仮面ライダー電王 ifSTORY 仮面ライダーリベリオン   作:凌哉

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ここに記すはかつて滅びた時間軸より新たな生を受けた青年の
反逆と復讐の物語である


第1話滅びと転生〜始まりの物語〜

-???-

この世界…いや、もはや世界とも呼べないかもしれないこの場所にたった1人佇む俺は無力感に苛まれている

正直言葉が出ないと言うのが正解なのだろうがそれでも言葉を尽くすならばどうしてと言う一言が先に来る

「どうして…どうしてこうなった…どうして誰も助けてくれなかった…どうして…俺には力が無かった…どうしてだ!」

叫んでも結果は変わらない…もはやこの世界は終わってしまったのだから

「喜ぶどころか悲痛なる叫びと共に無力さを嘆くのか!小僧」

「誰だ!?」

「俺様こそがこの世界を滅ぼした張本人だ!」

黒を基調とした鎧を纏ったような姿に紫の大きな目のような仮面の戦士なのだろうか?いや、戦士と言うより魔王と言った方が正しいかもしれないもしくは破壊神だろうか?

「何故まだ貴様が生きているのか疑問ではあるが、面白い!貴様名はなんという?」

「時将(ときまさ)…時将進士(ときまさしんじ)」

「そうか…ならば今より貴様はその名進士と言う名前を捨て

こう名乗るがいい破道時将(はどうときまさ)とそして我の名を忘れることなかれ!我が名はマガトキ!破王マガトキなり!」

「破王マガトキ…か…この世界を滅ぼしたお前を俺は忘れないだろう!いつか…いつの日にかお前を討ち破る!お前が従えている怪物諸共にな! 」

「よかろう!その時を楽しみにしているぞ!破道時将!」

マガトキが俺の名を呼んだのを最後に俺は闇へと呑み込まれのだった…

 

それからどれだけの時が経ったのか、いや、そもそも自分もどうなったかすら分からないが意識のみの状態の中に光を感じ

その光が広がる感覚とともに目を覚ますとそこは知らない列車の中の寝台だった

 

「ここはどこだ?寝台列車なのか?」

俺は窓の外を覗いてみると何も無い砂漠のような場所を列車は走っていた

空はオーロラのような何かが浮かんでおり場所の検討もつかない

「とりあえずここから出よう」

俺は用意されていた着替えに袖を通して寝台ルームから出て少し歩き扉の前に辿り着きその扉を開けるとレストランルームのような場所だった。

「本当に列車の中なのか?」

「列車の中ですよ、ここは」

後ろから声が掛かったことに驚いた俺は咄嗟に距離を取り身構える

「そう警戒しないでいただきたい、私はこの列車、ライナーリベラルの管理者のジャックと申します。」

「管理者?」

「ええ、管理者です。私はこの列車の整備点検、そして貴方様の身の回りのお世話をさせていただきます。何せあなたはこの列車ライナーリベラルの''所有者''なので」

「俺が…所有者?」

「はい、そのように伺っております」

「誰からだ?」

「さぁ?私も目が覚めたらこの列車におりまして、指令書のようなものと貴方様の情報が入った端末のような物とこちらの箱が置かれていましたので」

「箱の中身は?」

「見ておりません。貴方様の音声と指紋を認証し開く物のようですので」

「なるほどな」

俺は箱に触れて「開け」と呟くと箱が開き中からは

ベルトとカードが入ったケースが出てきた

俺は中身を手に取ると箱がキューブ状に変化し映像を映し出す

『この映像が映し出されている時はお前が中身を手にした瞬間だろう!その力は我からの贈り物だいずれ我を討ち滅ぼす者よ!その力存分に役立てよ!』

その言葉を最後にキューブは列車の床に落ち粉々に砕けた

「なるほどな、この力でお前のもとまでたどり着いてお前を討ち滅ぼせってことか…」

俺はもう1度ベルトに視線を落とした後ジャックの方に向き直り告げる

「ジャック、お前の知っていることを全て話せ!話せない事は無理には聞かないがこの場所と言うより今列車が走っている場所と今の俺の状態を知っているのなら話せ」

「わかりました」

恭しく一礼したジャックが語った事からわかったことは5つ

 

1つ俺の名は破道時将であり時将進士という名はどうやら前世の名になる事

2つこの世界というか時間軸では俺は広い一軒家に住んでいて両親とは幼い頃に死別し曾祖父の代から遺してくれた遺産や保険金等で高校までは卒業済で今は世界を旅するバックパッカーのような事をしている

3つこの場所は時の狭間でこの列車はライナーリベラルで所有者は俺らしい

4つこの時間軸には時の運航―いわゆる正しい歴史を守護する存在がいる事

5つ俺もその守護者の資格を有しているが別に力をどう使おうが問題無いこと

以上がこの時間軸での俺の立場であり、存在する意義らしい

「俺の目的はただ1つだ!前世の俺が生きた時間軸を滅ぼした破王マガトキとそいつが従えていた怪物―イマジンを全て討ち滅ぼす事だ!」

「貴方がそれを望むならば私は私にできる最大限を持ってその野望を叶える一助となりましょう」

ジャックが俺に傅き忠誠を誓う

「その言葉に偽りが無いのならば行動をもって示せ!」

「かしこまりました」

こうして俺、破道時将は滅びた時間軸から違う時間軸へと転生し

自分が過去を生きた時間軸を滅ぼした存在へと反逆し復讐する

物語が始まったのだった。

 

 

 




お久しぶりです。仮面ライダー作品をいくつか投稿していますが今はネタ集めのため一時的に投稿をしていませんがこの作品については友人から仮面ライダー電王の設定を使って滅びた時間軸からの転生者が戦う話しをとリクエストされ書きました。更新は不定期だと思いますが気長に待っててください
次回から本格的に戦闘回を書いていきますのでお楽しみに

次回「初戦闘と契約」
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