フレイヤ・ファミリアの苦労人転生者   作:鬼塚虎吉

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修行完了

三日目のアイズの動きが良くなってきた⋯いや、これに関しては俺のことを件の怪人(レヴィス)として見ているのだろう。

 

更に言えば、襲い掛かってくる闘技場(コロシアム)のモンスター達を風で薙ぎ払い俺と斬り結んでいる。

 

その様子をベルも目の当たりにして更にやる気を滾らせてモンスターを倒していっている、それを見て俺はベルの修行も次の段階に移行することにした。

 

【影分身】

 

ボンッと煙がでたかと思えばもう一人の俺の登場に驚くベル、アイズは撤退戦のときに目にしているからかさほど驚いてはいない。

 

分身の方をベルの相手として向かわせて、俺はアイズの相手に集中する。

 

「もっと⋯もっと⋯強く⋯!!」

 

「{僕ももっと強くなりたい、アイズ(あのひと)に追いつきたい!!}」

 

本日の闘技場(コロシアム)での戦いの野(フォールクヴァング)は苛烈そのものだった。

 

本日の夕食は大根・人参・玉ねぎ・豚肉の入った豚汁にネギ味噌を塗った焼きおにぎりである。

 

食べ終わればいつもの疲労回復を行うのだった。

 

 

 

 

四・五・六日目も激しい戦闘を行うも、二人は強くなりたいと燃え上がっていた。

 

まぁ、五日目はちょっとした騒動(ハプニング)があったが⋯ベルからすれば役得だと思う⋯。

 

そして、最終日の七日目も乗り越えて地上にへと帰還するのだった。

 

「ただいま帰りました」

 

ベルが一週間ぶりに【ヘスティア・ファミリア】本拠(ホーム)『竈の館』に帰ってくると⋯。

 

「ベルくーん!!」

 

「神様っ⋯ぐはっ!?」

 

主神による体当たり(ボディタックル)をまともに受けて悶絶するのだった。つーか、躱さんかいベル。

 

「もう、君がケンマくんに誘われてダンジョンに行ったって聞いたから少し行って帰ってくるものだと思っていたのに一週間も帰ってこないなんて思わないじゃないか!!」

 

「すみません、神様。僕もそのつもりだったんですけど、修行をつけてくれるって行ってもらえたんで嬉しくてつい⋯」

 

「まぁ、君が無事に帰ってきてくれたから良しとしようじゃないか。おかえり、ベル君」

 

「ただいま神様」

 

「そうだ、ご飯とお風呂が済んだら【ステイタス】の更新をしようじゃないか。一週間の修業の成果を見ようじゃないか!!」

 

「はい、神様!!」

 

その会話の後、ベルは【ステイタス】の更新を行いヘスティアを絶叫させるのだった。

 

「なんじゃこりゃあぁあああああああああああああああああああああああっ!?」

 

 

 

一方、【ロキ・ファミリア】では一週間の修行を終えたアイズが帰還すると食事とお風呂を済ませた後【ステイタス】の更新をするためにロキの部屋に行くとそこには怒気を纏ったリヴェリアが待っていた。

 

「アイズ、正座」

 

「⋯はい」

 

相談もなく敵対派閥に教えを請いに行ったのが不味かった。

 

更に言えばこれをきっかけに何をふっかけられるか解ったものではないからだ。

 

幹部としての自覚が薄いという理由でリヴェリアによる説教が深夜まで終わることはなく、その後の【ステイタス】の更新でロキを絶叫させるのだった。

 

「なんじゃこりゃあぁあああああああああああああああああああああああっ!?」

 

 

 

二人の修行をつけ終えた俺も本拠(ホーム)に戻ってくると、フレイヤに呼び出される。

 

「ねぇ、この一週間なにしてたの?」

 

「秘密だ」

 

「教えてくれてもいいじゃない」

 

「ダメ」

 

そんな会話をした後、飯と風呂を済ませた俺は一週間不在で溜め込んだ書類を片付けに入るのだった。

 

「ちょっと待て、この請求書の額はどういうことだフレイヤぁあああああああああああああああああああ!!」

 

ちなみに、この後更に見つかる請求書の数々に影分身達を投入して書類整理と資金繰りを二日という日数(スパン)で俺はやり切ることになってしまった。




四五六七の修行風景は閑話で出そうと思います。

ケンマ用の怪人出してもいいですか? フィルヴィス・シャリアの怪人化は⋯?

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