いきてきたるものがたり   作:かに3

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件名:【★☆朗報☆★】連合、規模拡大【☆★絶対見て★☆】

各位


お疲れ様です。あかりです。

しばらく連絡が滞っており、申し訳ありません。新体制への移行にあたり、幹部格全員が正式な権限および発言資格を得るための承認過程に参加していたため、各方面への共有が遅れておりました。表題の件につきまして、共有いたします。

このたび、ヴィラン連合は異能解放軍との交戦に勝利し、同組織を飲みこむ形で合併いたしました。これに伴い、今後は新体制として「超常解放戦線」の名義を使用することとなります。

なお、本件に関連し、各自の所属会社、社会的身分、必要に応じた業務上の肩書き等については、順次デトネラット社、ならびに四ツ橋力也氏の管理下・傘下として整理されます。

これは、今後ヒーローおよび警察関連機関により疑義、調査、介入等が発生した際、対外的な責任の所在をデトネラット社側へ集約するための処置です。
したがって、皆さまの現在の立場、日常的な活動方針に大きな変更はありません。

新体制への移行に際し、一部手続きや名義変更等でご不便をおかけする可能性がありますが、組織規模の拡大に伴う必要な整備となりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

また、今後はより本格的に、ヒーロー社会および現行秩序との衝突が発生する見込みです。簡単に言えば、戦争が始まります。

ただし、くれぐれも命を大事にしてください。勝つために死ぬのではなく、生きて勝つために動いてください。無理な衝突、不要な殉死、撤退判断の遅れは美徳ではありません。引き際を見極め、守るべきものを守り、使えるものは使い、逃げるべき時には逃げてください。その上で、各自ができる範囲で一生懸命頑張りましょう。



死柄木弔が作る新しい世界を、俺たち全員で見に行きましょう。
今より息がしやすくて、今よりずっと理不尽に踏みつけられない世界を、みんなではじめましょう。
きっと、今より楽しい世界が始まると思います。

以上、よろしくお願いいたします。



あかり
もとい
ヴィランネーム【火継】より





箱詰めの親切

 

 ヴィラン連合が超常開放戦線になってからというものの、俺がやるべきことがめちゃくちゃ多い。

 

 ただでさえ、細々とした面倒事はだいたい「とりあえずあかりに任せとけ」でこちらに放り投げられてきた。

 まあ、とりあえずそれ自体は良い。好きでやっているところもあるし。俺がやらないからって誰かがやってくれるという訳でもなし。

 黒霧がいたらやってくれそうだけど、彼も彼で大忙しだったのでしかたない。ワンオペはね、その人がいなくなったら全部終わりますので。ワンオペで移動手段を任せていたので俺はいまだに自宅拠点に戻れていません。冷蔵庫の整理だけでもさせてくれ。

 

 それはさておき、組織の規模がここまで拡大してしまった以上、その“細々としたもの”を、いつまでも俺個人の気合と根性と惜しみない愛で回し続けるわけにはいかない。ちゃんとしたところへ、ちゃんとした業務委託をする必要が出てきた。

 つまり、俺が持っている仕事や立場や名義や連絡網や、その他もろもろの案件を、一旦すべて四ツ橋にぶん投げる必要がある。

 

 複数の会社を社員ごとまるっとデトネラットの傘下に入れてもらい、買い過ぎた故人の口座や、後ろ暗いデータのあれこれもまとめて、四ツ橋に「仲間になった記念のプレゼントだよ……♡」と押し付けた。

 それから、俺が個人で繋がっている仲間たちへの連絡。これは急ぎだ。組織の看板が変わった以上、情報共有を怠ると後々面倒な齟齬がでる。報連相は大事。なんか知らんところで所属が変わっていたら、ビックリするし疎外感で悲しくなるから……。

