とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive 作:矢守龍
警告音の中に僅かに聞こえた起動音、それは目の前から聞こえた…
そして、今まで何も反応を示さずに沈黙を返し続けた王女が、ゆっくりとその目を開く…
「状態の変化、および接触許可対象を感知。休眠状態を解除します」
まるで生きているかのように、落ち着いた様子で辺りを見回し、そして玉座から立ち上がり、ゆっくりと先頭に立つマミカに歩み寄る
「状況把握、難航……会話を試みます。説明をお願いできますか」
意思疎通が出来る、しかも初手の行動が攻撃ではなく対話をしてきた……
マミカはとりあえず、その子に色々聞くことにした……
マミカ「君は……何者?」
「本機の自我、記憶、目的は消失状態であることを確認。データがありません」
マミカ「記憶喪失ってところね……」
そんな中、ミドリが恐る恐る聞いてきた…
ミドリ「い、いきなり攻撃とかしてこないよね?」
「肯定。接触許可対象への遭遇時、本機の敵対意思は発動しません」
"要するに、何もしなきゃ手を出すつもりはないって事だよね?"
「肯定」
モモイ「うわ、すごい。ロボットの市民ならキヴォトスによくいるけど、こんなに私たちに似てるロボットなんて初めて」
すっかり調子を取り戻したモモイ、その子の近くまで近寄っていく…ロボットと言っているのは……まあ、さっきのあれがあったからだろう…
マミカ「質問の続き、接触許可対象って言ってたよね?それは私たちってことでいいの?」
「……回答不可。本機の深層意識における第一反応が発生したものと推測されます」
マミカ「要するに何かがその回答を拒否したのね…」
マミカ(何かしらのロックがかかっている……それでいてこの感じは、意図的に記憶が消えてるってところね……
一部のアーティファクトが資格になっていると考えれば、恐らくこの子も連邦生徒会長が残したものだと考えるべきなのかな……そう考えると、その消された記憶はここに来るであろう人物にとって不都合だったのかな…)
とマミカが思考を巡らせいろいろな考えを出してゆくが…
マミカ「どうしようか……」
マミカが悩んでいると…
モモイ「ねぇねぇ、いいこと考えた!」
モモイに考えがあるようだ…
ミドリ「お姉ちゃん……まさかだけど…この子を部員にするとか言わないよね?」
モモイ「え?そうだけど」
マミカ「…へ?」
マミカ「いやいや!?何考えてるのモモイちゃん!?いきなりこの子を部員にするって!?」
ミドリ「そ、そうだよ!いくら何でも…」
と二人からの抗議の言葉が出てきた…
モモイ「だけど、ミレニアムプライスで結果出しても、部員数の関係で結局無理になっちゃうよ…」
マミカ「あぁ…」
ミドリ「そ、そうかもしれないけど…」
モモイの言うとおりである…いくら成果を出しても人数問題を解決しなければならないと廃部は免れない…
モモイ「とにかく!ミレニアムに連れて帰るから服着せないと!先生!後ろ向いて!」
そう言うとミドリがどこから取り出したかはわからないが服を取り出し、着せ始めた…
モモイ「あれ?それ私のパンツじゃん!」
ミドリ「違うよ、ほらここの柄が違うじゃん」
マミカ「と、とりあえず着せようか…」
その後、ゲーム開発部の部室まで連れて帰った一同であった…
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一方その頃、ミレニアムの特異現象調査部ではリュウとヒマリによる会話が続いていた…
ヒマリ「それがあなたの言うアーティファクトですか?」
リュウ「そうだ、キヴォトスの連邦生徒会長が残した物らしいが…今の所判明してるのは物の収納、バリア展開及びダメージ軽減、神秘の吸収及び圧縮、行動をログとして残す事ぐらいだな…」
ヒマリ「多機能じゃないですか…」
ごもっともである…
リュウ「とにかく、このアーティファクトは他と違って生徒が身につけて使っても反応が無かったとだけ言っておくよ」
ヒマリ「なるほど…生徒が使うには反応が一切ないと……」
ヒマリは何か考え込んた様子で訪ねてきた…
ヒマリ「その行動をログとして残すとありますが……どのように残るのでしょうか?」
俺はその質問に対して時計を見せつつ答えた…
ヒマリ「…リュウさん、おそらく私の見解ではあなたの身体能力なども記録されているのでは?」
リュウ「あ、そうやん一回も疑問に思った事はなかったな…どれどれ……あ!これか!」
矢守リュウ
STR 16 CON 15 POW 17 DEX16 APP 14 SIZ15 INT 15
リュウ「どれどれ……最大値や最低値がわからんがまあいいほうなんだろうな…」
ヒマリ「POWが大きいですね…確か精神面とかの方だと思いますが…」
リュウ「メンタル強者ってか?冗談はよしてくれ…全然落ち込む時は落ち込むぞ…」
リュウが苦笑いしながらそう返した…そして他の項目も見てみると…
拳銃 79
ショットガン 84
