フレイヤ・ファミリアの苦労人転生者   作:鬼塚虎吉

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第一次侵攻開始

第一次侵攻当日、俺は集合地点に行く前にある二人に会いに来ている。

 

「ふふふっ、()()()()()()()()()が来てくれたわ♡」

 

「そうね、()()()歓迎のお茶を淹れなくちゃ♡」

 

そう、会いに来たある二人というのは⋯。

 

暗黒期にオラリオに恐怖をバラ撒いた白黒の妖精の姉妹、ディース姉妹。

 

原作前つまり七年前には死んでいるはずの二人の妖精が生きているのは俺が原因でもある。

 

俺が暗黒期に対峙した際に、彼女達の奥底に眠っていた純粋な子供の影を見てしまったからだ。

 

彼女達は妖精(エルフ)の普通とは違ったため、迫害を受けた。

 

幼少期に与えられた暴力と絶望と屈辱と侮蔑が彼女達を狂わせる。

 

いや、狂うことでしか自分を保てなかったのだろう。

 

ずっと昔に壊れたと思っていたモノが「妖魔」という鍵言(キーワード)によって浮かび上がってきた。

 

それを俺は見聞色の覇気で読み取ってしまったがために、せめて苦しませないように霧の死ぬ気の炎で作った幻覚の中で安楽死させてやろうとした。

 

しかし、それが思わぬ方向に進んでしまった。

 

なんと、霧の死ぬ気の炎で作った幻覚がディース姉妹の頭を修復不可能な状態で完全に書き換えてしまった。

 

その結果、ディース姉妹は俺にぞっこん押しかけ嫁的存在になってしまった。

 

簡単で具体的な表現で言うと⋯【フレイヤ・ファミリア】とだけ言っておく。

 

いや、どうしててこうなった!?

 

これに関してはフレイヤやオッタルすらドン引きしていた、俺だってこうなるとは思ってなかったわ、普通予想できるかバカ野郎とキレた。

 

ちなみに、この二人の生存は都市全体で知れ渡っている。

 

理由は⋯俺が二人に心をバキバキに粉微塵にへし折って精神崩壊・人格崩壊させて主従関係を築いたことになっている。

 

そして、この噂を広めたのは他でもないクソガキヘルメスである。

 

その結果、俺はオッタル達同様に恐れられることになった。ちなみにそのことについてヘルメスはキッチリシメた。

 

その後の知人との関係修復には相当苦労したことだけを伝えておく。

 

現在の二人は元主神である女神アレクトが天界に送還されているが現在は極秘ではあるがウラノスの私兵として【ウラノス・ファミリア】として動いているが、基本的にこの二人が優先するのは俺の命令のみ。

 

「ディナ、ヴェナ」

 

「なぁに、旦那様新しく増やす嫁の話?それとも遂に子作りの計画が⋯!!」

 

「うん、二つとも見当違いだな」

 

この二人、何故か俺の女性関係についてはゆるゆるなのである。

 

理由を聞いてみると、こうだった。

 

「こんな素敵な旦那様なら他の女も狙ってくるだろうからまとめて囲っちゃえばいいと思うの」

 

「いい考えでしょ、旦那様」

 

俺が原因とは言え、良心の呵責が凄まじい。例えるなら錆びたノコギリでゴリゴリ削られていく感覚があった。

 

「それで旦那様、今日はどんな事で来たのかしら?」

 

「今回、【ロキ・ファミリア】【アストレア・ファミリア】【ディアンケヒト・ファミリア】【ディオニュソス・ファミリア】【ヘルメス・ファミリア】【フレイヤ・ファミリア】合同で人造迷宮(クノッソス)を攻略することになっている」

 

「なるほど、それで元闇派閥(イヴィルス)である私達に援軍として来いと言うなのね旦那様」

 

「そうだ」

 

「それは解ったわ、でも⋯」

 

「でも?」

 

「それに対するご褒美は何かしら?」

 

⋯⋯⋯⋯⋯。

 

その問いに俺は即答できなかった。

 

ディース姉妹、参戦決定

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はディナとヴェナを連れて集合場所に着いた。

 

「やぁ、ケンマ遅かったね」

 

「悪い、少し戦力を揃えてきた」

 

「なるほど、彼女達か」

 

俺がそう言うと、フィンは納得したようにそう言った。

 

「あぁ、そうだ」

 

今、ディナとヴェナは俺の霧の死ぬ気の炎で姿を変えている。

 

ディナは金髪のヒューマンで、ヴェナは銀髪のヒューマン。

 

何故、姿を変えているのかと言うと七年前の傷はあまりにも深い。

 

故に、被害を広げてきた二人が姿を見せれば場が混乱するため、それを回避するために姿を変えているのだ。

 

「それで君には聞きたいことがあるからこの件が片付いた時に話し合いを設けたい」

 

「別に構わねぇよ」

 

そうして、俺達は遂に人造迷宮(クノッソス)攻略もとい第一次侵攻を開始する。




ディース姉妹の完堕ち、自分にはこんな感じでしか生み出せませんでした。

すみません。
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