とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive 作:矢守龍
ダイブ装置を起動し、アリスの精神世界に入るゲーム開発部と先生とマミカ……
モモイ「ここがアリスの…」
ミドリ「…心の中?」
マミカ「最初に会ったあの場所そっくりだね……」
アリスと初めて出会った廃墟の景色が広がる……
そんな中、ミドリが何かを見つける……
ミドリ「ねぇ、お姉ちゃん!ユズ!あそこ……!」
モモイ「アリス!!」
アリス「……だれ?」
モモイ「私たちだよ!」
ミドリ「アリスちゃん!私たちが来たよ!」
ユズ「アリスちゃん!」
廃墟に佇んでいるアリスの姿を見つけた一同は、アリスに飛びついて再開を喜ぶ
アリス「モモイにミドリ…ユズ…?ホィーリーにブレインズまで…?どうして、ここに…?」
マミカ「アリスちゃんを連れ戻す為にね?みんなが待ってるよ」
アリスはそれを聞き……
アリス「あ…。アリスは…アリス、は……」
「王女よ、あなたが見てきた光景を忘れましたか?」
感動の再開に感情を爆発させるアリスたちに水を差すように、どこからともなく声が聞こえる……
"ケイ……"
ユズ「つまり、あれが……!」
ミドリ「アリスちゃんを、ここに閉じ込めた元凶…?」
マミカ「でもアリスちゃんが見てきた光景ってのは、一体どういうこと…?」
ケイ「文字通りの意味です。“王女様が”この空間で見聞きした光景の数々のことですよ」
ケイはそう言うと、アリスが見てきた光景をモニターに映して突き付けた……
モモイ「これって、私達が戦ってきた姿?」
マミカ「そうだね……リュウさんとネルちゃんがやり合ってる時のもあるね」
ケイ「エリドゥの監視網から見てきた光景。それらすべて、あなた達がこの場に足を踏み入れるまでに戦い、走り、転んで、傷ついてきた光景です」
モニターに映し出されたのは、エリドゥ潜入から今までみんなが戦ってきた姿であった……
ケイ「何故このような事が起きてしまうのか…。その答えを“王女”は既にご存じなのではないでしょうか?」
ケイがアリスに対して問うと……
アリス「…アリスは。アリスは帰れません。アリスがみんなのそばに居たら…みんなはその分、傷ついてしまいます」
ミドリ「アリスちゃん、違う!そうじゃないよ!」
ユズ「ミドリの言う通りだよ、アリスちゃん。私たちはそんな事……」
アリスは最初に暴走したときと、今までみんなが戦っていた映像を思い出し、帰ることを拒絶する。それを聞いてミドリとユズはアリスの言葉を真っ向から否定した……
アリス「ミドリ…ユズ…でも、アリスのせいでみんな怪我をしてしまいました…。モモイも……。マミカさん……リュウ……さんも……」
モモイ「過ぎたことはもういいよ!!」
マミカ「リュウさんも、アリスちゃんの為にやってくれてるんだよ!あんな怪我くらい、リュウさんはなんとも思わないよ!」
アリスはモモイを怪我をさせたことと、アリスが暴走した時に大怪我をしたリュウのことを言い出した。だが、アリスにやられたモモイは過ぎたことはもういいと許す……そして、リュウの大怪我についてもリュウ自身がそこまで気にしてないことを話した
アリス「アリスは勇者ではなく、魔王ですから。いつか世界を…キヴォトスを滅ぼすかもしれない、魔王として、生まれた…から…。アリスが、いるから…そこに、居たいと、願ってしまうから…そんな…魔王は…みんなのそばにいては、いけません」
「「「………」」」」
「大切な人たちが…苦しんで傷つくのなら…いっそ…アリスは…アリス、このまま消えるのが正しいのです」
アリスは頑なに、自分が世界を滅ぼす魔王であると言い張る。そして最後には自分が消えたほうが正しいとまで言い出すのであった……
「『テイルズ・サガ・クロニクル2』は…!私たちが、一緒に作ったゲームは!!特別賞をもらったよ!!
