とあるTRPG探索者達が行くfor BlueArchive   作:矢守龍

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今回色々と雑なのでよろしくお願いいたします


外伝④
EXシナリオ 謎の力と未知のテクノロジー


ミレニアム

特異現象調査部

 

 

 

ミレニアムサイエンススクールの部活の一つ……特異現象調査部。ここではキヴォトスで起きる超常現象について調査が行われており、過去にアビドスやミレニアムの一件で出現した神話生物についても調べている………

 

 

リュウ「アーティファクトについて知りたい?」ズズズ……

ヒマリ「はい。私達、特異現象調査部でもオーパーツ……いわゆるアーティファクトについて研究していますがそれでも知見は少ないのです」

エイミ「うん、過去に2つほど調べたけど何もわからなかったから……もしかしたらと思って」

 

 

それを聞き、リュウは飲んでいたシェイクのストローから口を離す……

リュウ「ふぅ……まずアーティファクトについて俺らは未知の技術や謎の力を秘めた物……大体はこんな認識なんだが……」

 

そう言うとリュウは時計を使って2つほど物を取り出す……

 

ヒマリ「これは……」

エイミ「ココアにマシュマロが入ったマグカップ、アイスティーに……フォーク?」

 

見た目は何も変哲もない3つだが……

 

 

リュウ「こいつらもアーティファクトなんだ」

 

「「え?」」

 

 

リュウはその2つを指差しながらそう告げる……

 

ヒマリ「リュウさん?いくら何でも流石に冗談じゃ……「ないよ?」……え?本当にそうなのですか?」

 

ヒマリが驚いている中、リュウはフォークを手に取る

リュウ「こいつは必中フォーク……投げたら絶対当たるとか言う付ける物を効能を間違えているやつだ」

 

 

エイミ「明らかに非効率的じゃない?」

リュウ「うん、手に入れた俺が一番それ思ってるんだ……溶かしてナイフにしようとしだが必中消えるらしいから諦めた……」

そう言いながら、マシュマロを上に投げ………

 

シュッ!

 

フォークをマシュマロとは反対方向に投げるが……

 

シュシュッ!

 

2回グイッと曲がり、マシュマロに命中する……

 

 

ヒマリ「……話は本当のようですね」

エイミ「うん、流石にあれを見たらね………」

リュウ「訳わからんもんまであるからな……ちなみにこの二つは特殊でな……ヒマリ、サーモグラフィーを俺に向けてくれ」

 

そう言うとリュウはマグカップに入っているココアを飲み干す……

 

リュウ「ふぅ、相変わらず美味しいのはなんでだろうな……さて、効力が出てるはずだ」

エイミ「ただ飲んだだけじゃん……」

ヒマリ「えぇ、パッと見てそれにしか見え……!?えっ!?」

 

ヒマリが見ているサーモグラフィーを見るとリュウの体温がどんどん上昇していく………

リュウ「あちぃ……すまん、説明してる間だけ温度下げてくれないか?」

エイミ「うん、わかった」ピッ……

ヒマリ「ちょ!エイミ!」

 

ヒマリの抵抗も虚しく、急激に下げられる室温………

リュウ「ふぅ……涼しい……」

エイミ「うん、涼しい……」

ヒマリ「さ、寒いです………」

 

室温を見ると5℃まで下げられている中……

ヒマリ「流石に下げ過ぎでは……あれ?」

 

ヒマリがもう一度サーモグラフィーを見るとリュウの体温はほぼエイミと変わらない状態になっていた……

 

 

リュウ「このアーティファクトは自身の体温を上昇させる物で、飲む事で発揮される。んで、部屋の温度を下げないと俺が熱中症になっちまうから下げてもらったって訳……」

エイミ「なるほど………部長、リュウさんからこれ貰ったらどう?冷え性だし冬はちょうどいいんじゃない?」

ヒマリ「た、確かにそうですが……へ、部屋の温度をもとに戻してくれませんか?さ、寒いです………」

 

 

ヒマリがガタガタ震える中、リュウはもう一つのアイスティーを手に持つ………

リュウ「さて、こいつはさっきのと逆……ということは?」ゴグゴク……

ヒマリ「さっきの逆……ということは!」

 

ヒマリは再びサーモグラフィーを見るとどんどん下がる体温……上がりきっていたリュウの体温はいつも体温へと戻る……

 

リュウ「ふぅ……こんなか……さ、寒いな………もうもとに戻していいぞ………」

ヒマリ「言われなくても!」ピッ!

 

ヒマリはリモコンを操作して、部屋の温度を元に戻す……

 

リュウ「とりあえず、一見何気ない物でも謎の力を秘めてたりする……それがアーティファクトだ」

ヒマリ「なるほど………私達はファンタジーやSFみたいな物ばかり考えていましたが……実際は日用品にもそういったものがあるのですね」

エイミ「色々と定義がぐずれそうだけど………」

 

ヒマリとエイミは特異現象調査らしく、レポートにまとめる………

 

リュウ「さてと……このココアとアイスティー……じつはまだあります……」

エイミ「もうこれだけですごい気がするんだけど……」

 

 

リュウはエイミのそんな言葉を横目に、2つのコップを洗い拭き取る……

 

リュウ「はい、しっかりと二人とも見てみな。何も変哲もないだろ?」

ヒマリ「そうですね……ただのマグカップですね……」

エイミ「うん、こっちもただのガラスコップだね……」

 

二人がコップを持ち上げ、いろいろな角度から見るが何も変哲もないコップだった……

二人が机にコップを置き、しばらく待つと……

 

リュウ「さてと……来るぞ……」

 

 

マグカップとガラスコップのそこから、ココアとアイスティーがどこからか徐々に溜まってゆく………

 

ヒマリ「えっ!?」

エイミ「さっきしっかりと見たはずなのに!?」

 

1分もたたない内に両方とも最初と変わらない量の液体が入っていた……

 

 

 

リュウ「アーティファクトってしょぼくても使い方次第じゃとんでもない効力を発揮するからこそ、恐れられ、また探索者達を助けるかもしれないものでもあるんだ」

ヒマリ「なるほど……一長一短ですね……」

 

ヒマリはそう言うが、マグカップに釘付けになっており、エイミもアイスティーの方に釘付けになっていた……

 

 

リュウ「……そんなにほしいならそれ上げるが………いる?」

とリュウが聞くと……

 

エイミ「暑いのが解消されるなら欲しい」

ヒマリ「私も、これの解明をしてみたいです」

リュウ「即答かよ……」

苦笑いしながらも、リュウは2つともヒマリとエイミにあげる……

 

 

さっそく検査にかけるヒマリと飲むエイミをリュウは見つめる……

リュウ(ま、アレはアーティファクトとしては危険度は最低のやつだけど……迂闊にアーティファクトは渡せないが、処分に困ってた二つ処理してくれるらしいしちょうど良かったな)

 

そんな事は二人は知らず、アーティファクトの研究へと没頭していった……

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