「ありえない... なんで...」
いつも通りの日だった。
「こんなこと...」
雨が降る。いつもなら気にしない。
「ねぇ、これ夢?」
「いや、現実。」
彼女たちはいつも通りノースシーロードに来ていた。
だが、いつもの活気はない。
「嘘でしょ... ギャングボスさんが殺されてるなんて!」
「店には部下や大将もいたのに!」
「全員脈がない...」
「ユメちゃんが誘拐されたぁ〜!!」
いつもの活気がなくなってしまったブラックマーケット。
それほどまで梔子ユメは皆のオアシスになっているほどだった。
その上ギャングボス他数名が命を落とした。殺されたのだ。キヴォトス人は銃弾程度では死なない異様な頑丈さをしている。なのに、銃弾で死んでいた。
「キュルルルッルル?」
医者としてギャングボスや花丸大将の遺体を片付けていた闇医者がその事に疑問を持つ。その事を聞いて音波は現場に落ちていた銃弾を全て解析する。
「コノ銃弾、ドコノメーカーノ物デモナイゾ。」
「音波!」
「レト?」
「ユメが学園に帰る予定日までに見つけ出すぞ!アビドスに知られないように情報操作した後に、キヴォトス中のネット情報を片っ端から集めろ!」
「なんでユメちゃんの母校には知らせないの?」
「ユメの後輩と敵対するのは避けたい。知ったら俺達を攻め立てて攻撃してくるかもしれないからな。アケミとイトナは不良共の繋がりを使って各学園の内部情報を調べろ!二丁拳銃とフユカ、クロスヘアーはトリニティの情報局に!ワカモとリジェは連邦生徒会、またはヴァルキューレを!ヒトリは裏社会のコネをフル活用だ!闇医者は死体を調査しろ!」
マーケットギルドは色んなところに喧嘩を売っているためどの組織、学園が主犯でもおかしくない。
レト以外の信頼と信用がほとんどない組織だが、流石に仲間が殺されて正気を保ててるのはレトしかいなかった。
―――厳密にはもう1人いたが。
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トリニティのティーパーティーではナギサが他の代表と共に今後について話し合っていた。特に失脚させたホストのやらかしが大きすぎたのでティーパーティーは他組織からの信頼を取り戻さなければならない。
「正義実現委員会からはなんとかなってるね。ただハスミちゃんって子を筆頭に私達を見る目が変わってるねぇ。」
「問題は救護騎士団。一人の患者を
「胃が痛くなりそうです。」
ナギサは胃に優しい紅茶を飲む。するとその時、ティーパーティーの生徒が部屋に駆け込んできた。
「大変です!情報局が二丁拳銃達に襲撃されています!」
「ブッ!」
紅茶を吹き出すナギサ。
「情報局を?他に誰がいたの?」
「トリニティの制服を着た白髪が1名!オートマタが1名!」
「すぐに正義実現委員会を!私は例のタブレットを持ってきます。」
情報局本部では倒れた生徒たちを尻目に二丁拳銃達が機械をいじっていた。
「ない、ない、ない!」
「ギコッ!こっちにも目ぼしい情報がない。」
「どうする?古い記録は見てないが、最近の情報になかったのだから古い情報にあるわけがない。」
「嘘だろ!トリニティの情報網ですら掴めないってのかよ。」
「落ち着いて!」
二丁拳銃は焦っていた。フユカが落ち着くように言うが彼女も不安でいっぱいだった。
「正義実現委員会が来るぞ。退却だ。」
「わかった。フユカ、援護頼む。」
「うん。グギッ」
「無理するなよ。」
「きええぇぇぇぇぇっ!!!!!」
突然の叫び声に驚く3人。ツルギが突っ走ってきたのだ。
「ッ!今はあんたに構ってる暇はないんだよツルギ!」
二丁拳銃は銃を構えてフユカに合図すると、フユカは煙幕弾を出してツルギの視界を遮ると3人は一気に退出した。ツルギも後を追う。
「こんなに自分が役立たずと思ったのは初めてだ!」
「悲しむのは後。私だってずっと役立たずなのはイヤッ!」
「先輩ィィィィィィィ!!」
「後ろのコイツ怖くね!?」
ツルギから逃げながら前にいる正義実現委員会を倒していく。
しかし広場に出たところで正義実現委員会、救護騎士団、ティーパーティーに囲まれてしまった。
「ギコッ!袋のネズミになっちゃった。」
「たくっ!無駄骨だってのに。」
「こんな時に!」
「全滅させりゃあ問題ない!」
「まあ、勝ったほうが正義だし。」
「今日は無駄な出費が多いぞ。」
二丁拳銃は正義実現委員会、フユカはティーパーティー、クロスヘアーは救護騎士団を相手にしていた。
二丁拳銃とクロスヘアーは優勢だったが、フユカはギリギリだ。
するとそこへ1台の車が走ってきた。アルとムツキが乗っている。
「二丁拳銃さん!すぐにブラックマーケットに戻るようにってギルドマスターからの通達よ!」
「おけ、乗り込め!」
ツルギ含め向かってくる正義実現委員会を倒した二丁拳銃はフユカを回収し車に乗り込む。
クロスヘアーも乗ったことを確認するとアルはアクセル全開にして発進する。銃を撃ってくるトリニティ生だが、耐銃装甲のために意味がない。
「それでなんでレトが?」
「音波さんが未知の暗号をキャッチしまして。ギルドマスターが解読しました。なんでもギルドマスターの故郷でしか使われなかった暗号だそうよ。」
「レトしか解読できないのか。」
「解読したギルマスは音波にゲヘナ学園の情報部を調べろって言ってね。今はまだ操作中みたいだよ。」
ブラックマーケットに戻ってくると皆が騒いでいた。
「ユメちゃんの居場所がわかったぞ!」
「ゲヘナ学園に拐われてたんだ!」
「ユメちゃぁぁぁん!!」
「情報源は確かか?罠って線もある。」
その知らせに二丁拳銃達も喜ぶ。
「レト、早く助けに行こう!」
「待て。ギャングボスが殺されたんだ。生半可な覚悟じゃ死ぬぞ?」
その言葉に全員が息を呑む。
しかし、二丁拳銃が前に出る。
「レト。私達は利害の一致関係で手を組んだ存在。信頼も信用もほぼない。だが、お前の命令は聞く。だから今回は進言させてもおう。ユメちゃんを助けたい!命令をくれッ!」
「プハッ!私も同感。」
「あたしもだ。ユメを助けて、ケジメを付けさせてやる。」
二丁拳銃の言葉に周りの面々も賛成する。
「ついてきたい奴はついて来い。ゲヘナと戦うのが怖いなら残ってろ。行くぞ!戦争だ!」
2年前の過去編どこまでやる?
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マーケットギルド解散まで
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資産争奪戦まで
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遺産争奪戦まで
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梔子ユメ死亡まで
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ミレニアム内戦まで