も多少消費したものの、大きく消費している訳でも無い。心配になって急いで駆けていくと、数分で彼女らの元へと辿り着いた。
「皆の衆、平気か!」
「フィリー!さっきの声は何だ!?」
「何じゃ、援軍とは。ワルツめ、会話を聞くに父上に喰われたな。最期に幾許か役に立った様じゃなあ」
「やはりそうだったか」
「あの声が魔王カリア・ハルトラーの……」
『左様。我はカリア・ハルトラー。今ここに我の復活を内外に宣言する』
「野郎、動ける様になってるのか」
「ここで更に力を父上に還元する。私の力をお使いくだされ」
『我が娘よ、大義である。そして、さらばだ』
「吸収した!?」
娘さえも復活の駒にしか見ておらず、彼女自身もそれを喜んで受け入れていた節がある。大いなる魔力を喰らい、常闇の因子を補給してパワーアップしているのだろう。
『この奥で待ち受けようぞ。来たれ、七英傑の再来達よ』
「ちっ、余裕ぶっこいてるみてえだな」
「まずは回復だ。この薬を飲め」
「傷が消えたな」
「最高級品より効く秘薬だからな」
傷を回復して少しでも万全な状態で立ち向かう。だが、その前に一つ疑問が浮上する。魔王カリア・ハルトラーとは一体何者なのだろうかと。彼の素性を、フィリーは知らないのだ。その答えは魔族のマリータが知っていた。昔話程度の情報ではあるが、旅の道中で聞かされた事があると。
『その昔、とある童の恐怖心や悪夢から生まれ落つ。奈落の底から生まれた童の悪夢は体を蝕み、喰らい、やがて悪意へと変貌し天へ侵攻するに至る。だが、天に送られし七英傑に封じられる。それから数百余年、再び魔は現るだろう。封印の呪いの隙を突き、今度こそ天を陥さんとする者達の力で以って』
これが封印の際に言われた言葉だという。
「……恐怖心、悪夢か」
「あいつ、どんな力を持ってんだ?」
「当たり前の様に6属性を使ってくるだろうぜ」
「そうなのか?」
「娘が出来たのよ、親の魔王が出来てもおかしくないわ」
「そうか。ユフィがそうなら確かに充分考えられるな」
「どう戦うのが良いんだ?」
「リーダー、良い作戦を頼むで」
「そうだなあ」
作戦を考える前に各々に質問していく。まず一つ目。魔力、温存出来てるか?魔王の復活が思ったより早くて予想外に残ったそうだ。二つ目。魔法を発するだけの気力は残っているか。
「残ってるよ」
「確かにな」
「私もです」
「右に同じね」
「なら、初っ端から全て出し切るぞ。全開で行ってようやっと勝てる相手だろう」
「……」
「言いたい事は分かる。全力で勝てる様なそんな単純な話では無かろうとね。最悪、俺らの内で誰かが死にかねん。無論、そうはさせんよ」
しかもあいつ、魔王は魔力を喰いかねないのだ。その可能性に疑問の声が飛ぶが、魔王ってくらいだ。魔法の扱いには長けているだろうし、闇属性の吸収も心得ているだろう。
「あり得るな」
「それはさせないよ。私の魔法にかけて」
「私もそうね。吸収は闇属性の技だから、私が相殺するわ」
「お前ら……」
「この数ヶ月で成長したな、アニー」
「お兄ちゃん達のお陰だよ」
「そう言われると照れるな」
彼らと出会って、チームを組んで半年程。数々の仕事や荒事を乗り越えてここまで辿り着いた。やる事は後一つ、魔王の撃破だ。これで先祖の果たせなかった悲願が達成されるだろう。暗闇の奥には不思議な空間が広がっている。
「あそこが、入り口か?」
「恐らくそうだろう」
「覚悟は決まってる」
「いつでもどうぞ」
「私達はついていきますから」
2つの力を吸収して力が回復しているだろう魔王カリア・ハルトラーがそこで椅子に座って待ち構えていた。まるで復活を喜び、倒すべき強者、七英傑の末裔と相見えるのを心待ちにしていたかの様に。
「やっと来おったか」
「待たせたね」
「ふん、こんな小僧共が我を封じた憎き者達の末裔とはね」
「年齢は関係なかろうよ。ただ、戦う意志があるか。それだけじゃねえか?」
「ふっふっふっ、確かに然り。我とした事が重要な事を忘れておったわ」
「さあ、始めようぜ。この国を賭けた最終決戦だ」
「我にとっては国盗り合戦の序章となるな」
「させねえよ」