とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive   作:矢守龍

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奪還作戦本格始動

最新鋭のヘリの機内。ミレニアムサイエンススクールが誇る最強の武闘派集団であるC&Cは、当然の如く移動手段を自前で持っているのだが……彼女達はそれを全機スクランブルさせたのだ。C&Cが乗っている機体以外にもデコイ目的の機体が何基も隊列を組んでいる……

 

そのヘリ中の一つにリュウとカケルがおり、C&Cが乗っているヘリ操縦している……

カケル「こんな事で、またヘリ飛ばすことになるとはな………」

リュウ「しゃーねーだろ、俺だってまたこんなヘリ乗るとは思わんわ……」

そんな愚痴をこぼしながら、ヘリはエリドゥ内を飛ぶ

ちなみにカケルを呼んだ理由は、C&Cと共に行動するのに一番最適な人を選んだ結果であった……

 

そんな中、インカムを使ってリュウは

リュウ「到着次第、戦闘開始だ。わかってると思うが、容赦はするな……全力でな」

ネル「わかってるよ!たく……」

アスナ「まぁまぁ!そう怒ってるともっと背が縮んじゃうかもよ?」

 

と、アスナがネルをからかいギャーギャー騒いでいるネルを横目にリュウとカケルは不穏な気配を感じ取っていた………

リュウ(なんだろうな……言葉に表しづらいが……これはなんというか……)

カケル(まるで、何者かが俺らを探している様な感じをする………)

 

 

 

──────────────────────

 

一方その頃……マミカ達は……

 

 

 

"モモイはあっちの方向に弾をばら撒いて牽制を!ユズは敵が多いところに撃って!ミドリはモモイとユズが取り逃したやつを!マミカさんは近づいてくる奴らを!"

 

タイムマシンを使って中から侵入した5人、バリア発生装置を破壊した後、降りてユニバーサルカードMARK2に収納したあと、エンジニア部と合流する為進んでいたが……

 

 

モモイ「ドローンの大群だ!」 

マミカ「みんな!撃ち落と……す……」

ドローンの大群がやってきたが、何故かスルーしていく……

 

ハレ『大丈夫、そのドローン達は攻撃してこない』

マキ『バレる前に制圧終わってるよ! ついでに周辺のネットワークは私達でハッキングしたからある程度は安全に進めるはず!』

と、ヴェリタスが無線でそのことを伝える……

"そんなことまで出来るんだ……凄いね!"

 

ヴェリタスがハックしたドローンは確かに襲ってこないだろう。だが、カウンターハックされる危険が無い訳ではないのだ。敵は倒せるときに倒すのが鉄則、逃がす理由は一切ない……

 誰かに急かされる訳もなく、正確無比に弾丸を打ち込みドローンを破損。完全な沈黙を確認した後、彼女達は目的地に向かって前進し続けていた……

 

マミカ(順調に事が進んでいるけど……何故だろう……嫌な予感がする……アリスちゃんのことじゃない……もっと禍々しい何か……) 

 

マミカはそんな不安を抱えつつ、前へ進み続ける……

──────────────────────

 

カケル「そろそろ降下地点だ……」

あれからヘリを飛ばし、目指していた降下地点までやってきた二人……  

 

順調に事が進んだかと思いきや………

 

ガキキキキキッ!

「「!?」」

 

どこからかヘリに向かって射撃してきた輩がいた……

ネル「どうした!?何があった!?」

カケル「クッソ…被弾した!」

 

被弾した場所は運悪くエンジンだったらしく、ヘリのローターの回る速度がどんどん遅くなっていく……

 

カケル「緊急着陸するぞ!」

リュウ「しっかり掴まっとけ!!」

 

二人はビルの屋上に緊急着陸させると……

アカネ「皆さん!ヘリから離れて!」

 

そう言われ、ヘリから急いで出て離れると……

 

ドカァァンッ!

ヘリは爆破してしまった………  

 

そして、そのヘリを撃ち落とそうとした人物が……

リュウ「お前か……俺をゆう会場とした……」

??「はい、その通りです。思ったよりも早く現れてくれましたね。ですが、誤差の範囲内です」

カケル「俺達が此処に来るのは最初からお見通しだったという訳か……」

??「はい。リオ様は全て把握しておいでです。貴方達の作戦、その動きも────勿論、その狙いも、全て」

 

そう言う彼女は……コールサイン04──飛鳥馬トキ

 

トキ「そして、お待ちしておりました、先輩方。C&C所属、コールサイン04。飛鳥馬トキ、ご挨拶申し上げます」

 

 芝居がかった優雅な所作でスカートを摘まみ、トキは深々と頭を下げた……

だが、全員見逃さなかった………トキの側にパワードスーツらしきものがある事を……

 

 

トキ「僭越ながら申し上げます。これ以上の抵抗は無意味です。大人しく投降をお願い致します」

 

その言葉を聞いたリュウとカケルはこれはトキ自身が優しさと善意が表れた進言だと確信した……

 トキは別段、積極的に誰かを傷つけたい訳でも戦いたい訳でもない。それが同じ部活の先輩ともなれば猶更だ。同じ部活の仲間……などと云うおこがましい事を言うつもりはない……

そんな事を考えた結果、そういったのだろう……

 

だが、それはC&Cを逆鱗を逆撫でした──

 

カリン「ほう……なるほど」

ネル「う~ん、それはちょっと難しいかな?」

 

 

