SEED:Overcomers トールのトリガー/シンの選択 作:reex
2章は2-7までなのでここから折り返しです
オーブ軍最高司令室の重い防爆扉が、キュルキュルとモーター音を立てて開いた。
「状況は?!」
カガリが怒鳴るように声を上げると、詰めていた軍人たちが敬礼する。
総合幕僚長が、青い顔で口を開いた。
「事前にご連絡の通りです。ユーラシア南部のアドゥカーフ・メカノインダストリー社の工廠が突如襲撃を受け、占拠されました。内通者の呼応もあり、製造ライン用に貸与していたキャンドルも、奪取されたものと考えられます」
苦々しい口ぶりは、ついに起きてしまった事態を嘆いていた。
アイスランドでの戦いから、一月半余り。
ブルーコスモスとの戦いも、ようやく収束に向かうと思われた中でもたらされた急報だった。
この数年に渡って必死に護り通していた
「護衛は何をしていた?! 自沈は出来なかったのか?!」
戦略物資であるキャンドルには、当然
パイロットは3交代制で席に座り続け、片時も目を離さない。
それに加えてロケットによる離脱、自爆装置、更に護衛による自沈処理という何重ものセーフティーを掛け、実際にこれまでは機能していた。
幕僚長は下を向きながら、暗い口ぶりで答えた。
「電波妨害が酷く、詳細は掴めませんが……。自爆用のロケット起爆装置は内通者に無力化されたようです。最後に送られてきた映像と音声を見る限り、襲撃に応じてムラサメはキャンドルを破壊しようとしましたが、実際には工廠内の防衛MSを攻撃していたようです」
目を見開くカガリに、幕僚長は僅かに首を振った。
「……パイロットの経歴に不審な点は有りません。おそらく、薬物などで錯乱状態にされていたものかと……」
「……狂信者どもめ!!」
一瞬絶句したカガリは、拳を指揮卓に叩きつけた。
ユーラシアにも、ブルーコスモスの根が張っていることは重々わかっていた。
それが力付くでひっくり返された形だ。
しかし、腑に落ちない点がある。
「そんな事が可能なら、今まで何故やってこなかった?! 情報部の分析は?!」
幕僚長は思い悩むようにして首を振る。
「……一般論にはなりますが。薬物の効果というのは、そう突然発揮されるものでは有りません。
生体CPUに代表されるように、薬物関係の技術は唯一コーディネイターよりブルーコスモスの方が進んでいる分野だ。
任意の時間に狙って錯乱させるとなれば、人間系のセーフティーは無力に等しい。
「派遣されるパイロットということは、自衛能力優先でコーディネイターだったのだろう? それがそうも易易と操られるとは……」
カガリは苦々しく唇を噛む。
コーディネイターは代謝や生理機能が強化されており、ナチュラルより薬物には強いというのに。
(厄介極まりない……)
しかし、現状はそれより先に考えるべきことがあった。
カガリは頭を振って思考を改める。
「それで、その後の敵の動きは? ユーラシアの部隊はどうした?」
お膝元で起きた話だ。
ユーラシア連邦も、ハイペリオンやザムザザーといった強力な戦力を投入するに違いなかった。
その問いを聞いた幕僚長は、一つ頷くと指示を飛ばした。
「それについては、代表理事から。……回線開け!」
司令室のモニタに、髭を生やした壮年の男性が浮かぶ。
普段であれば茶目っ気を浮かべる瞳は、今は引き絞られていた。
COMPASS代表理事、デュエイン・ハルバートンだ。
今では名目上の地球連合の立場も辞し、COMPASSの専任となっていた。
『ご無沙汰しております、カガリ殿』
頭を下げるハルバートンに、カガリは驚きの声を上げる。
「ハルバートン提督?! どうして?」
思わず昔の呼び名で呼んでしまう。
ハルバートンは疲れた笑みを浮かべて答えた。
『たまたまユーラシアを訪問しておりましてな。今はキルギスの司令室を間借りしております』
キルギス基地は、前大戦の頃から変わらずユーラシア連邦最大の基地だ。
ハルバートンがそこに居たのは、アイスランドで力を示したユーラシア連邦にやりすぎないよう釘を刺すためだったが、結果的には情報を最速で手に入れる事ができた。
だが、もたらされたのは目の前が暗くなるような状況だった。
