弔くんには、一度気に入ったものができると、もうダメになるまでずーっと、それはもうずーーっと、そればかり使い続ける悪癖がある。
そのおかげで、一度気に入ってもらえた俺は、結構やばいヘマをやらかしても「このアホ犬!!」という罵倒と平手パンチだけで許されてきた。ありがたい悪癖だ。
それはそれとして、今着ているコートも弔くんはかなり気に入ってしまっている。たぶん、“先生”からのプレゼントなんだろうなあ……。“先生”が捕まってから、前よりも執着が強くなってる気がする。
大きくなるからね、とワンサイズ大きめのものを買ってもらって、そのあと、思ったより背が伸びなかったせいでサイズアウトしないまま、ずっと着続けているって感じだ。
ものがいいからなかなか壊れない。思い出もあるし、丈夫だし、これでいいや。……という流れなのだろう。
あのね、壊れないのは、穴が空いたところを俺が夜な夜な繕っていたからです……。
貴方が買い替えないし、俺が買ってきたものは気に入らないと開けもしないから、定期的にチクチク縫ってたんです……。
今どき母親ですら、なかなかここまでしてくれないからな。なんなら家では燈矢くんの方が繕い物やってくれてたりする……雑巾とか、古くなったタオルで量産しててくれるし……。
割とこういう家庭的なことは、きょうだい全員ある程度幼少期に躾られているせいで出来てしまうので、やっちゃう……。
でも今は俺がいないので、弔くんのコートはギガマキくんとの戦いでズタボロになったままだ。
最終的にボロ布になっていてくれないかな。さすがにそこまでいけば買い替えてもらえるだろう。俺がいないあいだに服飾品としての寿命を全うしてくれ。
「死柄木たちも頑張ってるのう。感心感心」
「ちょっと……隣に座らないでもらえます?」
「なんじゃその言い草は。傷ついちゃうじゃろ」
「隙あらば耐久チェックとか言って攻撃してくる分際で、囀るなよ。こちとら心どころか肉体が傷ついちゃってんだよ、カスジジイが」
「ワシら、けっこう仲良しになってきたのう。ポップコーン食べるか?」
「食べる」
当たり前のように隣へ腰を下ろしたドクターと一緒に、弔くんたちの現在の様子を観察する。
みんながしっかりストーリーを進めている一方その頃の俺は、なんかこの邪老とひとつのポップコーンボックスを分け合いながら、キャラメルより塩がいいと文句を言えるくらいにはなっていた。
あと、攻撃された時に普通に反撃するようにもなったな。
手持ちのタブレットとか、そのへんにある硬そうなものとかで、身長差を利用した高所からの頭部殴打を繰り返しているので、ドクターの身長を1センチくらいは縮めていると思う。
攻撃の度に老人虐待とわめかれているが、こっちは普通に出血攻撃を受けているんでな……。殴り返しても正当防衛以下でしかない。被験者の意志を無視して人体実験をしてくる悪党めが……。
ドクターの膝から降りたジョンちゃんが、俺の膝に縋って不格好な二足歩行でよたよたと立ち上がる。
仕方ないなあ、と両手を伸ばして抱き上げると、腕の中にすっぽり収まった。ふふ、今日もビジュがグロいね……。本当はひとりで膝に飛び乗れるのに、抱っこされたいからわざと甘えてるんだ……可愛いね……。嫌すぎる……。愛嬌という、知性がある……。
モニターの向こうでは、みんながだいぶ消耗しているのが見えた。
休憩が足りていない。ギガントマキアの攻撃はいちいち大ぶりで、避けるにしてもこちらから攻撃を仕掛けるにしても、どうしても動きが大きくなる。
致命的な攻撃は受けていないが、致命的な一撃を与えられてもいない。ギガマキくんは地に膝をつくことがないし、依然として弔くんを王とは認めていない。
そろそろ認めろよ。しつけえな……。
俺の弔くんの何が気に食わないんだよ、この全裸巨大中年男性は……。
俺からギガマキくんへの好感度は、「ドクターよりちょっと好きかな……」くらいのところまで急下降している。
