とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive 作:矢守龍
深夜11時30分のミレニアムサイエンススクールの会議室。本来ならばセミナーに使用目的、時間、人数を申請し認可を貰わなければならない部屋であるが、ユウカとノアの力添えにより今日一日丸々貸切る事ができた
最新鋭の設備が惜しげもなく投下された場所でヴェリタス、ゲーム開発部、C&Cが一堂に会している。皆の表情は、決して明るいとは言えない
ハレ「……結局、会長がアリスを連れて行ったんだね」
マキ「ねぇ、これって結構ヤバいんじゃない……?」
コタマ「はい、非常事態です」
リオによる、同意の上でのアリス誘拐。それは彼女の事を可愛がっていたヴェリタスに大きな衝撃を与えた。会長の性格上、無意識下とはいえ部室棟崩壊の要因の一端を担ったアリスを放置するとは思えない。必ず何かしらのアクションはするであろうと予想していたが……まさか弁明の機会すら与えず強硬手段に出るとは考えていなかった……
そして、もう一件……
アスナ「モモイちゃんとリュウさんを人質に……」
そう、二人が人質となってしまった事………それが一番のネックとなってしまった……
シャーレの医務室に二人の姿はなく、争った形跡が何故かあった……
チヒロ「二人の誘拐の瞬間を捉えようとしたけど、おそらくリオ会長のハッキングよってカメラが使い物にならなかったし、オマケにヒマリ部長の行方はわからないし……」
そう、ヴェリタスの部長と特異現象捜査部の部長を兼任しているミレニアム屈指の反則札のヒマリも数日前から行方不明だった……
マミカはそれを聞いてうずくまっている……マミカ自身も、大切な友達と仲間が行方不明となってしまってメンタルがボロボロになっている………
ネル「こっちも探そうとしたが、事件当時に起きたとある出来事を追っていたっていうともあってチビとリオを追跡できなかった……」
ヒビキ「ネル先輩達は銀色の車がオートマタを引き連れて、ミレニアム自治区に入ってきて、その行方を追ってたもんね……」
カリン「どちらにせよ、二人の安否が重要……」
マミカ「ねぇ、その銀色の車って?」
そのネル達の会話にマミカ顔を上げ、気になって聞くと……
ヒビキ「閃光と共に消えて、二本の炎のタイヤ痕だけを残してきえて、ミレニアム中その話でもち「それが起きたのは何処!?」えっと……○○倉庫前の所」
何故かマミカが凄い勢い立ち上がって、食いついた……ヒビキはその気迫に押されてその場所を言った……
それを聞いたマミカは急いでノートパソコンを取り出し、操作していると……
マミカ「!?みんな見て!」
マミカがノートパソコンの画面を皆に見せると……
"えっ!?"
ミドリ「えっ……」
ユズ「う、嘘……」
そこにはリュウとモモイがオートマタとの銃撃戦を繰り広げている映像が流れていた………
"マミカさん!これって録画!?"
マミカ「うん、大体10分前!」
それを聞いた全員が、驚きを隠せなかったが……
マミカの顔には希望を見出したかのような顔になっていた……
カリン「でもどうやってミレニアムの倉庫前に……」
アカネ「……今はそれよりも、保護を優先すべきです」
アスナ「そうだね、急いで向かおう!」
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マミカ達がそこにつくと……
ヒビキ「うわっ……残骸だらけだね……」
周囲にはオートマタの残骸の跡があり、ミレニアム製のロゴ印字されていた。そして、地面には黒い二本の跡が倉庫内へと伸びていた………
更に、セキュリティが作動した後があり、まだ壊れたばかりだった……そして、倉庫の扉は完全には閉まりきっておらず、力を込めれば開きそうだ……
ネル「とりあえず開けるぞ!」
アカネ「はい、爆薬セット完了です!」
と、いよいよ扉を開けようとしたが………
ミドリ「ねぇ、今爆薬って……」
"あっ…アカネ!ちょっとまっ"
ドカァァン!!
扉は爆発で吹き飛び、中へ入れるようになったが………
バババ!!
バァンッ!
