ACE COMBAT 〜紺碧の空を駆ける炎の一角獣〜   作:非常勤務艦隊本部

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第4話!

真夜中の迎撃戦!
基地を守り抜けるのか?!



MISSION04 初陣〜サンド島防空戦〜

 

 

 

救助部隊が到着した時には彼の姿はなく、ただ遠ざかる敵の情報収集艦が見えたという。

 

 

この世の果て……平和からの島流しであったこの島が、敵国から最も近い最前線基地となった。

 

 

 

 

隊員宿舎 9月27日 19:27

 

 

 

 

チョッパー「明日からの1番機?心配してると年取るぜ?」

 

 

中央からの伝達で、元ISAF所属の傭兵部隊を正規軍に編入する事が決められて、ハヤト以下このサンド島に身を寄せている7人の傭兵がウォードッグ隊に編入されたのだ。

 

 

チョッパー「うちは分遣隊だからな。本土から本隊の中佐殿が来て、俺たちの上に乗っかる。元傭兵なんぞに任せては居られないってのが、本音だろうがよ。」

 

 

今日の出撃から戻ってきた彼らに話を聞いたところ、ハヤトたち元88航空隊は「よっぽどの命知らず」だったそうだ。

 

何でも、対空装備を積んでいる敵の艦隊の真ん中から突っ込んで、対空ミサイルだけで9隻とも撃破したのだという。

 

 

チョッパー「ああ、これでこそ落ち着くぜ。この音色、今夜はよく眠れそうだ。」

 

 

 

ジュネット「隊長の15年前のハートブレイクの相手、ユークの陸軍情報部の少佐だって?」

 

 

チョッパー「あぁ。俺だって歴史の勉強はしたんだぜ?そんときゃ味方同士だったんだ。基地司令官の査問ってのも野暮なもんだったな。隊長の行動に不審個所はなかった。不審があるのは、野郎の頭の構造だぜ?」

 

 

その時、基地全体に空襲警報が鳴り響いて外が慌ただしくなった。

 

 

チョッパー「…………空襲警報だぜ…おい。…………勘弁してくれよ。」

 

 

 

彼らの長い夜の始まりを告げたのだった。

 

 

 

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夜中の空襲警報で叩き起こされた俺たちウォードッグ隊は、迎撃のため緊急発進の準備を進めていた。

 

 

航空管制官3《緊急発進急げ!!離陸可能な機体から空中退避!!》

 

 

航空管制官1《空襲警報!敵爆撃機、接近中!スクランブル発進し、迎撃せよ!》

 

 

チョッパー《タービンの回転が上がらねぇ!急げ、急げ、急げ、急げ!》

 

 

対空砲で撃ち落とされた敵機の残骸がチョッパー機の付近に墜落して激しく燃え上がる!

 

 

チョッパー《うわっち!》

 

 

グレッグ《こっちは離陸したぞ!》

 

 

キャンベル《俺たちが敵機を相手してる間にとっとと離陸するんだ!!》

 

 

グレッグとキャンベルらが先に上がって敵機を滑走路上空から引きはがしにかかる。

その隙にウォードッグ隊は滑走路へと移動する!

 

 

ナガセ《ハンガーに、整備中の隊長の予備機が!》

 

 

ビーグル《もういい、構うんじゃない。上がったら出来るだけ早く高度を取るんだ。敵にかぶられるんじゃないぞ!》

 

 

 

敵の爆撃隊が頭上を通り過ぎた瞬間を見逃さず、ウォードッグ隊はすぐさま離陸。

高度を取って、敵機の迎撃にかかる!

 

 

ナガセ《敵の数が多い…………!!》

 

 

チョッパー《こいつら、本当にユークの連中なのか?!セント・ヒューレットの時とは大違いだ!!》

 

 

キャンベル《爆撃機はB-1Bだが、護衛の戦闘機がかなりの手練だ!》

 

 

航空管制官1《ウォードッグ隊!爆撃機の撃墜に向かえ!滑走路を奴らにやらせるな!》

 

 

 

航空管制官が……無理難題な命令をいいやがって。

こっちだって敵爆撃隊の第一波を掃討するのに精一杯なんだ!