 一斉にメルマガみたいに送信したせいで、タイトルを【★☆朗報☆★】連合、規模拡大【☆★絶対見て★☆】にした結果、アカウントを乗っ取られたのかと大量に確認の連絡がきた。ごめん。あとから冷静に己を省みたけど、これは俺が悪い。

 

 さらに、すべての怪我や病気を寝れば治ると信じている弔くんに、適切な医療処置を受けてもらうための段取りも必要だ。“先生”とか“ドクター”レベルじゃないと、医者というか他人の言うことは基本聞かないんだ。嫌なら暴れるの、弔くんは。

 必要にかられて、弔くんという厄介患者への医療処置に伴う危険行為への対応マニュアルを作成。「別に不機嫌ではなくても“なんとなく”で攻撃してくる時がある」「治療中に“いらねえ”と言われても本当にいらないわけではないこと」「服薬管理は本人の自己申告を信用しないこと。Mr.コンプレスかあかりへ」……黒霧がいたらなあ……。弔くん関連は彼の専門だったから、全部押し付けられたんだけど。頑張って脱獄してきてくれないだろうか。個性が脱獄向けすぎて警戒されているから難しいのかもしれない。

 ……それにしても、文章で書くとヤバいな。弔くんの人格破綻が凄い。ふん、おもしれえ男……。

 

  あとはドクターのところにも顔を出さなければならない。継承って結局どんなん? 俺、医療技術無いから医者技能の引継ぎは難しいんだよな……。

 今から学んだって免許だけで最低六年はかかるし、そもそも医学部に入るには、年齢的には高校一年生なので正規ルートだとあと数年の待ちがでる。

 突然不思議な能力でお医者様に! ということにはならないだろうし、ドクターの持つ能力の殆どは医療技術が元になっているから困る。ほんとうに、どうするんだ。

 

「医者を舐めとるのか、阿呆餓鬼が」

 

「すっごいマジ切れされてる……」

 

「マジ切れしている人間にマジ切れしていると言うやつがいるか!! かーーっっ! おまえ如きが今から医学を学んだところで、食道切除再建術程度もまともに出来んまま人生が終わるわ! 定命の者風情が生意気を言いよって、医学を! 舐めるな!!」

 

「なんでときどき長命の者視点になるんだ、このエルフ自認老爺……」

 

 久しぶりにジョンちゃんワープでドクターの元へ向かい、俺なりの覚悟を持って「俺、頑張って医学を学ぶよ!!」と宣言したところ、はちゃめちゃに怒られた。

 勉強を頑張ると言ってキレられる人生、何? 普通そこは「えらいぞ」とか「頑張りなさい」とか、温かい反応が返ってくるところじゃないんですか?

 いや、相手がドクターである以上、そこまでほのぼのイベントを期待したわけじゃないけど、それにしたってマジ切れ過ぎる。絶対その食道なんとか術も、その程度みたいに言っているけど物凄い難しい外科手術とかだったりするんだろうな……。

 そしてドクターはそれを“その程度”と言えるくらいの感覚で出来てしまうのだろう。なんか……ちゃんと真面目に医者やってくれませんか? 救える命多いだろ。なんで悪の組織の裏方やってんの?

 

 ドクターは怒りを露わに、身長差のせいでだいぶ下の位置から俺を指さし「そこに座れ!」と床を示した。嫌です。

 

 とりあえず、せっかくドクターが立ち上がったので、いつも邪老が座っているなんか高そうな椅子に腰かけることにした。

 

「死柄木が言ったら床に座るくせに、なんて生意気な……!」

 

 忠実なドッグと言ってほしいワンねえ……。俺はよその邪老のStayには従わないぞ。

 だが、この姿勢になったせいで結果的に逃げ場を失った。ジョンちゃんが膝に飛び乗ってきたせいで、もう立てない。俺が立ったらジョンちゃんが落ちちゃうだろ、そんな可哀想な事出来ません。

 

 無力で無害な俺の額を、ドクターは人差し指でトトトンと突っついてくる。突っつくたびに、邪老の顔がずい、と近づいた。やめてください! セクハラですよ!