奥からそれぞれの銃声が聞こえ、ネルとアカネめがけて放たれた……
ネル「痛っ!?」
アカネ「イテッ!」
それぞれ、ネルは三発腹部…アカネは一発だが、かなり強力な威力の弾丸だったのだろう……頭にもらってしまった……
皆が、銃を手に取り応戦しようとしたその時………
「あれ?マミカ?」
マミカ「……え?」
突然、自分の名前を言われ困惑するマミカ……だが、奥から影が2つ見え、徐々に近づいてくると………
リュウ「なんだ……マミカ達か……良かったぁ……」
モモイ「先生達か……ロボット達かと思ったよ……」
誰もが求めた二人が倉庫の奥からゆっくりと姿を見せた……
ミドリ「お姉ちゃんッ!」
マミカ「リュウさんッ!」
モモイ「うわっ!?なになに!?」
リュウ「うおっ!?なんだなんだ?」
それに真っ先に反応したミドリとマミカはモモイとリュウまで駆け寄り、その勢いのまま抱き着いた。突然体当りからの熱い抱擁をされたモモイは目を白黒させながらミドリの方を見ると、彼女は泣いていた。だが、それは悲しみから来るものではなく……安堵と歓喜
リュウも最初は困惑したが、マミカの方を見ると力強く、抱き寄せていた……それは、もう失いたくないという思いからだった……
ミドリ「良かった……本当に、良かった……ッ!」
モモイ「ミドリがアンチコメ読んだ翌日の一日限定甘えん坊モードになってるんだけど!?何で!?」
ユズ「モモイ……良かったぁ……攫われてなくて……」
モモイ「なんかユズもそんな感じになってるし!?」
ミドリとユズ、大切な2人に揉みくちゃにされているモモイ。口では疑問と驚愕を言っているが、その表情は満更でもなさそうで……
リュウ「モモイ……俺ら倒れてたんだよ……心配するだろ……あと、マミカ……腕の力弱めてくれ………苦しい……」
若干苦しそうな声でリュウがそう告げる
それを聞いたマミカは…
マミカ「あっ、ごめん!」
と言い、腕の力を弱めて、離れる
ミドリ「あっ!お姉ちゃんとリュウさん、体は……?」
モモイ「勿論大丈夫!ぐっすり寝たから体力ゲージもマックス!そう……今の私は、棚からポーションを手に入れ、次ステージの推奨レベル以上にレベルを上げ終えた戦士……!更に、ウォーミングアップも十分!怖いものなんて何もない、超強化女子高生状態だよ!」
リュウ「あぁ、モモイと同じように完全回復以上だ!」
その一言で、周りから笑みが溢れる……
"さて、モモイもリュウさんとも、何があったか説明して欲しいんだけど………"
先生は二人にそう聞く……
リュウ「まぁ、そりゃ……そうなるよな……」
リュウが苦笑いしながらモモイの方を向く…
モモイ「ゲームに劣らない事があったね!」
リュウ「確かに……とりあえず場所変えよう……」
マミカ「それもそうね、みんな会議室に戻るよ!」
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会議室に戻った後、リュウ達から聞かされた内容は、想像もしてなかった……
リュウ「あの時、俺が起きたその後……モモイも目が覚めて、とりあえず荷物とか手に取ったあと、オートマタ達がやってきて、その内の一つからホログラムが投影された……」
モモイ「そのホログラムの人がリオ会長だったんだよ!んで、キヴォトスの未来の為にも捕まってほしいとか言ってきて!もちろん抵抗したよ!」
どうやら争った形跡はリュウとモモイの抵抗したからできたようだ……
リュウ「それと、俺らがネルやアカネを撃ったのはC&Cがリオが俺らを捕まえる為に送った刺客だと勘違いしたんだ……だが、その様子を見るにシャーレに来たあいつは完全にリオの方に付いていたんだな……」
倉庫の扉を銃撃は完全に二人の防衛で撃ったのだが、その後にいったとある言葉にC&Cが食いついた……
ネル「なぁ、ここにいるC&Cの中にいるのか?そのあいつは……」
リュウ「いや、いないな……」
その一言で、セミナーの二人も驚いていた…
ユウカ「ネル先輩の他にもいるのですか!?」
リュウ「あぁ、そいつ自身の口から……C&C所属、コールサイン04とな……」
ネル「アカネが言っていた5人目のエージェントか……」
リュウ「んで、俺らは逃げる際に、シャーレの格納庫にあったあの車を使って逃走したんだ。流石に人目が引く中で捕まえるのは困難だと判断して、そいつは追っては来なかったが……オートマタ達が来てな……」
これで色々と繋がってきた……銀色の車がオートマタを引き連れてきたのではなく、追われていたのだった……
そして、目撃以外の情報を消すべく、リオはシステムをハッキングしてカメラなどの情報を削除した………
ウタハ「だか、どうやって倉庫付近から行方をくらませたんだ?いくら倉庫の中に隠れようとしてもセキュリティでバレるんじゃ……」
そう、セキュリティが壊されたのはマミカ達が来る約4~6分前…それ以外のセキュリティなどは検知や破壊すらされていなかった……
リュウ「ま、あの銀色の車がマミカが作った発明品って言えばわかるだろ……」
コトリ「ぐぬぬ…気になる…でもモモイなら……」
と、コトリがモモイに聞いたが……
モモイ「ごめん!リュウさんの運転で頭ぶつけて気絶してから覚えてない!」
コトリ「そんなぁぁ……」
と、落胆するコトリ………
リュウ「ま、俺が説明できるのはこのくらいだ……今度はそっち出会った事を教えてくれ」
マミカ「わかった……」
