とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive   作:矢守龍

31 / 81
作戦と裏切り

マミカ「なら、全力で倒しにいっても問題ない?」

 

 

 

 

 

「「「「「「えっ?」」」」」」

全員が固まった……そして……

 

 

 

 

 

「「「「「「えぇぇ!!??」」」」」」

 

モモイ「あのメイド部だよ!?真正面からやりあうの!?」

ミドリ「マミカさん!?いくら何でもを無茶振り過ぎませんか!?」

ユズ「そ、そうですよ!い、いくら何でもを……」

当然ながら止めようとしてくるミレニアムの学生達。だが、マミカにはしっかりとした考えがあるらしい……

 

マミカ「まぁ、待ってよ。真正面からやり合ってもいいとは聞いたけどそれはあくまで最終手段、真正面からやり合わなくてもこっそり盗めばいいんだよ!」

モモイ「でも……」

モモイも立ち止まり勝算の有無を考える

すると…

 

ミドリ「……やってみよう、お姉ちゃん」

いままで消極的だったミドリがこの作戦に前向きな言葉を上げる…

 

モモイ「えぇッ!?でも正面衝突を避けるからって相手はあの…!」

ミドリ「分かってる。でも…このままゲーム開発部をなくすわけにはいかない。ボロボロだし、狭い部室だけど…」

目を閉じると寸分たがわず思いえがける…

 

ミドリ「…もう今は私たちがゲームをするだけの場所じゃない。思い出が詰まったみんなで一緒にいるための…大切な場所なんだから、少しでも可能性があるなら…私はやってみたい。ううん、もしメイド部と対峙することになってもそれがどれだけ危険だとしても…!」

 

 

 

 

ミドリ「アリスちゃんのために…ユズちゃんのために…そしてここまで私たちのわがままに付き合ってくれたマミカさんや先生のために…私達、全員のために!」

モモイ「ミドリ…」

いつになく熱い思いを語るミドリを真剣なまなざしで見つめるモモイ

 

 

 

そして…

 

 

 

アリス「私達ならできます。」

 

 

 

モモイ「アリス?」

アリスも決意の光をその目に灯し語り始める

アリス「伝説の勇者は…世界の滅亡を食い止めるために魔王を倒します。アリスは計45個のRPGをやって…勇者たちが魔王を倒すために必要な一番強力な力を知りました」

 

マキ「一番強力な力…?レベルアップ?あ、装備の強化?」

コタマ「盗聴ですか?」

ハレ「EMPショックとか!?」

マミカ「ハレちゃんとコタマちゃん……いくら何でもを現代兵器はどうかと……」

 

アリス「ち、違います…」

そんなマミカのツッコミもあったがアリスは満面の笑みを浮かべ…

 

 

 

アリス「一緒にいる仲間です」

 

 

 

 

 

マミカ「アリスちゃん………」

アリス「仲間がいればどんな魔王にだって勝てます!」

 

 

 

天真爛漫を絵に描いたような笑みで語るアリス

 

 

そんなアリスを見て、マミカは自分自身と重ねてしまった…

最初、リュウさんとカケルさん達と会った時不安しかなかったけど…優しくて元気、だけどどこか抜けている……でも、世界のどこにいても一番頼もしい仲間だった…

アリスはそんな存在を自分で見つける事が出来たんだ…

 

 

 

モモイ「…うん、よし。やろう!生!徒会に潜入して鏡を取り戻す!」

モモイもとうとう腹をくくった。

 

 モモイ「ハレ!何かいい計画とかない!?」

ハレ「任せて。ただその計画を実行するためには…いくつか準備が必要だね。色々必要だけど…やっぱり『仲間』がもっと欲しいかな」

モモイ「仲間?」

ハレ「でも、私達とはそんなに親しい仲ってわけじゃないから…先生やマミカさんにお願いしないとね」

 

それを聞いたマミカと先生は頷き

"うん、私からも頑張ってみるよ"

