部外者は青春の世界で図書館の夢を見るか? 作:何様だって!?部外者様だよ!!
これからも当作品をよろしくお願いします!!!!
あとカイザーの第二波は全カットです()
全員でカイザーの第二波を押し返し、対策委員会室に戻ってくると、机の上に見慣れない黒い封筒が置いてある。もしかしなくてもこれアレじゃん、原作だとこんな感じで招待されたのか。
「アヤネ、これ何」
「はい?えっと...何でしょうかこれは...」
「封筒だし、中身見ようぜ」
シロコからひょいっと封筒を取り上げて中を見る。
「...先生、黒服って奴がどうやら俺と先生をご指名らしいぜ?」
"黒服...!?"
「先生、何か知っているんですか?」
"...これはちょっと、生徒には任せられないね"
「んじゃ、ご指名通り俺と先生で行くか」
"いや、アウトサイダーもここに居てくれる?"
「あんた1人で行く気か?もし相手が銃を取り出してきたらどうするんだよ、ここはキヴォトスだぞ」
"でも、生徒を危険に晒すことは出来な
「『貫通体制・裂傷』」
刺剣を先生の鼻先スレスレまで突きつける、剣先がシッテムバリアで少し歪むが気にしない。コアページ再装着すれば直るし。
「んで?攻撃ひとつ反応出来ない大人の、危険がなんだって?」
"...わかった、でも危ないと思ったらすぐに私を置いて逃げてね"
「危険なら私達も行きます!」
「いや、相手の指名は俺と先生だ。大所帯で行ったら何か因縁をつけられるかもしれん。」
"だから、皆はここで待っててくれるかな?"
「ん、わかった。絶対帰って来て」
"勿論だよ"
……………………………………………………………
今俺と先生は、指定された廃ビルの前まで来ていた。
「廃ビルとか手紙にあった割には電気も通ってるし綺麗だな」
"うん...確かここの最上階だよね?"
エントランスを通り、誰もいない建物を歩いて、エレベーターで登っていく。
「事務所...ここだな」
"...入ろうか"
先生がノックして入ろうとするのを手で制止する。
"アウトサイダー?"
「おいおい先生、まさかノックして入るつもりか?」
"え?ノックしないの?"
「いやするが?」
"???"
「俺が言いたいのは、ノックのやり方が正しくないってことだ」
アウトサイダーがそう言い終えると同時に、彼の姿が拘束着に足枷のような巨大な鉄球を引きずる姿に変化する。
"アウトサイダー、もしかしてその鉄球で...?"
「そうだが?」
"えっちょっ待っ"
鉄球を振り上げる
「失!!!!!」
バギィッ!!!
木製の扉に大きくヒビが入る。
「礼!!!!!!」
バゴォッ!!!!
さらにヒビが広がり、蝶番が悲鳴を上げる
「しまぁす!!!!!!!」
バギャッ!!!!!
先程よりも強烈な一撃に、とうとうドアが砕け散り、部屋の中にいる黒いスーツの異形と目が合う。
「ククク...【後悔】でノックとは、いささか乱暴が過ぎませんか?」
「うわっ、白カビレーズンが喋った」
大人の戦いの火蓋は、子供によって切られた。
……………
「先生、貴方とは一度こうして顔を合わせて話してみたかったのですよ。あのオーパーツ『シッテムの箱』の主であり、連邦捜査部シャーレの先生。あなたを過小評価する者もいますが、我々は違います...まず、はっきりさせておきましょう。私たちは、あなたと敵対する気はありません。むしろ、協力したいと思っています。私達の計画において、一番の障害となりうるのはあなただと考えているのです。私達にとってアビドスなどという弱小高校は、大した問題ではありません。ですが先生、貴方は重大な障害となり得ます。敵対は避けたいのです」
「ごちゃごちゃうるせぇよレーズン、結局てめぇは何者なんだ」
"それは私も気になってる。あなたたちは一体何者なの?"
