境界線上のホライゾン 生きる為に戦うサムライ   作:ソール

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そろそろ三河編の終わりに近づきます。


優と斬の過去

優の声が一斉に聞こえた

戦士団や教皇総長など、敵も頭を抑えていた

皆、優の声を聞いて、倒れずには入れない者もいた

もう戦闘どころではなくなっていた

 

声が止まらず、そのまま不吉な声が続く

 

『どうして!!みんなを殺すんだ!!』

 

 

このような叫び声が続く、

 

だが

 

優がなぜ?

このような叫び声をするのかが、わからない

武蔵にいた浅間が思った

彼は一体?過去で何があったのか?

 

彼は生きるために多くの人を殺した と 言っていた

 

なら

 

なぜ?殺すなと?言っている

 

浅間は頭を抑えながら、疑問に思っていた

 

だから

 

知っている喜美に聞いた

こんな状況だけど、聞かずにはいられなかった

 

浅「喜美!教えてください!!!」

 

喜「なにをよ?」

 

喜美も頭が痛い様子、一応ペンダントで守っているが、力がデカいせいか、やや辛そうにしている

 

浅「優君の事を知っているのでしょう?・・・・だから教えてください!!・・・優君の過去!!」

 

喜「あの子の・・・ね・・・その前に」

 

喜美はその質問に答える為、こんな状況ではあるが、立って近くにいた、鈴を連れて、近くにあった椅子に座る

 

喜「鈴・・あなたのペンダントで・・・お願い」

 

鈴「う・・ん」

 

鈴は頷き、ペンダントを握り、ペンダントの術式を発動する

 

発動!!!

 

世道・心守倫(しんしゅりん)

 

ペンダントが青色に光、武蔵にいた住民を助ける為に、優の声を小さくして聞こえるように、鈴の体から蒼いオーラが纏い、

その蒼いオーラが、一斉に武蔵全体に広がる

 

ネ「ん!声が小さくなった!!」

 

ナ「もう頭は大丈夫みたい!!」

 

浅「一体!何をしたのですか?」

 

皆、鈴の術式により、倒れていた人たちが再び立つ、そして頭の中にある優の声は聞こえるが、体に痛みは無いため、立ち上がる

 

喜「鈴の術式よ・・世道・心守倫!・・・人が幻想など、心に病などを負った時に使う術よ」

 

鈴「でも・・・これには範囲が・・・・ある・・から」

 

世道・心守倫

 

心に悪夢など、心に害を直したり、回復させる為の術式

声は聞こえるが、体の痛みを鈴の術式で、消した

ただし範囲があるため、武蔵までにしか届かない

 

浅「じゃあ!!先ほどの痛みは!!心の痛みということですか?」

 

喜「そうよ・・・優が昔からの苦しみを私たちにも届いたのよ・・優の痛みが」

 

浅「一体!どういうことですか?」

 

喜「この話は長いわよ・・・それでもいいの?」

 

浅「聞かせてください!!一体?優君の過去に何があったんですか?」

 

それを聞いて、皆、喜美の方へ向く

 

喜「正確には優だけじゃない(・・・・・・・)わ!」

 

浅「え?それはどういう?」

 

喜「優だけじゃない、それは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あんた達が言っている・・斬よ!」

 

一同「「「「「!!!!」」」」

 

なんと 優だけではなく斬の過去でもあった

 

浅「それはどういう意味です?」

 

喜「優と斬は・・二重人格なのよ!」

 

浅「え!」

 

ネ「二重人格!!」

 

ナ「あの優が!!」

 

皆 驚いた、斬はただの優の覚醒状態かなにかと、でも違った

 

ネ「優君が二重人格だなんて!!」

 

喜「そこの同人作家、今メモしたら殺すから!」

 

ネ「うっ!」

 

ネシンバラが密かに、メモをとろうとした事は、喜美は見逃さなかった

 

浅「それでどういうことです?」

 

浅間はネシンバラを差し置いて 喜美に聞く

 

喜「優は昔から斬という二重人格が存在したのよ

ほら、今日の昼、優が言ってたでしょう

自分の怨念のせいで斬殺丸という妖を(・・・・・・・・・・・・・・・)生んでしまったって」

 

一同「「「「「!!」」」」」」

 

そういえば言っていた 昼に優が来た時に

 

喜「あんたら愚集どもも聞いたでしょう?・・・優が生きたいという怨念から生んでしまったって」

 

浅「もしかして!!」

 

