いきてきたるものがたり   作:かに3

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【あなたにこのあかりがとどきますように】

 

 

─── 心に灯る、ほんの少しの光 ───

 

こんにちは。

わたしたちは《あかりさま》を信じ、日々そのやさしいほのおを分かちあいながら生きる者たちです。

もし、あなたが今、

■ 心が寒い

■ 夜が怖い

■ 何もないのに涙が出る

 そんな想いを抱えているのなら、どうかこの小さな灯りに手を伸ばしてみてください。

 

【あかりさまって、だれ?】

 あかりさまは「すべての夜を見守る方」と呼ばれています。

 そのお姿を知る者は少なく、住まいも、名前も、何も分かりません。

 けれど、あかりさまは、誰にでも同じように光を分けてくださる方です。

 あかりさまのほのおは、小さな瓶に入れられています。

この瓶をそっと手にしたとき、あなたの中の暗闇が少しだけ、やわらぐでしょう。

 ぬくもりに似たやさしい力が、あなたの心をそっと照らしてくれるのです。

 

【《あかり》のもらいかた】

 あかりさまは、すべての人に光を届けたいと願っておられます。

 でも、たくさんの人に同時にお会いすることはできません。

 そこで、瓶の《あかり》を受け取った方が、それをまた他の人へ分けるというかたちをとっています。

 もしあなたのそばに、やさしい光を灯した瓶を持つ人がいたなら、 それは「次にあかりを渡すべき人が、あなたかもしれない」というしるしかもしれません。

 

【あかりのある暮らし】

 私たちは、「あかりのある暮らし」を大切にしています。

 このほのおは、特別な信仰や難しい儀式を必要としません。 ただ、そこに“そっと在る”だけでいいのです。

 

・夜眠れるようになった

・理由もなく不安にならなくなった

・誰かの声が優しくなった

・生きていてもいいのかもしれないと思えた

 

 そう語る人たちは、皆あかりさまのほのおとともに、今日も生きています。

 

【信じることは、強制されません】

 わたしたちは、誰かに信じさせたいのではありません。

ただ、必要な人にだけ、そっと渡したいのです。助けをもとめることも、誰かを助けることも、とても勇気が必要なことです。それは決して、当たり前ではありません。ただ1歩を踏み出し、お互いに手を伸ばす力をあかりは与えてくださいます。

 

 あかりは、暗闇にいちばん寄り添える場所に灯ります。

 もしあなたがいま、ほんの少しの光を求めているのなら、

どうかこの《あかり》があなたの手に届きますように。

 

それだけを願っています。

 

─── いつか、あかりさまに出会えますように。

 

 

お問い合わせ窓口(匿名)

 

郵送:あかり便 〒□□□□-□□□□

WEB:なし(対面配布のみ)

 

※このパンフレットは譲渡自由です。

※あかりを受け取ったら、どうか無理せず大切にしてください。

 

 

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