「「「「!!」」」」
モモイ「キヴォトスの終焉?なに言ってるの?アリスがいるだけでみんなが傷つく?誰がそんなバカなこと言ってるの!?」
うじうじとネガティブなことを言ってるアリスにしびれを切らしたのか、モモイはTSC2のことを話題にあげる。唐突にボルテージが上がったモモイを見て、アリスや他のみんなも驚いてしまった……
モモイ「アリスに会って…アリスが居たから…!私たちはゲームが作れて!ミレニアムプライズで賞をもらって、部活を守る事ができたんだよ!」
ミドリ「うん、そうだよ」
ユズ「…うん!」
モモイはアリスがいたからこそ、今のゲーム開発部はあるのだとアリスに示した。モモイの言葉を他のメンバーたちも肯定するのであった……
アリス「モモイ…?」
モモイ「部活を守れたことも…ゲームを作って、一緒に遊んだ事も!リュウさんやマミカさん達とワイワイゲームをやったり出来たのも……!」
モモイ「全部!ぜーんぶ!アリスがいてくれたからだよ!それなのに、アリスが魔王だとか、そう生まれついただとか…。だから消えなきゃいけないとか!そんなの、全ッ然意味わかんない!!そんなの絶対納得するもんか!」
ミドリ「うん、絶対に」
ユズ「消えるのを…放ってなんか…おけないよ…」
モモイはこれまでのアリスとの思い出を振り返って、彼女が魔王などではないと証明していく。そして最後にアリスの主張を、真っすぐに納得いかないと叫ぶのであった……
アリス「…な、な、なぜ、ですか?みんな…どうして…アリスは…魔王なのに…アリスのせいで…みんな、怪我したのに…なんで、みんな…アリスを怖がったり…憎んだりしないで…そうやって…」
アリスは涙目になりながらそう言うが……
「みんな、アリスちゃんの仲間だからだよ」
マミカ「みんな、アリスちゃんが好きで一緒に居た仲間だからこそ、怖がったり……憎んだりはしない……」
マミカは右手首にあるリストバンドを触りながら答えた……
マミカ「私も……昔……アリスちゃん見たいに、誰も傷つけたくなくて……みんなの記憶から私の事を忘れさせようとしたんだ……」
アリス「えっ……」
モモイ「それって……」
ミドリ「マミカさんも……アリスちゃんみたいに……」
マミカは続けて言う……
マミカ「だけど、リュウさんとカケルさんや仲間がそれを許されなかったよ……どんなに忘れかけようと……どんなに忘れるように言っても……そんな自分を受け入れてくれた………」
「「「「………」」」」
マミカ「リュウさんとカケルさんが言ってくれたとある言葉………」
仲間は不可能を可能にする
マミカ「アリスちゃんもゲーム開発部も………仲間がいたからこそ、できた事でしょ?自分を信じて、なりたい自分になればいい」
"アリス……"
アリス「せ、先生?」
"がなりたい存在は、君自身が決めていいんだよ、アリス"
"マミカさんが自身を見つけた様に、アリス自身でそれを探して見つければいい"
先生がそう言うと……
アリス「冒険を…みんなと…一緒に…クエストを、続けても…いいんですか?こんなアリスでも…?本当に…?」
「「「「「もちろん!!」」」」」
アリス「それなら……アリスも!勇者になって…!みんなと…」
アリスはひと呼吸起き………
「モモイ、ミドリ、ユズ、先生、マミカさん。そして、みんなと…冒険を続けたいです…!魔王である…アリスが、そうしても、許されるのなら…!」
アリスは自分の想いをみんなに打ち明ける。アリスは今後もみんなと一緒に冒険を続けたいと、ようやく思いの丈を述べるのであった……
モモイ「またみんなで、一緒にゲームを作ろう!!」
ミドリ「だって私たちは…」
「「「“ゲーム開発部”だから!!!」」」
アリスがゲーム開発部によって元気を取り戻すと、今まで椅子だったものが、アリスの光の剣に変化する……
それはまるで……封印されし、勇者の剣の様に………
"アリス、勇者なら、剣を持たないと"
モモイ「そうだよ!勇者の剣!抜いちゃいなよ!」
モモイたちはアリスに光の剣を抜くよう促す……
アリス「……はい!」
アリスは
マミカ「アリスちゃん……剣の扱い方は……もうわかってるよね?」
マミカがアリスを見ながら聞くと、アリスは……
アリス「……はい!この剣の使い方はマミカさんから教わりました!」
満面の笑みを浮かべながらそう答える……
アリス「よっ!」
