とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive 作:矢守龍
ネルとの戦闘を終え、なんとかタイムマシンに戻ってきたマミカ……
マミカ「ふひぃ……みんな、目的の物回収できたよ!」
モモイ「それで、アリスの暴走した原因がわかるんだね!」
マミカは持ってきたパソコンにメモリを指し、中身を見ると……
マミカ「!?なるほどね………アリスちゃんが暴走した原因がわかったよ!」
"もうわかったのですか!?"
先生が驚く中、マミカは苦笑いして答えた……
マミカ「私自身、一部分だけ抜き取って見る事ができたけど完全なデータは初めて見る……だけど、これはその一部分に少し付け足しただけだったから分かったって感じかな?」
マミカがあの時見た中身にプラスアルファした内容だった為、見つけるのに苦労なかったそう……
マミカ「どうやら、私の推測は正しかったようね……」
マミカは全員にアリスがどうして暴走したのかを説明した……
アリスは元々、名もなき神々の王女という存在でG.Bibleがあったあの廃墟のパソコン……あれに入っていたDivi:Sionと呼ばれるシステム……つまり、あれがアリスを名もなき神々の王女に仕立て上げるエンジンキーみたいな存在だった……
みんな、驚きは隠せなかったが……
モモイ「それでも!アリスちゃんはアリスちゃんだよ!私達と一緒にゲームして遊ぶ!名もない神の女王とか知らないけど!アリスを助けに行くのは変わらないよ!」
ミドリ「うん、お姉ちゃんと同じ!アリスちゃんはアリスちゃんだよ!」
ユズ「私も…!みんなでワイワイ遊ぶ日々……それを取り戻したい!」
"みんな……"
それを聞いたマミカも
マミカ「ま、私もこんな終わり方は嫌だからね!リュウさんみたいに抗わせて貰うよ!」
"マミカさんまで……そうですね!頑張ってアリスを取り返そう!"
「「「「うん!」」」」
全員がもう一度、銀色の車に乗り込むと……
マミカ「みんな!行くよ!」
ギュイィィィィン……!
ギャァッ!!
急発進させ、この時間のエリドゥへと向かう……
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重厚な鉄筋コンクリートに覆われた光を一切通さぬ独房。あらゆる希望が絶たれた現代のシャトーディフは要塞都市エリドゥ内部───中央隔離施設と呼ばれる場所にある
隔離施設と呼称される事から読み取れるように、此処の本来の用途は独房ではない。あくまで干渉を遮断する目的の施設であり、その性質が偶々独房として非常に優れていただけだ。故に罪人を収監する施設にしては設備が整いすぎており、正に至れり尽くせり。だが……快適なのかと問われれば、囚われの花は満面の笑みで首を横に振るだろう
思考を煙に巻く午前三時。ヒマリは車椅子に背を預けながら、心底忌々しそうに閉ざされた天井を見上げた…
ヒマリ「リオ……あなたがやっている事は、やろうとしている事は本当に忌むべき事です。直視に耐えません」
リオ『……貴女はいつも悪し様に私の事を罵るわね。陰気だとか、浄化槽に浮かぶ腐った水だとか……』
ヒマリの独り言に反応し、通信を繋げて来たのはいつもの仏頂面をしたリオだった。相変わらず明るさの欠片も無い陰気な顏、見ているだけで気分が沈みそうになる
ヒマリ「あら、盗み聞きとは趣味が悪いですね。そうやって陰に隠れていないと他人の本音も聞けないのですか?」
リオ『盗み聞きも何も、此処は私の領域内よ。この場でのあらゆる活動は私の手にあるわ』
ヒマリ「相変わらずですね。えぇ、下水道の水のようなビッグシスターらしさが出ていて何よりです」
リオ『……まぁ、良いわ。そんな風に私を非難する事ができるのはこのミレニアムで……いえ、このキヴォトス上で、ヒマリ……貴女くらいでしょうね』
つまりは、面と向かって対等に対話ができないほど、リオは他者と隔絶してしまっている。その優れ過ぎている知性の所為で。そんな彼女の唯一の対等がヒマリであり、彼女だけが唯一面と向かって対話ができた。幼馴染、という言葉だけでは言い表せない深い仲。彼女達は互いに唯一無二であり……同じ地平を見る事ができるのだから
だが、それも今は過去の話。
リオ『そんな貴女だからこそ、私が今からしようとしている事を理解してくれるのではないかと、期待していたわ』
ヒマリ「アリスのヘイローを破壊する行為を、ですか?」
リオ『……』
ヒマリ「あなたは自分の行いを、ミレニアム────ひいてはキヴォトスを守るための……そういった類の行為だと信じているのでしょうけど」
ヒマリは目を逸らさず、ホログラムに映るリオの双眸を見つめた
