自分の正体がバレる日を
それは覚悟していた
だけど
まさか、自分が
父さんを殺したなんて
知らなかった
俺はどうすればいいんだ
俺はみんなを
彼女を守りたいのに
でも
俺は結局 人殺し、でしかなかった
守りたいっと言っておきながら
そのために他の人たちを
斬っていた、なんて
守る資格なんてないじゃないか
俺は
どうやって
生きて行けばいいんだ
今から11年前
それは俺が
まだ6歳になったばかりの頃の話だ
つまりホライゾンが出会う前の話
俺の故郷は東海だった
あの家を出た俺は
今でも、旅をしながら、”俺に近づく敵を斬っていた”
俺は近づく敵に必ず
『お前を斬殺する!』という言葉を
敵に言っていた
それが原因で他の各国から
『斬殺丸』と呼ばれるようになる
今日も戦争に巻き込まれるのか
当時の俺は
そんな事ばかり考えていた
そして
その言ったとおり
巻き込まれた
『うおおおお!』『でやっ!』
『うわあああ!』『打て!打てーー!』
兵士たちが他の各国と戦っている最中
俺は
兵1『ん?なんだ、あの子供は?』
兵2『おい!刀を持っているぞ!』
6歳で刀を持っているだなんて
ありえない話だ
6歳で刀を振れる程の力だってないはず
だが
兵1『ん?なんだ?』
兵2『おい!あの子供!刀を抜いているぞ!』
身長に合わない刀を
一度、床に置いて 刀を抜く
兵1『まさか!
そして五人の兵士は武器を抜くが
ザシュ!!!
兵2『え?』
一人の兵士が武器を抜いたのに
他の兵士は武器を抜かず止まっている
そして子供はいつの間にか後ろにいた
兵2『う!後ろか!』
だが他の兵士は止まっている
兵2『おい!どうしたんだ!』
一人の兵士が他の兵士の肩を触った
瞬間
コロッ!!
兵士の頭が取れた!
四人の兵士の
兵2『ヒィィィィ!』
怯えていた、他の兵士はみんな
子供に斬られていた
兵2『ま!まさか!お前は!』
だがその兵士の前にも子供は
いつの間にかいた
兵2『ざ!ざ!』
そして子供は
刀を上に上げる
兵2『斬殺丸だああああ!』
子供は言う
斬『お前を斬殺する!』
そしてその兵士も斬った
今の叫びで他の兵士も集まってくる
数はざっと20人だ
兵3『あれが斬殺丸か!』
兵4『あんな小さな子供が!』
兵3『相手が子供でも容赦するな!』
だが俺は何も言わず
その兵士たちも斬る
ザシュッ!!!
兵5『ぐわ!』
兵6『うわ!』
兵7『ぐは!』
次から次へと
斬る
そしてあっという間に20人斬り終わる
斬『・・・・・』
だがそこへある男が出てくる
?『へえー、君が斬殺丸かー』
斬『!』
出て来たのは棒金を携えた幽霊の青年だ
?『強いねー、子供なのに刀持っているんだ!』
斬『俺になにかようか?』
?『まあちょっとね、ある”人”に似ているからさ 君が』
斬『ある人?』
?『ああ、その人は僕たちにとって厄介な人なんだよ、って!』
だがいつの間にか子供は刀をしまい
どこかに行こうとする
?『ねえ!最後まで聞いてよ!』
斬『近づくな、近づいてら斬殺する!』
鞘を青年の顔の前に出す
?『いや〜、そうじゃなくて、君 このままだと本当に絶望するって忠告したいの』
斬『なぜ俺に』
?『君がその似ている人にそっくりだからだよ』
斬『俺はそんな奴にならない、悪いがもう行く』
?『ああ!ちょっと!』
だが子供はもういなかった
?『相変わらず、あの”人”とそっくりで早いねえ、ねえ♬”まっちゃん”』
そして青年もその場を離れる
そのあと
斬『俺はもう疾っくに絶望している』
そうあの人の言う通りだった
おれはもう疾っくに
絶望している
昔も
今も
(回想は終わり)
*******************
聖譜暦1648年4月21日 午前6時30分
優の家
優は自分の部屋の中で
ベットの上に座っていた
昨日から眠っていない
ホライゾンも救えなくて、父親を殺したことを知って、みんなに正体を明かされて
そんな中で
眠れるはずがない
眠ってもまたあの”悪夢”を見ることになる
そうなるくらいなら
起きてた方がマシだ
あの後
武蔵に斬殺丸がいるため
警備隊が優を探している
末世を覆すことができるため
末世のための”人間兵器”として使うため
逮捕命令が聖連から下った
だが
優の家は誰も知らない
彼が武蔵にいるってだけで
優の家は誰も知らないのだ
でも
優はそんなこと、どうでもよかった
自分の命が掛かっているのにも関わらず
優は絶望していた
自分のたった一人の家族を
殺したことに
絶望していた
優はお父さんのことは何一つ知らない
顔も名前も知らない
だが
殺してしまった事はわかる
父親を殺した記憶はないけど
だからと言って、元信が嘘をつくとは思えない
でも、わかるのはただ一つ
それは
優「結局俺のやる事は無駄だった」
そう、それだけはわかる
優はいろんな者を守って来た
だが
そのためにいろんな者を犠牲にしていた
そして無駄になった
正体も明かされて
優の過去もみんなに伝わって
絶望以外なにもなかった
だが
バタンッ!!!
