フレイヤ・ファミリアの苦労人転生者   作:鬼塚虎吉

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器の昇華

本拠(ホーム)で体を休めた後、俺は【ヘスティア・ファミリア】の元にやってきていた。

 

「あっ、ケンマさん!!」

 

「よぉ、ベル器の昇華(ランクアップ)おめでとさん」

 

「ありがとうございます!!」

 

うん、ベルの素直さに荒んだ心が浄化される気がするが背後から嫉妬にまみれた女神の視線を感じる俺だった。

 

そして、何故か小動物のように震えるリリルカがいた。

 

「リリ、どうかしたの?」

 

「ベル様、あの【フレイヤ・ファミリア】にお知り合いがいたのですか!?」

 

「えっ、あっ、うん。知り合いって言っても酒場で話したくらいだけど」

 

「まぁ、それでもランクアップした祝いくらいはするけどな」

 

そうやって話している内にリリルカの顔は青ざめていく。

 

「お前の事は知っているぞ、リリルカ・アーデ」

 

「きゅう~~~~~~~っ」

 

「リリ⁉」

 

「サポーター君⁉」

 

そう言った瞬間、リリルカは意識を手放し突然の事態にベルも神ヘスティアも取り乱す。

 

「ケンマ君、君サポーター君に何をしたんだ⁉」

 

「神ヘスティア、それは冤罪です。それとリリルカ・アーデが気絶した理由は俺の所属する派閥が原因です」

 

「えっ、【フレイヤ・ファミリア】がですか?」

 

「あぁ、ウチは主神も眷族も畏れられているんだ」

 

「一体何をしたんだい、フレイヤは…」

 

「まぁ、色々っすね」

 

そんなこんなあってベルに祝いの品を渡して俺は今日の目的を果たすためにダンジョンへ向かうのだった。

 

 

 

 

俺がやってきたのは三十七階層『白宮殿(ホワイト・パレス)』の最終地点である『玉座の間』。

 

本来であればここには階層主ウダイオスがいるが、しばらく前にアイズが討伐しLv.6へと到達する。

 

故に、まだウダイオスの次産間隔(インターバル)はある。

 

しかし、俺にとってはその時間すら惜しい。

 

「【異界の勇士の武装を此処に】【復活(REBORN)】」

 

魔法陣(マジック・サークル)が出現し、その中から取り出したものは晴のボンゴレリングと晴のボンゴレ匣。

 

「開匣」

 

匣から飛び出してくるのは晴カンガルー(カングーロ・デル・セレーノ)ver.V(バージョンボンゴレ)もとい漢我流。

 

「我流、あの壁に晴の炎を打ち込んでくれ」

 

「ガァアアアアアアアアッ!!」

 

漢我流は雄たけびを上げて肩の大砲から晴の死ぬ気の炎を射撃する。

 

壁に打ち込まれた晴の死ぬ気の炎は瞬く間にダンジョンの壁に浸透した瞬間、地響きが起こる。

 

「ご苦労さん、戻ってくれ」

 

そう言って役目を果たしてくれた漢我流を匣に戻し魔法陣に入れた後、両手剣を抜き放つ。

 

その瞬間、壁を破壊しながらウダイオスが生まれ落ちるのだが、間接部位に晴の死ぬ気の炎を纏った上骨全体が太く分厚くなっている、

 

つまり、生み出すまでは良かったが完全にウダイオスを強化しちゃっている件。

 

「ベルも高みに至った。さぁ、俺も登らねぇとな!!」

 

「-------------------------------------!!」

 

その言葉と共に異形の強化種ウダイオスも咆哮を上げ戦闘を開始する。

 

武装色の覇気と嵐の死ぬ気の炎と火のチャクラを纏わせた両手剣で斬りかかるも罅を入れる程度にしか入らず、更に骨に罅を入れた所で晴の死ぬ気の炎の特性「活性」の力で修復されてしまう。

 

「泥仕合確定じゃねぇか、これ」

 

そう言いながらも猛攻を仕掛けるも晴の死ぬ気の炎がなかったことにしてくる。

 

「だが、徐々に晴の炎が小さくなってきている。つまり、回復できるのはあと数回程度と見た」

 

そうすればあとは簡単に倒せるが、それでは意味がないと思った。

 

だから…。

 

「【異界の勇士の武装を此処に】【神遊戯(シャングリラ・フロンティア)】」

 

両手剣を鞘に納め、俺は傑剣への憧刃(デュクスラム)二本を取り出して武装色の覇気と雨の死ぬ気の炎を纏わせる。

 

「さぁて、終わらせるぞ」

 

その言葉と共に俺は攻勢に出る。

 

叩き潰そうとウダイオスが左腕を振るってくるも逆にその腕に飛び乗り肩目掛けて駆け上がりごり押しの斬撃を叩き込んでいく。

 

微弱な晴の死ぬ気の炎に対しこっちは純度100%の雨の死ぬ気の炎を纏った武器での攻撃ではこっちの方に分がある。

 

そして、ついに肩と腕を繋ぐ間接部位の破壊に成功する。

 

「よし、次は反対の…」

 