『……占拠をうけて、当然ユーラシア連邦は部隊を派遣しました。アドゥカーフには軍の機密も多数置かれていましたから。しかし、最初に派遣されたハイペリオンGの1個中隊は敗退。後詰で派遣されたザムザザーは破壊されました。……ユーラシア連邦からは、包囲を築いた上で一旦体制を整えると』
「な……ッ?! 本当か?!」
ハイペリオンGは、前大戦で運用された量産仕様のハイペリオンを、更に仕様を落とした機体だ。
コスト優先では有るが、それは結局
真正面から打ち破れるような機体は存在しない。
さらにアイスランドで猛威を振るったザムザザーも後詰となれば、勝てない事があったとしても負けはしないという布陣だ。
それが橋頭堡すら築けず追い払われるとは。
『まず、敵の戦力が想定以上でした。ディンが50機以上。後で映像を回しますが、それが完璧に連携をとっていました。如何なハイペリオンGとて、あれほど見事な連携を取られると……。包囲によって光波防御帯の使用を強制し、バッテリー切れに追い込まれたようです』
防御手段としては完璧と言って良い光波防御帯だが、その分エネルギー消費は激しい。
本来はポイントポイントで使うべきそれを常時展開してしまえば、すぐにバッテリーは干上がってしまう。
カガリの額を汗が伝う。
「それほどのパイロットをそんなにも集めるとは……しかもディンだろう?」
当たり前のように当時のZAFTは大量に運用していたが、空戦用の特殊機体だ。
その操作は複雑で、ZAFTのコーディネイターが操るからこそ成立していた機体。
昨今巷に流れるナチュラル用OSも、ある程度自動化されたストライカーパックならともかく、MS本体で制御する空戦用の特殊なモーションまでは網羅されていない。
「機体の数を揃えることだけで言えば、ザフトの地上撤退時に相当な数がジャンク屋に流れただろうが……。ブルーコスモスがそれほどのパイロットを集められるか?」
生体CPUや幼い頃からの洗脳という手段は、いかにも
さらに大戦時と、その後のテロでかなりの人員が使い潰されているはずだった。
『現実論としては、居るのだから出来た、ということなのでしょうが……。何か裏があるのかも知れません。……アイスランドに現れたのも、ディンでしたな』
「……そうだな」
基礎設計が古くとも、空戦に特化した性能は現代でも通用する。
何かしらの手段で大量運用が続くなら、極めて厄介な脅威となる。
「それで、ザムザザーの方は?」
カガリは再び問い返した。
ハルバートンは肩をすくめて答えた。
『そちらについては、ある意味単純な話です。ユーラシア連邦の発注した
「……ユーラシア連邦にとっては、いい面の皮だな」
カガリもため息を付く。
今頃ユーラシア連邦上層部は怒り心頭だろう。
それでも自重するほどに、今回の敵は強力なようだったが。
『わざわざ企業の工廠を襲ったのです。キャンドルのNJCだけではなく、技術や資材の接収込みの狙いでしょう。……急ぎ、対処する必要があります』
ハルバートンの言葉に、カガリも深く頷く。
これだけの強硬手段を成功させる戦力を持った相手だ。
(なんとか、NJCのブラックボックスが破られる前に奪還できれば……)
多重に量子暗号を組んだNJCのプロテクトは、専門の技術者でも手間取る代物だ。
ユーラシア連邦が包囲を敷いている内に解析を妨害できれば、言うことはない。
深く頷くカガリに、ハルバートンはニヤリと笑う。
『……と、言うことでしてな。現在北米のアークエンジェルを急ぎ呼び出しているところです。……ユーラシアの許可は取り付け済ですので、COMPASSの作戦開始許可をいただけませんかな? カガリ・ユラ・アスハ
なにかを首筋に感じた気がした。
「……?」
レイが周囲を見回すが、カオスのコックピットの中には当然何も無い。
『どうした、レイ? 何か気になることでもあったか?』
「……いえ。何でもありません」
小隊長としてムウが声を掛けてくるが、レイは振り払った。
レイがアークエンジェルへ移乗して、一ヶ月半ほど。
カオスもMA形態となればムラサメに追随できることから
既に工廠の占拠から丸1日が経過しており、状況は予断を許さない。
(……最近は違和感が無かったが。再発したのか?)
