【フレイヤ・ファミリア】
理由はただ一つ、藤堂・ケンマLv.6到達の情報が知れ渡ったからだ。
更に言えばLv.5からLv.6に至るまでの期間が一か月という短い期間での
更に四つ子の小人族も心中穏やかではない、今もダンジョンに行きモンスターを無限の連携で
蹂躙している。
オッタル達もダンジョンに入り、モンスターを狩っていることだろう。
そして、器の昇華を果たした当人はというと…。
「「「「乾杯!!」」」」
豊穣の女主人でベルとリリルカと一緒に互いに
「はい、ベルさんあ~ん」
「あの、ベル様にくっつきすぎです!!」
「ち、ちょっと、二人とも⁉」
「この魚料理、酒に合うな」
騒がしくも俺達は食事を続けていると、ベルがダンジョンの事で相談してくる。
「中層に行きたい?」
「はい、Lv.2になったので中層にも行ってみたいなと思いまして」
「だったら、もっと
「えっ、
「あぁ、そうだ。中層は上層と違ってモンスターの強さや遭遇率が格段に上がり、更に出現するモンスターも徒党を組み襲ってくるタイプや魔法に近い遠距離攻撃を繰り出してくるタイプも出現する。今のお前ら二人だけ
「はい、分かりました」
「だが、中層がどんなものか知っておくのも悪い事でもないか…。よし、三日後のダンジョンで俺が中層に連れて行ってやる」
「本当ですか⁉」
「あぁ、だが俺は極力戦闘に参加はしない。お前達二人に中層の空気を知るためにあるからな」
「はい、頑張ります」「緊張してきましたぁ…」
ベルはやる気満々に対してリリルカは不安げだった。
「まぁ、本当にヤバい時は俺が何とかしてやる」
「なんだかベルさんに甘くないですかぁ、ケンマさん?」
「そりゃあ派閥の仲間がアレなせいで純粋なベルを見ていると癒されるっていうのは解る」
「…………………」
シルのいる方は見ない、決して見るのが怖いという事決してない。
「シルさん、どうかされたんですか?」
「いえ、何でもないですよベルさん」
そうやって夜は更けていくのだった。
「ねぇ、ケンマ」
「なんだよ」
「あの子と一緒にダンジョンに行くのよね」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「少しうらやましいと思っただけよ」
「あっそ、それじゃあ俺はもう行くぞ」
そして、ダンジョンの入り口で待っているとベルとリリルカそして、もう一人。
「ん?」
それはベルの専属鍛冶師であるヴェルフ・クロッゾだった。
「ベル」
「はい、なんですか?」
「俺は三日前なんて言ったか覚えてるか?」
「えっと、中層は上層と違ってモンスターの強さや遭遇率が格段に上がって出現するモンスターも徒党を組み襲ってくるタイプや魔法に近い遠距離攻撃を繰り出してくるタイプも出現するから今の僕達二人だけ
「そうだ、よく覚えてたな」
「えへへ」
「それで二人だけのつもりで来たら三人に増えてた俺の気持ちは解るか?」
「えっと…、すみません解りません!!」
「素直でよろしい。教えてやる、アホかぁあああああああああああああああああ!!」
「ヒデブッ⁉」
俺は叫びながら頭をひっぱたいた。
「お前、初めてパーティ組む者同士でどうやって連携するつもりだ?連携の不和が上層でもそうだったが中層から下はより一層の連携の重要性が上がってくるんだよ。なにしれっと他派閥の奴仲間に組み込んでんの、もしそれでお前そいつが死んだらどう落とし前付ける気だ馬鹿兎!!」
「ご、ごめんなさ~い!!」
「一応は前日に連携について確認はしております」
正論過ぎてベルは謝ってしまうのだった。それからそこはかとなくリリルカが連携については確認済みと言ってくる。
「はぁ、それでそいつはどこの派閥だ?」
「俺はヴェルフ・クロッゾ、家名で呼んでくれるなよ。所属は【ヘファイストス・ファミリア】でLv.1だ」
俺はため息交じりに聞くと、ヴェルフが名乗ってくる。うん、知ってる。
建前上聞いただけだし。
「鍛冶師か、アレンが居たら引き篭もって鉄遊びでもしてろって言いそう」
「アレンさんって誰ですか?」
「【フレイヤ・ファミリア】副団長のLv.6【
ヴェルフはさっきの言葉に顔を顰めている。
「まぁ、俺としては冒険者と鍛冶師は切って切れないものだから何言ってんだクソ猫って感じだけどな。まぁ、守るのが一人増えただけだし気を取り直して行くか中層へ」
「はい!!」
こうして、俺達四人は中層にへと足を運ぶのだった。