俺達が圧倒的速度で
それはバルカ・ペルディクス、【イケロス・ファミリア】団長だったディックス・ペルディクスの兄に当たる人物でダイダロスの末裔の一人。
奴は自身の心臓に
俺達の目の前には
「旦那様、あれは【アパテー・ファミリア】の使っていた精霊兵よ」
「気持ち悪くて覚えていたわ」
ディナとヴェナがそう吐き捨てる。
「精霊兵・・・、確かアルフリッグ達が潰したはずだが?」
「新しく製造したのだ、コイツの【ステイタス】はLv.5だ」
「なら、俺とディナとヴェナにとっては雑魚だな」
「ならば、こうしてくれる!!」
そう言って
「チッ、面倒な・・・。【ロキ・ファミリア】前に出るなよ、あれは
俺は飛びかかろうとする【ロキ・ファミリア】の団員を制止させる。
「があっ、あべっ、じに・・・」
断末魔を上げながら
「さて、このままだと埒があかねぇから消し飛ばす!!」
俺は手のひらに光球の炎を灯し、前に突き出す。
「かっ消えろ!!」
その言葉とと共に元精霊兵の
「先を急ぐぞ」
「「はい、旦那様!!」」
「これ、あの三人だけで十分じゃなかった。戦闘要員」
「言うな、悲しくなる」
【ロキ・ファミリア】の団員達の会話にそんな内容が含まれていることは聞かなかったことにした。
更に、奥へと進んでいくと見聞色の覇気で盤面を把握をする。
突如、大きな揺れが起こる。
「なにこれ!?」
「地震!?」
ディナとヴェナも突然の事態に驚く。
その時、見聞色の覇気が捉えた声が聞こえてくる。
「神が逝った」
俺はその瞬間、見聞色で
その瞬間、二回目の大きな振動
外伝通りであればタナトスが自死し、地上への穴を開けている。
見聞色で外伝通りになっていることを把握した俺はその瞬間、見聞色で
「ふぅ、なんとかなったな」
そこには俺を含めた
「あれ、どういうこと?」
突然のことに【ロキ・ファミリア】【ディアンケヒト・ファミリア】【ディオニュソス・ファミリア】の戸惑いが満ちる。
「フィン、一体何がどうなっている?黒い炎が現れたかと思えば其処の穴から出てこなかった者達が帰還している」
「それに関してはボクも要領得ていないんだけどね、おそらく・・・」
そう言いながらフィンは俺の方を見てくる。
「それよりも、どの神が逝った?」
「ディオニュソスや」
俺の問いに神ロキが答える。
その言葉が示すとおり【ディオニュソス・ファミリア】の面々が悲痛な顔をし叫ぶ。
「ディオニュソス様ぁああああああああああっ!!!」
フィルヴィスも唇を噛みながら叫びたいのを堪えている。
だが、実際は神ディオニュソスは送還などされていない。
送還されたのは神ペニアで、もう一つの隠れ蓑が神デメテル。
これを密かに介入し解決することは難しい。
「くそが」
「ひとまず、休息を取ろう。色々あって疲れているだろうからね」
「じゃあ、俺は先に帰るぞ」
「明日、聞きたいことがあるから例の喫茶で会おう」
「はぁ、良いだろう」
そうして、この場は【ガネーシャ・ファミリア】と【アストレア・ファミリア】に任せる事になった。
【フレイヤ・ファミリア】
「ケンマ、結果を聞かせて頂戴?」
謁見室に呼ばれ、第一級冒険者全員が揃うこの場で
「結果から言うと、成功して失敗した」
その発言にフレイヤとオッタル以外が顔を顰める。
「おい、クソ野郎巫山戯てんのか?」
「アレン」
フレイヤに止められ、睨むだけに留まるアレン。
「今、あそこは魔城と化した。オラリオが吹き飛ぶ秒読みに入ったと言うことになる」
俺の言葉にフレイヤが顔を顰める。
「それで私に如何しろと?」
「その答えは自ずとやって来る」
翌朝、【ロキ・ファミリア】からはフィン、リヴェリア、神ロキと【ヘルメス・ファミリア】からはヘルメス、アスフィ、ファルガー、ルルネ。
そして、元【ディオニュソス・ファミリア】もとい元【ペニア・ファミリア】フィルヴィス・シャリアとアウラ・モーリエル。
あと、神ソーマ。
「揃ったね」
フィンが最初に口を開く。
「先日の
それに反応するフィルヴィスとアウラ。
フィンは淡々と現状の事態を伝えてくる。
「少し疑問なのが神ディオニュソスがなぜ単独行動を取ったのかだ」
「確かに、
フィンの言葉にヘルメスが同意する。
「何か原因があるはずだ、
「すまない、私にはさっぱりだ・・・」
「神酒」
その時、神ソーマが口を開く。
「そこの二人のディオニュソスの
『!?』
神ソーマの発言に俺以外の全員が驚く。
「なんやと? 自分とこの酒をディオニュソスに渡しとったんか、ウチにはよこさんかった癖に!!」
「止めろ、ロキ見苦しい」
すかさずロキが神酒について自分本位な怒りを見せるもリヴェリアに黙らされた。
「いや、俺の作ったものではない。これは
『!!』
その言葉にフィルヴィスが動く。
「少し待っていてくれ!!」
そうして、しばらくして
「これがディオニュソス様の
神ソーマに手渡すと、すかさず
「間違いない、この酒ならば
『・・・!!!』
神ソーマの発言に俺以外が驚愕する。
「つまり、ディオニュソスは
「あるいは、『悪を断罪する俺カッケー』といった感じで自己暗示を掛けていたかだ」
その発言に全員の視線が俺に向けられる。
「それはどういう意味だ?」
「神ヘスティアに聞いたことがあってな、その時神ディオニュソスは神同士の殺し合いを仕掛けようとしていた、と。ゼウスやヘラの十二神以外では神ウラノスとかな」
『!?』
「ここでそれが繋がってくるっちゅーことかいな」
「この下界に『
それを
「俺達人間がそうそう変わらないように神のそれは俺達よりも根深いだろう」
その時、フィルヴィスとアウラは衝撃を隠せずにいた。
自身の仕えた神がそんな狂神の一面を知ったのだ、無理もない。
「嘘だ、嘘だぁあああっ!!」
錯乱状態のアウラを放置するのは不味いため気絶させる。
「ケンマ・・・」
フィルヴィスが決壊寸前の顔で俺を見てくる、俺はそれを優しく頭をなでてやることしか出来なかった。
「あの~、いちゃつかないで貰えます?」
「死ね、ヘルメス」
「・・・・・・空気読んで下さい、ヘルメス様」
「えっ、俺!?」
俺の行動にヘルメスが茶々を入れてきてアスフィに叱られている。
「それでケンマ、精霊の六円環について何か知らないかい?」
「そう言うのに詳しい奴が居るぞ」
「誰だい?」
「ベル・クラネル」
この後も話し合いは行われ、作戦決行までの間準備を進めるのだった。
クノッソス決戦の際、フィルヴィス達の改宗先は?
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ヘスティア・ファミリア
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ロキ・ファミリア
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アストレア・ファミリア