透き通る世界の無法者   作:1052667

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決戦と空の色 PERT5 FINAL

 

『全員退却!レトがおかしくなった!』

 

マーケットギルド専用通信機からの連絡。空が赤くなっていることから自体が異常だと各自わかっているので幹部たちはすぐに命令を受け入れた。

 

「空も赤くなりましたし、退却しましょう。」

 

「まだ目的地についてませんよ!?」

 

マーケットギルド構成員

デカルト

(後の所有せずとも確かな幸せを探す集い リーダー)

 

「ほむ、レトが狂ったらしいですね。ここはブラックマーケットに帰りましょう。」

 

「一体何があったんだ?レトが狂うなんて信じられない。」

 

マーケットギルド構成員

脊柱ララ

(後の潜入スパイ CODEⅢ)

 

「アケミ姐さん!イトナさん!二丁拳銃さんからの緊急連絡です!」

 

マーケットギルド構成員

アトラ

(後のシスターフッド 諜報員)

 

「二丁拳銃はなんて?」

 

「狂ったレトが北部隊を殺そうとしているっぽいです!」

 

「「すぐに行きます/行くぞ!」」

 

アケミとイトナはすぐに二丁拳銃がいる場所に向かう。

2人が北部隊の方に向かって走っていくとそこには内面の機械類が丸見えの音波、顔に傷ができたリジェ、キャスパリーグを抱えている二丁拳銃がレトと戦っていた。

 

「アケミッ!」

 

「二人が来たか。音波、リジェ!まだ寝てるやつを担いで退却だ!」

 

「OK!」

 

「二丁拳銃!あれが本当にレトなのか!?」

 

「残念だけどそうだ。」

 

「早ク退却スルゾ。」

 

だがレトは逃がす暇を与えない。

音波やリジェを攻撃しながらアケミやイトナの攻撃を防御、避けている。

だが、別方向から銃弾が飛んできた。どうやらヴァルキューレの部隊がレトを攻撃しているようだ。レトは標的をヴァルキューレに向けそちらに向かっていった。

 

「助かりました...」

 

「武器商人、動ける?」

 

「大丈夫だべ...」 

 

「アケミ、キャスパリーグを頼む。他のみんなは寝ている奴を担いで退却だ。」

 

「あなたはどうするんです?」

 

「行く場所がある。守るものが多いんでな。」

 

二丁拳銃がアケミにキャスパリーグを預け別方向に向かっていった。

 

「おい起きろ!退却すっぞ!」

 

「あれ?ここは...」

 

マーケットギルド構成員

吾妻ミライ

(後の疑似科学部 元部長)

 

「コノ光景ヲ見タラ小娘(ヒマリ)ガ興味ヲモツダロウナ。」

 

「待ってください二丁拳銃殿〜!!」

 

マーケットギルド構成員

田村リノ

 

 

 

==================

 

 

 

一方、連邦生徒会長は必要最低限の人員だけを残して残りは避難させるようにしていた。

今残っているのは■■■とカヤ、ユキノ、カンナだ。

 

「必要最低限って、少なすぎませんか!?」

 

「私もいていいのだろうか?」

 

ヴァルキューレ公安局 新入り

尾刃カンナ

(後の公安局 局長)

 

「小隊も私だけか。」

 

「それとなぜ彼女たちも一緒にいるのですか?」

 

カヤが指さした先。そこには玉露と書かれたペットボトルのお茶をがぶ飲みしているヒトリと止血を終えたネルがいた。

 

「ああ?何だ居て悪いか?」

 

「プハッ!レトがあんなことになってるんだ。両翼の私達が逃げる訳には行かないんだよ。」

 

「ギルドの人達は全員退却しました?」

 

「今確認してみる。」

 

ヒトリが通信で確認する。

 

『あ、ヒトリ殿!現在二丁拳銃殿が正義実現委員会を心配してそちらに向かいました!』

 