喜「そう!・・・・・昔優は死にたくなかった・・・その願いを叶える為に斬が生まれ、優を殺そうとする奴らを、斬が殺したのよ!!!」

 

************************

 

 

ホ「それが優様の過去なんですか?」

 

一方、トーリとホライゾンも優の過去に入り

優と斬の真実を知った

 

葵「ああ・・でも、その願いはすごく優にとっては残酷だった

昔は優は死にたくなかった

斬はその優の願いを叶える為に、人を殺したんだ!」

 

ホ「まるで 優様が弟で、斬様が兄ですね」

 

葵「俺はてっきり、優の裏の性格か、なんかだと思ってた

でも違った

優と斬が二重人格だなんて、知らなかった」

 

そしてトーリの過去みたいに一旦、優の過去が止まった

トーリは昔の優に近づく

 

葵「優は昔からみんなにはない特別な力(・・・・)があった」

 

ホ「特別なちから?」

 

葵「それは・・・・・心の痛みを感じる力だ!」

 

ホ「それは一体?」

 

葵「優は心の痛みを負うんだ・・・しかも!・・・誰かが死んだ時の声が!!」

 

ホ「どういうことですか?」

 

ホライゾンは理解出来なかった、いや

これは誰にでも理解は、たぶん、理解できないだろう

 

葵「優は昔から優しいだろう」

 

ホ「はい」

 

葵「それは・・・みんなに悲しい感情をもったりすると、優の心が痛くなるからなんだ!」

 

ホ「!」

 

葵「優は負を感じやすい奴で、みんなに悲しい想いを持つと、心に痛みが出るんだ」

 

*****************

 

喜「だから・・あの子は皆に優しくしたかったのよ・・・自分の心を痛くしないように」

 

喜美もトーリのように優の事を語る

 

浅「そんな事があったなんて」

 

皆、優の謎を聞いて、悲しい顔になっていた

 

喜「あんたたちはさ、人を殺すのが楽しい?人が死んでいるの見て楽しいと思う?」

 

一同「「「「「え?」」」」」

 

喜美が突然の質問に驚いた

 

浅「そ、そんなの嫌に決まっているじゃないですか!!・・・でもどうしてそんな質問を?」

 

喜「簡単よ・・・・優の心の痛みの原因(・・)がそれなのよ」

 

一同「「「「「え!!!」」」」

 

なんと、人の死が優の心の痛みの原因だった

 

ネ「どういうことだい?それは?」

 

喜「簡単よ・・・優は人が死んでいるのを見て、悲しみの感情を抱いてしまうのよ」

 

浅「え!どういうことなんですか!」

 

喜「ここから先は長いわよ

 

優は昔から人が何の理由があろうと人が死ぬのを嫌った  人だけじゃなく、生き物全てよ・・・優は死んでいる人を見て、こう思うのよ

もっと生きて、幸せなことをしたいよねって

そう・・・優は死ぬということがいけないと、小さい時から、まるで大人のような(・・・・・・)考えをしていたのよ

優は死んだ人に対して、悲しい感情しか残らず、この世から消えたって・・・優が昔にいっていたのよ

死んだ人って幸せに消える事はできないのよ

優の心はまるで、人の命そのものなのよ

あの子は死んだ人を見ると、自分の仲間が死んだかのような感情をもつのよ

だから優は人を殺すのを、拒んだ

けど、そして優にも、死ぬときが来た、それが5歳の頃、村に居る時にやられた、

そして、その生きたいという心の痛みから、斬が生まれた

そして、一番命を大事にしてた優自身が命を壊してしまった

それが優の過去であり、優の願いを叶える為に、斬が人を殺したのよ生きる為に」

 

一同「「「「・・・・」」」」」

 

皆 優の過去を知って、沈黙が続く

 

ネ「確かに、中等部の時も、教室にスズメバチが入ってきたのに、優君が素手で、教室の窓に逃がした時があったよね」

 

喜「あんたたちは死ぬことが幸せだと思う?優は生きることに幸せを持つと想い・・・言っているのよ

生きるために戦う(・・・・・・・・)ということを」

 

浅「それが優君の過去なんですね」

 

喜「けど」

 

一同「「「「!」」」」

 

喜「現実はそんな優の考えを通してはくれなかったわ・・・・特に斬はね」

 

浅「斬?」

 

喜美が語り終わった その時に

 

『お前がどんなに人の命を大事にしても無駄だ!!!』

 

浅「ん!この声!」

 

