透き通る世界の無法者   作:1052667

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転売と観察

「認めよう。今日から光の剣、スーパーノヴァは君のモノだ。」

 

 「パンパカパーン!アリスは光の剣を入手しました!」

 

アリスはエンジニア部から光の剣ことレールガン[スーパーノヴァ]を手に入れていた。アリスはスーパーノヴァを欲しがったことに関してウタハは自分たちエンジニア部と勝利して勝ったら渡すと言っていた。そして勝った。

 

(すごい指揮能力。これはもしや連邦生徒会長と並ぶほどだ。敵対はなるべく避けたいな。)

 

エンジニア部とゲーム開発部の戦いを見た密輸商人は1人考える。

 

(それにしてもAL-1S。あのレールガンは150㎝くらいでかいし、重さは反動を足して200kgを超えてるはず。おもしろい。)

 

アリスが武器を手に入れたため、エンジニア部の部室を去る一同。

ゲーム開発部の部室に戻る際、密輸商人はとある事を口にする。

 

「ところでだ、モモイ。AL-1Sはどこに住むんだ?まさか部室に住まわせるわけじゃないよな?」

 

その一言にギクッとなるモモイ。まさか何も考えてないのかと思うミドリと密輸商人。

 

「その反応、察した。しょうがないなぁ。住居くらいは用意してあげるよ。」

 

「え、いいの?」

 

「私もAL-1Sに興味があるからね。」

 

「アリスはアリスです!」

 

 

 

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その日の夜。

密輸商人は空き部屋をアリスのために改装した。布団を敷いてアリスを寝かせ、自身は本来の仕事に戻る。

 

「この超合金、意外と早く買い手がついたな。もっと値上げすればよかった。幸い在庫は全て買い占めたしもっと様子を見るか。」

 

パソコンをカタカタと操作して業務をしている。それと同時にアリスのために家具等を揃える準備もやっている。

 

「エデン条約、AL-1S、防衛室。忙しくなりそうだな。密輸や転売ができなくなりそう。」

 

「密輸商人?」

 

「ん?AL-1S、まだ寝てなかったのか?それともスリープ機能がないの?」

 

「アリスと読んでください。密輸商人は寝ないのですか?」

 

「あ〜。この玉露にはカフェインていう魔法の薬が入ってて眠くならないんだよ。」

 

「眠気覚ましの薬ですね!」

 

「私は特別な身体だからがぶ飲みしてるど、飲みすぎると身体に毒だからあんまり飲んじゃ駄目だよ。」

 

「わかりました!」

 

(最初は研究対象、または兵器として売る予定だったけど気が変わったな。この子に情が湧いたみたいだ。何より純粋すぎる。)

 

「さ、明日も早いから寝なさい。」

 

パソコンの画面を消してアリスを部屋まで送る。部屋にはスーパーノヴァと布団しかない。

 

「明日の審査を終えたら家具を買いに行こう。」

 

「パンパカパーン!アリスは新たなクエストを受け取りました!」

 

「おやすみなさい、AL-1S。」

 

「アリスです。おやすみなさい!」

 

アリスを寝かせたことを確認した密輸商人は時計を見る。

 

「10時、か。久しぶりに早寝するか。」

 

布団に入る密輸商人。

 

(あの子のはあのレールガンを軽々持ち上げた。体幹バランスもいいし怪我もしにくいボディ。明らかに戦闘目的だろう。私とおんなじ。)

 

「制作者が現れない事を祈るか。」

 

そう言って彼女は眠りについた。

 

 

 

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次の日。アリスに朝食を振る舞い、弁当をもたせた密輸商人は迎えに来たモモイ達にアリスを任せる。

 

「さて、仕事するか。」

 

密輸品や買い占めた商品をネットオークションに出したり取引先への交渉をしている。

今日の分のノルマは達成したため今度は別の事を始める。

 

「もしもし?そっちはどんな感じ?」

 

『ナギサが成績不振者に関して調べてる。あの子も黒色に染まってきてるよ。』

 

電話相手は二丁拳銃。

 

『密輸商人も早く合流してほしいんだけど。あの2人はなんて言ってるかわからないしアルちゃんとムツキちゃんは便利屋の仕事でちょくちょく居なくなるし。』

 

「わかったわかった。切るぞ。」

 

電話を切って時計を見る。

 

「もうこんな時間か。AL-1Sの様子でも見るか。」

 

 

 

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「あれ?留守かな?」

 

ゲーム開発部の部室には誰もおらず、もぬけの殻であった。

 

「ユウカの審査はとっくに終わってるハズだが... まあ、ここで待つか。ゴクッ!」

 

しかし一向に待ってもゲーム開発部の面々は帰ってこない。先生がついているはずなので大丈夫だろうと思うが流石に連絡を入れようと思う密輸商人。

するとゲーム開発部の面々と先生が戻ってきた。

 

「おかえり。」

 

「あ、密輸商人!」

 

「審査はどうなったの?」

 

「それが...」

 

ミドリから説明を受ける。要約するとこうだ。昔、ミレニアムに所属していた伝説のゲームクリエイターが作ったとされる神ゲーマニュアル[G.Bible]。ゲーム開発部がアリスを見つけるきっかけとなった物だ。それを入手した彼女達はヴェリタス(ホワイトハッカー集団)に解析を依頼。しかし解析するには[鏡]というツールが必要。しかし今鏡はセミナーに押収されていた。

 

「で、セミナーを襲撃したと。おい先生。」

 

“後でセミナーに謝罪するよ”

 

「これが大人か...」

 

(AL-1Sもそうだけど、この大人も警戒しないとな。)

 

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