優「!......喜美!」
そう喜美が優の部屋の中入って来た
それもこんな朝早く
優の家は確かに誰も知らない
だが、喜美は知っていた
幼馴染である
彼の家を知らないはずがない
そして
喜美は優が座っているベットに喜美も座って
優の前に出る
喜「なにしてるのよ?」
優「何って?何したっていいじゃないか」
喜「座ってないで教導院いくわよ!」
優「どうして?昨日のこと、忘れた訳?」
喜「みんなが待っているわ、座ってないで行くわよ!」
喜美は優の腕を掴んで無理矢理でも引っ張る
だが
優「ほっといてくれよ!!!!!」
優は怒鳴った
喜美は腕を引っ張るのやめた
でも喜美は
喜「じゃあ!あんたは!本当にこれでいいの!」
喜美も怒鳴る
喜「あんたなら!こんなの乗り越えて!あんたの好きなホライゾンを助けに行くじゃない!」
喜美は続ける
喜「あんたは!確かにお父さんを殺した!なら!その罪滅ぼしのためにみんなを守っていけばいいじゃい!」
だが優は
優「父さんを殺してか!父さんを殺して!今度はみんなを殺せって言うのか!」
喜「守るって!言ったじゃない!」
優「俺は疾っくの昔に、守る力なんて無いんだよ!!」
今度は優が続ける
優「俺は確かに!みんなを守ってきた!けど!よく考えると!ヘタしたら!友人まで殺すじゃないか!ヨシナオさんのように!」
昨日実際ヨシナオに攻撃した
優「そんな中で生きていられるわけないだろ!こんな事になるくらいなら!!」
優としてありえない言葉を言う
優「あの時、死んでいればよかった!!!」
それ聞いた瞬間
喜「バカ!!!」
バチン!!
喜美は優の頬を叩いた
優はそのまま無言だ
そして喜美は優をベットに押し倒す
喜「あんた!もう忘れたの!ホライゾンが言っていたじゃない!これからも生きてって!」
優「・・・・・」
喜「もう!ホライゾンの約束を破る気!」
優「なら!」
今度は優が喜美を押し倒す
優「俺になにが出来るって言うんだ!」
喜「・・・・・」
優「俺はホライゾンを守る事は出来なかった!そんな!俺が」
優は喜美の顔に近づく
優「なにが出来るって言うんだ!」
喜美もびっくりだ
あの優がここまで必死なの
あの事件以来だ
優は喜美を立ち上がらせ
部屋の外に出す
優「頼むからほっといてくれ!!」
喜「優」
優「頼むから!!」
そうして喜美はあきらめて教導院の方に行こうとする
その前に喜美は
喜「優!みんな!待っているからね!絶対来るのよ!いいね?」
そういって立ち去る喜美
けど
優「無理だよ!こんなことをしといて行けるわけないだろ!!」
彼女が去った後
優はまたベットの上に座り
下を向いている
だがその時
?「どうしたのよ!そんなしょんぼりして」
優「!誰だ!」
だが見る限り誰もいない
だが
?「こっち、こっち」
そういって黒い刀を見る
刀が光っていた
どうやら刀が喋っている
優「なんで!妖刀が!」
そう名前も普段喋るわけでもないのに
いきなり喋ったのだ
?「すごいしょんぼりしているね、”優”」
優「なんで!俺の名前を!」
名前を知っていた刀
そして
?「こんな形じゃ、わからないでしょ だからこの形で!」
優「!」
刀がいきなり光りだす
優「うわ!」
そして部屋中に光りだす
***********************
そして優が目を開けた瞬間
優「!ここは!」
そう自分の部屋にいたはずが
いつの間にか
周りは御花畑で大きなサクラがあった
?「この方がわかりやすいでしょう?」
優「!」
刀ではなく鬼のような角をしていた白い服を着た女がいた
見る限り若い、20代ってところ
優「あんたは誰?」
?「やっぱ、わかんないかー、
優「それで、あんたは誰だ!」
?「う?ああ、私ね、私は、そうばなー、
優「桜花?妖刀の名前」
桜「そう、まさか!私が刀の意思ってわかるとはねー」
優「神格武装?」
桜「ちがうよ!私はそんなもんじゃない!」
そういって手を横に振る
そして
桜「そんなことより!あんた!どうしたの?みんなの所に行けばいいじゃない!」