喜「ええ・・・ここからは私じゃなくて、本人に言わせようかしら・・・斬の過去にね」

 

***************

 

ホ「!」

 

葵「!」

 

先ほどまで、止まっていた優の過去が突然動き出した

 

優『どうして!人を殺すだなんて!そんな酷い事がなんでできる!!!』

 

斬『なら!お前は!お前を殺そうとした連中を生かす事ができるのか!』

 

優『それは・・・武器だけを壊せば良い!!』

 

斬『武器は無くても素手で殺せる!!!人間など!所詮自分の命を大事にしているだけの!!!傲慢な生き物だろ!!!』

 

優『俺たちだって!!人間だ!!!』

 

斬『俺たちは人間じゃない!!』

 

そのやり取りが続く 一つの体に言う、自分の体に話しかけるように

 

斬『俺たちは妖だ!!!あんなデカイ体をした男を倒せると思うか!!!俺たちみたいな子供に!!!』

 

優『!!!』

 

斬『子供は刀を持てない!!そんな常識もわからないのか!!!』

 

優『そんな・・・俺は』

 

斬『いいか!!!甘い俺!!これだけは言っておく!!

 

お前がどんなに他人の命を大事にしようが

 

世界が腐っている限り

 

人間が居る限り

 

俺たちが人を殺す以外

 

俺たちに生きる未来はない!!!!!』

 

優『・・・・』

 

斬『それを!ちゃんと目に焼き付けておけ

これが現実だ!!!』

 

優『・・・・』

 

体は一つしかないから見ても優か斬かわからない

だが

トーリは分かっていた

優が黙り込んでいる事に

 

斬『俺は眠る・・・後は勝手にしろ!!』

 

斬は眠るといい 体は優に戻っていた

ちょうどその時

荒野に雨が降って来た

 

優は雨に打たれながら 刀を握りしめ、刀を地面に刺し、そのまま柄におでこを付ける

そして喋る

 

優『なら・・なら・・・・・どうすれば・・・人に幸せが・・・・作れるんだよ!!!

お前は人だから・・・・相手に死ねっていうのかよ!!!

そんなの悲しいだけじゃねえか!!!』

 

優は顔を空に向けて 泣いた

 

優『うあああああああ!!!』

 

そしてそのまま止まった

 

葵「優 お前は」

 

ホ「悲しい現実に縛られていたんですね」

 

斬「悲しい現実ならこの世界を壊そうとお前に誓ったんだがな」

 

葵「斬!」

 

ホ「斬様」

 

なんと昔の優の隣に斬が現れる

 

優「昔から俺たちは世界に不満を持つようになった」

 

斬「だからお前に会って、世界に立ち向えば、お前の幸せをつかめるんじゃないかと思った」

 

葵「お前!斬との切り替える事ができるのか!!」

 

優が二人にいるかのような喋り方をする優

優の左目に斬と同じ赤い目をしていた、右目は普通の目、それが優の目だ

どうやら半分に体を意識する事が出来るようだ

 

斬「正確には左の体が俺で」

 

優「右は俺なんだ」

 

ホ「すごいですね・・・まるで二人で一人のk」

 

優「ホライゾンダメだよ!!それは違う作品ね!!」

 

ホ「わかりました」

 

斬「相変わらず、その甘い俺のツッコミ、嘘を言わずともホライゾンか」

 

ホ「斬様 お久しぶりです 斬様も相変わらず厳しいお方ですね」

 

斬「甘い俺と一緒にするな、俺はこいつみたいに甘くはない」

 

ホ「では、先ほどモニタを見たのですが、どうして、立花・宗茂を殺さなかったのですか?」

 

斬「・・・・・」

 

優「似てたんだよね・・昔俺と斬殺丸に」

 

ホ「似てた?」

 

斬「ああ・・・あいつも俺たちのように、ホライゾンを守る一心だった」

 

葵「それって・・・優と斬がホライゾンに出会ってからの?」

 

斬「ああ」

 

優「あの時の君は不思議な気持ちだもんね」

 

斬「・・・・」

 

斬は突然、刀に地面を刺し、荒野だった場所が変わる

 

葵「ん!ここは!」

 

そこは

 

優と斬とホライゾンが出会った、森だった

 

優「懐かしいね・・ちょうど10年になるね」

 

斬「ああ・・あの時の俺たちは他人が敵だからな」

 

葵「そいういや、どうして斬はホライゾンだけは敵じゃないと判断したんだ?」

 