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マミカ達からの説明をリュウとモモイは聞くと、リュウは少しき難しそうな顔をする中、全てを聞き終えた彼女は、思いっきり息を吸い込み────。
モモイ「このおバカさんが!」
と、開口一番叫んだ
モモイ「正直、難しい話はよく分かんないけど……何言ってるか結構さっぱりだったけど……」
リュウ「もう一度きくか?」
リュウかモモイに対してそう聞くが…
モモイ「いや、それでも皆の話聞いてたら胸がぎゅって痛くて、あんまり言葉が纏まらないんだけどさ……でも、1つだけ確かな事はあるよ!」
ミドリ「……確かな事?」
モモイ「私達がこの事態に納得できてないって事!正直アリスが魔王だろうがドラゴンだろうが何だろうが、そんな事どうでもいいの!私はこのままアリスとお別れなんて嫌だよ!」
世界を滅ぼす魔王だろうがなんだろうが、そんな事はどうだっていい。重要なのは、この帰結に己が納得するか否か。あの別れを今生の訣別にしたいかどうか。涙のまま死に逝くアリスを、見殺しにしたいのか
そんなのは嫌だと────ただ、シンプルに……
モモイ「アリスの最後の言葉、別れの挨拶でもなんでも無いじゃない!まともなエンディングですらない!最悪だよ!」
マミカ「!!」
モモイ達がアリスにそんな事を言わせるために言葉を教えた訳じゃない。あんな寂しい別れを言わせたくて今まで一緒に思い出を育んだ訳ではない。言葉を教えたのは……思い出を育んだのは………これからもずっと友達でいるため………
アリスの寂しい別れの未来を、否定すると言うのならば────
モモイ「だから私はアリスを連れ戻しに行く!連れ戻しに行きたい!皆、そうじゃないの!?」
そのモモイの思いと言葉を聞いたマミカは、かつてリュウ達と対面してしまった記憶と重ねる………
自分自身も、アリスと同じ様に仲間に危害が加わるのを恐れ、自身に関する記憶を消し、忘れさせようとした……
だが、それをリュウとカケルや仲間達が許さなかった……
マミカは自分のせいで傷つくかもしれない……あの時のアリスみたいに、仲間の為に寂しい別れをしようとしてしまった………
だけど、リュウとカケルが言ったとある言葉が心に一番響いている………
リュウ『もし、それが事実だとしても……仲間を見捨てる理由にはならない』
カケル『そうだ、だからこそ…絶望的な未来よりも、希望を目指せる未来にする為に仲間はいるんだ……』
モモイにとってはアリスの下へ行く理屈なんて、それで充分。難癖をつけられたなら理由なんて後で幾らでも後付けしてやればいい……
いくらでもチャレンジできる……マミカはそれを信じている……
「「どんな壁があったって仲間となら不可能を可能にする……」」
たったそれだけでいい……アリスが魔王だとしても、それを否定する力を仲間とならいける……
かつての自分を助けてくれた二人のように……今度は自分がアリスを………
マミカは静かな空気感を打ち破り、口を開いた……
マミカ「………うん、アリスちゃんを助けに行こう!」
ミドリ「うん、そうだね」
ユズ「大切な友達だから…」
友達や仲間を助けるのに、小難しい理屈や理由なんて不要なのだと……
ハレ「……うん、そうだね」
マキ「流石モモ! 良い事言うね~!」
コタマ「えぇ、シンプルで分かりやすいです」
チヒロ「単純だけど、それがいいかもね」
ヒビキ「うん、諦めるのは早い」
コトリ「ここからやっていけばいいですもんね!」
ウタハ「そうだね、細かい理由なんて必要ないからね」
ネル「……感謝するぜ、チビ。あぁ、そうだ。ごちゃごちゃ考える必要はねぇ。殴られたら殴り返せばいい。奪われたものがあるなら奪い返せばいい。単純明快だ。アタシも、あの結末に納得なんかしてねぇしな。なぁ、お前達はどうだ? アカネ、アスナ、カリン」
アカネ「ふふ、言葉にする必要がありますか?」
カリン「それが部長の決定なら」
アスナ「勿論付いてくよ~♪」
エンジニア部もヴェリタス、C&Cの4人も、アリスの救出に同意を示す……
リュウ「先生、あんたもだろ?」
"勿論、大切な生徒だもの。そう言うリュウさんもでしょ?"
先生とリュウとやる気のようだ……
モモイ「よーし、アリスを助けに行くぞ!!」
「「「「「「おー!!」」」」」」
此処に、アリス奪還作戦の決行が決定された……
あけましておめでとうございます!
年越しましたねぇ……リコネクトのガチャで水着ホシノとミカさんでて満足の作者です!
いやー、手に入れたのはいいけどレポートが全部ゼロ(泣)使いたいたいのに使えねぇよぉぉ!!!
今回、あとがきに書かせていただく内容は目次にある説明文が変わりました!少し不満点があったので変更という形になりました
先生の性別決めたほうがいい?
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決める! 男先生派
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決める! 女先生派
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どっちでもいいかなぁ……
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いや、決めなくていい