だが優
優「俺はみんなのこと騙したんだ!」
桜「ああ、斬殺丸ね!」
優「それに守るといいながら!俺は父さんを殺していた!」
桜「ああ、それで!確かに最低な話ね」
聞く気のないような返事をする
優「だから、死んでもいいと思った!」
それを聞いた瞬間
桜「やめときな!それは刃がしたかったことじゃないよ!」
優「その刃って誰?」
そういって桜花は手からモニタを出す
見ると母さんと一緒に写っている
優「どうして!母さんと!」
桜「あんたのお父さんだよ!」
優「刃って!父さん!」
桜「そう!」
初めて見る父親
髪は黒く、服は中は武蔵の制服でその上に白いロングコート来ているを来ていた
腰には桜花の刀がついている
そのとなりに母がいる
顔は父は二コニコしているが
母は恥ずかしそうな顔している
そこで桜花は
桜「ねえ 優 あんた本当に刃を殺した記憶ある?」
優「正直言うと無い」
桜「やっぱり!」
優「どうして?」
桜「昔ね、あんたが四歳だったころ、私を初めて、あんたが抜いた時なんだけど」
優「その時、俺が父さんを殺したんだね!」
だが桜花は
桜「違うのよ!あんたがやったのはそうだけど!」
優はよくわからない
やったのに
なんだ
桜「あんたの”意思”でやったんじゃない!」
優「!どういうこと!」
そして思わぬ事言う、桜花
桜「あんたを”操った女”がいるのよ!」
優「そんなバカな!」
桜「いるのよ!あんたの力を利用して刃を殺させようとした女が」
優「そんな!でも!なんで俺なの!?」
桜「あんたの母親はね、神の血を引いていて、なおかつすごい術式を持つ子なのよ!」
優「母さんが!」
桜「そして、その間に生まれた、あんたは、体の中に”妖”が生まれたわ!そいつが”本能の妖”、斬殺丸よ!」
優「知らなかった、そんなことがあったなんて!」
そして桜花は
桜「そして刃が最後にあげた力、それが、世道術 あんたの体の中からでる文字と刃からもらった歌、その二つが!刃が最後に渡した力よ!」
優「父さんが世道術を!」
桜「そして、歌にはこれからの鍵にもなる、あんたなら!」
桜「世界を変えることができる!優しい人間だからこそよ!」
優「世界を変える」
桜「けど、あんたを利用した女はまだ生きているわ!これから攻撃してくるだろうね!」
まだ黒幕は生きているとしたら
桜「優!本当にこれからどうする?」
必ずそいつがみんなを襲う
なら
優「決まっている!これからも生きるために戦う!」
桜「そうこなくちゃ!けど!そうなると戦いはさけることはできない!それでも覚悟ある?」
この先なにがあっても戦争になる
優「俺は!斬殺丸になっても!みんなが生きる為に戦う!!!」
桜「覚悟は決まったね!なら、手を取って!」
桜花は手を出す
優はその手を取る
そして刀が
優「!刀が桜色に」
桜「この刀がみんなを守る力になると信じて戦いなさい!」
優「ああ!」
******************
そういっていつの間にか元の部屋にいた
そして桜花を握っていた
優「これから君のことを桜花って呼ばせてもらうよ!妖刀”桜花”!」
桜『OK しっかり戦いな優!』
優「うん!」
そして優は着替えるが
桜『優!その前にこれを!』
そういって地面から世道術の印が出て中から黒いロングコートが出る
背中の方は桜色のサクラマークがある
優「これは!」
桜『それが心道家の服さ!』
優「わかった!」
そういって武蔵の制服の上に黒いロングコートを着る
そして
優「もう迷わない!俺は!」
部屋を出て
優「生きる為に戦う!!!」
そういって一人のサムライは
教導院に向かった
次回
鈴「わたしははもう一人でも大丈夫!」
葵「俺は!それでも!優を信じる!」
喜「おかえり、これからも!私たちを守って!」
次回境界線上のホライゾン 生きる為に戦うサムライ
告白場の代弁手
優「俺はホライゾンを助けに行く!」
誤字や脱字があれば
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