「お前はチーズだ」「なのです!」   作:喋るスコップ

1 / 2
一発ネタですほぼ導入だけです。処女作なので期待しないでね


「お前はチーズだ」「なのです!」

 

血塗れのナイフを拭いながら今さっきまで俺を見下し獲物を甚振ろうと歓喜の笑みを浮かべたまま死んだ悪魔を見る。

自分で殺しておきながら未だにこの感覚には慣れねぇと考えつつ公安に連絡し待っていると

 

「こいつは私が食べていいのです?」

 

と相変わらず気の抜けた声がする。

「何のためにとっとと帰らず公安の奴らを待ってんだよ」と契約してる悪魔に応えるがアホさ加減に思わずため息が出る。

 

あのイかれた生姜焼き野郎…もといマキマと協力する事になってから悪魔共に頻繁に遭遇する様になった気がする。覚えとけよクソが後で絶対デンジ君が生姜焼きにするからな!!

 

大体なんで原作でも瞬殺されてたコイツなんかに転生しちまったんだか…

鬱陶しかった前髪を切りスキンヘッドにした頭の汗を拭う

 

「でもなぎさお腹が空いてきました…それにちょっとくらいチーズにしてもきっと大丈夫なのです!」

 

契約しているアホの悪魔もとい[チーズの悪魔]が空腹を我慢できず殺した悪魔の死体に手を伸ばそうとしやがる無理やり背後から引っ張り止めようするが

なんだコイツ…何で見た目幼女の癖してこんなに力が強えぇんだよ!

「テメェがそう言ってちょっとで済んだ事ねぇーだろが!」

「今度は大丈夫なのです!ほんの先っぽだけなのです!」

「あの飲んだくれのアル中野郎にボコされんのは俺なんだよ!!」

「おーなーかーがーすーいーたーのでーすー!!!」

ふざけんなこのクソ悪魔!?中身が違けりゃ魔法少女だってぶっ殺すぞ!

 

そんなやり取りをしてると

「相変わらず二人は元気ですね」と聞けば傅きたくなるような甘く耳障りのいい声がする。その瞬間力を抜き即座に背を伸ばして相手を見る。

「よ、よぅ生姜や…マキマ、さんじゃねぇか…いつもの職員はどうしたんですか」なんでよりによって生姜焼き野郎が来てんだよ!思わず敬語なんか出ちまった

 

「偶然私が現場の近くいたので、それよりも私が来ては迷惑だったでしょうか?」

なんだよその表情と首をかしげんのはコイツラスボスのクセに可愛いすぎんだろぉ…落ち着け、落ち着けコイツは人間なんてカスとしか思ってない悪魔だ冷静に対応しろ。それに偶然なわけがねぇ何処かに見張りが居たんだろうが気づいていないフリをしろ

「い、いやーアンタ程の方に直に対応してもらうと思ってなかったんでな緊張してんだよ」

「それなら何も問題は無いですね」と両手を握り顔を見つめられる

デンジくんヤバい俺マキマの事好きになっちまう!ヤバいヤバい助けて!

 

そんな俺からマキマが視線をずらし俺の背後を見る。

「ふぅー美味しいのです〜」と嫌な言葉が聞こえてきた。手を離し振り返ると悪魔の死体は消え大量のチーズが転がっていた。

視界が眩むが何とか耐え錆び付いた機械の様にゆっくりマキマの方を振り向き即座に土下座に移る

「すんませんでしたぁー」

チクショー何で俺がこんな目に遭うんだ…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。