せっかくの睡眠の時間を邪魔された俺は今日の書類整理をする気にはなれず、ダンジョンに来ていた。
「さて、今日も
そう言って上層・中層・下層・深層へと駆け下りていき、
「ふぅ、これくらいでいいか」
持ってきていた背嚢の中身が全て魔石と怪物素材で埋まり満足した俺が地上に戻ろうと上層を歩いていると巨大な檻に入ったモンスターが目に入った。
「そうか、もうそんな時期か…」
その祭りの最中、フレイヤがベルの輝き強くするための試練としてシルバーバック他モンスターを逃がして騒動を起こす。
その際、そのモンスターの魔石に誘われて安置してあった
まぁ、これは外伝の話だから置いておこう。
「さて、どうなるんだろうな…」
そんなことを言いながら歩いていると、後ろから話しかけてくる人物がいた。
「やっほー、ケンマ!!」
「アーディ、今は勤務中じゃないのか?」
「そうなんだけどね、ケンマの姿が見えたからつい…」
俺に話しかけてきたのは【ガネーシャ・ファミリア】副団長で
「ケンマ、Lv.5になったんだよね。おめでとう!!」
「おう、ありがとさん」
「軽い、軽いよ!!もっと喜ぶべきじゃないかな⁉」
「はいはい」
「うー、君というか【フレイヤ・ファミリア】ってホント冷たい感じだよね」
「俺はまだ対応してるだけましだ。というか、あいつらと一緒にすんな」
「あいたっ⁉」
俺はその言葉と共にアーディにデコピンをかます。
「じゃあな、アーディ」
「うん、またね」
そうして、俺はアーディと別れて地上に出るのだった。
「ずいぶん楽しそうだったわね」
「は?」
地上に帰ってくると、俺はフレイヤに呼び出されてそう言われた。
何のことかと思ったが、俺はアーディの事を思い出した。
「なんだ、妬いてるのか」
「そうだと言ったらどうなるのかしら?」
「どうもならん、お前は白兎に骨抜きになってろ」
「今はそんな言葉じゃない方がよかったわ」
フレイヤはそう言いながら頬を膨らませる。
「ふっ、俺とお前の関係はこれでいい」
「そう、冷たいのね」
「そうじゃなきゃ俺も
「世知辛いわね」
「そうだな」
そんな会話をしながら俺とフレイヤは紅茶を飲むのだった。
ケンマにヒロインって必要?
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必要
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不要