小隊指揮官をつとめるムウ・ラ・フラガCOMPASS3佐と面会したときにも、同じような感覚があった。
むこうも苦笑しながら頭を押さえていたので、案外同じものを感じていたのかも知れない。
最初の内こそ近づくたびに、ぴりつくような感触があったが、その内に慣れたのか何も感じなくなっていた。
それが戦闘の緊張で再発したのかも知れない。
大胆にも軍事企業の工廠を占拠した敵。
まずはそこに飛び込み、威力偵察と、可能ならばNJCの破壊。
本来はNJCの破壊を第一としたいところではあるが、最早どこに隠されているかも分からない以上、どうしようもない。
核を撃って、起爆できたらNJCがあったことになるというのは乱暴にすぎる。
『さて、そろそろ見えるはず……って、オイオイ?! 何だありゃ?!』
ムウが声を上げるのと同時、レイも息を呑んだ。
目標の工廠は、多くの設備を備えた一つの都市と言って良い規模だった。
その中に慄然と佇む
その側面の装甲が一部取り払われ、黒光りする3つの巨体が折りたたまれて無理矢理に詰め込まれている。
かさんだ重量を補うためか、巨大なペイロードを持つはずのHLVにもかかわらず、4つの補助ロケットが増設されていた。
『MA……ですかね?』
『そりゃそうなんだろうが……あれじゃザムザザーよりデカいな?』
編隊を組むニコルとディアッカも呆れの声を上げる。
「……経緯は不明ですが、あれを建造するためにわざわざ工廠を狙った、といったとことでしょうか?」
犯行声明が出たわけではないが、工廠を占拠した敵はブルーコスモスと考えて良いだろう。
アイスランドで敗れ、落ち目のブルーコスモスが軍事的な存在感を示すためにNJC奪取に併せて大型MAを建造するというのは考えられる話だ。
そのためのパーツ取りに、大型MAの開発元であるアドゥカーフ社を狙った、というところだろうか。
『ま、そんなこったろうな。キャンドルを狙うだけなら他所でも良かったんだから。……
ムウがアークエンジェルに報告する声が漏れ聞こえる。
そこに実弾が降り注ぐ。
ムウのムラサメが、フワリと避けた。
『おっと、敵さんのお出ましだ。……各自散開!! 戦闘を開始!』
地上から、蜂の群れのように、完璧に統率されたディンの群れが飛び上がった。
「前に出ます!!」
ディン相手なら、VPS装甲のカオスは優位に立ち回れる。
ムラサメの盾になろうと機体を突っ込ませたレイだったが、放たれたビームに慌てて身を翻す。
射線の置くには見慣れた砲身を構えた機体が見えた。
「くッ!