「■■■!正義実現委員会は?」

 

「もう避難しています。彼女(二丁拳銃)にもここに来るように伝えてください。」

 

「わかった。二丁拳銃に正実は全員避難したと伝えろ。それとサンクトゥムタワー前に来るようにと。」

 

『了解です!』

 

しばらくすると二丁拳銃がやってくる。少しボロボロだが戦闘するのに支障はないらしい。

 

「ヒトリ!ネル!レトに何があったんだ!?」

 

「知らん。私達が来た頃にはああなってた。」

 

「兎に角狂っちまったんだよ。」

 

「ネルちゃん、ヒトリちゃん、アキちゃん。」

 

そこに■■■が頭を下げた。

 

「レトちゃんを止めるために手を貸してください!」

 

「レトはもとに戻るのか?」

 

ネルの言葉に無言になる■■■その雰囲気にもう彼女を戻すことはできないと3人は理解する。

 

「私では、無理です。でも、レトちゃんを止めないと、キヴォトスは崩壊します!」

 

「・・・わあったよ。」

 

「・・・犠牲がないと結局平和にならないのか...」

 

「・・・キヴォトスが崩壊ねぇ〜。私は逃げることできるけどレトを頬って置くのも嫌だし。」

 

「だがこの即席チームで暴走状態のレトに勝てるのか?」

 

「ミレニアム、トリニティ、ゲヘナ、SRT、ヴァルキューレ、連邦生徒会。所属がバラバラですね。」

 

「チームワークすらありませんね。」

 

「それでもいいのです。」

 

■■■はタブレットを操作して準備を終える。

 

「ユキノちゃん、カヤちゃん、アキちゃん、ネルちゃんはストライカー、つまりレトちゃんと正面から戦闘します。カヤちゃんとヒトリちゃんはスペシャル、4人の援護を。」

 

「■■■は?」

 

「私は指揮を取ります。」

 

「レトが欲した指揮能力、存分に見せてやろうじゃねえか。」

 

「レトは今どこに?」

 

「ヴァルキューレの一部を攻撃している。あそこもいつまで持つかわからないぞ。」

 

「それじゃあ行きますか!」

 

 

 

==================

 

 

 

「逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ!」

 

「なにあの化物!?」

 

暴走状態のレトが振り回す剣から放たれる斬撃。建物などあっという間に斬れてしまう威力。

ヴァルキューレ生はなすすべなく逃げることしかできなかった。

 

「螢翫☆螢翫☆螢翫☆螢翫☆」

 

「うわぁぁぁ!?」

 

レトがヴァルキューレ生に剣を振り上げた、その時。

剣がレトの手を離れていった。突然のことに驚いて剣の方を見るレト。十字の剣はクルクルと回転しながら一人の生徒の手に収まった。

 

「回収完了!じゃあ後は頼むぞ!」

 

ヒトリは雷帝の遺産を使ってレトの剣を引き寄せたのだ。

斬撃という手段が無くなったレトは銃を構えて一人の方をに向かう。

すると二丁拳銃とユキノが横から現れて銃弾の弾幕浴びせ始めた。突然のことに驚くレトに向かって二丁拳銃はドロップキックを食らわせる。

 

「合わせろ二丁拳銃。」

 

ユキノが銃をレトに向けると二丁拳銃はレトが銃を持っている手に向かって発泡。銃を落としたその隙にユキノが銃を撃つ。

しかしレトには対して効いてる様子がなく、身体から出した熱によって2人を吹き飛ばしてしまう。

 

「オラッ!」

 

だがネルがやってきてレトの顔面に縦断を叩き込みカンナが二丁拳銃とユキノをカバーする。

 

『剣が無くなって弱体化しているハズです!カヤちゃんはユキノちゃんと二丁拳銃に回復を!ヒトリちゃんは金属操作でネルちゃんとカンナの援護を!』

 

『『「「「「了解!!」」」」』』

 

