マーケットギルドの面々はゲヘナ学園へ急いでいた。
いきなり大部隊が動いていたら怪しまれるのでいくつかのグループへ別れ、独自ルートてゲヘナ学園の本拠地へと向かっていく。
「こんなルートが会ったなんてね。」
「私が密輸に使ってるルートさ。知ってるのは私ともう1人だけだよ。」
「私達に教えてるけど本当に良いの?」
「ユメちゃんのためだ。構わない。」
「今度逃亡ルートに使わせてもらいますわ。」
「前方に誰かいます!」
「ゲヘナに気づかれたのか?」
「いや、違うと思う。このルートを知ってるもう1人の人物だと思う。」
その人物、■■■が1人でこちらに歩いてきた。
「レトちゃん。貴方を止めに来ました。」
「■■■!」
「流石に戦争はもう擁護できない。今貴方を止めないと、キヴォトスの争いは激化します。」
「こちとら1人の命がかかってんだ。仲間を殺されて黙ってるわけ無いだろう。」
「・・・・・・2人で話しませんか?」
「いいだろう。俺もお前に話したいことがある。」
レトと■■■が離れたところで話を始めると、ギルドメンバーから不満の声が上がる。
「何を悠長にしてんだ。」
「私達のユメさんが泣いてるかもしれないですよ!」
「そうよそうよ!」
何を話してるかはわからないが■■■泣きそうな表情をしていた。まるでこの先の出来事を知っているのかのようだった。
だが、レトは■■■の肩を叩くと、今度は乾いた笑顔で何かを話した。■■■はものすごく焦った顔をするが、レトが笑い飛ばす。
そしてまた何かを話すとレトは剣を構え、■■■はタブレットを構えた。
「え?ここで争うの?」
「レトの本気が見られるのか?」
「・・・・嫌な予感がしますわ。」
レトの戦う姿が見られると思い目を輝かせるギルドメンバーだが、幹部陣は冷や汗をかいた。
剣が振り上げられ、■■■の前に振り下ろされるが■■■はタブレットでガードする。その瞬間、ものすごい衝撃波が放たれた。
「危ない!!」
ヒトリとアケミ、イトナが前に出て防御する。
3人が衝撃波を塞げなければ全員ふっ飛ばされていただろう。アルなんて白目を向いてガクブル震えている。
すると第2の衝撃波が起きてしまい、アケミとイトナが動こうとする前にヒトリが十手を使って相殺した。
「なんて強さだよ。腕が痺れたじゃないか。」
離れた所にいたからこそダメージは少ないが、もしもっと近くにいたらタダじゃすまないだろう。
■■■は直でレトの攻撃を食らったためか、血を流しその場に倒れる。
「本気ではないのですね...」
「あたりめぇだろ。本気を出す相手ってのは決めてるんだよ。行くぞお前等!」
レトが剣を振るう瞬間を見た面々は思った。
敵対しなくてよかったと。
その強さに憧れてしまったと。
一生ついていこうと。
語り継いでいこうと。
「アケミ、ちょっと疲れたからおぶって。」
「わ、わかりましたわ。」
そして思った。本気じゃないとはいえあの衝撃波を相殺した
おぶってもらったヒトリはスヤスヤと寝た。なお、後で合流したニヤニヤ教授が羨ましそうな目をしていたのは別の話。
ゲヘナ学園の地下に次々と合流していくマーケットギルド。
「そんな事が。」
「あたしも見たかったな。本気のアイツと殺りあいてぇ。」
「見てる私達は死ぬかと思ったわよ...」
「クフフ、アルちゃん白目向いてたもんね〜。」
「ふわぁ〜よく寝た。」
ヒトリが起きると、最後の部隊が合流したのをレトが確認した。
「良いかお前等。作戦なんてねぇ。ユメ以外にもゲヘナには大量のお宝がある事を忘れんなよ。」
その言葉に目を輝かせる者たち。
「ユメヲ助ケタラゲヘナノ機密ハ俺ガ盗ム。」
「兵器とかもあるんでしょ。私ほしいんだ。」
「もう少し強くなってからの法が良いんじゃない?猫耳の新入りちゃん。」
「私達のアオシスであるユメちゃんを必ず助け出す!」
「いいや、私が助けるんだ。」
「早いものがちですわ。」
「行くぞお前等!突入だ!」
レトは天井を突き破り、ゲヘナ学園の中心に出た。さあ、戦いだ。
2年前の過去編どこまでやる?
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マーケットギルド解散まで
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資産争奪戦まで
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遺産争奪戦まで
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梔子ユメ死亡まで
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ミレニアム内戦まで