「すまない、神ガネーシャと団長の【
「わ、解りました…」
いきなり【フレイヤ・ファミリア】の第一級冒険者が来たらそうはなるよなぁ、なんてそんなことを考えながら俺は案内された応接室で一柱と一人を待つ。
「俺がガネーシャだぁああああああああああああああああああああああああっ!!」
「相変わらず元気っすね、神ガネーシャ」
「うむ、俺はいつも元気いっぱいだぁああああああああああああああああああああああああっ!!」
「ガネーシャ、静かにしろ」
「ごめんなさい!!」
団長のシャクティに叱られガネーシャが謝罪する。
「単刀直入に本題に入ろう、今回のモンスター脱走の件だが…フレイヤの遊びだ」
「やはりか…」
「モンスターが逃げ出したと聞いた時、肝が冷えたぞ」
「主神の行動を止められず申し訳ない」
そう言って俺は頭を下げる。
「気にするな、とは言い難いがせめて被害を抑えるためにお前も尽力してくれたと聞いている故今更蒸し返そうとは思わん」
「神ガネーシャ、感謝します」
「私としては別件の事で気になっているがな」
「別件?」
シャクティの言葉に俺は首をかしげる。
「ケンマ、貴様は妹アーディの事をどう思っている?」
「……………………は?」
まさかの言葉に俺は思考が停止した。
「以前からアーディのお前に対する反応が気になっていた。それも憲兵という役目に支障を出ない程度にはめかしこんでだ!!」
「なにっ、それは本当かシャクティ⁉」
「あぁ、本当だガネーシャ!!」
「おい、話が完全に脱線してんだろ…」
俺の言葉はむなしく届くことなく神ガネーシャまで加わって
「アーディも22歳だ、男の一人でもいるのが自然だろう。しかし、我々は憲兵故にそう言ったものとは縁遠くなるのも解る」
「やべぇ
「だからこそ、妹の相手はまともであってほしいと思うのは姉としておかしくはない」
「おいこら、ひとえに俺がおかしいみたいに言ってんじゃねぇよ」
「【フレイヤ・ファミリア】は女神至上主義だろうが!!」
「それは否定しねぇけども、俺とアイツらを一緒にすんな!!」
フレイヤのためなら何でもする
「お前達が神フレイヤを御さなければいけないんだぞ!!」
「うん、それは返す言葉はねぇな!!」
今度シャクティに詫びの品でも送っておこう。内心そう思うのだった。
「ケンマが来てるって本当!!」
「またややこしくなりそう」
「アーディ、お前はケンマの事が好きなのか⁉」
「えぇ、ガネーシャ様いきなり何言ってんのっ⁉」
アーディがやってきたことで応接室は混沌そのものになってきた。
しかし、それはすぐに終わりを迎える。
「ガネーシャ様、お姉ちゃんちょっと冷静になろうか」
「「え?」」
ついに堪忍袋の緒が切れたアーディによって神ガネーシャとシャクティは鎮圧(物理)された。
こうして、無事に終えることが出来た俺は帰路に着いていた所ある光景を目にする。
それはベルが変身魔法で
「さて、【ソーマ・ファミリア】摘発に動きますかね」
膿を除去するために動き始めるのだった。