フレイヤ・ファミリアの苦労人転生者   作:鬼塚虎吉

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本編
フレイヤ・ファミリアの苦労人


【フレイヤ・ファミリア】

 

愛と戦いと死と美の女神(ヴァナディース)・フレイヤを主神とした派閥(ファミリア)

 

迷宮都市オラリオに存在する全ての派閥の中で唯一のLv.7が所属する最強最大派閥の一角。

 

【フレイヤ・ファミリア】の強さは突き詰められた『個』の強さ。

 

彼らが忠誠を誓うのは主神(フレイヤ)ただ一柱(ひとり)、そして求めるのは女神の寵愛のみ。

 

自分以外の眷属など蹴落とすべき障害でしかなく、愛に見合うために日々鍛錬(洗礼)という名の『殺し合い』を繰り広げている。

 

酷烈極める派閥(ファミリア)内競争、それこそが都市最大派閥(フレイヤ・ファミリア)の強さの秘訣である。

 

そんな【フレイヤ・ファミリア】に所属する一人で苦労人の転生者の話。

 

 

 

 

【フレイヤ・ファミリア】本拠(ホーム)の一室では一人のヒューマンが事務作業をしている。

 

「終わらねぇ〜〜〜〜〜ッ!!」

 

そう言いながら背もたれに体を預ける。

 

彼の名は藤堂・ケンマ、今作の主人公で転生者である。

 

「っていうか、俺事務員じゃなくて冒険者になったはずなのに・・・」

 

どうも、ケンマです。

 

えっと、俺は転生者で神様転生で特典付きで転生させて貰ったんだけど転生した先が前世で本編と外伝を読んでたダンまちの世界で有頂天だったのも束の間でフレイヤ様に見初められて【フレイヤ・ファミリア】に入ったのは良かったんだけど・・・。

 

なにこの派閥(ファミリア)、毎日殺し合いってどこの蛮族と思ったのは間違いではないと思う。

 

だが、俺も【フレイヤ・ファミリア】に入ったからには泥を塗る真似だけは出来ないと思い洗礼に参戦し鍛え続けて暗黒期も乗り越えて今や派閥内で第二級冒険者(Lv.4)に至っている。

 

というか、とっくにLv.5にはなれるんだけどそうなると面倒がやってくるんですよ。

 

四人の小人達が殺意ビンビンに滾らせながら襲いかかってくんの。

 

ねぇ、面倒っしょ?

 

いや、特典貰ってんだからLv.8とか9になっとけよって言っているそこの読者様(あなた)!!

 

気持はよく分かるのよ、ケンマさんだってさダンまちの世界で活躍してやるぜぇえええええええええええっ!!って若い頃もありましたよ。

 

でもさ、あんまりやりすぎると原作崩壊しそうで怖いのよケンマさんは。

 

まぁ、壊しちゃったけどwwwwwwww

 

アーディは生きてるし、リュー以外の【アストレア・ファミリア】も生きてる。

 

更に言えば・・・・・異端児(ゼノス)達とも仲良くなったし。それに色々いじくったし・・・。

 

まぁ、その辺の話はおいおいするとして・・・現在俺は仕事というモンスターに殺されそうです・・・。

 

「はーい、休憩がてらの紅茶はいかがですかー?」

 

そこに現れたのはヘイズ・ベルベット、『満たす煤者達(アンドフリームニル)』のまとめ役で都市最高の治療師(ヒーラー)の一角であり【フレイヤ・ファミリア】の苦労人仲間。Lv.4で二つ名は【女神の黄金(ヴァナ・マルデル)】。

 

「ヘイズ、この請求書の山はなんだよ・・・」

 

「以前のフレイヤ様の脱走でかかった費用やら色々ですね」

 

「なぁ、今日はもうバックレて飯でも行かないか。奢るぞ」

 

「すみません、愚痴大会はまた今度にして貰ってもいいですか」

 

「あぁ、洗礼の後始末か」

 

「えぇ、今日も盛大に殺し合っていましたから・・・」

 

そう言うヘイズの目は虚ろになり、壊れたような笑みを見せる。

 

「ヘイズ、今度の休暇はもぎ取るぞ」

 

「勿論です」

 

こうして、俺とヘイズは休暇を目的に今日も仕事に精を出すのだった。

 

 

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