 

 

グレッグ《他んとこから援軍は呼べねぇのか?》

 

 

航空管制官1《救援要請は出しているが、どの部隊も最短で30分はかかる!援軍の見込みは絶望的と捉えよ!》

 

 

チョッパー《まじか!》

 

 

 

確かにサンド島はオーシアの辺境で、本土からも相当離れている。

 

おまけにこの混乱じゃ例え援軍が来ても、すぐに撃ち落とされるのがオチだ。

 

 

 

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そうこうしているうちに、敵爆撃隊の第一波を撃退し終えた。

 

 

 

ナガセ《おやじさんが上がる。》

 

 

 

下を見ると、おやじさんを乗せた輸送機がサンド島を離陸していくのを確認する。

だが…………

 

 

チョッパー《ハンガーを見ろ!》

 

 

ふとハンガーを見ると、1機のF-5Eが動いているのが見えた。

 

 

チョッパー《誰だ?誰が引っ張り出したんだ?》

 

 

 

訓練生:ハンス・グリム一等空士《グリムです!整備班を手伝ってハンガーにいました!離陸します!》

 

 

チョッパー《お前にゃ無理だ、補習教育が済んでねえ。他の予備搭乗員はどうした?》

 

 

グリム《姿も見えません!》

 

 

ナガセ《もう間に合わない!気をつけてグリム。護ってあげる。》

 

 

グリム《やってみます!》

 

 

 

 

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どうやら訓練生が離陸しようとしているようだ。

 

幾ら人材不足でも、補習教育が済んでいない訓練生を引っ張り出すとはな……

 

 

 

チョッパー《ブービー、グリムが上がってくる。頼りないが……このまま見てるか?》

 

 

ハヤト「何をバカなことを。これから同じ釜の飯を食うパイロットだ!きっちり援護してやるんだ!」

 

 

チョッパー《了解!奴をフォローしてやろうぜ!》

 

 

グレッグ《そぉら!楽しい歓迎会の始まりだ!》

 

 

キャンベル《無事に上がってこいよ!新人さんよ!》

 

 

 

訓練生だろうがなんだろうが、同じパイロットであることに変わりはない。

きっちり援護して離陸までの時間を稼ぐことにした。

 

 

ハヤト「キャンベル!グレッグ!滑走路上空の制空権を確保!グリム機の離陸まで持ちこたえるんだ!」

 

 

 

キャンベル《任せろ!》

 

 

グレッグ《持ち越えて見せらあ!》

 

 

 

ハヤト「エッジ!チョッパー!このまま爆撃隊を迎撃!航空管制官は敵の来襲方向を逐次伝えてくれ!」

 

 

ナガセ《エッジ了解!》

 

 

チョッパー《チョッパー了解!》

 

 

航空管制官1《こちら管制塔、了解した!出来る限りのことはする!頼むぞ!》

 

 

 

とにかく俺はこれ以上被害を出さないためにも最善の策を打つ。

 

俺達が制空権を確保している間に、タキシングを終えたグリム機が離陸。

コールサイン【アーチャー】として、ウォードッグ隊に加わる。

 

 

 

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苛烈を極めたサンド島防空戦は、夜空に朝日が昇る頃には終息して、俺達は何とか守り切ることに成功した。

 

 

幸いな事にサンド島基地への損害はなく、代わりに基地の周りに撃ち落とした敵機の残骸の山が出来上がったが………………まぁ、さしたる問題じゃないから気にしないことにした。

 

 

基地に帰投して数分後、おやじさん達を乗せた輸送機が帰ってきた。

 

 

サンド島へ帰ってきたハミルトン大尉からいくつかの辞令が伝えられた。

 

ウォードッグ隊の隊長に就くはずだったフォード中佐の着任が取り消しとなった。

どうやら移動途中でユーク軍機の奇襲を受けて撃ち落とされたとのことだった。

 

フォード中佐は奇跡的に無事だったが、負傷がひどくしばらくは現役復帰は不可能と断定されたようだ。

 

 

その代わりに、この俺にウォードッグ隊の指揮を任される事になった。

当然、グレッグ達もウォードッグ隊に編入されることとなって、フリージャーナリストのジュネット氏には報道班員の辞令が下った。

 

 

そしてもう一つ……

 

オーシア軍は近く、セント・ヒューレット軍港から退避した空母ケストレル以下残存戦隊に、他の艦隊主力を合流させて、ユークトバニアに対しての反撃作戦の準備が行われる予定ということだ。

 

 

 

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MISSION04 COMPLETE

 

 

 





次回、第5話。

集結する味方艦隊、投入される敵の超兵器。


ーーーウォードッグ隊に グリムが 加わった!ーーー
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