 

「おまえの矮小な脳で、わしの医術をそのまま得られる訳がないだろうが。あまり驕るんじゃない」

 

「はい……」

 

 専門家に軽口を叩いて、ガチ叱りされている図だ。こんなところに怒りのスイッチがあるとは思わなかったんです。ゆるしてください……。俺はただ、前向きに学習意欲を見せただけなんです。まさか医学への冒涜判定を食らうとは思わないじゃないですか……。

 

「ついてこい。おまえが見るべきものがあると言ったじゃろ」

 

「はい……」

 

 叱られてしょんぼりのまま、ドクターが後ろを向いた隙に椅子から立ち上がる。膝に座っていたジョンちゃんが落ちないように抱えなおすと、強化ガラスに守られた頭をこちらへ擦り付けるようにして甘えてきた。

 はは。はしゃぐなはしゃぐな。キッツ……。久しぶりにみると、やっぱり本当にグロイな……脳みそって震えるんだぁ……。

 

 ドクターのあとを追って歩いていくと、しばらくして何の説明も無いままに壁際に立ち止まった。皺だらけの指先で壁の数か所を撫でるように押すと、かすかな電子音が鳴る。

 直後、繋ぎ目など存在しなかったはずの壁が音もなく奥へ沈んで暗い口を開けた。隠し通路だ。異能解放軍のところでも見たなコレ。悪の組織で流行ってんのか。

 

 通路の先から流れてくる空気が、妙に冷たい。照明はある。足元も見える。だが、清潔な白さと薄暗さが同居した廊下は、霊安室への道みたいに居心地が悪くて不吉のにおいがする。

 スロープ状にゆるく下っていく床を進む度、足音が硬く反響した。人の気配はない。気配がないからこそ、電子音と空調の低い唸りだけが耳に纏わりつく。

 俺は知らず、腕の中のジョンちゃんの強化ガラスの頭を指先でそっと撫でていた。ジョンちゃんは反応しない。ただ、抱えられたまま、重く静かにそこにいる。

 ……脳無は死体だ。恐怖心なんてものも、もう無いのかもしれない。そう思った瞬間、撫でている自分の手だけがやけに生き物じみて見える。

 

 なんだろうな、嫌な予感だけが雪のように積みあがっていくのに、これを『見るべきもの』と定義されているから逃げられない。逃げたいという感情はあるけど、俺は”逃げない”を選択している。

 

 弔くんは自分の役割を果たして、なるべきものに成った。王として戴冠を果たし、自分の力で勝利を掴み取った。

 まるでヒーローみたいな成功譚だ。そんな事を言ったら、機嫌が良ければブラックジョークとして笑ってくれるか、機嫌が悪ければそのまま痛めにぶん殴られるかだろう。

 さすがにもう、気に食わねえから殺すの段階は過ぎている。仲間なんでね、俺たちは。弔くんが自分でそう言ってくれたので両想いですよ。俺は俺の王様の機嫌を損ねたいわけじゃないので、不要な発言は慎みます。

 

 もう少し進んだところで、周囲の空気がわかりやすく冷えた。

 

 肌の表面を撫でる冷気ではなく、体温の奥に指を差し込まれているような、妙に体の芯に届く冷え方だった。……母さんの個性を思い出す。

 暑い夜、寝苦しくてぐずっていた俺たちの布団を、母さんがそっと冷やしてくれた事があった。転生ベビだった俺だからこそ覚えている、赤ん坊のころの記憶だ。

 

 そういえば荼毘くんとぶつかった解放軍の……外典くんだっけ。彼の氷もこんな感じの冷え方をしていたな。氷系個性って、みんなこんな感じのものなのか。だとしたら、ここには今、個性を使っている誰かがいる?