ヒマリ「結局の所、何も知らない少女を誘拐して、都市に監禁し、ヘイローを破壊しようとしているだけじゃないですか」
リオ『その言葉は間違っていないわ……でも』
リオは何か反論を言おうとした。ヒマリが納得してくれるように、理解してくれるように言葉を尽くそうという意志を持った。だが、リオは『いえ……』と言って、その相互理解に至る可能性を孕む道を自らの手で閉ざす……
リオ『貴女はそう考えているから、私の事が理解できず……許容もできないのでしょうね』
ヒマリ「えぇ、私はあなたに賛同しません。そして、シャーレの先生やあの大人達も黙ってはいないでしょう」
リオ『……そうね。彼と関わった時間は決して長いとは言えないけれど、それでも為人ひととなりは把握している。彼は決してアリスを見捨てないでしょう。でも、それは彼が健在であればという仮定の上で成り立つ話』
ヒマリ「……どういう意味ですか、リオ」
アリス『先生やそのうちの一人は不可解な軍隊襲撃で意識不明の重体に陥っているわ。此処には来れない…』
到底受け入れがたい事実だが、ヒマリは同様しなかった……
ヒマリ「残念ですが、それはありえませんね。リオ」
リオ『なぜそう言い切れるの?』
ヒマリはリオのホログラムに向けて言い放った……
ヒマリ「あの大人達の一人と合って、いくつか会話をしたのですが……あの人はこう言ってました……」
ヒマリ「どれだけヤバい状況でも、助けが必要な仲間の為なら死の淵に立ってまでも行くと………」
リオ『ヒマリ、それはただの根性論では?そんなので来る理由にはなりません……』
ヒマリ「えぇ、そうですね……だけど、もう一人も……自身を頼ってくれる存在であるなら、全力でそれに応じる。それが私とね……」
リオ『………』
ヒマリがリオに対してそんな事を言っていると……
??『リオ様』
リオ『何かしら、トキ』
トキ『突如、エリドゥのバリア発生装置付近で監視システムから報告が』
リオ『!?……分かったわ。まさか突破してくるなんて……トキ、侵入された時の手筈通りに…』
『イエス、マム』
短い一言と共に通信が切断される。侵入者を表すポインタがマップを駆け抜ける……
カメラ映像に切り替えると、銀色の車がエリドゥ内をとてつもない速度で走っていた……
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モモイ「うぁぁ!!?マミカさん危ないよ!!」
ミドリ「お姉ちゃん!今はそんなこと言ってる暇ないよ!うわっ!?」
ユズ「目が回る……」
"うわぁぁ!??"
マミカ「こっちが駄目ならここから!」
マミカは迫りくるオートマタ達の攻撃を避けながら、バリア発生装置まで向かっていた……
マミカ「あれね……先生!これをあそこに!」
"えっ!?わ、わかりました!"
マミカが手渡したのはEMPグレネードだが、色がいつもと違う………
そんな事を考えていると、先生が座っていた助手席のドアが上がる……
マミカ「先生!今よ!」
"えい!"
キィィィィィィ……
あのいつもの電撃をチャージする音と共に、グレードは転がってゆく……
バリア発生装置の真横に来ると……
パシッ!
バチジジシシジッ!
いつもよりもかなり強力な電流が辺り一面をかけめぐる……
まるでそこに雷雲があらんとばかりに電撃は包み込む……
ドカァァン!!
バリア発生装置も流石も雷級の電撃によって発生した、サージ電流に耐えきれず、オーバーヒートし、内部から爆発してしまった………
それは同時に、エリドゥの侵入が可能になったという事にもつながる……
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だが、それと同時に………
特異現象調査部 部室
色々な計器などがある部屋でいつもならヒマリとエイミがエアコンの温度で揉めていることが多いが………
エイミ「なにこれ?セミナーがなんか問題視していた場所からすごい反応………」
エイミが見ているモニターにはグラフが急上昇している様子が映し出されていた………
先生の性別決めたほうがいい?
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決める! 男先生派
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決める! 女先生派
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どっちでもいいかなぁ……
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いや、決めなくていい