透き通る世界の無法者   作:1052667

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街と猫とライバル

「聞いたか!?囚人街で大ニュースだ!」

 

「クロノスでも大々的に報道してる。」

 

「主犯の伝道レトってアイツだよね...」

 

「キヴォトスが動くぞ!!」

 

レト一派が囚人街に攻め込んで4日。レト達は囚人街のトップを倒した。早速街の改革を行っていた。

レトは囚人街の名をブラックマーケットと改名した。なぜかって?そっちの名前の方がかっこいいからだ。

ついでにレト一派とずっと呼ばれていたため、マーケットギルドという組織名をつけた。

 

「あっという間に乗っ取れたなぁ。」

 

「乗っ取られた人のことも考えやがれ。」

 

元囚人街経理

TYPE−1150

(後の闇銀行頭取)

 

「ブラックマーケットを拠点に新たな連邦政府を作るんだってな。楽しみだ。」

 

「大将!いくら丼くれ!」

 

「あいよぉ!」

 

ブラックマーケット市民

ノースシーロード店主 花丸

 

マーケットギルドの何名かは街に新しくできた海鮮丼屋でご飯を食べていた。ここに居るのはお留守番組、レト達は資金調達のため出かけている。

 

「それで?ブラックマーケットを拠点にしたけど資金は足りるの?」

 

「囚人街時代の金じゃあ足りないな。カイザー、ネフティス、アランチーノ・ファミリー、黒亀組... 他にも様々な企業や組織が支援していたがブラックマーケットになってからピタリと支援がなくなった。幸いにも化石燃料なら山ほどあるが買い手がいないぞ。そこはどうすんだ?」

 

「レトがなんとかすんじゃない?考えもなしに私の囚人街を乗っ取るわけないでしょ。」

 

元囚人街トップ

鏡根リジェ

 

「さて、私達は都市開発のこと考えましょう。しばらくは街の改善点を見直そ〜う!」

 

「改善点の多くはお前等が攻め込んだ時に出たんだよ...」

 

女帝が言った言葉に落ち込むリジェ。

それを横目にTYPE−1150が1人酒を飲む。

 

 

 

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公立ルピナス学院。よくある平凡な学園だ。

だが、今日は騒がしい。何故なら... マーケットギルドの襲撃にあっていたから。

あちこちから聞こえる黄色い声と爆発音!

 

「なんで私達の学校にマーケットギルドが攻めて来るの!?」

 

在学中の生徒は悲鳴を上げる。

なぜこんな弱小校に大者が攻めて来るのかわからない。

 

「レト、生徒会室ニ目的ノ書類ヲ発見。回収シタ。」

 

「ご苦労。後はヴァルキューレが来るまで好きなだけ暴れて強奪して良いぞお前等!!」

 

悲鳴、爆発、笑い声。まさにカオスだ。

 

「お、これは金になりそうだ!」

 

「こちらの金庫もらいますよ。」

 

「クルクルクルクルクル!!」

 

金目の物を盗んだり、生徒の銃をを集めたりしてる。

中には生徒を傷つけるのを楽しんでるやつもいる。

 

「アケミも私達のグループにいればよかったのに。」

 

「マア、俺達ハトラック強奪シタシソコニ詰メ込モウ。」

 

「弱小校にしては内部の設備は連邦生徒会並だぞ?」

 

「クルクルクルキュルルゥゥルルククル!!」

 

「「「「???」」」」

 

物資を殆ど持ち出した時、闇医者が慌てた様子でやってきた。しかし何言ってるかわからなかった。

 

「なんて言ったんだ?」

 

「ほむ、知らない言語ですね。」

 

「記録ニナイゾ。」

 

「クルクルク!!キュルキュークルル!」

 

何言ってるかわからない一同だが、闇医者が指差すとネルとレトは状況を察し、高台に登ってその方向を見る。

そこにはヴァルキューレの生徒たちがこちらに向かっていた。

 

「どうすんだ?レト。」

 

「決まってんだろネル。正面突破だ。ついでに全滅させっぞ!」

 

 

 

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一方、トリニティの古書館。

そこでもマーケットギルドの別動隊が強奪作業をしていた。

アキは図書委員会の部員を蹴り飛ばした。

 

「目的のものは手に入れた。ずらかるぞ!アル、落とすなよ!」

 

「なんで私だけ名指しなのよ!!」

 

「ごめんねぇ〜、本が多すぎて戦闘ができなくて。」

 

「気にすんなギャングボス。少数戦闘なんて慣れっこだ!」

 

アキとワカモが先陣を切り、次々と正義実現委員会を倒していく。

 

「1年生しかいませんね。」

 

「もう復帰してる次期のはずなんだよね。おかしいなぁ。」

 

自分たちの車が見えてきた。

しかしその時、車が爆発した。火薬を積んでいたため爆破の範囲は広かった。周りには正義実現委員会の精鋭部隊がいる。

ハスミは先程までのアキの行動を見ていた。前に必死で戦っていたゲヘナのギャングボスと楽しく喋り、ゲヘナの中学生とも会話していた。何よりアキの表情は今までにない程の笑顔だった。まるで心の底から楽しんでいるかのように。悲しくなると同時にゲヘナへの嫌悪が増した瞬間だった。