「おっと、自己紹介を忘れていましたね。私たちはあなた達と同じ、キヴォトス外部の人間……ですが、先生やアウトサイダーとは別の領域の出身です」
えっこいつ当たり前のように俺が外の世界出身なの知ってるんだけど、なんだこいつ
「適切な名前がありましたので、今はそれを拝借して使っております。私たちのことは『ゲマトリア』とお呼びください。そして私のことは黒服とでもお呼びください。結構気に入ってましてね、この名前。...ゲマトリアは、観察者にして、探究者にして、研究者。あなたと同じ、不可解な存在と考えていただいて問題ありません。一応お聞きしますが、
「そういう聞き方をするって事はわかってるんだろ?」
"うん、断る"
「左様ですか...」
"私はただ、ホシノを返してもらいにきただけ"
「アウトサイダーもですか?」
「俺か?俺は単純にお前や他の誰かが銃を取り出した時の為にいる。まぁ...小鳥遊をシバかれて腹が立ってない訳じゃないがな」
「そうですか...クックック...先生、あなたの行動には正当性が一切無いのですよ。どんな権利があって、そんな要求をなされているのですか?ホシノはもうアビドスの生徒では無いのですよ?」
"...まだ、対策委員会の顧問である私が書類にサインをしていない。だからまだ対策委員会の一員だし、まだ副生徒会長だし、私の生徒だから"
「やるねぇ先生、いざとなったら俺が全部シバこうかと思ったけど必要ないみたいだな」
「なるほど...なるほどなるほど...先生と生徒...」
"あなたたちはあの子たちを騙し、利用し、踏み躙った"
「ええそうでしょう、私たちは他人の不幸より研究を優先しました。善か悪か問われれば、間違いなく悪でしょう。ですが、ルールの範疇です。あの砂嵐は、私達のせいではありません。天変地異ですのでね。悪役がいるわけではありません。私たちはあくまで、それを利用しただけ。さして珍しくもないでしょう?アウトサイダーなら分かってくださるはずです」
「ま、そうだな、マーケットを棲家にしている以上よく聞くタイプの話だ」
「ですから、先生、アビドスから手を引いてもらえますか?ホシノさえ諦めていただければ、あの学校については守って差し上げましょう。カイザーPMCのことも、借金の事も、私たちの方で解決します。あの子達もアビドスに通い続けられる筈です。そしてこれは、ホシノも望んでることです。いかがですか?」
"断る"
「...何故ですか?どうして我々と敵対するのですか?あなた自身には戦う手段など無いはずです!毎回生徒やアウトサイダーに助けてもらうのですか!?」
先生が胸ポケットから黒いカードを取り出す。
"私にだって、武器はある"
「...先生、悪いことは言わないからそれは今すぐしまえ。バカな俺にだってわかる。それはヤバい奴だ」
「...そうです先生、それがあなただけの武器であることは知っています。しかし私はそれについてのリスクも少し知っています。使うだけ削られていくはずです。あなたの生が、時間が」
「俺も同意見だ、削り、燃やし、生み出し、纏う。摂理を無視してそんな事をすれば、何が跳ね返ってくるかなんて分かったもんじゃない」
"私の身ひとつで何かを起こせるのであれば、それで十分"
「...先生、あなたにだって生活があるはずです。そのカードは、あの子達より大切なことに使って下さい。そもそも、放っておいてもよいではないですか。元々、あなたの預かり知る所ではないのですから」
"断る"
「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?あなたはあの子たちの保護者ではない、家族でもない、どうして断るのですか?」
"あの子達の苦しみに対して、責任を取る大人がいなかった"
「だからあなたが、責任を負うと?理解ができません、あなたはあなたはあの子たちの何だというのですか?赤の他人ではないのですか?」
"それが、大人のやるべきことだから"
「...なるほど、見えてきました。大人とは『責任を取る者』、そう言いたいのですか?それは間違いです、先生。大人とは、社会を望む通りに改変し、法則を決め、規則を決め、常識と非常識、平凡と非凡を決める存在です。権力によって権力の無いものを、知識によって知識のないものを、力によって力のないものを、支配する。それが大人です」
子供の前で堂々と言うことか?一応空気になってはいるが俺もいるんだぞ
「自分とは関係のない話なんてのは言わせませんよ、先生。……あなたは、このキヴォトスの支配者ともなり得ました。この学園都市の権力、権限、財産、神秘、それら全てが一時的とはいえ、あなたの手の上にありました。しかしあなたは全てを手放した。理解不能です。そんな選択に価値などありません。どうしてそんな選択をしたのですか?」
"…言っても理解できないと思うよ"
「………分かりました先生、交渉は決裂です。仕方ありませんね。……彼女を助けたいですか?ホシノは、アビドス砂漠のPMC基地の中央にある、実験室にいます。生徒なら誰しも持っている神秘、その裏側である恐怖を生きている生徒に適用出来るのか……そんな実験を行うつもりです、彼女を実験台として。せいぜい頑張って彼女を助けるといいでしょう」
"…話は、それで終わり?"
「ええ、あなたへの用事はこれで終わりです」
「つーことは、俺への用があるわけだ。要件をさっさと言ったらどうだ?」
マジでなんでワンチャン殺されたりするリスク背負ってまで俺を呼び出したのか不思議で仕方なかったけどやっと判明する感じか
「ええ、単刀直入に言いましょう。私と取引をしませんか?」
「へぇ、お前は何を出してくれるんだ?」
「あなたの持つ『7日分の光』と、私の持つ『たった一つの完全な本』を取引したいのです」
「は?」
ひっさびさにEGOページを使わせてみました、なぜ今まで使わなかったのかだって?コアページの方見せたかったんです許してください。()
後今回だいぶ手抜きっぽくなってしまって申し訳ないです。次回はちゃんと真面目にやるんで...
あとキリがいいんで今回は短めです。次回...一体何があるんでしょうね...