とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive   作:矢守龍

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止まってしまった針

マミカはその銃を見た途端、リュウに問いかけた…

マミカ「ねぇ!?なんで自衛隊の試験銃がここに!?」

リュウ「アビドスの一件で手に入って、あっちからの返信で俺らで使っとけ言われたんだよ!」

 

リュウが使う89式小銃と自体は、百鬼夜行と呼ばれる学園でも同じ様な物が造られていて、一般的にも流通している。

だが、リュウやマミカが持っているオリジナルの89式小銃とケースに入っていた20式小銃はキヴォトスにも全くと言っていいほど流通しておらず、さらにマミカが持っているのは試験銃という事もありキヴォトス内外関わらず一丁しかない……

 

マミカ「仕方ないか……贅沢は言ってられない……」

覚悟を決め、マミカはチャージングハンドルを操作して、初弾を薬室に送り込む……

 

マミカはアイアンサイトの狙いをアリスに向け、トリガーを引く…

 

ババババ!

 

放たれた弾丸はアリスにヒットすると……

アリス?「異常を検知、対象を排除します」

アリスはマミカに狙いを定めた……

 

アリスはマミカに向けてレールガンを撃つが……

 

マミカ「フンッ!」

マミカは華麗にレールガンを避け、反撃を加えた……

マミカ「巻き込み狙いで……」

 

銃の狙いをアリスから機械に向け、マミカは撃つ……

 

ババババ!

ガキンッ!

 

弾丸は機械に当たると、跳ね返りアリスや他の機械達にも当たる……

これには予想外だったのか、一瞬……アリスの注意が逸れた………

 

それをリュウは見逃さず……

リュウ「悪いが眠ってもらうぞ!」

ババババババババババババ!

 

 

89式小銃の全弾をアリスに撃ち込んだ………

 

アリス?「…っ!」

 

リュウが装填していた弾はAPCR弾と呼ばれる、軽金属のジャケットにタングステンなどの高比重金属の硬い弾芯を入れた徹甲弾となっており、近距離ではかなりの威力を誇る……

 

流石のアリスでも耐えれず、気絶してしまった……

 

そんなアリスを機械たちは持ち上げ、何処かへ運ぼうとするが……

 

 

 

 

「おらっ!」

何処からか、スカジャンを着た子がその機械の一体を攻撃し、破壊していた……

そして、その後ろからのC&Cの子達がやってきて、機械を破壊していった……

 

 

マミカ「私だって!」

マミカはダメ元でEMPグレネードを投げ

キィィィィィィ……

  パシッ!

 

 ジジシシジッ!

 

破壊までとはいかないが、機械をショートさせた……

 

リュウ「怪我が辛いが…やるしかない…!」

リュウも武器をネクストS-WORD*1に変え、機械に向けて連射し破壊していった……

 

機械を全て破壊し終わったあと……

 

ネル「おい、ここで一体何があったんだ?部室がボロボロじゃねぇか」

ネルはマミカとリュウに向けて問いかけるが……

リュウ「あぁ!ちょっと……と…ら…ぶる…が……」バタン

マミカ「リュウさん?リュウさん?ねぇ、リュウさん!?リュウさん!!」

リュウは力が抜けたかのように倒れてしまった……

 

その後、C&Cの皆が来て救助活動が行われたが……

 

リュウが倒れていた裏で、モモイも怪我を負い、目を覚まさない………

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リュウとモモイが倒れた……

 

マミカとカケルにとっては大事だった……

二人は来る日も交代しながらリュウが起きるのを待ち続け、隣の病室だったモモイの妹であるミドリや対策委員会の皆もリュウの様子を見にやってくる……

 

カケルがリュウの所にいると、ミドリとユズがやってきた……

カケル「おう、そっちの方は大丈夫か?」

ミドリ「未だに…起きる気配がありません……」

カケル「こっちもだ……」

 

声を掛けづらい空気が病室を包み込む……

そんな空気を打ち破ったのはユズだった…

ミドリ「あの……質問いいですか?」

カケル「なんだ?」

ユズ「あ、あの時、アリスちゃんからほぼ同じ距離にいたマミカさんとリュウさんがそのまま戦闘ができて……マミカさんだけが倒れなかったのがよくわからなくて……」

 

 

ユズがその事について聞くと……

カケル「あの二人がそのまま戦闘ができたのはアドレナリンのおかけだろう……」

アドレナリンはストレスや危険時に闘うか逃げるかのどちらかの反応を引き起こして、集中力や運動能力を高める作用があるが……

 

カケル「だが、リュウはC&Cが来たときに一気に切れて、そのまま意識がな……」

アドレナリンが切れると身体が本来の状態に戻るため、隠れていた痛みやダメージが顕著に出る……リュウはそれが原因で一時的だが、動けたのだろう……

 

 

カケル「逆にマミカは徐々に抜けていき、安静な治療ができたからこそ大丈夫だったんだろう……」

ユズ「な、なるほど……」

 

カケル(ま、マミカは運の方が大きいだろうな……)

 

カケルの言ったことは正しく、マミカの時計には……

【CON×5】80> 4 > クリティカル

 

とあり、運とマミカ自身の忍耐力で耐えていたのだった……

 

カケル(逆にリュウは被弾がマミカ達より多くなってしまったんだろうな。瓦礫を見るに、落ちてきた瓦礫を防ぐ為に盾を使ったのだろうが、運悪くリュウのいた所は大きい瓦礫が多く、防ぎきれなかった瓦礫が体力などを大きく削り、怪我が大きかったんだろう……さらに言えば、あいつ対物ライフルを連射したらしいし、怪我の中で強い反動に耐える為、さらに体力を削ったのだろうな……アドレナリンが切れた時にかなり大きくなって失神してしまったんだろうな……)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アリスが暴走した事件から二日後、色々とわかった事がある……