 C&Cを舐めているとしか言えない降伏勧告にカリンの瞳が鋭くなり、アスナが笑って銃を構える

 降伏?冗談じゃない。そんな腑抜けた選択をするくらいなら最初からこんな所に来ていなかった。ネルの意志でリオに歯向かう事を決めたのだ。一人だけ訳知り顔でアリスを殺そうとするあの決定が気に食わないから助けに来たのだ。彼女達が意志を折るのは部長が折れた時だけ。そして、そんな事態は未来永劫起きない事は身に染みて分かっている

 

トキ「そちらのお二人もですか?」

 

リュウとカケルにも聞くが……

リュウ「同じく、無理なご相談だな」

カケル「マミカに頼まれた以上、引く選択肢はない……」

 

二人とも自身の得意武器を取り出す……

 

1対6、明らかにトキが不利だが……

 

ネル「!?ドローンか!」

アスナ「敵の本拠地だからね、増援はまだまだ来そうだよ!」

 

そんな感じで慌てている中、トキはパワードスーツを装着する…

リュウ「……全員、チャンバーに弾あるな?」

「あぁ」「うん」「おう!」「できてる」「もちろんです」

 

リュウはひと呼吸おき、叫ぶ

 

「作戦開始──!!」

 

 

Ready?

 

GO!

 

 

先に仕掛けたのは、アカネだった………

 

どこからか、ダイナマイトを取り出してトキに向けて投げつけた……

C&Cの爆弾魔と言われる彼女……いつのにか取り出して投げていたのだ…

 

ドカァァンッ!

ダイナマイトは爆発するが、華麗な回避でトキは破片による被弾を避けていた……

 

カリン「ふんっ!」

リュウ「そこっ!」

 

ドォンッ!バァンッ!

カリンとリュウも自身のスナイパーでトキを狙い撃つが……カリンの狙撃は回避され、リュウの狙撃はメイド服をかする程度だった……

 

ネル「うらっ!」

ババババババ!

だが、間髪入れずにネルは蹴りを入れ、カケルはマシンガンで弾幕を貼った……

 

それをトキは避けるのではなく、電磁シールドを展開し、防御に専念し、ダメージを0にした……

 

リュウ(俺らが行動してから確実に避けている?どうゆう事だ?)

アカネの攻撃は先を読んで回避は容易いが、スナイパーによる攻撃は完全に当たる距離やタイミングだった……

ほぼ死角からの攻撃も未来予知にも等しい精度で避けてくる……

何かしらの条件がある事は確定しているため、そこは実戦の中で探ればいいのだが……

 

カケル「─チっ!」

ドローンなどがそれを妨げてくる……

カケルはマシンガンでドローンの大群を撃ち落としてゆくが、ぞろぞろとやってくる……

 

このままじゃ埒が明かない………

 

カケル「リュウ!お前はあのメイド野郎をどうにかしろ!俺はドローンを相手にする!」

アスナ「あっ!私も!」

カリン「私も手伝う」

アカネ「部長はコールサイン04をお願いします」

 

リュウ「すまないカケル!頼んだぞ!」

ネル「おう!頼んだぞ!」

カケル、アスナ、カリン、アカネでドローン等の対処

リュウ、ネルでトキの対処に当たる事にした……

 

トキ「お二人だけでよろしいのですか?」

ネル「あいつらがそう言うならそうなんだろうな」

リュウ「俺ら二人だけで、あんたを倒して目的地に行ってやるよ……」

 

リュウとネルがそう煽るが……

トキ「先輩達の思惑など分かっております。目的地を目指すのであれば、ゲーム開発部やマミカさんがおりませんね。つまり、そういう作戦なのでしょう?先輩方は私の足止めを任されている」

 

トキがそう言うと……

リュウ「バレたか………」

ネル「チっ…」

 

トキ「それは正しいでしょう。私との正面対決は先輩達に任せ、その間にゲーム開発部とマミカさんを自由にさせる……それであれば、確かに僅かに勝算はあるでしょう。先輩方の勝利条件はアリスの奪還、エリドゥの陥落や私の撃破ではありません」

そう、今回の攻略の際にトキという存在がネックになる可能性が大きく、足止めの為だけにC&Cとリュウとカケルで行動していたのだ………

 

トキ「ですが、マミカさんの技術力が高くても、ゲーム開発部が突破可能な程、このエリドゥのシステムは甘くありません。作戦を間違えましたね、ネル先輩とリュウ様。本気でアリス奪還を考えるのであれば、ネル先輩とリュウ様は本命の部隊に行くべきでした」

 

ババババババ!

ネル「ハッ!聞いてもねぇ事をペラペラとよく喋るなぁ、オイ」

ツインドラゴンを撃ちながらそう返すネル……

 

バァンッ!カチャバァンッ!

リュウ「いくら装備が強かろうと、だいたい分かれば対処はできるからな」

持っているスナイパーを素早く撃ってコッキングして撃つリュウ……

 

トキのパワードスーツについていた武装を複数個破壊……

それだけで手数は減らせたが……

 

 

トキはパワードスーツの武装や自身の服装も一部パージした……

そして武装面は別の武装が取り付けられた……

 

ネル「はっ!それがテメェのフル装備か??」

トキ「えぇ、これが私の全力です」

 

トキがそう言うと……

トキ「そちらも、全力を出すのがそれでよろしいのですか?」

と、リュウに視線を向けるトキ

 

リュウ「いや、あるが使わない……あったら動きにくそうになるかもだしな」

と、トキのパワードスーツを皮肉ながら返す……

 

 

トキ「……此処は通しません」

ネル「知らねぇよ────ぶっ飛ばして通るまでだッ!」

リュウ「あぁ、ぶっ潰して行くまでだ!」

 

パワードスーツ装着の飛鳥馬トキVS美甘ネル&矢守リュウペアによる戦いの火蓋が切られた……

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