斬は優を狙う敵は多かった、それが毎日、そんなある日に、武器を持たない少女にだけは敵視しなかった

 

優「似ているんだよ・・・・母さんに」

 

葵「母さん?」

 

優「うん 似ているよね母さんに」

 

斬「ああ 俺はまだ生まれていないが、心では感じる、母さんのように、

人間扱いしてくれ母さんに似ている」

 

ホ「!」

 

斬「だからついついこんな奴だけは俺たちが守ろうと、誓った、その為にそのペンダントを渡した」

 

優「でも、守れかった」

 

葵「!」

 

ホ「!」

 

優「俺は喜美の頼みに行ってしまった、それが悲劇を止める事が出来なかった」

 

葵「それがあの事故なんだな」

 

優「ああ、俺は守る言っておきながら、守る者を守れなかった」

 

葵「けど、それはお前のせいじゃない!俺のせいなんだ!」

 

斬「いい加減気づけ、バカ」

 

葵「!」

 

斬「それを人のせいにすれば、俺たちは人間として最低だと言う事になるんだぞ」

 

葵「!」

 

ホ「!」

 

斬「俺たちは無力で」

 

優「最低な人間だった・・・なら」

 

優・斬「「そんな俺たちを武蔵はどうする??」」

 

それを言った途端

 

優の体が顔以外全て黒くなる

 

葵「!」

 

ホ「!」

 

斬「受け入れるのか?」

 

優「人を殺し続けた俺たちをどうする?」

 

葵「俺は・・・・」

 

点『許すでござるよ!!』

 

斬「!」

 

優「点蔵!」

 

なんとこの過去の空間から声がした

それは点蔵だ

 

ウ『すべて聞こえたぞ!優!斬!貴様ら!いつからそんなキャラになった!』

 

ノ『お前らは俺たちの為に働いてくれた!』

 

ア『優さんや斬さんだって!優しさが強さだと教えてくれました!』

 

斬「アデーレもか!」

 

ペ『・・・・・・』(コクコクコク)

 

直『お前さん達はあたしを救ってくれた!!たとえ!!あんたら二人が人殺しであろうと!!あんたたちを絶対に否定しない!!』

 

ミ『世界を変えましょ!!あなたたちも一緒に!!未来で生きるのですわよ!!』

 

正『お前らが!!どんな悲しみも背負ってきた!!なら!!今度は私たちが背負う一緒に背負う!!』

 

優「正純!!」

 

二『優殿や斬殿のやっていた事は間違いではござらん!!!自分の命を助ける為に戦ったので御座る!!それは間違いでは御座らん!!』

 

斬「二代!!」

 

ネ『もう寂しい想いはさせないよ!!君たちは僕達がいる!!』

 

ナ『あんたらの気持ちは伝わったわ!!』

 

マ『その想いを世界に伝えよう!!』

 

広『優君の悲しみは小生達に届いています!!』

 

ネン『守ってくれたそんな二人を否定はしない!!』

 

イト『武蔵は二人を受け入れます!!』

 

警備隊長『俺たちは優や斬殺丸を否定しない!!!』

警全員『俺たち!!武蔵は!!!斬殺丸を不定しない!!!』

 

武『姉である私たちもあなたたち二人を否定しません・・・以上』

武自動全『我々は二人の姉です・・・以上』

 

オ「教師である私も生徒を否定はしないよ!!』

 

浅『もうここはあなたの居場所です!!!』

 

鈴『ずっと・・・一緒に・・いるよ!!』

 

優「みんな!!」

 

斬「あいつら!!」

 

喜『あなた達は私たちの仲間よ!!優!!斬!!』

 

優・斬「「喜美」」

 

梅組の声が空間に響き渡る

 

トーリとホライゾンは優に向かい手を伸ばす

 

葵「もうここにお前ら二人を否定する奴はいない!!!」

 

ホ「さあ、帰りましょ 私たちの帰るべきところへ」

 

二人は手を伸ばす、もう二人は仲間だと

 

斬「・・・・・ふん」

 

優「!」

 

あの斬が笑った人を殺して、無表情の斬が

 

斬「行くぞ!甘い俺!これからもあいつらを守るぞ!!」

 

優「ああ!」

 

二人も両手を伸ばし、差し伸べられたトーリとホライゾンの手を掴む

 

そして掴まれて

 

優「!」

 

斬「!」

 

優と斬を二人が抱きしめる

 

そして

その瞬間、光が三人を包む

 




次でラストかな?あと2話で、三河編を終わりにします。
次回をお待ちください
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