サブジェネレーターを備えたその武器は、火力支援用としてオーブがコピーして以来、ビーム運用能力を持たない旧世代機に手軽に火力を追加できるものとしてベストセラーになっていた。
この工廠で製造されていた分を持ち出したのだろう。
『レイ、ムリしないで!』
ニコルが警句を発して変形を解き、フォローに回る。
カオスを狙う敵機にライフルを連射するが、ディン達はぶつかることも無く避けた。
それどころか、一糸乱れぬ連携で十字砲火をカオスへ向かわせる。
レイは歯を食いしばると、カオスの兵装ポッドを微妙に調整する。
莫大な推力が機体をスピンさせるように軌道を大きく変化させ、急降下させることで辛くも砲火を避けきった。
「これは……とんでもないな」
レイの額に汗が走る。
敵機は普通では考えられないほどの
まるで一人の人間が両手の指で編むような、完璧な連携。
そこにムウの、怒声に近い通信が飛び込んだ。
『目的はコイツラの相手じゃない!! 突っ込んで内部の偵察を優先しろ!』
流石に変形状態でスラスターを噴かせば、スペック差でディンを置き去りにすることが出来た。
編隊を組み直し、カメラとセンサーを全開にしてカオスを工廠の中央へ向かわせる。
ここまでの戦闘の余波か、いくらかの設備が崩れているがそれ以外は目ぼしいところはない。
以前キャンドルが置かれていた場所は今でもレーダーマップ上に光点を置かれていたが、当然ながらもぬけの空だった。
(やはり、あれか)
視線をHLVへ向ける。
ムウも同様の判断だったのだろう、機首をHLVへ向けていく。
装甲の隙間から赤い目が覗いた気がした。
『アークエンジェルから撃たせる! 小隊各機、巻き込まれるなよ!」
レーザー照準をアークエンジェルへ送ったのだろう。
後方から
それは正確にHLVの装甲の隙間を狙ったが──
『やっぱりバケモノじゃないか!!』
ディアッカの舌打ちが響く。
内部にしまわれた機体が身動ぎすると、以前見たザムザザーと同様に陽電子リフレクターが展開。
ゴッドフリートの射線を捻じ曲げ、その熱量を虚空に散らした。
直後、大地を揺るがす轟音と共に、HLVの下部から白煙と炎が噴き出した。
HLVが点火されたのだ。
『クソッ! 見逃すわけにもいかねぇか!』
ムウがムラサメを急旋回させる。
『とりあえずこの場は、俺とレイで破壊を試みる。ニコルとディアッカは一通り周ってNJCの痕跡を探してこい!』
『『「了解!」』』
ムウの呼びかけに、3人揃って声を返す。
正直なところ、ムラサメやカオスはそう火力が大きい機体ではない。
HLVの巨体を相手にするのは向いていないのだが、そうも言ってられなかった。
『こんにゃろう!!」
ムウのムラサメが変形し、サーベルを引き抜く。
重力を味方にサーベルを突き出し、飛翔し始めたHLVの推進部へと迫る。
だが、そこに自らの機体を盾にするようにディンが割り込んだ。
ムウの刃がディンを貫くが、その爆発の勢いでムラサメも後退を余儀なくされる。
『チィッ! こいつら、死ぬのが惜しくないのかよ?!』
ムウの死角をフォローするように動きながら、レイも機体をHLVへ向かわせる。
MA形態のまま、小隊内で最大の火力を誇る
「くそッ?!」
たまらずMS形態に変形し、ライフルをディンへ向けて連射する。
同時に兵装ポッドを1つ展開。
敵のディンそのものをブラインドにして、HLVへミサイルを放つ。
だか、ムウに向かっていたディンの一機がいつの間にか方向を変え、先回りするようにショットガンで撃ち落とした。
「……何か、おかしい」
レイの背筋を、先ほどから感じているピリつくような感覚が這い回る。
通信で伝えたとしても、反応が早すぎる。
なにより相手の数の方が多いのだから、ムウをマークしていた機体より、レイを追いかけ回す機体が処置するほうが自然ではないか。
レイはらしくもなく、おぼろげな感覚に身を任せた。
あえてムウとの連携陣形から大きくカオスを離脱させる。
ホバリングするのに1基は手放せないが、先程から飛ばしていた兵装ポッドも大きく機体から離す。
十字砲火など望むべくもない配置だ。
『おい、レイ! フォーメション崩すなよ?!』
「確認したいことがあるんです!!」
ムウの制止を振り切り、レイは目の前の敵に集中する、
ムウ、レイ、そして兵装ポッドがバラバラに敵に対処する。
そこに、ニコルとディアッカのムラサメが合流した。
『済みません、やはりNJCは見つかりませんでした!』
『他にできることもなさそうだ。……こっちを手伝わせてもらうぜ!』
戻ってきた二機もまた、フォーメーションを組み直すでもなく乱戦に突入する。
ある意味かつてのザフトレッドらしい、自分勝手な攻勢。
──ディアッカの何気ない牽制の一撃が、ディンの一機を真正面から貫いた。
「……やはり! この敵は、誰か一人が操っているんです! 無人機だ!」
レイの叫びに、ムウの記憶が引っかかれた。
『まさか……ドラグーンってことかよ?!』
「……おや? これは気づかれたか」
コックピットの中で優雅に足を組みながら、二十過ぎに見える美青年は片眉を釣り上げた。
敵機はそれまでの精鋭らしいコンビネーションを投げ捨て、それぞれが自分が主役とばかりに暴れ始めた。
(……とはいえ、ニコルだけは少々おとなしいか?)