ただ、弔くんの方は『もう少しでクリアできる討伐イベント』を前にしたプレイヤーみたいな眼で、なんだか楽しそうだ。何度も繰り返しトライアンドエラー。攻略の糸口を自ら探している。
懐かしいな、何も知らず平和だった頃に一緒にゲームをやっていた時の、泥臭いプレイスタイルだ。
あの頃の弔くんもこうだった。毎日毎日敵対した相手を執拗につけ狙って、二度とログインしなくなるまで丁寧に追い詰めていたっけ……。
本人はスピード型で短期決戦向けなのに、好みとしてはリカオンみたいな持久力狩猟なんだよな。案外、小さなことをコツコツと積み上げることもできるんですよ。根が真面目だし、やらなきゃいけないコトはサボらないんです、俺のボス。
ゲーム上では一緒に戦えていたけど、現実の俺は非戦闘員なので、ここで大人しく見ていることしかできない。
画面越しに応援することしかできない観客は、観客席でポップコーンを食べるくらいしか許されていないのである。命懸けの英雄譚に対して、こちらの手札が甘ったるい軽食しかない。
仕方ないんだけどね、俺が向こうにいたって役たたずの上にお荷物だし。こっちにいた方がドクターとコネクションが固められてマシだとわかっていますよ。嫌だけど。
ドクターがそっとお茶を出してくれたので、俺は問答無用でマグカップを交換し、ドクターのカップの中身を一気に飲み干した。
「おべっ」
「かかったな! ほれ、“あかり”を使え!」
「ふばげんばよごの、ガズジジィ……毒!! やめろ!!」
「麻痺毒もクリア、と……」
「メモるな! こういうことの積み重ねが信頼関係を破壊するんだぞ!!」
「まあまあ、落ち着け。ちなみにこっちのカップには普通に濃硫酸を入れておいた」
「どの世界線の普通を語ってんだ」
油断するとすぐこれだ。気が狂うて、こんなん。
俺ももう、ドクターのことはこの扱いでいいな、と思っているので、ドクターの手元に残っていたカップを奪い取り、その中身を顔面にぶちまけた
ドクターは悲鳴をあげて走っていく。元気だなあ。濃硫酸を顔面に浴びて走れる老人、医療倫理以外のあらゆる耐久値が高い。
まあ、俺もこの前アシッドアタックを受けたし、ちょうどいいか……。ドクターの手持ちの仲間には回復個性の人もいるらしいから、問題ないだろう。
そもそもあの人、医療のプロだし。自分の顔面くらい、自分でどうにかしてほしい。こちらは非戦闘員なので、できることといえば、襲われたら反撃することくらいだ。か弱いんですよ、俺。
ドクターによる不意打ちの臨床実験の結果、俺がある程度は“確実”に回復できることは分かった。分かってしまった、と言うべきかもしれない。できることが分かったら、やっちゃうじゃん。無理を……。
俺、肉盾になれる自覚出てきちゃった……。範囲攻撃以外なら、攻撃一回無効くらいには役に立てるよ……。
自分で言うのもなんだけど、俺は今までずっと、燈矢くんに「陽火くんは弱いから俺の後ろにいてね、危ないことはしないでね」と、やわやわのふわふわな守護を受けて甘やかされてきたので、大きめの怪我というものを一度もしてこなかった。
死にかけたことだって、チビの頃、夜中に庭の鯉を眺めていて池に転落し、そのままぷかりと浮かんだ時くらいしかない。
あれも転落音に気づいて助けに来てくれたなつくんが、俺を引き上げたあと、あまりの恐怖と怒りと安堵の混線により渾身のパンチを叩き込んできたので、最近までそれが俺の人生における最大級の“暴力”だった。これはもう俺が完全に悪いので仕方ない。
これくらいしか“痛み”をしらなかったので、俺の個性に回復能力があるなんて自覚はなかった。ドクターのおかげというのは本当に癪に障るが、彼のおかげで個性の活用方法が解明されてきている。
ただし、周囲にある“あかり”の総量によって回復速度は変わるし、範囲外がどこまでなのかは、まだはっきりしていない。そもそも、俺の“あかり”は細かく、多量に、あちこちへ分布している。完全に“あかり”がない状態へ持っていくには、ここから出る必要があった。