 エアコンの冷却装置で冷やしているものとは、どうにも感覚が違う。機械の冷気はもっと乾いていて、肌の表面を撫でるようなものだ。これは逆で、中身から冷やしていく感覚がある。

 そんなことを考えているうちに、廊下の先で空間がふいに広がった。ドアで区切られているわけではない。ただ、通路が開いてそこで音が変わった。

 低い空調音に、細かな電子音。その奥で、ぽこ、ぽこ、と金魚のエアーポンプのような、聞き馴染みのある音が混じる。

 大小のコードが床を這い、もつれ、絡まり、交尾する蛇のような姿で無数の装置へ接続されていた。

 太い排水ホースに繋がったガラス製のケースがいくつも並んでいる。ハイエンドを入れていたものと同じ形のものが中身を失ったまま、からっぽの水槽みたいに沈黙していた。

 透明なはずのガラスは、白い照明と冷気のせいで鈍く曇ってみえる。中には誰もいない。何もいない。なのに、何かがいた痕跡だけがそこら中に残っている。整然と並べられているせいで、そういうタイプのお化け屋敷ですと言われたら納得できるくらいには、怖い。

 

「まだ完成には程遠いが、器だけは間に合わせた」

 

 ドクターの立つ先に、一体のハイエンド脳無が浮かんでいた。保存液に満たされたガラスケースの中で、肉体は緩やかに揺れている。

 奇形的な改造は見える範囲では施されていないが、特有の皮膚構造のせいで顔のないゴム人形のように見えた。目も、鼻も、口も、表情も、全てまとめて均されたようななめらかで不気味な頭部。身体は一応、女性のものを使用しているらしい。肩幅や骨格にその名残がある。けれど、これはもう“女”というより、“女だった素材”と呼ぶ方が正しい気がした。

 

 ガラスケース内のぬめりを帯びた液体の中で揺れながら、ごぼ、ごぼ、と呼吸のように泡が上がる。

 ドクターは少し困ったように頭を搔いて、ガラス越しのそれを見上げた。

 

「まあ、完成とはいかんがな。脳無はわしとオール・フォー・ワンの共作なんじゃ。どちらが欠けても完成できん……」

 

 そんな……二人初めての共同作業です、みたいなノリで改造死体こねくり回してるの……?

 

「都合がつかなくてな……。素体が元々持っていた《薄氷》と、ストックにあった《知識棚(おしえてほんだな)》……まあ、移動式辞書みたいなものじゃな。

それに《生体読図(おなかのちず)》と《生着促進(ぴったんこ)》までは間に合ったが、手術そのものを任せられる個性がなかなか見つからんでの。

ようやく見つけた時には、オール・フォー・ワンはわしを置いて遠くへ行ってしまった……。あのお方の帰還を待ち、最後の《精密手術(神の手)》を付与したあと、おまえにこれをやろう」

 

「個性名が特殊過ぎてよくわからないけど、つまり医療技術的なものはこのハイエンドにやらせるという事? でもハイエンドが俺の言うことを聞くとは思えないけど」

 

 荼毘くんに貸し付けたフードちゃんを思えば、だいぶ無理な話だと思う。今もジョンちゃんを含めてハイエンドたちの世話をしているが、対話が成功したと思ったことは一度もない。こっちが言葉を投げかけても、返ってくるのは沈黙か意味のない呻きか、命令系統の底に沈んだ反射みたいな反応だけだ。

 バグった死体としか呼ぶしかないものに、医療の部分は全部任せた! というのはいくらなんでも無理がある。

 出来ないことを無理に自分でできるようにするのは、無駄な遠回りだとわかる。わかるが、だからと言って別の無理筋を用意されて「こっちが近道だよ!」と言われても困る。これ近道じゃなくて獣道ですよ。こういうのは往々にして遭難して死ぬんだ。

 