アリスは自身の勇者の剣を持ち上げる……
それを見ていたケイは、機体の主導権を奪われるのを危惧して焦り……
ケイ「それは…!王女よ…あなたのその能力は…!あなたのその力は、世界を滅ぼすために存在するというのに…!」
アリス「違います!アリスのこれは勇者の武器です!なぜならアリスがそう決めたからです!今のアリスは光属性の勇者…!」
アリスはケイの言う事を否定し、光の剣を構える。そして、ケイに向ける……
「光よ──!!!」
アリスは最大出力の光の剣を放つ……
ケイ「王女よ…あなた…は…」
ケイはそう言うが……
アリス「アリスのクラスは“王女”ではありません」
アリス「アリスは…“勇者”です!!」
ケイ「理解…不能…」
アリスが勇者となり、ケイは勇者によって打ち倒された………
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中央タワー最上階
リオ「…本当に、こんなことが可能だなんて…」
ヒマリ「だから“できる”と言ったでしょう、リオ?」
アリスの精神世界にダイブして、彼女の機体の制御権を取り戻させたゲーム開発部を見て、リオは信じられないものを見たような反応する……
リオ「しかし、私の計算では…こんな…どうやって…そんなバカな…」
ヒマリ「ふふん♪あの娘たちと、この天才清楚系美少女ハッカーに不可能はないのですよ♪」
ヒマリは驚いているリオを見て、誇らしげに不可能はないと言ってのける
そんな中、ゲーム開発部と先生とマミカはダイブ装置から起き上がる……
モモイ「はっ!?アリスは!?」
ミドリ「アリスちゃん!起きた!?」
ユズ「…アリスちゃん!」
そんな三人の声に反応するように……
アリス「はい、アリスは大丈夫です!!」
少し離れた場所にいた、アリスは彼女たちの声に応えた……
ゲーム開発部はダイブ装置から起き上がると、アリスの無事を確認する。少し離れた場所にいた、アリスは彼女たちの声に応えた
「「「アリスゥゥゥゥ!!!」」」
「モモイ、ミドリ、ユズ…!!」
アリスの無事をその目で確認したゲーム開発部は、アリスの元へ駆けより抱き着いた。3人に抱き着かれたアリスは、少し苦しそうにしながら3人の名前を呼ぶのであった……
そんな4人を先生とマミカは見ていたが……
ガルル……
「「「「「「!?」」」」」」
部屋のどこからか唸り声が聞こえる……
マミカ「今のは……まさか……」
モモイ「ねぇ、このままハッピーエンドじゃないの!?」
ヒマリ「!!ここまで来ましたか……」
ヒマリがそう言うと……
ミドリ「なんなの……あれ…」
マミカ「タイムマシンに引き寄せられて来ちゃったみたいね………」
獲物を捕らえるための長く鋭い針のような舌……青いネバネバした膿………
四足歩行で近づいてくるそいつは………
神話生物 ティンダロスの猟犬
ガルル!!
ティンダロスの猟犬はマミカを見つけると、襲いかかる……
マミカ「うわっ!?」
かろうじて攻撃を避ける………
リオ「あ、あんなのがキヴォトスにいるなんて……」
"アビドスであったあいつとは大違いだ……"
全員が一歩一歩下がりながら対峙する………
"マミカさん!あいつの対処法は!?"
先生がマミカに対してそう聞くが…………
マミカ「ティンダロスの猟犬は物理攻撃はほぼ聞かない………」
ヒマリ「それって………」
リオ「それはまずいわね………」
モモイ「ねぇ!どうゆうこと!?」
モモイがそう言うと…………
マミカ「普通の銃じゃ、全く効かない……つまり、モモイちゃんたちが撃ってもアイツには1ダメージも入らない……」
はい、久しぶりのあとがきです!
今回の神話生物はティンダロスの猟犬
何気によく知られている神話生物ですね!
ちなみに初期案では深きものどもで、3話分書いてたんですが……なんか、よくなくて……全部書き直しました☆
先生の性別決めたほうがいい?
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決める! 男先生派
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決める! 女先生派
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どっちでもいいかなぁ……
-
いや、決めなくていい