マミカ「私も、協力を仰いでみるわ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リュウ「んで?それで俺らにも協力して欲しいと?」

マミカ「そ!」

カケル「これまた……凄い事しようとしてるな……」

それを聞いたリュウとカケルは苦笑いしていた

 

カケル「はぁ、ちなみに襲撃する日時とは決まってるのか?」

マミカ「明日の早朝に行動開始する予定」

 

それを聞いたリュウとカケル

リュウ「作戦内容は?」

マミカ「一様、まとめたやつがこれ……」

そう言うと資料を渡す……

 

リュウ「………考えておく。できなくてもサポートはするから安心しろ」

マミカ「ありがとうリュウさん」

リュウ「んじゃ、俺は少し用事があるから…」 

リュウはそう言うと離席した…

 

カケル「俺は要件が片付いたら協力してもいいが、同じくサポートになるかもな」

マミカ「OK、んじゃよろしくね」

 

 

ーリュウ視点ー

マミカ達から離れたリュウは何処かへ電話をかけていた…

リュウ「あぁ…そっちの言うとおりだったよ……リスクはあるが正直いいと思う……分かった……」

 

 

 

 

 

リュウ「頼むぜ?全知さん」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゲーム開発部にヴェリタス、そしてエンジニア部の連合部隊でセミナーにカチコミを仕掛け鏡を奪還するという作戦が立てられて朝を向かえていた……

 

 

この日のミレニアムに朝一で…ミレニアムタワーで爆音が轟いた……その爆発により生じた煙の中…

アリス「クッ…や、やられてしまいました…!ふ、復活の呪文……を…!」

ボロボロになったアリスが気絶し力なく倒れた

 

 

 

ユウカ「…信じられない。どんな方法で来るのかと思ったら…よりによってアリスちゃん単独の強行突破だなんて…」

 

アリスを制圧したのはたまたま居合わせたユウカと…

 

 

「この子がアリスちゃんですね」

この場の守護を仰せつかっているメイド部・・・いやC&Cのエージェントであるアカネであった

 

 

 

アカネ「とってもかわいいですね~。6番目のエージェントメイドとして育てたくなってしまいます。連れて帰ってもいいですか、ユウカ?」

ユウカ「…それはダメ。今は生徒会を襲撃した犯人の一人なんだから…」

 

アカネ「あら、それは残念。では、この後はどうしますか?」

ユウカ「とりあえず一旦は生徒会の反省部屋に閉じ込めておくわ」

 

 

 

ユウカは周りの生徒に指示をしてアリスを搬送

ユウカ「それにしても…まさかエレベーターの『指紋認識システム』を突破するためとはいえ…無理やり扉を撃ち破るだなんて…」

 

 

 

その場に残されたのは無残に破壊されたエレベーターの扉

鏡があるのはこの『ミレニアムタワー』の最上階の『差押品保管所』

そこに行くためにはこのエレベーターしかないが『指紋認識システム』があるので行けるのは生徒会役員と限られた人物のみ…… 

 

その突破のために襲撃を仕掛けてきたのだろうが…相手が悪かった

いや、そもそも…

 

 

 

ユウカ「まさかヒマリ先輩ともう一人の情報通りに本当に襲撃を仕掛けてくるなんて…」

この襲撃はすでにセミナーとC&Cに把握されていたのだった

 

セミナーモブ「被害状況を確認しました。エレベーターのセキュリティロックをすぐに修理するのは難しそうです。すぐに対処するには丸ごと交換するしか…」

ユウカ「そう…じゃあすぐに…うぅん、ちょっとまってちょうだい」

 

 

オペレーターの報告を受けユウカは少し考えこむ

「アリスちゃんの出所不明のあの巨大な武器…十中八九エンジニア部で作られたものに違いないわ…」

 