 散々怪しい雰囲気を出しておいて、終点にあったのは見慣れたハイエンドが一体。いや、だけ、という言い方は良くないかもしれない。俺専用に造ってくれたから特別なのかな、と拍子抜けすると同時に少しだけ安心して、ドクターの横に並ぶ。

 高い位置にケースが置かれているせいで、正確な身長はよくわからない。……というか、自分が無駄にでかいせいでこの世の平均値が全く分からなくなっている。

 

「わしがおまえに継承するもので、おまえが一番不安なものは医術じゃろう」

 

「そりゃあね。無茶な話だと思っていたからさ。俺に直接、医療系個性をぶち込むのかと思ってたよ」

 

「あー。それも考えておったが、無駄遣い過ぎてやめた。コスパが悪い。おまえには違うものをぶち込む」

 

「こわいはなしやめてね」

 

 俺に何をぶち込むんですか……? そういえば前に、俺も“あかり”という外付けハードディスクを利用すれば、ギガントマキアみたいにリスクなく複数個性を乗せられる……みたいなことを言われた。あの時は、へえ便利~~くらいの気持ちで聞き流していたが、今こうして保存液に浮かぶ俺用ハイエンドと、妙にご機嫌な邪老を前にすると、急に現実味が出てきたな……。こわいはなし、やめよう……!

 

「まあ、こいつにはまだ課題がある。必要な個性を付与しきれていないのと、人格の破壊が不十分で自我が残っておる」

 

「重大な問題点が出てきたな……」

 

 え。脳無って死体ですよね? 死体なのに自我が残っているの、それはもう別の存在になっていないか?

 脳無には自我の残りカスのようなものがあるのは知っている。ジョンちゃんでいうところの“ほうれん草のペーストが好き”だったり、フードちゃんでいうところの“とにかく強い奴と戦いてえ”とか。それでも、はっきりと自我が残っていると明言されるものはいなかった。

 俺の知識では、脳無とは“個性を複数詰め込まれて命令に従う改造死体”であって、自我が残る余地はなかったはずだ。そんなのもう、生き返ったようなものじゃないか。

 

「黒霧の時は上手くできたんじゃがのう」

 

「待って知らないはなし出てきた。黒霧? いま、黒霧がハイエンド脳無って意味のことを言っています?」

 

「そうじゃが」

「そうじゃが!!?!」

 

  そうじゃがじゃあないんだよ。今めちゃくちゃ大事なことを当然知っているよね? みたいに言われたが、弔くんでさえ知らないようなことを俺が知るわけないだろ!!

 黒霧が、脳無? 俺にお駄賃をくれたり、みんなが暴れるときは真っ先に背中に庇ってくれたり、通勤の移動手段で毎日送り迎えしてくれたり、弔くんと荼毘くんの喧嘩で毎回大変なことになっていた、あの黒霧が、脳無?

 

「よく出来ていたじゃろ」

 

 ドクターは満足気に鼻を鳴らす。突然ぶち込まれたこの世界の重大なネタバレに、俺はジョンちゃんを抱えたまましゃがみこんだ。異形型個性の人じゃ、無かったんですか?!

 いや、確かに、言われてみればおかしなところはあった。黒霧の身体は、普通の人とは違っていた。触れた時の温度が、ジョンちゃんに近かった気がする。けれど俺は、そういう個性だと思っていた。異形型ならそういう事もあるんだろうと、勝手に納得してた。

 

 だって、喋っていた。考えていた。俺たちと一緒の連合で、弔くんの世話係として、一緒に過ごす仲間として、毎日を積み重ねてきた。

 

 それを脳無と呼ぶには、あまりにも黒霧は黒霧だった。

 

「え~~……?」

 

「なにしゃがんでおる。ほら、挨拶しなさい。おまえの……叔母? 従姉妹? 確かそこら辺の血縁をわざわざ用意してやったぞ、他人よりは親しみが持てるだろう」

 

「次から次へと最悪を更新するのはやめていただけますか?」

 

 母方の、誰~~!!!!!??!

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