ネルとカンナがレトと交戦している間にカヤによって回復をするユキノと二丁拳銃。

ヒトリは場にある金属類を空中に浮かべてネルの足場にしている。

 

『剣を奪って弱体化してるはずなのに何なんだこの強さは。』

 

『まさに第二の超人ですね...』

 

『一定の間隔で衝撃波が出ています。感覚は恐らく13秒。次衝撃波が放たれた時に一気に反撃しましょう。』

 

■■■がそう言った瞬間、衝撃波が全体に広がる。

それを合図に4人は一気に走り出す。

 

『ネルちゃん!アキちゃん!今です!』

 

「行くぞ!」

 

「ああ。」

 

EXスキル あぁ?ぶっ殺されてぇか?

 

EXスキル 亡霊に震えよ!!

 

その瞬間レトの周りに3人ほどの半透明な生徒が3人現れ、レトを押さえつける。

 

「縺ェ繧薙〒...」

 

そこにネルの攻撃がどんどん当たっていく。

 

「レトが反撃しない?」

 

『恐らくアキちゃんが呼び出した幽霊を見て固まっているんです。』

 

「なんで私の神秘把握してるの?ギルドにも正義実現委員会にも言ってないよ?」

 

ネルの攻撃が終わるとアキの呼び出した亡霊たちが打撃を与え始めた。

 

「私の出した亡霊は意思はないけど私以外が触れてるだけでダメージになる。その上相手の攻撃は効かない。」

 

「強くないか?」

 

「でも時間制限あるし、出てくる亡霊はランダム。相手か私の関係者ってところだね。」

 

『あの亡霊達は知り合い?』

 

「いや、多分レトの知り合い。レトには悪いことしたかも...」

 

「『『あっ...』』」

 

「正気に戻ったら謝るよ。それよりそろそろ亡霊たちが消えるけど次はどうするの■■■?」

 

『亡霊が消えたら一斉に攻撃してください。後は私がやります。』

 

4人は銃を構える。

そして亡霊が消えると同時に一気に撃ち込んだ!

 

「皆さん!後は私がやります。」

 

撃っていると■■■がやってきた。

4人は撃つのをやめ、■■■の方を見る。

 

「皆さん、ありがとうございます。後は私がレトちゃんを止めます。」

 

「笆?笆?笆?笆?笆?笆?繧「繝ュ繝翫ぃ繧。繧。繧。繧。繧。繧。繧。繧。??シ?シ滂シ」

 

レトに近づく■■■。

そしてレトの目の前につくとタブレットを操作する。

 

「疲れましたね。もう、終わりにしましょう。」

 

タブレットから広がる光。

レトと■■■を包みこんでいった。

 

 

 

==================

 

 

 

「結局、私では助けられなかった...」

 

■■■の前には倒れているレト。

まだ温かいが既に息はない。

 

「泣くなよ二丁拳銃。」

 

「ネルだって...」

 

「レト...」

 

ネル、ヒトリ、二丁拳銃は瞳から涙が出ている。

空の色はもとに戻っているが、動かなくなっているレトの身体は変異したままだった。

 

「5分待ちます。その隙に帰ってください。」

 

「ああ。こっちも捕まりたくないからな。」

 

ネルが上空を見ると一気のヘリコプターが飛んできた。

マーケットギルドのヘリが3人を回収しにやってきたのだ。

 

「じゃあな■■■。」

 

3人ははしごに捕まってその場を去る。

それを見送った■■■は膝をついた。

 

「私は... 」

 

ユキノとカンナは涙を流して大泣きする■■■を見るしかできなかった。

敵対した友人を助けられなかった■■■をどう慰めればいいのかわからなかった。

 




アンケートは1月2日までです。

2年前の過去編どこまでやる?

  • マーケットギルド解散まで
  • 資産争奪戦まで
  • 遺産争奪戦まで
  • 梔子ユメ死亡まで
  • ミレニアム内戦まで
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