考え出した結論は…

ユウカ「…とりあえずエンジニア部に依頼していたけどそこに罠がある可能性も捨てきれないわ。エンジニア部製じゃない一番強力そうなセキュリティに交換して」

 

 

何はともあれこれで襲撃が終わったとは考えられない

ユウカは万全を期すために対策を練るのであった

 

 

それから少し経ち……

リュウ「今朝は騒がしかったようだな、ユウカ」

ユウカ「…えぇ、大変でしたよ」

 

リュウはとある理由でセミナーへと訪れていた……

ユウカ「しかし、リュウさんの方からも情報提供をありがとうございます」

リュウ「いやぁ…流石に止めないと……駄目だしね?」

と苦笑い気味で言うリュウ

ユウカ「いえ、こちらとしてもありがたい限りです」

 

だが、ユウカも油断はしない……

ユウカ「今回の件、一切関わってないんですよね?」

リュウ「勿論、じゃなきゃここまで情報量を提供しないっしょ?」

ユウカ「それもそうですね…」

ユウカは何か安心したような顔をした……

 

 

リュウ「んじゃ、今日はミレニアムの案内頼むわ」

ユウカ「はい、よろしくお願いします!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

深夜

 

ゲーム開発部と先生とマミカはとある場所にいた……

 

モモイ「緊張するー…こんな気持ち、古代史研究会の建物を襲撃した時以来だねー!」

ミドリ「はぁ、お姉ちゃんったら…」

ユズ「あれは凄かったね……」

マミカ「モモイちゃん達こうゆうの初めてじゃないでしょ……その発言的に……」

"あはは……まあ、役立つなら……"

 

ハレ『あー、聞こえる?ウタハ先輩とヒビキは準備OKだって』

マミカ「こっちもいつでもいいわよ!」

今からやる事はあまり褒められるような内容じゃないが…

 

"まぁ…終わってからユウカやセミナーの皆にちゃんと謝ろう"

ユズ「うん、そうだね…」

ゲーム開発部の存続がかかっているのだ……腹を括るしかない……

 

"マキにコトリは大丈夫?"

マキ『こっちも準備OK、待機中だよ~』

コトリ『お任せください!私の理論上、この作戦が成功する確率は0.5%です!』

 

 

モモイ「えぇッ!?ほぼ間違いなく失敗じゃん!なんで自信満々なのさ!?」

とモモイを焦らせるが

 

コトリ『えへへ、場を和ませるジョークですよ!逆です、99.5%成功するでしょう!』

と、コトリやマキも準備満タンのようだ

 

"よし、みんな準備はいいね?"

 

ゲーム開発部「「「うん!」」」

マミカ「いつでもいいよ!」

 

"よし!鏡奪還作戦開始!"

 

と行動を始める5人だったが……

 

 

ユウカ「……来たわね」

リュウ「な?言ったとおりだろ?」

それはセミナーにも筒抜けだった……

 

ユウカ「本当にリュウさんになんて言えばいいか……」

リュウ「いいのいいの……」

そう言いながらカメラから来る映像を眺めていた……

 

何を隠そうこのミレニアムタワーには差押品保管所に行くまでであっても監視カメラが400台に警備ロボット50台が配備されている超厳重警戒の施設

さらにそこにブラック企業から押収した戦闘ロボットも数十台配備されている…それらをすべて掻い潜って突破するのは…理論上不可能に近い

 

リュウ「ここまで来たのなら本気でやるようだね……」

ユウカ「分かってます、ここからは私達の問題なので関与はしなくてもいいです……」

リュウ「了解了解、まあ気分しだいじゃどっちかにつくかな?w」

ユウカ「まぁ、その時はその時ですよ?」

 

ユウカはそう言いながらリュウを見るが本人はポケットに手を突っ込んだ状態でカメラを見ていて、何か余裕の様子だ………

先生の性別決めたほうがいい?

  • 決める! 男先生派
  • 決める! 女先生派
  • どっちでもいいかなぁ……
  • いや、決めなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。