外に出るのはドクターにとって大きなリスクらしい。ずっと一緒にいると忘れそうになるけど、あのカスジジイ警戒心が強いんだよな。
燈矢くんが俺に仕込んでいた38個の盗聴器とGPSとカメラは、全て回収されて燃やされたし。
知らない間に増えててびっくりしたけど、予備の予備の予備……みたいな扱いで増えたらしい。まあ、愛情の1種として甘んじて受け入れている。もしかすると寝ているうちに口の中に放り込まれていて、胃の中とかにもあるかもしれない。ドクターに腹をかっさばかれてないから今のところは大丈夫かな。
渋々といった様子ではあったが、さすがに外での実験は諦めてくれた。
俺の“個性”への興味が優先されているせいで、継承云々の話は遅れている。
だが、そもそもその話には『王の側近』という立ち位置がある前提らしい。つまり、まず弔くんが『王』にならないと話を進められない、ということだ。
いや、もう答えは見えてるだろ。
弔くんは王様になりますので、さっさとこっちの事務作業を進めてくれ。
なんだァ? 免許がないと車道で運転できません、みたいなこと言いやがって……。
……いや、できないか。
いま一瞬、思考が真の悪になっていた。運転免許がないと運転はだめだな……。普通に……。やっぱ環境が悪いな。ドクターという邪老のそばにいるせいで、俺の性格も歪んでしまうんだろう。
少し反省していたところで、廊下の向こうから無遠慮な足音が聞こえてきた。すぐに、無傷のドクターが戻ってくる。
「なんてことするんじゃ! 人を傷つけるなんて、そんなんじゃヒーローになれんぞ!」
「ヴィランなんで、暴力は推奨されています」
「子供はこう言えば言うことを聞くもんじゃがな。まったく、反抗期か?」
プリプリ怒りながら戻ってきたドクターを見るに、俺渾身のアシッドアタックは、きれいさっぱり回復されたらしい。
子供の扱い方をある程度わかっているあたり、小児科を担当したりもしてるのかな……。個性発現したばかりの子供の中で、良さそうな子をリストアップとかしてそう……。最悪……激カスジジイ……。
ドクターはそのまま当然のように俺の隣へ座ると、モニターへ視線を移し、ぱん、と手を叩いた。
「おい陽火、イベント発生じゃぞ」
その声に釣られて画面を見る。
いつの間にか、トゥワイスがスマホを耳に当てていた。ドクターが音量を上げると、スピーカー越しに、ボイスチェンジャーで変えられたような声音が流れてくる。
最初から聞いていたわけではない。だが、状況を見るに────義爛の番号から、この声が聞こえてきた、ということか?
ニュースを見ろ、という電話からの指示に、俺も同時に別ウィンドウを開いた。すぐに速報が流れてくる。
死穢八斎會組長邸宅前、保須市ターミナル前、中央高速、神野区グラウンドゼロ、福岡中心部。
五本の指。
それから、マフラーやサングラスといった衣類。
義爛じゃん!!
あいつ捕まってたの!!?
三日前からってことは、三日前にはもう、こっちに宣戦布告できるだけの情報が揃っていたということで────おい!!
ギラおじ、てめえ!!
こっちのデータ取られてんじゃねえか! おい!!
大丈夫だっけ。俺個人の情報で、抜かれて本格的にヤバいやつはなかったはずだ。会社関係は完全に切っていたから、俺の手持ちの仲間や社員へ直接繋がるルートはない。あるのは、あくまで【あかり】としての俺の情報だけだ。
あかりは火継に紐付けられているだろう。けれど、そこから【陽火】へ繋がる情報は、義爛の手持ちにはないはず。連合で【陽火】を知っているのは荼毘くんだけだったし、つい先日どこぞの邪老が俺の断りなく気軽にひとことバラしただけだ。弔くん達でさえ「陽火ってなあに」程度のもので情報は停止されている。
だからさあ!! データは取られるんだよ!