そう言いながら右肩に狙いを定めると地面から漆黒の柱が突出してくる。

 

「あぁ、出やがったか」

 

それは外伝でも登場した「ウダイオスの黒剣」、それをウダイオスは残った腕で引き抜き俺に向かって振り下ろしてくる。

 

「あめぇ!!」

 

俺はそう叫びながら黒剣を弾き躱すもウダイオスが剣を上段に振り上げた瞬間、間接部位から強い魔力を感じ取った。

 

「あれか、全部を消し飛ばす一撃は」

 

ウダイオスのやろうとしていることはアイズとの戦闘時に見せた黒剣による一撃。

 

俺はそれを見て受けて立つことにした。

 

「さぁ、来い!!」

 

そうして、振り下ろされた一撃は全てを飲み込み周囲を爆砕したが俺は立っている。

 

「あ~っ、死ぬかと思った…。が、生きてるから良しとしよう」

 

ウダイオスの方を見ると晴の死ぬ気の炎は完全になくなっており、今の一撃に全てを使い切った様子だった。

 

「さよならだ、ウダイオス」

 

そう言って俺は魔石を砕きウダイオスの討伐に成功した後は魔石と怪物素材(ドロップアイテム)であるウダイオスの黒剣を回収してから異端児達の隠れ家で少し休憩を挟み地上に戻った。

 

そして翌朝にフレイヤにステイタスの更新をしてもらうと…。

 

「ケンマ、器の昇華(ランクアップ)よ」

 

「じゃあ、頼む」

 

 

藤堂・ケンマ

 

Lv.5

 

力SSS1999→SSS2796

 

耐久SSS1221→SSS1931

 

器用SSS1932→SSS2331

 

敏捷SSS1880→SSS2112

 

魔力SS1099→SSS1191

 

幸運EX 覇気EX 死炎EX 狩人E 剣士E 閃斬E 覇撃E

 

《魔法》

【ループ・エインヘリャル】

・回復魔法

・浄化魔法

・詠唱式【銀月(ぎん)の耀き それは女神の抱擁】【女神の寵愛受けし勇士は死なず猛り続ける】【死を恐れぬ勇士は女神の敵を粉砕する】【全ては至上の女神の為】【駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】

 

【サモンウェポン・アナザー】

・武装召喚魔法

・詠唱式【異界の勇士の武装を此処に】【火影忍者(NARUTO)】or【海賊王(ONEPIECE)】or【復活(REBORN)】or【神遊戯(シャングリラ・フロンティア)

 

【ヴァナディース・ツォルン】

・超広域殲滅魔法

・光属性

・詠唱式【銀月(ぎん)覇光(ひかり) それは死へと誘う剣】【死を司る女神の憤怒(いかり)】【駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】

 

 

《スキル》

【覇気】

・覇王色

・武装色

・見聞色

・覇王色纏い

・流桜

・未来予知

 

【チャクラ】

・五大性質

・チャクラ量は魔力のアビリティに依存

 

【死ぬ気の炎】

・大空七属性

・大地七属性

・憤怒の炎

・夜の炎

・死ぬ気の到達点

 

【晴天流】

・風

・雷

・雲

・波

・熱

・灰

・空

・晴天大征

 

これが俺のLv.5での最終数値

 

藤堂・ケンマ

 

Lv.5→6

 

力SSS2796→I0

 

耐久SSS1931→I0

 

器用SSS2331→I0

 

敏捷SSS2112→I0

 

魔力SSS1191→I0

 

幸運EX 覇気EX 死炎EX 狩人E 剣士E 閃斬E 覇撃E

 

《魔法》

【ループ・エインヘリャル】

・回復魔法

・浄化魔法

・詠唱式【銀月(ぎん)の耀き それは女神の抱擁】【女神の寵愛受けし勇士は死なず猛り続ける】【死を恐れぬ勇士は女神の敵を粉砕する】【全ては至上の女神の為】【駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】

 

【サモンウェポン・アナザー】

・武装召喚魔法

・詠唱式【異界の勇士の武装を此処に】【火影忍者(NARUTO)】or【海賊王(ONEPIECE)】or【復活(REBORN)】or【神遊戯(シャングリラ・フロンティア)

 

【ヴァナディース・ツォルン】

・超広域殲滅魔法

・光属性

・詠唱式【銀月(ぎん)覇光(ひかり) それは死へと誘う剣】【死を司る女神の憤怒(いかり)】【駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】

 

 

《スキル》

【覇気】

・覇王色

・武装色

・見聞色

・覇王色纏い

・流桜

・未来予知

 

【チャクラ】

・五大性質

・チャクラ量は魔力のアビリティに依存

 

【死ぬ気の炎】

・大空七属性

・大地七属性

・憤怒の炎

・夜の炎

・死ぬ気の到達点

 

【晴天流】

・風

・雷

・雲

・波

・熱

・灰

・空

・晴天大征

 

「因縁を断ち切ってきたのね」

 

「あぁ」

 

こうして、【フレイヤ・ファミリア】に新たなLv.6が誕生した。

 

 

 

 

 

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