性格だな、とせせら笑う。
戦場で幾度も相まみえた、そしてそれ以上に因縁深い男。
かつての部下二人。
そして、自分そのもの。
動きのクセを分析すれば、誰が何に乗っているかなど、青年には手に取るように分かった。
「確かにそれが正解だ。気付いたのはあの男か──いや、レイかな」
彼の飼い主達が、兵力不足を補う無人機の開発を進める中で作り出した、ドラグーンシステムの進化系だ。
ただの砲台ではなく、あらゆる動きが可能なMSを。
武器を使うようにではなく、身体を複数持ったかのように。
それを操るものには極度の適性と脳の負担が必要となるが、それを差し引いても非常に強力なシステムだ。
なにせ乗機がディンであったところで、青年の技量からすれば凡百のパイロットなど木偶に過ぎない。
それが文字通り山程、自分の意志の通りタイムラグ無しで連携を持って戦うのだ。
精鋭部隊の強固な連携も、全体を一つの流れとして捕らえるならばむしろ対処しやすい。
バラバラの動きを見せる敵のほうが、左右の手で別の図形を描くような面倒くささを青年にもたらしていた。
「……とはいえ、もう遅いがな」
基地のカメラを経由した映像も、彼自身の空間認識も同じ状況を示している。
既にHLVは最終加速へ突入。
意を決したように敵はサーベルを持って突撃するが、青年自らが操るディンを文字通り肉壁として使い潰し、それを阻止する。
HLVが加速を終えると、4基の補助ロケットが分離し──そのうちの一つが再加速した。
慌てたようにMS達がビームを放つが、先程までと同じくHLV内部の
彼らも気付いたのだろう。
補助ロケットに偽装されたそれが、核とNJCを搭載した
「よかったな、ロード・ジブリール? お前の願いは、ようやく叶うぞ?」
機体の足元にある血溜まりを睥睨しながら、くつくつと笑いを漏らす。
援助が途切れ、資金源を得るべくロード・ジブリールに接触した青年とその
曲りなりにもCOMPASSの追手から命を助けた相手に対して、どうせできないだろうと言わんばかりの傲岸な依頼だったが、アコード達はそれを飲んだ。
NJCがほしいのは、彼らも同様だったからだ。
とはいえまともに取り組むつもりもなく、ハッキングで手にしたアドゥカーフ社のペーパープランを、既存機体からのパーツ流用でとりあえず組めるように調整しただけ。
後は機体を建造するためとロード・ジブリールをそそのかし、ブルーコスモスの潜伏員を動かしてこの工廠を手に入れた。
NJCの自沈を防ぐために、
ロード・ジブリールの隠し口座もパスワードも読心によって掴み、用済みとなった彼の殺処分は青年が喜んで担当した。
(……だが、私ならお前の死は無駄にはしないさ。有効に活用させてもらおう)
青年の口角に、今度は愉しげな笑みが浮かんだ。
今はアコードたちの使い走りに甘んじているが、青年には青年の考えがある。
パーツ流用で組んでいるので、デストロイの腕は飛びません。
それ以外は原作と同じです。(多少見た目は不格好かも)
このキャラの登場には賛否あるかも知れませんが……。
やっぱり格としてね。