 

まず、例のG.Bibleが入ったUSBメモリとそれが刺さっていたパソコン……それを回収し、パソコンを起動させようとしたが、全く動かず……USBメモリのデータももぬけの殻だった……

 

 

そんなある日、マミカと先生はとある所へと訪れていた……

 

二人が目的の場所まで歩いていると……

ミドリとユズがいた……

ミドリ「あっ……先生、マミカさん……」

リュウ「アリスはどうしたんだ?」

 

リュウがきくと……

ユズ「その……アリスちゃんは……まだ……」

ミドリ「部屋から出てきません…」

"そっか……"

 

ミドリ「何度も声をかけましたが……」

ユズ「こ、こんな時どうすればいいのか……わからなくて……ううっ……」

 

 

 

そんなミドリとユズに二人は……

 

 

"……大丈夫"

ミドリ「……先生?」

 

 

"ここは私達に任せて"

マミカ「二人とも安心して、その為にミレニアム来たんだから……」

 

ユズ「………!」

 

 

二人はそう言うと、ゲーム開発部の扉の前に来た……

 

"アリス、ちょっと入ってもいいかな?"

 

先生はそう言うと扉を少し開け……

 

"……入るよ"

 

そう言い、二人は中へと入っていった…

  

 

 

 

そこにはうずくまっているアリスの姿があった……

 

 

 

"アリス、みんなが部屋に篭りっきりで心配しているよ?"

マミカ「何か、怖いの?」

二人がそんな事を聞くと…

 

 

 

 

アリス「アリスには、できません……」

弱々しい声でアリスはそう言う……

 

マミカ「どうして?」

 

 

 

アリス「アリスの……アリスの……せいで」

 

 

 

 

アリス「アリスのせいで、モモイやマミカさん、リュウさんが怪我をしました………」

 

"アリス………"

 

アリスが暴走した一件、その事があり今、モモイとリュウは医務室のベットで横になっている……

マミカは奇跡的にベットに横になる事案は避けられたが、それでもアリスの心に深く傷を負わせてしまったようだ……

 

アリス「全部、アリスが……やった事です」

 

アリス「どうして……どうしてこうなってるのか……アリスにも……わかりません」

 

 

 

アリス「あの時……まるで……まるでアリスの知らない 「セーブデータ」が、アリスの中にあるかのような……」

 

「"!!"」

二人はアリスの発言であのG.Bibleが原因だと確信する……

 

 

アリス「例えるなら、そう、チュートリアルや説明が無くても進められるような……或いはまる で、何度もプレイしたことのあるゲームを遊んでいるかのような………」

マミカ「前世の記憶があるみたいなおぼろげにあるみたいな感じね……」

 

アリス「……アリスの体が、反応しました。 動きました」

 

 

 

アリス「あの時、アリスが何をしたのか……何も、思い出せませんが……それでもひとつ、確かなのは……アリスが……アリスが………」

 

 

 

アリス「アリスが、モモイとマミカさんを……!」

 

"アリス!落ち着いて!"

 

 

 

アリス「先生、マミカさん……アリスは一体どうすれば……!」

 

 

二人がその返答に悩んでいたが………

 

 

 

 

マミカ「後ろでコソコソしてないで出てきたら?」

マミカが突然、真剣な声でそういうと……

 

 

「そうね、だけどアリス……貴女が怪我をさせた。 ――それは逃れられない真実なのは確か」

背後からそのような返答が来る……

 

 

 

二人が後ろを向くと……

ロングの黒髪に、白のセーター……赤い瞳の少女が部屋に入ってきた……

 

ミドリ「先生!」

ユズ「か、会長が……」

マミカ「リオちゃんだね……」

リオ「顔をあわせたことはないはずけど……」

マミカ「まぁ、セミナー……というか、ヒマリちゃんからだね…」

マミカはヒマリと会う機会があり、その時に彼女についての話を聞いていた……

 

ヒマリは彼女をライバル視しているらしく、散々話を聞かされた……

 

マミカ「色んな事を聞いたよ、例えば……」

 

 

マミカがどんな事を言い出すのか…全員が息をのんでいると……

 

 

 

 

 

 

 

 

「デザインセンスやネーミングセンスが絶望的と聞いたけど…」

 

 

 

ミドリ「えっ!?そこ!?」

ユズ「ほ、他にあったのでは!?」

 

 

 

それに対してリオは……

 

リオ「そこまで悪くないと思うのだけれど……」

マミカ「そう?まぁ、今後見てしっかりしとした評価で言えばいいか!」

 

 

ミドリ「言い返して納得した!?」

ユズ「えぇ……」

 

リオ「まぁ、今はそんな事どうでもいいわ……どうやら危慎していた通りになってしまったようね」

 

 

"……会長"

先生がそうつぶやくと

 

リオ「貴方がシャーレの先生?と言う事はこの人は例の三人の大人の一人……先生と貴方との記録的な出会いがこうなってしまったのは極めて残念だわ」

 

リオ「私は調月リオ……」

 

リオ「貴方達二人……そして、彼女達に………」

 

 

 

 

 

 

 

「真実を教えに来たの」

*1
砂漠での青春1ページのTANK VS ANTI TANK RIFLE/調査報告とシャーレにて登場した、セミオート対物ライフル

先生の性別決めたほうがいい?

  • 決める! 男先生派
  • 決める! 女先生派
  • どっちでもいいかなぁ……
  • いや、決めなくていい
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