とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive 作:矢守龍
カケル「裏切り者……あいつの予想通りか……」
"えっ?わかってたんですか?"
先生が驚く中、カケルはリュウが言っていた事を話す……
"なるほど……だからか……"
カケル「そうだが、あいつらの中にいる裏切り者をどう見つけるかだが……」
そう言い、カケルは先生を少し見る……
なんとも言えない表情をしており、先生の中にとある葛藤があるらしい……
カケル「浮かない顔だな、あの中に裏切り者がいるとは考えられないみたいな……」
"!!……はい、あの子達が裏切り者だとは信じたくなくて……"
それを聞いたカケルは先生の肩に手を置き……
カケル「それを払拭するのがアンタだろ、悩んでいる顔は表情に出やすい……」
"そうですね……あの子達の為にも頑張らなと……"
先生はやる気を取り戻すと、カケルが先生に耳打ちでとある提案をした……
"確かに……それをやっておけばもしも何かあった時……"
カケル「俺らが動きやすくなる……やっといて損はないぞ」
先生はそれを聞き、シッテムの箱に話しかけていた……
カケル「……なぁ、リュウやマミカはスルーしていたがなぜタブレットに話しかけてるんだ?」
"それは……あっカケルさんはアレを接続してないのか……"
カケル「アレ?」
カケルが疑問に思っていると……
"カケルさん、時計を……"
カケルはそう言われ、時計を見ると……
パスワードを入力してください
と映し出されていた……
カケル(パスワード?そんなの俺は……)
カケル【アイディア】→成功
だが、カケルの頭の中にとある文書が出てくる……
・・・・・我々は望む、七つの嘆きを。
・・・・・・我々は覚えている、ジェリコの古則を。
パスワードが確認できました…
シッテムの箱に接続します……
シッテムの箱に接続中……
シッテムの箱に接続完了しました
カケル「シッテムの箱に接続……どうゆう事だ?」
カケルが疑問に思っていると……
「先生!接続完了しました!3回目なので結構スラスラ行けましたね!」
"ありがとう、アロナ"
カケル「………は?」
カケルは目を疑った……先生が話しかけていたタブレットに水色の女の子が居て先生と会話していたのだ……
"あ、カケルさん。この子はアロナって言って私の持つシッテムの箱のOSさ"
アロナ「はい!よろしくお願いしますカケルさん!」
カケル「あ、あぁ……よろしく……」
カケルは突然の事に引きつつもアロナと挨拶をする
カケル(あいつらがスルーする理由が分かった気がする……)
カケルはリュウとマミカがその事について触れない理由を理解し、自身も同じ対応をするだろうと心底思った……
カケル「とりあえず、もう夕方だ……明日に備えないといけないぞ」
"そうですね、裏切り者の話はまた今度しましょう"
先生はそう言うと話を切り上げ、補習授業部の皆と合流した……
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深夜3時
リュウとマミカはDUにあるとある港に来ていた……
マミカ「ね、ねぇリュウさん本当なの?」
リュウ「さっき電話が来て、職員にその事を伝えたらマジらしいぞ………」
深夜の港にそんなの会話が響き渡る……
マミカ「でもなんでこんな時間!?いくら何でも……」
リュウ「仕方ねぇだろ!到着予定時刻は船の予定にもよるわ!しかもそれを到着後すぐ受け取らないとまずいし……」
マミカ「うぅ……仕方ないか……」
そんな会話の中……
プルル……
リュウ「ん?電話か……はい、もしもし……わかりました、受け取りに行きます。ピッ時間だ、さっさと回収するぞ!」
マミカ「わかったよ!受け取ったらすぐ帰るよ!」
そう言い、マミカは車を船の中へ入れる……
そして、二人は布がかかった積荷を目にする……
リュウ「こいつが例の……」
マミカ「とりあえず、カードに収容しよう!ここで開封は色々とまずいし……」
リュウ「そうだな……ユニーバーサルカードマークIIを*1……」
そう言われ、マミカはカードを出して弾くと……
キュィィンッ!
そんな音や光と共に積荷はカードに吸い込まれていった……
マミカ「収容完了、さっさと去るよ!」
リュウ「はいよ!」
リュウは車の運転を変わると飛び出すかのように船から出ていった……
マミカ「とりあえず、ついたらこれを誰にも発見されないようにしないとね……」
リュウ「あぁ、その後生徒会長代理にも話はしないといけない……」
静まり返った街の中で車のエンジン音が轟かせながら、探索者達は何処かへ向かっていった……
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トリニティ総合学園
ティーパーティー
午後一時
トリニティ総合学園の生徒会的役割を持つティーパーティー……そこにはフィリウス派のトップのナギサと、パテル派のトップのミカが何か情報を掴んだ生徒から話を聞いていた……
ナギサ「はい、そうですか……」
ミカ「へぇ……謎の積荷……ナギちゃんどうしてそんなものが気になるの?」
ミカがナギサに対して問うと
ナギサ「その積荷次第ではトリニティに被害が出る可能性があるからですよ……しかも、受取人がシャーレの例の大人だからです」
ミカ「そこまで疑問に思うなら直接確認すればいいじゃん」
ミカがそんな事を言うが……
ナギサ「ミカさん、そんな事をしたらシャーレだけでなく連邦生徒会にも被害が出て、今度行われるエデン条約にも影響してしまいます……」
ミカ「ブー!」
そんな会話をしていると……
「失礼します、先程先生とカケル様よりそれぞれこんな通達が……」
ナギサ「何でしょう?」
ナギサがそう聞くと……
「先生からは【分かった、協力する。けど、裏切り者が居なかったらその時はしっかり責任取ってよね……】、カケル様からは【"関係ない二人"には手を出さない様に……やった、容赦はしない】と……」
ナギサ「!?」
ナギサはそれを聞き、ティーカップが少し揺れる……
ナギサ(やられました……先生の件はともかく、例の積荷について迂闊に探る事が出来なくなりました……)
ナギサがそんな事を考えていると……
ミカ「ふーん、それだけ?」
「え…はい、それだけです」
ミカはそれだけを聞くとつまんなそうに答えた
ミカ「ならナギちゃん、気にする必要はなくない?」
ナギサ「え?」
ナギサが疑問に思っていると……
ミカ「多分あっちからなにかやってくることは無いんだから、ほっといても大丈夫大丈夫!」
ナギサ「ミカさんがそう言うなら……」
ナギサはミカにそう言われ、紅茶を一口飲み、自身を落ち着かせる……
ミカ「それじゃ私はこの辺で!」
そう言うとミカは去っていった……
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補習授業部
皆でクッキーを焼いた次の日……
今日は全員が緊張していた……
そう、今日は二回目のテストの日だ……
ヒフミ「大丈夫……あそこはアレで……」
アズサ「ここはこう応用すればよくて……」
コハル「うぅ……ここは……」
"コハル、ここはこうすればいいよ"
ハナコ「あら?コハルちゃん、クルセイダーの綴りが違いますよ?」
最後のひと押しと言わんとばかりに勉強をしていた……
カケル「皆、結構頑張ってるな……」
"はい、そろそろテスト会場がわかるはずなのですが……あ、噂をすれば……"
そう言い、先生が会場を見ると……
"えっ……"
カケル「どうしたんだ?………は?」
テスト会場を見て凍りついた……
なにせそこは………
カケル「なぜゲヘナで………」
ナギサ「先生……私は容赦はしませんよ?これもトリニティの為なのです」