ライフル 100
精密射撃 95
etc…
ヒマリ「かなりありますが……数値がでかいほど上達度が高いとするなら…ライフルの扱いが神レベルなのがスゴイですね…」
リュウ「まぁ……戦う時大体スナイパーだったしなぁ…」
と時計について色々と見解が出たが…
リュウ「こりゃ今日だけじゃ無理だな…明日も来ないと無理だ…」
そう、多機能過ぎて調べるのが追いつかなくなってしまっている……
ヒマリ「そうですね…明日は用事で無理ですが明後日お越しする事はできませんか?」
リュウ「OK、明後日ね…明日は単純にここ見学するんだが……大丈夫かな?」
リュウがそう聞くと…
ヒマリ「えぇ、構いません…セミナーの方にも話は通しておきます」
リュウ「恩に着る、それじゃ明後日よろしく」
ヒマリ「えぇまた明後日よろしくお願いします」
リュウはそう言い残すと去っていった…
ヒマリしか居ない部屋……彼女はそこでモニターを操作し、何かを見ていた…
ヒマリ「ふふ、天才病弱ハッカーの私でもあれをハッキングは無理なのはすこし残念ですが……でも、いつかは解き明かしてみたいですね…」
モニターにはNOT SIGNALとあった……
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ゲーム開発部部室
ミドリ「この子を部室にまで連れてきてどうするの!」
ミドリがモモイの首根っこを掴み、揺さぶる
モモイ「うわぁぁ!み、ミドリ、首絞めないで…ゲホッ…ゴホッ!?」
マミカ「ストップストップ!ミドリちゃんストップ!」
とりあえず、ミドリを止めるマミカ…
モモイ「ゲホ…し、仕方ないじゃん。そもそもあんな恐ろしいロボットたちがいる場所に置いてくわけにも……いかないじゃん?」
マミカ「そうかとしれないけど…」
「モグモク」
ミドリ「ああっ、私のWeeリモコンを食べないで!ペッてして!ぺッ!」
マミカ「と、とにかく食事はできるの?」
「はい、可能です」
マミカ「ならこの飴あげるからそれ食べないで!」
と何処からか取り出した飴をあげ、とりあえず一安心…
かと思ったが…
「ペロペロ…」
包装の上から舐めようとしていた…
マミカ「………」
モモイ「ね?放っておくわけには行かないでしょ?」
マミカのそばに来たモモイが呟く…
マミカ「…そうだね」
確かに……放っといたら駄目なやつだ…
ミドリ「それはそうだけど…やっぱり、今からでも連邦生徒会かヴァルキューレ辺りに連絡した方が良くない?」
モモイ「ミドリの言うこともそうだけど、それはまだ。私たちのやるべきことが終わった後で、ね?」
"?"
ミドリ「…やるべきこと?」
モモイ「じゃ、まずは名前を決めよう。無いと困るでしょ?そうだな…『アリス』って呼ぼうかな」
「本機の名称『アリス』…確認をお願いします」
ミドリ「それでいいの!?正式な名前があるんじゃ…」
マミカ「いいんじゃない?正式な名前探す間もあの子やその子とか言うのもちょっとどうかと思うし…全然いい名前だと思うよ!」
モモイ「アリスはどう?気に入った?」
モモイがそう尋ねると…
「……肯定」
アリス「本機、アリス」
モモイ「あはは!ほら、見たか私のネーミングセンス!」
ミドリ「本人が気に入ってるからいいけど……」
モモイ「さ、じゃあ次のステップに行ってみよっか。」
ミドリ「お姉ちゃん、いったい何をしようと…?」
ミドリが不思議そうに尋ねると…
モモイ「ミドリの方こそ、考えてみて?そもそも私たちが、どうしてあんな目に遭いながらもG.Bibleを探してたのか」
ミドリ「それは…良いゲームを作って、廃部を防ぐため」
モモイ「そう、今一番大事なのはそこだね?」
モモイ「良いゲームを作るのもそうだけど、まず部活の維持。でもそのためには、二つの条件のうちどっちかをクリアする必要がある。ミレニアムプライスの受賞は、あくまでそのうちの一つに過ぎない」
マミカ「という事は…」
「身分を偽装して部員にするのは確定なのね?」
モモイ「そう!」
"それはいいけど…どうやって…"
モモイ「それは後で……ってことで…」
モモイ「アリス!私たちの仲間になって!」
その際、アリスを見てみると…
アリス「ガリッ…」
モモイのゲーム機をかじっていた…
モモイ「あーーっ!私の『ゲームガールズアドバンスGGASP』食べちゃダメ!」
マミカ「だ、大丈夫かな?……」
先生の性別決めたほうがいい?
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決める! 男先生派
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決める! 女先生派
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どっちでもいいかなぁ……
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いや、決めなくていい