透き通る世界の無法者   作:1052667

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追放と設立

「クソが、女帝のやつ...」

 

ブラックマーケットから少し離れた場所。

ボロボロになった鏡根リジェが彷徨っていた。

 

「私の囚人街が... あああああ!!」

 

「動くな!」

 

その声がした方を見る。SRTとヴァルキューレがいた。

リジェは慌てて反対方向を見たがそちらにもヴァルキューレ生達が待機しており、袋のネズミだった。

 

「なんでだよ... 私はどこで間違ったんだよぉ!」

 

満身創痍のリジェは今武器を持っていない。しかし抵抗しないわけには行かないため拳を振るう。だがそこまで強くもないボロボロのリジェが準備万全のSRTに勝てるはずもなく...

彼女は連行されたのであった。

 

 

 

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「リジェの奴はSRTに捕縛されたべ。」

 

コッ!まさか女帝の罠まんまとハマるとはね。」

 

「クククククククク」

 

「今頃泣き叫んでるだろうな。」

 

「これでブラックマーケットを私の手中に収められたってわ〜け。クヒヒヒヒヒ!」

 

ブラックマーケットの中心部。かつてマーケットギルドの本部だった場所の玉座で女帝がふんぞり返っていた。

 

「それでその2人はどうする?リジの味方してたし私達の障害になるんじゃない?」

 

「クルクルルルククルクル」

 

「そうだね、閉じ込めておこうか。フユカ、闇医者連れて行け。」

 

そこに縛られているのは安守ミノリと脊柱ララ。リジェの仲間だった者達だ。

 

「邪悪な権力者め!」

 

「この死体女が!」

 

「あ?お前今なんて言った?」

 

ララの発言に怒った闇医者が彼女の顔に斧で斬りつけた。

 

「がぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「ララ!?」

 

「闇医者、落ち着いて。私は怒っない。」

 

闇医者が斬りつけた顔から血が出るララ。フユカが闇医者を抑えるが闇医者の怒りはまだ収まっていない。

フユカは2人を引きずって牢屋がある部屋に連れて行くのであった。

 

「お前普通に喋れたの?」

 

 

 

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一方、ミレニアムでは...

 

「じゃあ取引先に行ってくるわ。留守番よろしくね。」

 

スーツを着たヒトリが外に出る。

会社を設立したからには本気で取りかかねばならない。

 

「ヒトリさん変わりましたね。以前なら略奪したり裏から手を回したりしてましたし。」

 

「以外とそこら辺はしっかりしてるんだな。」

 

商品の整理をしていたミヨとクロスヘアーが最近のヒトリの変わりように話していた。

 

「アイツも変わり始めたんだろ。レトや■■■が居なかったらアイツは今頃雷帝の操り人形だからな...」

 

「ヒトリの過去知ってんのか?」

 

「まあな。」

 

そんな会話をしながら商品の整理をする一同。

 

「この箱はどちらに置けばいいですか?」

 

「それは——— あっちの棚だな。」

 

「武器から日用品までいっぱいあるなぁ。」

 

「これ雷帝の遺産ですよね?」

 

「使い方わかってるんのアイツだけだしなぁ。」

 

その時限界のインターホンが鳴り、クロスヘアーが荷物を床に置いて対応に出る。

 

「どちら様ですか?」

 

「あ、ミレニアムのセミナーの者です。」

 

身分証を出され、とりあえず応接間に通す。

 

「社長のヒトリは今留守なんだが。」

 

「あ、いえ。ヒトリに用はありません。美甘ネルさんは居ますか?」

 

「待ってろ、呼んでおく。」

 

クロスヘアーはネルを呼んで来ると部屋を出た。

 

「セミナーの人がネルさんに用って何でしょうね?」

 

「まあネルは今もミレニアムの一般生徒出しな。」

 

「一般生徒なんですか?」

 

「・・・・なんで指名手配されてないんだ?」

 

外で待っていた2人だったが、しばらくするとセミナーの人が応接間から出てくる。

 

「では、気が変わったらいつでも。」

 

「変わらねぇよ。」

 

セミナーの人は去っていった。

 

「なあ、なに話してたんだ?」

 

「勧誘。C&Cに誘われて断った。」

 

「確かにネルさんはキヴォトスでもトップクラスに強いです。」

 

「まあ、ヒトリの奴について来たんだし今更変える訳にもいかねぇだろ。」

 

 

 

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「口の中に刃物を隠すとはな。」

 

「まあね。闇医者め、私の顔に傷つけやがって。」

 

ブラックマーケットでミノリとララは牢屋から脱獄していた。

 

「財宝もいくつか盗ったし、後は学園に帰るだけだ。」

 

「女帝... あんな邪悪な権力者は初めて見た。」

 

「リジェだからついてきたのに...なんで彼奴等は女帝について行くんだよ?」

 

2人は別れの挨拶をした後それぞれの学園に帰る。

ララは歩いて自身の母校に向かう。

 

「大分留守にしてたからホシノ怒ってるよな。ユメ先輩も無事だといいんだけど。」

 

そして砂まみれの校舎についた。

 

「ララちゃん?」

 

後ろから声がして振り向くと自身の同級生と先輩がいた。

 

「ただいま、ユメ先p——— グフッ!?」

 

「ほんと心配したんだからね!その傷はどうしたの?」

 

思いっきり抱きつかれた。

 

「まったく、ユメ先輩をこんなに心配させて...」

 

アビドス生徒会

小鳥遊ホシノ

(後のアビドス廃校対策委員会)

 

 

 

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「これは... 私は死んだはずでは!?」

 

「やった!成功だ。」

 

「やりましたね手前様!」

 

「すごい...」

 

花鳥風月部の屋敷。そこでは二丁拳銃が自身の神秘を伸ばしていた。

二丁拳銃が呼び出した幽霊には意思がなかったが、今呼び出した幽霊は明確に意思があるようだった。

試しにリノが触れてみるが透き通る。

それから次々と幽霊を呼び出す二丁拳銃。

 

「さて、実験を始めようか。」

 

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