たぶん暴力と拷問と尋問では、義爛は口を割らなかったんだろう。連絡が取れなくなった期間が、義爛の拷問期間だ。でも、3日前にはデータの解析か復元がされたんだろうなぁ……。
もう頭ん中で覚えきれないものは、手書きにして、着火装置と一緒に腹巻きへ入れて保管しておこう。前世の俺はそれが嫌なので全部覚えたよ。死ぬ気でやれば細かい数字以外はわりと覚えられるから頑張ろう! 数字は暗号化して自分だけわかるようにしとけばいいから……。
異能解放軍とか、次から次へなんなんだ。
向こう側では、どんどん話が進んでいく。
仲間のパーツを置いて脅しをかけるあたりはマフィアじみているのに、最後に首を置いていないところには、まだ理性が残っていそうだな……と思う。それか、上位者気取りの慈悲か。生意気だなこいつら、誰に向かって物言ってんだ。
別画面には、次々と情報が流れていく。
これは俺だけに見せるために出された、ドクターが元々持っていた情報だろう。
潜伏解放戦士、11万6516人。随分細かい数字まで記録しているものだ。俺は180万を超えたあたりで、もう何も聞かないことにしたけど。
まあ、向こうは“戦士”として存在しているから、数える価値があるのかもしれない。俺のやつは、幼児が友だち同士でプレゼントしあったものすら1カウントされているらしいし……。むしろ誰がどうやって数えたのか、謎だ。
幹部格も、何名かはドクターに情報が割れているらしい。スライドのように過ぎていく顔写真の中には、Feel Good Inc.の取締役の顔もあった。テレビで見た顔もある。国会中継にいなかったか? あのイケおじ。もちろん、見たことのない顔もあった。
逆に、ものすごく何度も見た顔もあった。
「四ツ橋、てめえ一度ならず二度三度!!!」
デトネラット社の社長じゃねーーーか、テメーーー!!!
「うわ、なんじゃ怖」
「これ! これこれこれ! 四ツ橋力也こいつ! 俺の商店街の前にイオン建てやがった!!」
「陽火、デトネラット社はIT企業でな。わかるか? あい・てぃー。イオンの系列とは関わりがないんじゃ……ほら、濃硫酸飲むか?」
「飲まねえよボケ!!」
「ああっ、カーペットが!」
普通に薬瓶で手渡された濃硫酸を床へ叩きつけ、俺は映し出された情報を巻き戻していく。カーペット? 知らん。気が立ってるやつにブラックジョークかましたやつが悪い。室内で濃硫酸をドリンクみたいに差し出すな。頭に注がなかっただけ誠意ある対応だろうが。
それよりも、四ツ橋力也だ。リ・デストロだあ……?
こいつのせいで、俺が大切に育ててきた会社が傾いた。
偽装のためにつくった、どこをどうひっくり返しても安心安全クリーンな会社だ。何も知らない善良な人間たちが、日本の未来のために頑張っている、優しくて立派な会社。俺の会社は善で、俺の会社を傷つけたやつは悪だ。
しかも、ふたつ。
ふたつもやられたんだぞ、こっちは。
なんだァ……? もしかして、この異能解放軍とやらが動くための足がかりのひとつとして、俺の会社は殴られたって感じか……? テロリストが悪を成すために、善なる人々────俺の会社を踏み台に……?
ゆ、ゆるせねえ!
この世の何を傷つけても、俺の管轄内のものだけは傷つけるんじゃねえ!! 殺すぞこのデコッパチ!!!