 

「正義実現委員会が待ち伏せしてますね。」

 

「はあ、ここは私がやるから皆は先に。ブラックマーケットで合流ね。」

 

「わかりましたわ。」

 

「ムツキ、本を傷つけないなら多少暴れても良いよ。」

 

「いいの?やったー!」

 

ワカモが煙幕弾を出すとアキ以外が脱出した。

 

「・・・」

 

「アキ先輩...」

 

ハスミが悲しそうな顔をしながらアキを読んだ。その瞬間、アキはハスミに近づいて蹴り飛ばす。そして近くにいた委員を殴り飛ばす。

正義実現委員会はアキを捕まえようと銃を向けて引き金を引く。しかしアキは華麗に銃弾を避けて2丁の拳銃で元仲間を撃ち抜く。しかし一旦弾が切れたので距離を取ると他の委員が近づいてきた。

 

「アキ、翼はどうしたんだ?」

 

同期が震えながら言うが無視して顔面を地面に打ち付ける。

 

「アキ!戻ってこい!」

 

先輩が言うが無視して鳩尾一発の蹴りを決める。

 

「約束を忘れるなぁぁぁ!!」

 

ツルギが走ってきたけど肘で頭を殴って首根っこを掴んだ。そして盾にする。

自信に迫ってくる弾丸をツルギで防ぐと、近くにいた委員に向かって振り下ろす。

2丁ともに弾を装填すると、回りにいる元仲間たちに容赦なく撃つ。

気がついたときには全員が倒れていた。

アキは去ろうとするがツルギが起き上がる。

 

「・・・ゾンビかよ。」

 

「先... 輩...」

 

起き上がったツルギの口の中に銃口を入れて撃つ。

ツルギが起き上がる前に行ってしまおう。そう思いアキはこの場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキがしばらく歩いていると、いつの間にかトリニティ中学校の近くまで来ていたようだ。

 

「やべ、道間違えた。まあ使えないやつは切り捨てるのがギルドの方針だし、遅れても大丈夫か。」

 

暫く歩くと喧嘩の音が聞こえてきた。

どうやら近くの路地のようだ。少し気になったアキは路地に入って奥に進む。

そこには不良の中学生があちこち倒れていた。

 

「何?あんたなんのよう?」

 

猫耳が特徴のロングヘア。黒い制服の中学生がこっちを見る。

 

「これ全部君がやったの?」

 

「だったらなに?あんたもお同じめに合わせようか?」

 

「ふふ、面白そうじゃん。ねぇ、君の名前は?」

 

「本名教えるかよ。キャスパリーグって覚えときな。」

 

「そうか。二つ名があるのか。じゃ私は...  二丁拳銃だ。よろしく。」

 

「今考えたでしょ。」

 

「バレちゃった。そうだキャスパリーグ。私と一緒に来ない?今新たな時代が来るの。」

 

「新たな時代?」

 

「ええ。腐った連邦生徒会を潰そうってね。利害の一致で集まった寄せ集め集団。そこで力を示せる。」

 

「その集団、ルールとかないの?」

 

「あるよ。リーダーの命令は絶対。それだけさ。」

 

「ふ〜ん。面白そうじゃん。てかあんた正義実現委員会の指名手配犯?」

 

「御名答。」

 

「いいよ。私もその一味に加わる。最近退屈してたんだ。」

 

キャスパリーグ

杏山カズサ

(後の放課後スイーツ部 部員)

 

 

「よろしく、キャスパリーグ。」

 

 

 

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ブラックマーケット。そこの入口付近。

そこにヘルメットを被った生徒が入っていく。

 

「あん?誰だお前。」

 

「マーケットギルドに入りたいんだが...」

 

「あのイカれた連中にか?彼奴等なら奥の海鮮丼屋で飯食ってるよ。」

 

「てかそんなダセェヘルメットの奴が入れんのか?」

 

「オラよっ!」

 

チンピラオートマタの1人がヘルメットの生徒を思いっきり蹴った瞬間、ヘルメットの生徒はオートマタの頭部を掴んで破壊した。

 

「なっ!?」

 

「待った!こいつ見覚えあるぞ!」

 

「た、確かに!間違いねぇ、コイツ賞金稼ぎのイトナだ!」

 

「アケミ姐さんのライバル!?なぜここに!?」

 

「道を開けろ、三流共。」

 

バウンティハンター

六車イトナ

(後の元祖ヘルメット団 団長)

 

伝道レトの影響は大きく、様々なアウトロー達が集まっていく。

既にマーケットギルドは連邦生徒会の手に負えない程巨大な組織になっていった。

伝道レトを中心に歴史が動き出していくのであった。

 

 

2年前の過去編どこまでやる?

  • マーケットギルド解散まで
  • 資産争奪戦まで
  • 遺産争奪戦まで
  • 梔子ユメ死亡まで
  • ミレニアム内戦まで
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