「こちらHOUND3!伝道レトの両翼に苦戦中!」
「小隊長がやられた!」
「援軍求む!」
サンクトゥムタワーから東の方向。
SRTのHOUND小隊とSNAKE小隊がマーケットギルドの東部隊に苦戦していた。
「流石SRTだ。骨のある奴が多いじゃねぇか。」
「まじだるいわー。」
「こちとら片手で戦ってるんだよ、勘弁してよ〜。ゴクッ!」
「いやSRTと戦って優勢のお前らがおかしいんだぞ!?」
ネル、女帝、ヒトリはSRTの部隊と戦っていても余裕ある態度だった。それにツッコむクロスヘアー。
「ヒトリは本気出してないじゃん。」
「プハッ!まあね。」
「おいっ!SRTの増援が来たぞ!」
クロスヘアーの指さして方向、そこにはSRTのSHEEP小隊とヴァルキューレの増援がいた。
「言っとくがお前ら3人がおかしいだけで俺達は殆どやられてるぞ。」
「てめぇも幹部だろうが。」
「お前らがおかしいだけだ!」
「でもこれらの相手をするのはめんどくさいな。ちょっと今から
ヒトリは玉露と書かれたペットボトルのお茶をがぶ飲みしながら前に出る。
そして宝石でできたドクロの腕輪がついている右腕を上げる。
「プハッ!集まれ、貴金属ゥゥゥ!!」
その瞬間、この場にある金属がヒトリの頭上に引っ張られた。その辺にある車や標識、生徒が持っている銃などが引き寄せられている。
「なんだ!?」
「金属が引っ張られてる!?」
「た、助けてッ!」
身につけている金属が多ければ多い生徒はそのまま引っ張られる。
なお、マーケットギルドにはオートマタも何人かいるが、仲間の生徒に抑えられる。
「なんでこうなったぁぁぁぁ!?」
「手ぇ放すなよクロスヘアー!!」
クロスヘアーもネルに手を掴まれている。
そして金属がある程度集まっていくと、腕をヴァルキューレやSRTの方に向ける。
すると集まった金属が彼女たちの方に向っていく。そして爆発した。
「死ぬかと思ったぜ...」
「オートマタの事を考えろ!」
「チートだチート!」
「フヘヘヘ!私は雷帝の遺産だぞ?チートで何が悪い!ゴクッ!」
「全滅しやがったな...」
ヒトリの圧倒的な技により眼の前のSRTとヴァルキューレは全滅した。
「仲間が何人か巻き込まれそうだったぞ。」
「怖えよ。」
「まあそれより敵はいない、とっととサンクトゥムタワーに行きましょ〜!」
東部隊がサンクトゥムタワーにつく頃には既に他の部隊が侵入した様子だった。
「チッ!レトの野郎に先を越されてんじゃねぇか。」
「そこら辺に斬撃の跡があるな。」
「てか倒れてるのほとんどヴァルキューレとSRTじゃねぇか。」
「多分連邦生徒会の汚職連中は逃げたんじゃない〜?」
「まあそれが妥当だろうな。」
東部隊は階段を登っていく。
目指すは最上階、連邦生徒会長の部屋だ。
「レトの奴が先に行ってるはずだ。」
「階段辛い...」
「エレベーターは我慢しろよな!」
ネルは仲間の面々を見る。階段はとても長く、20階分登った今でも疲れ切ってる仲間が多かった。
「・・たくッ!おいテメェら!無理して登んなよ、ここらへんで休憩しやがれ。」
「はぁ、はぁ、わかった...」
| マーケットギルド構成員 安守ミノリ (後の工務部 部長) |
|---|
「つ、疲れたぁ〜。」
| マーケットギルド構成員 アラタ (後の魑魅一座 路上流リーダー) |
|---|
次々と息切れする面々。結局残ったのはネル、ヒトリ、女帝、クロスヘアーの幹部4人になった。
4人が最上階に登り、連邦生徒会長の部屋の前に来た、その時———
「ガァァァァァァァァァァァァ!?」
「この声ッ!」
「レトの奴!?」
「何があったの?」
「兎に角、中に入るぞ!」
4人は急いで部屋に入る。
そこには... レトがいた。
ただ、その姿は普段の伝道レトではなかった。
全身が紫の影のような見た目になっており、髪は長くなっている。凄まじいオーラが放たれており、ヘイローの形も変わっていた。
「レト... だよな?」
「危ないッ!」
その瞬間、レトが剣を振るった。
咄嗟にヒトリが前に出て防御を取るが全てを抑えられずに吹っ飛ぶ。
「左腕が取れた...」
「お前がオートマタじゃなかったら大事件だろ...」
「何があったのよ...」
「これは、きつい...」
ヒトリは左腕を抑えながら立ち上がり、ネルは頭から血を出している。女帝は起き上がれず、クロスヘアーは左腕が無くなっていた。
「今のレトって、どう見ても正気じゃなかったね〜。」
「ああ。アレはどう見てもレトに何か異変が起きてやがった。」
「仕方ない。全員に退却を。クロスヘアー、女帝を背負ってブラックマーケットに帰れ。他の連中にも伝えろ。」
「・・・了解!」
ヒトリとネルはまた連邦生徒会長の部屋に入る。
中にはレトと一緒にいた南部隊の面々、SRTのFOX小隊、連邦生徒会長、■■■、リン、カヤ、ヴァルキューレ数名がいた。
窓が割れていることからレトは外に行ったのだろう。
「おい■■■!レトに何があったんだ!?」
「それが、突然レトちゃんが反転して...」
「反転?なにそれ?」
「と、兎に角暴走しちゃってるんです!」
「クルクルクルクルクルクルクルクル」
「■■■がいなかったら私達もやばかった...」
「闇医者、フユカ、お前達もアルとムツキを担いで退却して。」
「クルクルル」
「わかった。」
その時、リンが外を見て驚きの声を上げる。
空が赤色に染まっていたのだ。
「何が起きてんだぁ?」
2年前の過去編どこまでやる?
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マーケットギルド解散まで
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資産争奪戦まで
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遺産争奪戦まで
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梔子ユメ死亡まで
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ミレニアム内戦まで