他責と矛盾は兄譲りである。あーもう無理。マジでムカつく。
俺がモニターに映る四ツ橋力也の顔を睨みつけているあいだに、いつの間にかドクターは弔くんと連絡を取り合っていた。
話の流れから察するに、ギガマキくんとリ・デストロたちをぶつけて相殺大作戦を決行するらしい。悪いものと悪いものを衝突させて、発生したエネルギーでさらに悪いことをする。大変ヴィランらしい作戦だ。こういうの凄い好き。
ドクターは転送を頼まれ、短く返事をしてから通話を切った。
「ドクター」
「なんじゃ」
「俺も荼毘くんのところに転送してくれ」
「な、危ないぞ! おまえは身を守る術がないじゃろう!」
ドクターがぎょっと目を剥いた。先ほどまで俺に毒を盛り、濃硫酸を飲ませようとしていた男とは思えないほど、まともな心配だ。突然人間性を出されて驚く。
「ここでワシとポップコーンを食べながら、ぬくぬくと観戦しておれば良い! な? 今ならチュロスも揚げてやるぞ」
縋るドクターの肩を、そっと押す。
静かに、首を横に振った。全然悲しくないけど、別れの時間だ。
「危なくなったらちゃんと逃げるよ。俺、やりたいことがあるんだ」
「陽火……っ!」
「めちゃくちゃ、嫌がらせが、したくて……!」
喉の奥から、しみじみと本音が漏れた。
11万なら、180万人のうちのいくらかは、あかり教と被っている可能性がある。
全員が全員、完全に異能解放軍だけに染まっているとも限らない。人間というのは意外と雑に複数の思想を抱える。解放思想を掲げながら、俺の“あかり”に救われたことのあるやつが混ざっていても不思議じゃない。
それに、接近戦で俺の個性がどう使えるのか、少し見たい。
解放戦士というのは、要するに狂信者みたいなものだろう。信念があって、そのためならなんでもできるやつら。自分の中に一本、折れない芯を持っている人間。
そういうやつらは面倒くさい。けれど、逆に言えば、芯の向きを少しでもずらせたら強い。火のついた矢印は、向きさえ変えればそのまま別のものを燃やしにいく。
だったら、試す価値はある。
俺の“灯火”は、直接攻撃ができる力じゃない。けれど、人が人を殴りにいく理由を、ほんの少しだけ変えることはできるかもしれない。
俺は拳を握りしめ、胸の奥で灯るものを確かめるように息を吸った。
「解放戦士を何人寝取れるか、試したいんだ!!」
ドクターの目が、かっと輝いた。
「それでこそ我が後継者!! その意気や良し!! ワシが見守ってるから安心して荒らしてこい!!」
「はい!!」
止める気、ゼロ。
こいつ今、完全に止める側の顔をしていたくせに、俺の発言が自分好みの方向へ転がった瞬間、即座に送り出す側へ回りやがった。
教育者としての腰が軽すぎる。保護者席に座っていたと思ったら、次の瞬間には出走ゲートを開ける係になっている。情緒の切り替えが競走馬より速い。
だが、いい。今の俺には、その軽さがありがたい。これくらい適当な方がやりやすいよ。
「ジョンちゃん、頼んだ」
転移の為にジョンちゃんの頭に手を置くと、瞼のない眼がどこか心配そうに俺を写している。必ず、帰ってくるから。またほうれん草のペーストを食べさせてやるからな……。
そして俺は、少し遅れてみんなと合流した。
「みんな~~!」
「あかりくん氏子ドクターのとこ戻ろう俺が言ってあげるから」
「は?? 何しに来てんだこのアホ犬!!」
「うわ死にに来た」
「あかりくんバイバイです、帰って下さい」
「お前を待ってたぜあかり! 馬鹿野郎失せろ!!」
「さすがに空気を読めよ非戦闘員」
「こんなに全否定されることってあるんだ……」
1ヶ月ぶりに会った仲間全員に追っ払われること、あるんだ……。
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||´・ω・`| | みんな~
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└二⊃ |∪
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突然ですが私の日頃の行いが良いおかげで、 https://syosetu.org/novel/389490/27.html に挿絵が生えました。陽火のビジュアルがわかります。あと着ている服のセンスも。